家庭の貯金なしは最悪!専業主婦が出来るお金を貯める方法!

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「専業主婦だから貯金がなかなか出来ない…」と悩んでいませんか?

共働き夫婦なら、妻の分の収入もどんどん貯金できるイメージがありますが、専業主婦世帯の場合は、夫の収入は生活費だけでなくなってしまうことが多いでしょう。

家計をやりくりするだけでも大変なのに、貯金なんて無理と思ってしまいます。

でも、しっかり貯金している専業主婦がいるのも事実です。

「貯金ができる人」「貯金ができない人」は収入の違いが問題ではありません。

うちは収入が少ないから貯金する余裕がない…と諦める前に、お金を貯める工夫をすることが大切です。

家庭の貯金なし問題に向き合い、専業主婦が出来るお金を貯める方法を考えていきましょう。

専業主婦世帯の家庭の平均的な貯金額はいくら?

専業主婦世帯の家庭の平均的な貯金額はいくら?

「貯金する余裕なんてない」と思っている貯金なし専業主婦は多いでしょう。

実際に、専業主婦世帯には、どれくらいの貯金があるのでしょうか。

人には聞けない貯金事情を調べてみました。

金融広報中央委員会の「令和元年(2019年)家計の金融行動に関する家計調査」から、専業主婦世帯と、共働き世帯の平均的な貯金額を知ることができます。

全体の金融資産保有額の平均値と中央値は以下のようになっています。

金融資産額は、預貯金の他、金銭信託、積立型保険商品、投資信託なども含んだ金額となっています。

・全体の世帯の貯金平均値と中央値

貯金平均値 貯金中央値
専業主婦世帯 1,097万円 330万円
共働き世帯 965万円 485万円

(参考:知るぽるぽ)

平均値とは、データ数値を合わせて、それをデータ数で割った値のこと。

中央値とは、データを小さい順(もしくは大きい順)に並べて、その真ん中にくる値のことです。

平均値は、一部の高所得者によりぐんと引き上げられる傾向にあるため、中央値が参考にしやすい平均的な貯金額になります。

中央値を見ると、やはり共働き世帯の7割程度の貯金額になっています。

それでは次に、貯金している世帯だけに絞った平均値、中央値を見てみたいと思います。

・貯金している世帯の貯金平均値と中央値

貯金額平均値 貯金額中央値
専業主婦世帯 1,490万円 660万円
共働き世帯 1,173万円 700万円

(参考:知るぽるぽ)

貯金している世帯だけに絞ると、だいぶ貯金額が変わってきます。

専業主婦世帯も共働き世帯も中央値はあまり変わりません。

専業主婦でも貯金している人は、共働き世帯と同じくらい貯金できているのです。

「専業主婦だから貯金できない…」と諦めることはないのです。

それでは、貯金ができている専業主婦は、どれくらいのペースで貯金をしているのでしょうか。
手取りに対する貯金の割合を見てみましょう。

・年間手取り収入(臨時収入を含む)からの貯蓄割合

貯金割合
専業主婦世帯 8%
共働き世帯 9%

(参考:知るぽるぽ)

貯金の割合は手取りの1~2割が理想とされています。

貯金できている専業主婦は、ほぼ1割を維持しながら貯金できていることがわかりました。

月間手取り収入が25万円の8%なら20,000円、30万円なら24,000円が貯金の目安になります。

専業主婦が家庭の貯金をできない理由は?

専業主婦が家庭の貯金をできない理由は?

金融広報中央委員会のデータから、きっちり貯金ができている専業主婦が多いことがわかりました。

貯金あり家庭と貯金なし家庭の違いはどこにあるのでしょうか。

貯金を増やしていくためには、専業主婦が貯金できない原因を突き止めて対策する必要があります。

専業主婦貯金なしの理由を挙げていきましょう。

目標がない

何となく貯金したいと思っているだけでは、いつまで経っても貯金なしのままです。

「〇〇のために貯金したい」という目標がないと、貯金への意識は高まらないでしょう。

ついつい貯金は後回しになってしまい、無駄遣いが増えてしまうのです。

危機感がない

貯金ができないのは、貯金に対する危機感がないからです。

「車を買い替えるためのお金がない」「貯金がないと子どもの教育費が足りなくなる」など、差し迫った問題があれば、貯金せざるを得ない状況になるでしょう。

ただし、危機感を持っていないからと言って貯金が必要ない状況とは限りません。

近い将来に貯金が必要になることに気付いていないから、危機感がないだけということもあります。

支出を把握していない

「生活費だけでギリギリだから貯金に回すお金がない」と思っている専業主婦は多いでしょう。でも、本当にそうでしょうか。

支出の中には、無駄がたくさんあるかもしれません。

家計簿をつけて支出を把握していれば、無駄遣いに気付くことができます。

「この無駄遣いを貯金に回せるな」と家計管理していくことができるのです。

支出を把握していないと、そのまま無駄遣いを続けてしまうでしょう。

残り貯金をしている

「今月も貯金分のお金が残らなかったな…」と思っていませんか?

