貯金が趣味の女性・主婦の心理とは!貯金する究極のマインドセット

収入と貯金額は比例しないものです。

高給取りでも全く貯金がない人もいれば、逆に収入がそれほど多くないにもかかわらず、がっちり貯金をしている人もいますよね。

そして、収入に関係なくがっちり貯金できる人は、女性、主婦に多い傾向があります。

そんな貯金上手な女性に多いのが「貯金が趣味」ということ。無理して貯金しているのではなく、趣味として貯金を楽しんでいるのです。

今回は、そんな貯金を趣味にする女性・主婦の心理について考えていきたいと思います。

貯金が趣味という究極のマインドセットの中に、きっと上手く貯金できるコツがあるはずです。

そのコツを知り、効率よく貯金できる方法を見つけていきましょう。

貯金が趣味の女性は多い

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貯金が趣味の女性・主婦のマインドセットを考える前に、本当に男性より女性のほうが貯金上手が多いのか見てみましょう。

公的な平均データから、男女別の収入と、貯金額を調べていきます。

国税庁の「平成 30 年分民間給与実態統計調査 」のデータによると、男性の平均年収は545万円、女性は293万円。男性のほうが大幅に多いという結果になっていますね。
(参考:国税庁)

一方、総務省統計局「平成26年全国消費実態調査 単身世帯の家計収支及び貯蓄・負債に関する結果」のデータによると、男性の貯蓄平均値は1,118万円、女性は1,279万円です。

女性のほうが男性を上回る結果となっていますね。
(参考:総務省統計局)

公的平均データから、男性よりも女性のほうが収入が少ないにもかかわらず、貯金額が多い傾向にあるという結果が出ました。

やはり、「貯金上手」「貯金が趣味」という女性・主婦が多いことがわかりますね。

貯金が趣味の女性・主婦の3つのマインドセット

貯金が趣味の女性・主婦の3つのマインドセット

男性よりも女性のほうが貯金上手である傾向にあることがわかりました。

次は、貯金が趣味の女性や主婦のマインドセットについて考えていきたいと思います。

マインドセットとは、生まれながらに持つ性格、価値観、信念、先入観などから形成される思考様式や心理状態のこと。

貯金が趣味の女性のマインドセットは、「貯金が増えることが嬉しい」「貯金目標額を達成できるのが嬉しい」「貯金で大きな買い物ができるのが嬉しい」の3つがあるのです。

それぞれのマインドセットについて詳しく見ていきましょう。

当サイトの見解と合わせて、Yahoo!ファイナンス、大手金融機関、女性ファッション雑誌、女性週刊誌などの信憑性の高い情報も参考にしています。

貯金が増えることが嬉しい

貯金が趣味の女性は、「貯金が増えることが嬉しい」という人が多いです。

通帳の残高が増えていくことに喜びを感じるタイプ。銀行で記帳するのが何よりの楽しみというタイプの女性ですね。

このタイプの女性は以下のようなマインドセットを持っています。

貯金すること自体が楽しい

貯金が趣味の女性は、楽しみのために貯金をするのではなく、貯金すること自体が楽しいという心理が働くのです。

貯めたお金を使うことを目的にしているのではなく、貯めることが目的になっています。

「貯金が貯まれば貯まるほど、どんどん楽しくなる」→「頑張って貯金する」→「また貯金が増えてさらに楽しくなる」→「さらに頑張って貯金する」という好循環が生まれていくのです。

