一人暮らしで貯金する方法を探していませんか?
一人暮らしは、お金を自由に使えるため、駄遣いが増えてしまう傾向にあります。
「給料が全部生活費でなくなってしまう…」という一人暮らしの人は多いでしょう。
でも、貯金のコツがわかれば、一人暮らしでもしっかり貯金していくことは可能です。
今回は一人暮らしの貯金方法、さらに一人暮らしの節約術のコツをご紹介したいと思います。
少し意識を変えただけで、どんどん貯金を増やすことが期待できます。すぐにできる具体的な方法もありますので、ぜひご参考にしてください。
一人暮らしは貯金が難しい
一人暮らしは、お金を自由に使うことができます。
家族に気を遣わず好きなものに好きなだけお金使うことができるでしょう。
この自由度が、貯金するのを難しくしてしまうのです。
- 趣味に使うお金が多い
- おしゃれに使うお金が多い
- 外食が多い
- 飲み会が多い
- コンビニ利用が多い
このようなお金の使い方をしていると、なかなか貯金に回すお金は残りません。
また、一人でお金を管理をするため、以下のように適当な家計管理になってしまいます。
- 貯金は後回し
- ボーナスはすぐ使ってしまう
- 家計簿をつけない
- クレジットカード利用明細を見ない
- 一つの口座で全て管理している
このような管理方法だと、計画的に貯金することが難しくなるでしょう。
一人暮らしは一人でお金の管理をするために「無駄遣いしてしまう」「家計管理が適当になってしまう」ことで貯金ができないのです。
一人暮らしで貯金できない理由は、こちらの記事で詳しくご説明しています。ご参考ください。
→●●●●●129一人暮らしで貯金できない!貯金なしの人は貯まらない理由がある!
一人暮らしの貯金平均は658万円
一人暮らしは、貯金するのが難しい環境にありますが、しっかり貯金している人もいます。
日本銀行情報サービス局に事務局がある金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和元年)」のデータによると、単身世帯の金融資産保有額(金融資産非保有世帯含む)は以下のような結果になっています。
この金額は、預貯金、金銭信託、積立型保険商品、個人年金保険、債券、株式、投資信託、財形貯蓄などを含む金額となっています。貯金の目安として見てください。
年代 | 平均貯蓄額 |
20代 | 106万円 |
30代 | 359万円 |
40代 | 564万円 |
50代 | 926万円 |
60代 | 1,335万円 |
(参考:知るぽると)
全年代の平均は658万円です。50歳代、60歳代になると一気に貯金が上昇しているため平均は高めになっていますが、20歳代だけを見ても106万円、30歳代は359万円ということで、コツコツ貯金している人が多いことがわかります。
一人暮
しだから貯金できないと諦めずに、貯金できる方法を考えていきましょう。
一人暮らしの貯金方法
一人暮らしは、自由にお金を使えるため、自制できないことが問題です。
一人だと家計管理も適当になりがちなことも貯金ができない原因になります。
この問題を解決するためには、貯金しやすい環境を作ることです。
- お金の流れを把握する
- 貯金プランを立てる
- 先取り貯金をする
この3ステップで、一人暮らしでも貯金しやすい環境を作ることができます。
この環境作りが、一人暮らしの賢い貯金方法なのです。
詳しくご説明していきましょう。
ステップ1:お金の流れを把握する
まず、1ヶ月のお金の流れを把握することから始めましょう。
お金の流れとは「収入」「支出」「残高」です。
この3つを正しく把握できていないと、現実的な貯金計画が立てられません。
「目標貯金額を5万円にしたけど生活が苦しくなって長続きしなかった」「目標貯金を1万円にしたけど、かえって無駄遣いが増えてしまった」など、貯金額が上手く設定できないでしょう。
一つの口座で収支を管理していると、毎月の家計費の残高がプラスなのかマイナスなのかさえわからないかもしれません。
