「専業主婦って自分の貯金があるの?」
「専業主婦の貯金方法が知りたい」
と思っていませんか?
共働きの場合は、妻も収入があるため貯金を貯めやすいでしょう。
しかし、専業主婦は夫だけの収入なので、なかなか貯金を増やすことが難しいです。
そこで今回は、専業主婦の貯金に焦点を当てて考えてみたいと思います。
専業主婦は自分の貯金がどらくらいあるのか?専業主婦が貯金を貯めるためにはどうしたら良いのかご紹介していきます。
専業主婦の方の貯金のヒントにしていただけたら幸いです。
専業主婦の自分の貯金は?
親しい友人であっても、なかなか貯金額を聞き出すことはできないでしょう。
夫だけが働いている専業主婦世帯の場合、実際どれくらい貯金しているのでしょうか。
約4分の1の二人以上世帯は貯金なし
日本銀行情報サービス局に情報局がある金融広報中央委員会の「令和元年(2019年)家計の金融行動に関する家計調査」のデータによると、専業主婦世帯と共働き世帯の、金融資産の有無の割合は以下のようになっています。
金融資産が ある世帯 |
金融資産が ない世帯 |
|
専業主婦世帯 | 75.8% | 24.2% |
共働き世帯 | 84.0% | 16.0% |
(参考:知るぽると)
共働き世帯に比べて、専業主婦世帯のほうが貯金していない世帯が多いことがわかりました。
専業主婦世帯の場合、4分の1の割合で貯金なしという驚きの結果でした。
自分の貯金だけでなく、夫婦の貯金も確保できていない専業主婦世帯が多いのです。
専業主婦世帯の貯金平均額は660万円
それでは、次に貯金している世帯に絞り、平均的な貯金額を調べてみたいと思います。
金融広報中央委員会の「令和元年(2019年)家計の金融行動に関する家計調査」の金融資産保有額(金融資産保有世帯)の貯蓄の平均値と中央値は以下のようになっています。
平均値 | 中央値 | |
専業主婦世帯 | 1,490万円 | 700万円 |
共働き世帯 | 1,173万円 | 660万円 |
(参考:知るぽると)
平均値は、データ数値を合計してデータ数で割った値です。
中央値は、データを小さい順(もしくは大きい順)に並べて真ん中にくる値のことです。
例えば5つの世帯の貯金額が100万円、150万円、250万円、500万円、5,000万円だった場合、平均値は2,000万円、中央値は250万円になります。
貯金額の場合、一部の高所得者により平均値が高くなるため、中央値のほうが参考になりやすいのです。
上記の場合は、平均値、中央値ともに専業主婦世帯のほうが高くなっています。
専業主婦世帯のほうが、貯金している世帯はきっちり貯金を増やしているということがわかります。
専業主婦が自分の貯金を増やすメリット
貯金なしの専業主婦世帯が多いこと、一方で貯金ありの専業主婦世帯は、共働き世帯と同じくらいの貯金をしていることがわかりました。
「専業主婦だから自分の貯金を増やすのは難しい」と諦めずに、しっかり貯金していきましょう。
貯金へのモチベーションをアップさせるために、専業主婦が貯金を増やすメリットを考えてみましょう。
欲しいものができた時に自由に買える
専業主婦の小遣いの平均は1万円前後です。
月々1万円の小遣いだと、何か高額なものが欲しくなった時には、なかなかすぐに買うことはできないでしょう。
自分の貯金があれば、何か高額なものが欲しくなった時に自由に買うことが可能になります。
バックや靴などの物を買うだけでなく、資格のために勉強をしたくなった時、趣味のためのスクールに通いたくなった時など、夫に気兼ねなく使えるお金があると選択肢が広がります。
家族へのプレゼント代ができる
専業主婦の場合、自分の小遣いから夫や自分の両親へのプレゼント代を捻出するのがなかなか難しいものです。
でも、家計費から家族へのプレゼント代を出すのは気が引けてしまいますよね。
貯金があれば、自由にプレゼントが買えるメリットがあります。
家族の臨時出費に備えることができる
家族の予期せぬ出費が必要になった時に対応できる貯金があると非常に安心です。