将来に不安を感じている

貯金が趣味の女性は、貯金があると非常に安心という心理が働きます。裏を返せば、貯金がないとすごく不安になるのです。

女性は将来の不安を抱えることが多く、その将来への不安が大きい女性ほど、貯金が趣味になる傾向があります。

独身の場合は、いつ結婚、出産がやってくるのか、独身のままなら老後はどうするのか、など様々なことを考えなければなりません。

そのような将来への不安な気持ちを軽くしてくれるのが貯金なのです。

「とりあえず貯金があれば大丈夫」という心理が働くので、将来に不安を感じれば感じるほど、貯金が増やしていこうとするでしょう。

節約することが好き

貯金が趣味の主婦に多いのが、節約好きだから貯金が貯まるタイプ。

様々な工夫をして、節約できる方法を考えることが好きというマインドセットを持っているのです。
節約すること、貯金をすることがセットで趣味になっているのですね。

無理せず節約できるので、どんどん貯金が増えていきます。

貯金以外のことに自信がない

貯金が趣味の女性の特有のマインドセットとして、自分に自信がないということが挙げられます。

仕事や趣味などにおいて、自信が持てることがないと感じていると「貯金だけは頑張ろう」と思う傾向があるのです。

貯金は「貯金額」という形でわかりやすく結果が出ます。だから、その貯金額が自分に自信になっていくのです。

貯金しないことが悪いと思っている

貯金が趣味の女性は「貯金=善」「貯金しない=悪」というマインドセットを持つ傾向にあります。

子供の頃から「無駄遣いせずに貯金しなさい」と言われて育ってきた人に多いタイプですね。

貯金をしないでお金を使うことは、悪いことだという意識が強いので、貯金することに没頭するのです。

極端な人は、お金を使うことにストレスを感じてしまうケースもあります。

物に対する欲求がない

食べる物、ファッション、旅行など、お金を使うことに対して魅力を感じないタイプの女性は、貯金が趣味になる傾向があります。

特にお金を使う必要がないので、当然貯金は増えていきますよね。

その増える貯金を見て、貯金が楽しくなり、貯金そのものが趣味になっていく方が多いのです。

このように、「貯金すること自体が楽しい」「将来に不安を感じている」「節約することが好き」「貯金以外のことに自信がない」「貯金しないことが悪いと思っている」「物に対する欲求がない」というマインドセットを持つ女性や主婦は、「貯金が増えることが嬉しい!」という気持ちが強いのです。

だから、貯金が趣味になる傾向があります。

貯金目標を達成できるのが嬉しい

貯金が趣味の女性は「貯金目標を達成できるのが嬉しい」という人が多いです。

「100万円貯金する「1000万円貯金する」などと、貯金目標額を立てて貯金するタイプの女性ですね。

何となく貯金を増やしていこうと考えるのではなく、ゴールを設定して貯金しているのです。

このタイプの女性は以下のようなマインドセットを持っています。

達成感を得るのが好き

勉強や仕事やダイエットなどにおいて、達成感を得るのが好きな女性は、貯金が趣味になる傾向があります。

100万円貯めることを目標に頑張って達成できた時の喜びが非常に大きいので、その達成感を得るためには、日々コツコツ節約することも苦にならないのです。

高い山の頂上からの絶景を見るために、険しい登山をする人と同じ心理ですね。

達成感を得た時の幸福感を知っているので、また次の目標に向かって頑張ることもできるのです。

「100万円貯められたから、次は1000万円を目標にする」と、どんどん貯金を増やしていけるでしょう。

貯金をゲームのように感じている

貯金が趣味の女性は、貯金をゲームのように感じていることが多いです。

毎月「貯金できたら勝ち」「貯金できなかったら負け」と、ゲーム感覚で貯金をしているのです。

貯金ができなかった、つまりゲームに負けてしまった場合は、「じゃあ、負けないためにはどうすれば良いのか」と、攻略方法を必死で考えます。

副業で収入を増やしたり、節約する工夫をするなど、貯金が増やせる方法を考えるのです。

貯金目標を達成するのがゲームクリアのように楽しいので、貯金を続けることができます。

頑張る自分が好き

貯金が趣味の女性は、頑張る自分が好きというタイプが多い傾向にあります。勉強やダイエットなど、コツコツ頑張る自分に満足するタイプですね。

貯金を達成できることに強い喜びを感じるので、継続することができるのです。

無駄遣いをして貯金できない自分は許せないという、自分に対して厳しいマインドセットを持っている方もいるでしょう。

だから、いつの間にか貯金が趣味になっているのです。

このように、「達成感を得るのが好き」「貯金をゲームのように感じている」「頑張る自分が好き」というマインドセットを持つ女性や主婦は、「貯金目標を達成できるのが嬉しい!」という気持ちが強いのです。

このような理由から、貯金が趣味になる傾向があります。

貯金で大きな買い物ができるのが嬉しい

ここまでご紹介してきた「貯金が増えることが嬉しい」「貯金目標額を達成できるのが嬉しい」は貯金そのものに執着するタイプですが、3つ目のタイプは少し違います。

貯金を頑張れば大きな買い物ができるという喜びを知っているので、その喜びを得るために、貯金が趣味になっているのです。

「ブランドバックのために10万円貯める」「海外旅行のために30万円貯める」などの具体的な目標を掲げて貯金を頑張るタイプです。

このタイプの女性は以下のようなマインドセットがあります。

計画的に考えるのが好き

海外旅行に行くためには30万円必要と聞くと「そんなお金を出す余裕がない…」と思いませんか?