クレジットカードで買い物することが多いと、さらにお金の流れがわからなくなるでしょう。
今のお金の流れを把握した上で貯金額を決めることが大切なのです。
まずは1ヵ月にいくら収入があって、いくら支出があって、いくら残るのか把握しましょう。
収入は、給料明細を見ればすぐにわかるでしょう。通帳を見てチェックしてもOKです。
支出は、少し複雑ですが、ここが肝心なので頑張りましょう。
必要なものは、1ヶ月分のレシート、クレジットカード利用明細、通帳です。
これで、1ヶ月何にいくら使っているのか確認することができます。
ノートに、「住居費」「光熱費」「通信費」「保険料」「食費」「日用品費」「衣料費」「医療費」「交際費」「その他」などと項目別に書き出し、レシート、クレジットカード明細、通帳を見ながら支出を書き出していきましょう。
項目ごとの支出額がわかったら、支出合計を計算してください。
1ヵ月の「収入」と「支出」わかれば、「収入」-「支出」=「残高」がわかります。
例えば、給料20万円、支出が18万円だった場合、2万円を貯金に回していたことになります。
支出が22万円であれば、貯金から2万円切り崩して使っていたことになります。
このようにお金の流れを把握してみましょう。
「毎月こんなにマイナスになっていたとは知らなかった…」「意外と収入に対して支出が抑えられていた」など気付くことができると思います。これが貯金への第一歩なのです。
ステップ2:貯金プランを立てる
次に貯金プランを立てていきます。
毎月いくらの貯金をするのか決めましょう。
「貯金目標」「給料との割合」によって貯金額を決めていきます。
貯金するためには「何に」「いくら」「いつまで」貯金するのか明確にすることが大切です。
貯金目標があるとモチベーションを維持して貯金できるからです。
例えば、2年後までに海外旅行の資金100万円を貯めたい場合は、1ヵ月約4万円の貯金が必要になります。
一人で貯金すると「今月は貯金できなくてもいいかな」と自分に甘くなってしまうことがあります。
「海外旅行のために100万円貯める」などの明確な目標があれば、一人でも貯金を頑張ることができるでしょう。
貯金目標だけだと、無謀な額を貯金目標にしてしまうかもしれません。
2年で100万円という目標を立てても、給料が15万円の場合は1ヵ月4万円の貯金は厳しいでしょう。でも、給料が25万円であればもっと貯金できるかもしれません。
貯金目標の次に考えるのは、収入との割合です。
一人暮らしの場合、給料の1~2割を貯金するのが理想とされています。
給料が15万円であれば、15,000円~30,000円、給料が20万円であれば20,000円~40,000円、給料が25万円であれば25,000円~50,000円が理想的な貯金額になります。
貯金目標と今の給料を考慮して貯金額を決めましょう。
ステップ3:先取り貯金をする
毎月貯金する額が決まったら、先取り貯金をしましょう。
先取り貯金とは、給料が入ったら先に貯金してしまう方法です。
これなら「今月も給料が生活費だけでなくなってしまった…」ということがなくなります。
先取り貯金をするためには、貯金用の口座を用意する必要があります。
一人暮らしの場合は、一つの口座で全てのお金の管理をしていることが多いでしょう。
給料が入金される口座で、生活費も貯金も管理していると、貯金分のお金をうっかり生活費に使ってしまった…などとなってしまいます。
貯金専用の口座を分けることで、貯金が確保されると同時に貯金額が見えるのでモチベーションが上がるでしょう。
「社内預金」や「財形貯蓄制度」が導入されている会社なら、会社の給料から自動的に先取り貯金することができます。
税金や保険料が天引きされるように、給料から決まった貯金額が天引きされて積み立てられていくのです。
導入されているかわからない場合は、会社の総務に聞くとわかるでしょう。
そのような給与天引き制度がない会社なら、銀行の「自動積立定期預金」を利用するのもおすすめです。