その貯金方法だと、なかなか貯金を残すことはできないでしょう。

「収入-生活費=貯金」ではなく「収入-貯金=生活費」にすることが大切です。

固定費の見直しをしていない

スマホ代や保険料などの固定費が長年そのままになっていませんか?

女性のライフスタイルは結婚、出産などにより大きく変わります。

それにも関わらず会社員時代のままのスマホ代や保険料になっていると、割高な料金プランになったまま無駄なお金が引き落とされ続けているかもしれません。

クレジットカードが多い

「ポイントが貯まるから」「このカードはこのお店で使うとお得だから」と、たくさんクレジットカードを保有していませんか?

クレジットカードが多いと、お金を使うことに対するハードルが下がるので無駄遣いが増えてしまうでしょう。

さらに、複数のクレジットカードがあると、それぞれのカード明細を確認するのた面倒になってしまい、クレジットカード支出がどれくらいなのか把握できていない状況に陥ってしまいます。

ポイントカードが多い

たくさんのポイントカードを持っている専業主婦は多いです。

少しでも割安に買い物するためにポイントカードを使うことは間違いではありません。

でも「あと〇ポイント分買い物すれば割引になるから…」と、ついつい余計な買い物をしてしまうのは問題です。

無駄な買い物が多い

専業主婦は、バーゲン、半額、〇%OFFなどの表示を見つけると、ついつい手に取ってしまうでしょう。

「少しでも家計を楽にするために割安商品を買わなくては」という節約意識が働くのでしょう。

しかし、その節約意識のために余計なものを買ってしまうのです。

半額商品を買う前に、本当にそれが必要なものなのか冷静に考えることが大切です。

専業主婦が家庭のお金を貯める方法は?

専業主婦が家庭のお金を貯める方法は?