貯金が趣味の女性はそうは考えません。計画的に考えるのが好きなので、「毎月3万円ずつ貯めれば1年後には海外旅行資金が貯まるから行ける」と考えることができるのです。

何事も計画的に考える女性は、いつの間にか貯金が趣味になっている傾向にあります。

毎月の貯金額は少なくても、計画的に貯金すれば、何十万もする海外旅行も可能になるという自信があるから、コツコツ貯金を頑張れるのです。

ストイックに頑張るのが好き

海外旅行のためだと思っても、やはり毎月貯金するのは大変なものです。

でも、貯金が趣味な女性は、目標のためにストイックに節約生活を頑張ります。

何事もストイックに頑張ることが好きなのです。

目標達成のためには、少し無理や苦労をしたほうが充実感があるというマインドセットがが働くのでしょう。

このように 「計画的に考えるのが好き」「ストイックに頑張るのが好き」というマインドセットを持つ女性や主婦は、貯金をすれば大きな買い物ができるという喜びを知っているので、貯金が趣味になっているのです。

貯金が趣味の女性・主婦から学ぶ節約方法

貯金が趣味の女性・主婦から学ぶ節約方法

貯金が趣味の女性、主婦の3つの心理、さらにそれぞれの貯金するマインドセットについてご説明してきました。まとめると以下のようになります。

貯金が趣味な女性・主婦のタイプ マインドセット
貯金が増えることが嬉しい ・貯金すること自体が楽しい
・将来に不安を感じている
・節約することが好き
・貯金以外のことに自信がない
・貯金しないことが悪いと思っている
・物に対する欲求がない
貯金目標を達成できるのが嬉しい ・達成感を得るのが好き
・貯金をゲームのように感じている
・頑張る自分が好き
貯金で大きな買い物ができるのが嬉しい ・計画的に考えるのが好き
・ストイックに頑張るのが好き

貯金が趣味という女性の心理、マインドセットがおわかりいただけたでしょうか。

このような貯金が趣味の女性の思考パターンを真似ることで、あなたも貯金上手になれるでしょう。

次の章では、貯金が趣味の女性、主婦から学ぶ節約方法を考えていきたいと思います。

貯金が趣味になるようにマインドセットを変える

貯金が趣味の女性のマインドセット(=考え方)を見ると、「やはり貯金が趣味の女性の考え方は真似できない…」というもの、「ちょっと意識を変えるだけで真似できそう!」というものがあると思います。

まずは、簡単にできそうなマインドセットから真似ていきましょう。

「達成感を得るのが好き」「貯金をゲームのように感じている」「節約するのが好き」というマインドセットは、比較的簡単に真似ることができるはずです。

ただし、心理的なものは変えようと思ってもなかなか変えられないものですよね。

マインドセットを変えるためには具体的な行動が必要になります。

そのためには、「貯金を見える化する」「毎月貯金をする」「節約効果を上げる」ことが効果的です。

大変だと諦めていた貯金がスムーズにできるようになるでしょう。

次の章でご紹介していきます。

貯金を見える化する

「達成感を得るのが好き」というマインドセットを持つ女性は、貯金上手になれる傾向にあります。

貯金の達成感を得るためには、貯金額が常にわかる状態にすることが効果的。貯金を見える化することから始めましょう。

貯金専用の口座がないなら、貯金専用口座を準備してください。

給料が振り込まれる口座で、生活費も貯金も全てのお金をやりくりしている人もいるでしょう。

口座がたくさんあると混乱するから1つでいいと思うかもしれませんが、そうすると今いくら貯金があるのかわかりません。

貯金がある程度貯まっていてもその金額が見えないと、貯金が増える喜びや達成感を感じにくいですね。

貯金専用口座があれば、一目で今ある貯金額がわかるので、達成感を得られて貯金が楽しくなるでしょう。

ただし、貯金だけの口座を作ると「意外と貯まっているから安心!」と思う場合もあります。

その場合は「子供の教育費用」「住宅ローン用」「老後資金用」など、いくつかの貯金に口座に分けてみてください。

そうすれば「全体的に結構貯金があると思ったけど、教育費を住宅ローンの分はあっても、老後の資金は全然ない…」など、あなたの現状を知ることができるでしょう。

ある程度貯金あっても安心せずに、しっかり貯金を増やしていこうという意識が生まれるはずです。

毎月貯金をする

「貯金をゲームのように感じている」というマインドセットを持つ女性は、貯金上手になれる傾向にあります。

「貯金できたら勝ち」「貯金できなかったら負け」と、ゲーム感覚で貯金をしているのです。

これを実践するためには、1ヵ月に貯金する金額を決めて、毎月その貯金をクリアできるように頑張ることが効果的です。

毎月ゲーム感覚で頑張るうちに、いつの間にか貯金が増えていくでしょう。

貯金の目安は手取りの1~2割とされています。まずは、手取りの1割を毎月の貯金目標にすると良いですね。
国税庁の「平成 30 年分民間給与実態統計調査 」のデータによると、年間の平均給与は 441 万円です。
(参考:国税庁)