毎月決まった日に決まった金額が、普通預金口座から、自動的に積立していく預金商品のことです。
あなたがやりやすい方法で先取り貯金を徹底していきましょう。
一人暮らしの節約術のコツ
「お金の流れを把握する」「貯金プランを立てる」「先取り貯金をする」の3ステップで、貯金がスムーズになるでしょう。
いつのまにか給料がなくなっていた…という状況を脱することができるはずです。
貯金を習慣化することができたら、次はその貯金を持続させること、さらに貯金額を増やす努力をしていきましょう。
そのために必要な一人暮らし節約術をご紹介していきます。
「固定費を見直す」「変動費を見直す」「家計簿をつける」ことです。
固定費を見直す
毎月〇万円貯金すると決めても、毎月ギリギリの生活になるかもしれません。
その場合は、固定費を見直しましょう。
これにより、もっと貯金額を増やせる可能性もあります。
固定費とは、毎月支払うことが決まっている費用のことです。
住居費、光熱費、通信費、保険料などがあります。
固定費は一度見直して安くできると、その節約効果が自動的に続くのでおすすめ。
それぞれの固定費の節約のコツを見ていきましょう。
マンションやアパートなど、当たり前のように払っている家賃ですが、見直すことで大幅に費用をおさえられる可能性があります。
住居費の目安は給料の約3割とされています。
極端に高い場合は見直す余地があるでしょう。
ただし、住居費の場合は引越し費用がかかることも考慮して判断することが大切です。
他の固定費を見直すことが優先でしょう。
水道料金はお住まいの地域によって決まっていますが、電気料金とガス料金は、会社を切り替えることで安くなる可能性があります。
さらに料金プランを変更することで基本料金や従量料金を安くすることもできるのです。
格安料金のキャンペーンなどもあるので、今契約している電力会社、ガス会社のホームページをチェックしてみましょう。
スマホとインターネットなどの通信費も大きな出費になっているでしょう。
特に見直したいのがスマホ料金です。
Wi-Fi環境を整えてLINE電話を使えば、安い料金プランに変えることができます。キャンペーン割引もしっかり活用しましょう。
例えばドコモの料金プラン「ギガホライト」の場合、使用データ量7GBまでの通信料は6,765円(税込)ですが、1GBまでなら3,465円(税込)になります。
国内通話かけ放題オプションは1,870円(税込)です。
通信料も通話料も節約すれば、1ヵ月5,170円、1年62,040節約できる可能性があります。
家族割やインターネット割などを利用すれば、さらに節約することもできるでしょう。
社会人になったタイミングで保険に加入する人は多いでしょう。
でも、その保険は、今のあなたにとって本当に必要でしょうか。
最近は、格安でありながら充実内容のネット保険が増えています。
生命保険、医療保険、自動車保険など、見直すことで半分の保険料になることもあります。
インターネットを通して申し込み、契約など全ての手続きができます。来店型保険のように人件費がかからないため、保険料が非常に安く設定されているのです。
「ネット保険 シミュレーション」で検索すると、あなたの場合どれくらい安い保険料になるのか調べることができるので、チェックしてみてください。
変動費を見直す
変動費とは、毎月変動がある費用のことです。
食費、日用品費、被服費、美容費、交際費、医療費、衛生費、レジャー費など、様々な項目があります。
一人暮らしの節約術は「食費」「被服費」の見直しをすることです。
食費は節約しないと膨大になる可能性があります。
一人暮らしだと外食や飲み会がどうしても多くなります。
ランチなら1,000円、ディナーなら2,000円、飲み会なら3,000円はかかるでしょう。
週にランチ、ディナー、飲み会を1回ずつ行ったとすると、1ヵ月24,000円の外食費がかかることになります。
「誘われても3回に1回は断る」「飲み会は週1回まで」など、あなたなりの節約ルールを決めてください。
また、自炊するのが面倒だから外食してしまう人もいます。