専業主婦が貯金していれば、臨時出費に備えられるメリットがあるのです。
もちろん夫婦で貯金していくのは良いことですが、いつのまにか夫が貯金を使ってしまった…ということがないように、しっかり主婦が管理しておくと良いでしょう。
臨時出費に備えるためには、月収の3~6倍の貯金があると安心とされています。
これを目安に貯金を増やしましょう。
専業主婦の貯金のコツ
専業主婦が貯金することは、メリットが多いことがおわかりいただけたと思います。
次に、専業主婦がスムーズに貯金していくためのコツをご紹介していきたいと思います。
専業主婦の貯金に欠かせないのが貯金箱です。
小銭もお札も入るタイプの貯金箱がベストですが、瓶や缶でも良いでしょう。
少額の貯金をする
収入のない専業主婦が貯金していく場合、月に何万円も貯金することは難しいでしょう。
はじめは1ヵ月数千円の貯金が限界かもしれません。
でも、それで良いのです。貯金する習慣がとても大切なのです。
はじめは少額貯金でも、徐々にその金額を増やせるようになるでしょう。
「1,000円だけ貯金しても…」と思わずに、コツコツ少額貯金をしていきましょう。
買い物に行ったとき、現金で購入してお釣りが出た場合には、そのお釣りを貯金する方法です。
100円玉が入っている時は貯金する、特定のお店での買い物の時だけ貯金するなど、マイルールを作ると良いでしょう。
買い物から帰ったら、すぐに貯金箱に貯金することが大切です。
コツコツ貯金として定番は500円貯金です。
財布に500円を見つけたら貯金する方法です。
小銭貯金については、こちらの記事で詳しく解説しています。ご参考にしてください。
つもり貯金する
「〇〇したつもり」になって、その分のお金を貯金するのがつもり貯金です。
つもり貯金が習慣になると、節約効果がアップするのでおすすめです。
友達に誘われるままにランチ回やお茶会に行っていると、すぐにお金がなくなってしまうでしょう。
3回に1回は断るなどのルールを作り、その分のお金をつもり貯金しましょう。
出先でついつい買ってしまうドリンク類。
外出するときは水筒を持つ習慣をつけましょう。
そして、ドリンクを買ったつもりとして100円貯金するのです。
水筒を持って外出するたびに100円ずつ貯金すれば、1ヵ月で結構貯めることができるでしょう。
水筒の節約術はこちらの記事で詳しくご紹介しているので、ご参考ください。
ドリンクを買わずに水筒を持ち歩くことで、年間数万円の節約効果が期待できます。水筒のメリットデメリットを理解して、選び方を工夫すること、さらに中身を工夫することが大切です。中身次第では、さらに貯金アップも期待できます。
値引きされた半額食材を買った場合、半額を浮かせたことになります。これをつもり貯金する方法もおすすめです。
500円のお肉を半額で買って、浮いた分の250円をつもり貯金するのです。
我慢せずにつもり貯金ができるのでストレスにならないでしょう。
つもり貯金のポイントは、すぐに貯金箱にお金を入れることです。
帰ったら忘れないうちにすぐに貯金箱に小銭やお札を入れましょう。
美容費を節約して貯金する
専業主婦の場合、仕事に行くわけではないので、服やバックや靴などはそれほど頻繁に買う必要はないでしょう。今の段階でもそれほどお金はかけていないと思います。
でも、定期的に必要になるのが化粧品です。さらに美容室代もかかるでしょう。
貯金にお金を回すためには、この美容費を見直すことがカギになります。
まず、化粧品はワンランク下の商品に変えてみましょう。
独身時代から長年お気に入りのブランドがある人は多いと思いますが、思い切って変えてみても、お肌の調子は変わらないこともあります。
例えば高級ブランドの化粧品をプチプラ化粧品に変えたとしましょう。
一例として、RMKの化粧水は3,960円、美容液は7,150円となっています。
ちふれ化粧品の化粧水は560円、美容液は600円です。2ヵ月ずつ使うとしても、1ヵ月あたり4,970円節約することができます。
ここまで極端に値段を変えることはできないかもしれませんが、1ヵ月1,000円程度節約することは可能でしょう。