年収441万円の場合、手取りは約8割になるので352万円です。この1割を貯金すると年間約30万円が目標になります。単純に12ヵ月で割ると1ヵ月25,000円です。

給料が振り込まれたら、生活費を使う前に先取り貯金をして、確実に貯金確保していきましょう。

4ヵ月続けることができたら「10万円」も貯金が貯まるという結果を残すことができます。これで貯金が楽しいというマインドセットに変わっていくでしょう。

でも、今まで貯金していなかった人が急に貯金を始めたら、当然使えるお金が足りなくなるので生活が苦しくなってしまいますよね。

そうならないためには、節約効果を上げることが大切です。次の章でご説明していきます。

節約効果を上げる

貯金を見える化し、毎月貯金をして結果を出すことで、貯金が趣味という女性のように、貯金が楽しくなるはずです。

でも、同時に節約をして支出をおさえる努力も必要になります。

「節約することが好き」というマインドセットを持つ女性は、貯金上手になれる傾向にあります。

貯金上手になるためには節約上手になる必要がありますね。

節約が苦手な方におすすめなのは、メリハリをつけた節約をすること。無理なく、効率よく節約効果を上げていきましょう。

おすすめは、固定費の見直しです。スマホ代や保険料、サブスクサービス代などは、一度見直して安くできれば、その節約効果がずっと続くのでおすすめです。

例えば、スマホ代は不要な通信通話プランを変更するだけで月額3,000円ほどの節約が見込めます。

保険料の場合は、安いネット型保険に変えることで今の保険料の半額になる場合もあるのです。

「スマホ代 シミュレーション」「保険料 シミュレーション」で検索すると、具体的にどれくらい節約効果があるのか見込めるので試してみてくださいね。

さらに、動画配信サービスや電子書籍サービスなど、あまり使っていないサブスクサービスがあれば、一度見直しましょう。

一つ一つは低額でも合計すると意外と大きな無駄遣いをしている場合があります。

例えば、動画配信サービス2000円、電子書籍サービス500円、音楽サービス500円、レシピアプリ300円、ゲームアプリ300円、子供の通信教育2000円などをまとめて解約したとしましょう。

1ヵ月5600円もの節約効果が期待できますね。

このようにして、まずは固定費をスリム化して節約効果を上げていきましょう。

ただし、固定費を少なくしたら、あとは無駄使いしてOKではありません。

固定費の節約がスムーズにできるようになったら、食費や服飾費などの変動費の節約効果も上げていきたいですね。

貯金が趣味の女性や主婦のマインドセットを真似て貯金上手になりましょう

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今回は貯金が趣味の女性、主婦の心理について考えてきました。

貯金が趣味の女性は、「貯金が増えることが嬉しい」「貯金目標額を達成できるのが嬉しい」「貯金で大きな買い物ができるのが嬉しい」の3タイプに分かれます。

それぞれのタイプの女性や主婦が持つマインドセットについてご説明してきました。

貯金が苦手な人は、ぜひ今回ご紹介してきたマインドセットを参考にして、真似できそうなものがあれば貯金に対する考え方を変えてみましょう。

そうすれば、貯金が趣味になり、貯金上手になれるはずです。

具体的には、貯金専用口座を作り、手取り収入の1割を貯金してみてください。

さらに節約効果を上げる工夫をすれば、貯金が趣味の女性のマインドセットがより理解できるようになるでしょう。

節約したお金を賢く貯金するには
工夫して節約したお金をそのままお財布に入れておくのは賢い方法ではありません。
そのお金をどのようにしたら更に効率よく増えるのか考えましょう。
同じお金でも置いておく場所によって増え方も違います。心の持ち方も変わってきます。
節約して浮かせたお金を使う最後の最後まで得する方法を実践、その具体的なお金の預け方を以下のページでまとめました。
当貯金ブログの評価


85点
/100点中貯金ブログ採点
※労力対効果・費用対効果を考慮した当節約貯金ブログのおすすめ度

私の場合(夫婦・子供2人)だと、貯金が趣味のマインドセットを参考にした貯金方法で
30万円/1年間 貯金力を秘めています。
※表現や再現性には個人差があり必ずしも利益や効果を保証したものではありません。

(計算値:平均的な年収から毎月1割貯金すると1年▲30万円)

貯金に対する考え方を変えることで、貯金がぐんとスムーズになるでしょう。意識を変えることで、収入の1割程度なら無理なく貯金できるでしょう。この金額は平均データから算出した目安です。あなたの場合は1年でいくら貯金できるか計算してみてください。