専業主婦が陥りやすい貯金ができない原因について考えてきました。

これらの原因から見えてきた、専業主婦がお金を貯める方法を考えていきましょう。

貯金の目標を考える

お金を貯めるためにまず考えるべきことは、貯金目標を考えることです。

「3年後にマイカー購入で100万円が必要だから1ヵ月3万円ずつ貯金する」などと具体的に貯金目標を立てることがポイント。

貯金する目的、その目的にかかる金額と期限をハッキリさせると、毎月いくら貯金すべきかわかるので、貯金がスムーズになります。

そのためには、夫婦でライフプランをしっかり考えることが大切です。

ライフプランを考えると、貯金への危機感も高まります。

将来どんなことにいくらお金がかかるのか、じっくり話し合いをしてみましょう。

ライフプランの立て方は、こちらの記事でご説明しているので、ご参考ください。

固定費を見直す

貯金目標が明確になったら、その貯金を持続させるために、家計費を見直していきましょう。
まずやるべきは固定費の見直しです。

固定費とは、毎月必ずかかる費用のこと。

住居費、光熱費、通信費、保険料などが固定費になります。

食費などの変動費は、その月に5,000円節約できても、翌月は5,000円節約できるとは限りません。

しかし、固定費は一度5,000円下げることができれば、その節約効果がずっと続くので非常に効率的なのです。

専業主婦におすすめなのが、スマホ料金と保険料の見直しです。

スマホ料金

スマホ料金は、料金プランを変えて、不要なオプションを解約することで、3分の1程度にすることが可能です。

夫婦のスマホ代の利用状況に合った料金プランになっているか見直しましょう。

例えばドコモの場合、データ量を7GBから1GBにすることで1ヵ月3,000円も料金が変わります。1年では36,000円になります。

家のWi-fi環境の中でしかスマホを使わない専業主婦の場合には、通信料の見直しで大幅に節約できる可能性があります。

さらに今使っている三大キャリアのスマホ料金を半額程度にしたいなら、格安スマホへの乗り換えを検討しても良いでしょう。

まずは、夫婦でどんなスマホ料金プランになっているのか、しっかり確認しましょう。

携帯電話会社のホームページからログインすると、マイページで料金プランの状況がわかります。

保険料

さらに保険料の見直しも重要です。

見直すポイントは3つです。

1つ目は、積立保険に加入している場合、掛け捨て保険を検討すること。

貯蓄代わりになる積立保険ですが、保険料が非常に高いのが難点です。

掛け捨て保険に変えることで一気に保険料が安くなります。その分を貯金に回すという選択肢もあります。

2つ目は、ネット保険への加入を検討することです。

最近は、非常に安いネット保険が増えています。今加入している保険と同じような内容でも、ぐんと安い保険料になる可能性があります。

「ネット保険 シミュレーション」で検索すると、様々な保険会社のシミュレーションをすることができるので、あなたの今の保険料と比べてみてください。

3つ目は、医療保険の見直しです。

当たり前のように加入している医療保険ですが、実は高額医療費制度があるため、病気やけがで入院した時には、それほど多くの医療費はかかりません。

毎月数千円の保険料を支払い続けているのは、実は無駄な場合もあるのです。

例えば日本生命の医療保険の入院総合保険は、契約時30歳の男性なら1ヵ月3,277円、女性なら4,175円の保険料がかかります。

夫婦だと1ヵ月7,452円、年間89,424円の保険料を支払っていることになります。これを解約すれば、毎月7,452円余分の貯金することができるでしょう。

保険で節約する方法は、こちらの記事もご参考にしてください。

家計簿でお金の流れを把握する

固定費を見直したら、次は変動費です。

食費、日用品費、レジャー費、交際費など、毎月変動がある費用が変動費になります。

専業主婦の場合、食費や日用品費などしっかり節約している人が多いと思います。

でも、貯金ができないとお悩みなら、きっとどこかに無駄遣いがあるはずです。

変動費を見直すためには、まず家計簿をつけることが必須。

家計簿を客観的に見ながら、無駄遣いを減らしていきましょう。

家計簿をつけていると、無駄な出費を客観的に評価することができるからです。

来月はその無駄をなくすように節約していくことができるでしょう。

例えば、疲れたから家族で外食しようとした時、「先月は外食費だけで3万円になっていたから、今月は外食費の無駄遣いを控えよう」と無駄遣いにブレーキをかけることができるのです。

机に向かって家計簿を書くのが面倒なら、家計簿アプリでもOK。

ノートに、買ったものを書いていくだけのシンプルなオリジナル家計簿でも良いでしょう。

「全体の収入、支出、残高がわかること」「どんな物にいくら使っているかわかこと」を基準にして、続けやすい家計簿を見つけてください。

今人気の家計簿アプリを使いたい方は、こちらの記事をチェックしてみてください。

先取り貯金をする

固定費と変動費を見直して、毎月の支出をおさえることができても、残り貯金をしていると、貯金を徹底することは難しいでしょう。

強制的に貯金をするシステムを作ってしまえば、毎月きっちり貯金することができます。

そこでおすすめなのが、貯金の定番である先取り貯金です。

給料が入ったら、家計費で使う前に、一定額を貯金に回してしまう方法です。

自分で給料振込口座から貯金用口座に振り込む方法もありますが、自動積立定期預金にするのもおすすめ。

毎月決まった日に、普通預金口座から決まった積立額が、自動的に積み立てられていくのです。

強制的に貯金されるので、貯金が苦手な専業主婦でも安心でしょう。

自動積立定期預金を利用するためには、窓口で手続きするのが一般的です。

銀行のホームページで必要な物をチェックしてから銀行に行くと良いでしょう。

小銭貯金をする

先取り貯金と合わせて、専業主婦におすすめなのが小銭貯金です。

100円、500円と小銭に限定して貯金する方法です。

すぐに気軽に始めることができて、意外と貯金が貯まるのでおすすめです。

やり方は自由なので、あなたに合ったルールを作りましょう。

お釣りの中に500円があったら貯金する、毎日100円ずつ貯金するなど、マイルールを決めて持続させることが大切です。

1ヵ月に10回500円貯金をすれば、1ヵ月5,000円、1年では60,000円になります。

小銭貯金の詳しい内容は、こちらの記事でご紹介しています。ご参考にしてください。

カード類を減らす

専業主婦は、少しでも節約して買い物しようとクレジットカードも、ポイントカードもたくさん持っている傾向があります。

複数のカードを使い分けながら、きっちり貯金ができているなら問題ないのですが、貯金ができないなら、カードを減らすことをおすすめします。

クレジットカードが多すぎるために、無駄遣いが増える、家計費を管理できていない可能性があります。

ポイントカードが多すぎるために、無駄な買い物が増えている可能性があります。

クレジットカードは、メインとサブの2つあれば十分です。

毎日のお買い物や光熱費の支払いなどに必ず必要なクレジットカードは一つ残しましょう。

さらに、飛行機に乗ることが多くマイルを貯めているならANA提携のカード、Amazonで買い物することが多いならAmazon提携のカード、などあなたのライフスタイルに合わせたカードも残しておきましょう。

また、ポイントカードは、必ず行くお店のカードに限定しましょう。たまにしかいかないお店のポイントカードは不要です。

買い物の回数を減らす

主婦が貯金できない理由の一つは、無駄遣いが多いことです。

ただ浪費しているわけではなく「節約しなくては」と思って割引品やセール品を買うことが逆に無駄遣いになっている場合が多いのです。

そんな無駄遣いをおさえるためには、買い物の回数を減らすこと解決策になるでしょう。

買い物に行けば、その分無駄遣いが増えます。

例えば、今日はお肉の特売日だからとスーパーに行ったとします。1,000円の牛肉は半額の500円で買って、夕飯は焼肉にしたとしましょう。とても節約した気持ちになるかもしれませんが、もしスーパーに行かなければ、冷蔵庫にあった安いお肉で何か夕飯を作れたかもしれません。

本当に必要なものがあるときだけ買い物に行く習慣を作り、できるだけ回数を減らしていきましょう。

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専業主婦が家庭のお金を増やす方法は?