平日は毎晩外食かお弁当を買って帰る一人暮らしの人は多いでしょう。
これは大いに節約できる可能性があります。
夕食を食べて帰るor買って帰ると、平均1日1,000円はかかります。自炊なら200円~300円で作ることが可能です。1日750円ずつ節約が見込めます。
平日だけで考えても1ヵ月15,000円、1年180,000円ほど節約できる可能性があります。
「一人分だけ作るとかえって食材費が高くなる」と考える人もいますが、作り置きをしたり、余分に作って冷凍するなどの工夫をすれば、食材費をおさえることができるでしょう。
給料の多くをおしゃれ費に使っている人も多いでしょう。
一人暮らしは、誰にも気を遣わずお金を使うことができるので、欲しい服があるとついつい衝動買いしてしまいます。
また、自由に使えるから少しくらい高くても…とブランド服ばかりを買っている人もいるでしょう。
貯金を増やすためには、この被服費を見直す必要があります。
ブランド物であっても、通販やアウトレットなら割安で買うことができるのでおすすめです。最旬アイテムではありませんが、30%~80%OFFで購入することができるので非常にお得です。
また、そもそも服を買う必要があるのか、今持っている服を棚卸することも大切。
無駄に服を増やすのではなく、本当に欲しい服だけを厳選して買うようにしましょう。
家計簿をつける
固定費と変動費の見直しができたら、家計簿をつけて日々の支出を確認しましょう。
家計簿をつけると、どんな物にいくら使っているのか確認することができます。
「この飲み会は行かなくてもも良かったな」「この服は我慢すべきだった」など、客観的に評価することができるのです。
来月は、このような無駄遣いがないようにしようと思うので、衝動買いをしそうになった時にブレーキをかけられるようになります。
一人暮らしの家計管理は、他の家族に干渉されないので適当になりがちでです。
家計簿をつけることで客観的に冷静な評価ができるようになるでしょう。
家計簿をつけるのが面倒なら、無料で利用できる家計簿アプリがおすすめ。
こちらの記事では、家計簿アプリについてご紹介しています。ご参考ください。
家計管理が楽になる家計管理アプリがあります。iphoneやスマホでレシートを撮影し、銀行やカード情報を登録するだけで、自動で全体のお金の動きがわかる家計簿を作成してくれます。お金の流れが見える化されるので、効率良く貯金することができるでしょう。
まとめ
今回は一人暮らしの貯金の方法について考えてきました。
自由にお金の管理ができる一人暮らしの人は、いつのまにか無駄遣いをしているでしょう。
まずは、お金の動きを把握すること、貯金プランを立てることが大切です。
さらに貯金専用口座を作り、先取り貯金をすれば、無駄遣いをしてしまう前に貯金を確保することができるでしょう。
さらに、その貯金額を増やすために効果的な節約術もご紹介してきました。
将来への貯金を増やすために、ぜひお金の使い方を見直してみてください。
効率良く節約生活を進めるためには、銀行口座を3つにすることが大切です。家計費用口座、特別出費用口座、貯蓄用口座に分けることで、いつのまにか貯金が増えていくかもしれません。それでは口座開設はどこがいいか?当節約ブログおすすめはイオン銀行です。
85点/100点中
※労力対効果・費用対効果を考慮した当節約貯金ブログのおすすめ度
一人暮らしの場合、一人暮らしに効果的な節約術を実行することで
242,040円/年間 貯金力を秘めています。
※表現や再現性には個人差があり必ずしも利益や効果を保証したものではありません。
(計算値:スマホ代見直しで1年▲62,040円、外食を減らして自炊すると1年▲180,000円)
一人暮らしは、気付かないうちに無駄遣いしていることが多いです。貯金するシステムを作り、節約生活を意識するだけで、将来への貯金をしっかり増やしていけるでしょう。上記のように、固定費1つ、変動費1つに的を絞って節約するだけでも、年間大きな貯金力が期待できます。