美容室は新規割引を狙うのがおすすめです。
ほとんどの美容室が新規の人に向けた割引料金を提供しています。
行きつけの美容室に通うほうが楽ですが、毎回違った美容室に行くことで節約することができるでしょう。
また、全くの新規ではなくても、半年以上来店していないと新規扱いになることもあります。
何軒かの美容室を順番に行くようにするのも節約のためには賢い方法です。
不用品を売って貯金する
「今月は貯金できていないな…」と思ったら、不用品を売って貯金分のお金を作りましょう。
フリマアプリやネットオークションなら、簡単に不用品を売ることができます。
例えばメルカリなら、会員登録、月会費、クレジットカード手数料も一切かからないので、気軽に利用することができます。売れた際に販売手数料10%がかかるだけです。
売りたい物の写真を撮って、説明文を作るだけで出品OK。
服、バック、本、子どものおもちゃなど、様々なものが出品できます。
意外なものが高額で売れる場合もあるので、ぜひ試してみてください。
特に、料理本は流行に左右されにくく、意外と高く売れることがあるのでおすすめです。
専用口座に貯金する
専業主婦が自分の貯金する場合、毎日コツコツ貯金箱に入れていくのがおすすめです。
でも、1ヵ月の貯金分は貯金箱で良いのですが、1ヵ月分の貯金が貯まったら、貯金専用口座に貯金するようにしましょう。
少額だからと手元に置いておくと、ついつい使ってしまうからです。
専用の銀行口座に貯めていけば、貯金が増えていくのを見ることができるので、モチベーションも上がるでしょう。
自分名義の使っていない口座があればそのまま貯金用にしてください。
もし口座がない場合は、専用口座を作りましょう。
「わざわざ口座を開設しなくても…」と思うかもしれませんが、わざわざ口座を作ることで、貯金する意欲がアップするでしょう。
1年48,000円の貯金を目指しましょう
このような貯金方法で、1ヵ月どれくらい貯金ができるのかシミュレーションしてみたいと思います。
- ランチに1回行かない:1,000円
- 半額のお肉(500円が半額の250円)を買う:500円×4=1,000円
- 500円貯金をする:500円
- 水筒貯金をする:100円×5=500円
- 美容費を節約する:1,000円
1ヵ月これだけで4,000円節約することができます。
1ヵ月の小遣いが10,000円だとしても、4,000円くらいなら節約できるはずです。
1年なら48,000円の貯金が期待できます。
まとめ
今回は、専業主婦の自分の貯金について考えてきました。
専業主婦世帯の夫婦の貯金を調べてみたところ、4分の1の世帯は貯金していないことがわかりました。
ただし、貯金している世帯はしっかり貯金していることもわかりました。
貯金額を増やすためには、まず主婦が自分の貯金を増やすことが大切です。
専業主婦だから貯金ができないと諦めずに、少しずつ貯金していきましょう。
「少額貯金」「つもり貯金」「美容費を節約して貯金する」「不用品を売って貯金する」「専用口座に貯金する」ことがポイントです。ぜひ試してみてください。
効率良く節約生活を進めるためには、銀行口座を3つにすることが大切です。家計費用口座、特別出費用口座、貯蓄用口座に分けることで、いつのまにか貯金が増えていくかもしれません。それでは口座開設はどこがいいか?当節約ブログおすすめはイオン銀行です。
86点/100点中
※労力対効果・費用対効果を考慮した当節約貯金ブログのおすすめ度
私の場合(夫婦・子供2人)だと、専業主婦の貯金のコツで
48,000円/1年間 貯金力を秘めています。
※表現や再現性には個人差があり必ずしも利益や効果を保証したものではありません。
(計算値:専業主婦の貯金のコツで1年▲48,000円)
月4,000円だけ貯金しても…と思うかもしれませんが、1年なら48,000円、10年なら48万円になります。専業主婦の貯金は継続することが重要です。貯金する習慣がつくと、さらに家計全体を見直して貯金額を増やせる可能性があるので、おすすめ度が高いです。