専業主婦が家庭のお金を増やす方法は?

専業主婦がお金を貯める方法をご紹介してきました。

最後に、専業主婦がお金を増やす方法もご紹介したいと思います。

貯金するお金をなかなか捻出するのが大変…という場合は、専業主婦ならではのお金の増やし方を考えていきましょう。

不要なものを売る

お金を増やすために定番なのが、不要なものを売ってお金を得ることです。

最近はフリマアプリやネットオークションに簡単に出品することができるので、とても便利です。

若いころの着物や着なくなったコートなど、意外なものが高値で売れることもあるので、気になるものがある場合は、一度査定してもらうのも良いでしょう。

断捨離をして物を減らすことは、節約アップにも繋がるので一石二鳥です。

WEBライター、データ入力の在宅ワークをする

パソコンがあるなら、自宅でコツコツ収入を得る方法もあります。

WEBライターやデータ入力なら、資格や経験がなくてもチャレンジすることができるのでおすすめ。すきま時間を利用できるので忙しい専業主婦でも無理なくできるでしょう。

仕事を見つけるためには「クラウドソーシング」というWEBサービスを利用することになります。

「クラウドソーシング」とは仕事を発注したい会社や個人が、インターネット上で、不特定多数の人に仕事の依頼をするサービスです。

「クラウドソーシング」で検索すると様々なWEBサービスを見つけることができます。登録しておくだけでもOKなので、試してみてください。

ハンドメイド小物、写真素材などを販売する

手芸や写真などの趣味がある専業主婦なら、ハンドメイド小物や写真素材を販売することもできます。

ハンドメイド販売として、最も気軽にできるのがフリマアプリです。

写真の場合は「写真素材サイト」で検索すると、写真を出品できるWEBサイトを見つけることができます。

自分の趣味を生かしてお金を増やすことができるので、やりがいを感じられるでしょう。

ポイントサイトを活用する

パソコンを持っていない、お金になる趣味もないという場合は、ポイントサイトがおすすめ。

お小遣いサイトとも言われています。

アンケートに回答したり、サービスに申し込むことでポイントが貯まるシステムになっています。ポイントが貯まると、現金、電子マネー、商品券などと交換が可能。

スマホがあれば誰でも気軽にトライできるのでおすすめです。

まとめ

今回は、専業主婦がお金を貯める方法について考えてきました。

専業主婦だから貯金ができないという人が多いですが、貯金している主婦は手取りの1割程度をきっちり貯金しています。

貯金するためのシステムを作り、家計管理をしていくことができれば、毎月決まった額の貯金をしていくことができるでしょう。

まずは、手取り収入の1割を貯金できるように頑張りましょう。

ただし、専業主婦ができる貯金には限りがあります。あまり無理をするとストレスが溜まってしまいリバウンドしてしまうでしょう。

無理のない程度に節約して貯金していくことも大切です。

お金を貯めることだけでなく、増やす方法を考えるのもおすすめです。

節約したお金を賢く貯金するには
工夫して節約したお金をそのままお財布に入れておくのは賢い方法ではありません。
そのお金をどのようにしたら更に効率よく増えるのか考えましょう。
同じお金でも置いておく場所によって増え方も違います。心の持ち方も変わってきます。
節約して浮かせたお金を使う最後の最後まで得する方法を実践、その具体的なお金の預け方を以下のページでまとめました。
当貯金ブログの評価


80点
/100点中貯金ブログ採点
※労力対効果・費用対効果を考慮した当節約貯金ブログのおすすめ度

私の場合(夫婦・子供2人)だと専業主婦の節約法で
185,424円/1年間 貯金力を秘めています。
※表現や再現性には個人差があり必ずしも利益や効果を保証したものではありません。

(計算値:スマホ代見直しで1年▲36,000円、保険料見直しで1年▲89,424円、500円貯金で1年▲60,000円)

専業主婦でも、しっかり貯金できている人はできています。貯金目標を立てて先取り貯金をすること、固定費と変動費を見直すことで収入の1割貯金を目指しましょう。足りない分は副業で補うという選択肢もあります。