ゆうちょ銀行の貯金限度額いくらまで?貯金口座分散は必要?

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日本全国で利用できる便利さと、もともと国の直営事業だった安心感から、ゆうちょ銀行で貯金している人は多いでしょう。

でも、「ゆうちょ銀行だけに貯金して大丈夫?」

「ゆうちょ銀行の貯金限度額はいくらまで?」

「ゆうちょ銀行の貯金限度額を超えたらどうなるの?」

などの疑問をお持ちではありませんか?

安心のゆうちょ銀行だからと言って、深く考えずにすべての資金を預けておくのは賢明とは言えません。

今回は、ゆうちょ銀行はいくらまで貯金できるのか、さらに貯金口座分散の必要性について解説していきたいと思います。

ゆうちょ銀行の貯金限度額は?

ゆうちょ銀行の貯金限度額は?

ゆうちょ銀行には、貯金限度額が設けられています。

ゆうちょ銀行は、過去に国の直営事業だったという絶大な信頼感があります。

だから、いくらでも上限なく預けられると、他の民間銀行の経営を圧迫してしまう恐れがあるのです。

このような事情から、ゆうちょ銀行は自ら上限を設けています。

以前は一人あたり通常貯金と定期性貯金を合わせて1,300万円が上限でした。

しかし、2019年4月から、一人あたり通常貯金1,300万円、定期性貯金1,300万円が上限となりました。

つまり合計2,600万円が、ゆうちょ銀行の貯金限度額ということになります。

貯金限度額を超えるとどうなるの?

それでは、ゆうちょ銀行で貯金限度額を超えてしまったらどうなるのでしょうか。

通常貯金、定期性貯金それぞれの預金額が1,300万円を超えると、ゆうちょ銀行から郵送で通知の文書が届きます。

超えた分のお金を払い戻すように案内されるのです。

その案内に従って払い戻しをしないと、超過した金額は利子のつかない振替貯金に自動的に移動されることになります。

ゆうちょ銀行の普通貯金、定期性貯金に1,300万円以上貯金しても、超過したお金に利子がつかなくなるのです。

少しでも貯金に利子をつけたいのであれば、1,300万円を超過したお金は、他の銀行に移したほうが良いでしょう。

ところが、もし他の口座に移すのが面倒、利子がつかなくてもいいという場合は、ゆうちょ銀行に貯金し続けても良いのです。

利子の付かない振替口座に限度額はありません。

利子がつかなくてもいいから、ゆうちょ銀行で貯金し続けたいという人は、限度額を超えても貯金を続ける選択肢もあります。

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貯金の口座は分散したほうがいい?

貯金の口座は分散したほうがいい?

ゆうちょ銀行に預入限度額が設定されています。

限度額を超えると、超えた分のお金に利子がつかなくなるのです。

でも、利子を気にしないならそのまま限度額を過ぎても貯金し続けることもできます。

しかし、ゆうちょ銀行の貯金の口座は分散したほうが賢明です。
その理由は2つあります。

  • 1,000万円以上の貯金はペイオフ対象外となるから
  • 貯金専用口座があったほうがお金が貯まりやすいから

1,000万円以上の貯金はペイオフ対象外となるから

ゆうちょ銀行だけに資金を集中させないほうが良い理由は、1,000万円以上の貯金はペイオフ制度の対象外になるからです。

ペイオフ制度とは、お金を預けた銀行がもし破綻した場合、破綻した銀行に代わって、預金保険機構が預金者に預金を払い戻してくれる制度です。

ただし、一人あたり1,000万円までしか保証されません。

2,000万円預けていた場合、1,000万円は戻ってきますが、1,000万円は消えてしまうのです。

しかし、別々の銀行に1,000万円ずつ預けていたら、もし一つの銀行が破綻してもあなたの2,000万円は守られるのです。

銀行が破綻する可能性は非常に低いです。

特にゆうちょ銀行が破綻する可能性はものすごく低いでしょう。

しかし、可能性はゼロではありません。

万が一のリスクに備えて、大切な資産は分散しておくのが賢明です。

また、ゆうちょ銀行が破綻することがなくても、システム障害が起きてATMでお金が引き出せないなどの不具合が生じる可能性はあります。

そのような緊急事態が起きたときに、ゆうちょ銀行以外に資金がないと困るでしょう。

このような事情からも、資産を集中させておくのは避けたほうが良いのです。

貯金専用口座があったほうがお金が貯まりやすいから

ゆうちょ銀行は、もともと国営事業だった安心感、全国で利用できる便利さ、ATM手数料無料などのお得があるため、全てゆうちょ銀行にお金を預けている人は多いでしょう。

ゆうちょ銀行が給料の振込口座だった場合、生活費用、貯金用も全てゆうちょ銀行の口座一つで管理しているかもしれません。

銀行口座が一つだと、とても楽でしょう。

しかし、貯金を貯めたいなら3つの銀行口座に分散するのがおすすめです。

「給料振込&生活費用」「貯金用」「特別費用」の3つに分けて管理することで、貯金が貯まりやすくなるのです。

給料振込&生活費用

給料が振り込まれる銀行口座を生活費用の口座として使っている人が多いでしょう。

収入と支出が一目でわかるので、全体的なお金を把握できるメリットがあります。

支払いが多くても、給料が振り込まれるので残高不足になる心配が少なくなります。

残高不足が不安な人は、平均的な生活費の3ヵ月分のお金を目安に入れておけば安心でしょう。

貯金用

給料振込&生活費用の口座に残ったお金が貯金、という人が多いでしょう。

でも、そうすると貯金の意識が高まりません。

貯金すべきだったお金を使ってしまうこともあるでしょう。

逆に毎月しっかり貯金ができていても、貯金額があいまいになってしまうためモチベーションが上がりません。

貯金用の銀行口座は別に用意しておきましょう。

この場合、満期にならないとお金が引き出せない定期預金にしておくと良いでしょう。

普通預金よりも金利が高くなります。

ゆうちょ銀行の場合は、通常貯蓄貯金、定期貯金、定額貯金がおすすめです。

ゆうちょ銀行の積み立て貯金については、こちらの記事で詳しく解説していますので、ご参考にしてください。

特別費用

貯金用の口座にはまとまったお金を貯め続けるでしょう。

その貯金用とは別に特別費用の口座を作るのがおすすめです。

特別費とは、毎月かかる生活費以外にかかるお金のことです。

年に1回の固定資産税や自動車税、その他にも旅行費や電化製品を買い変えるために費用などは全て特別費になります。

貯金用の銀行口座は定期預金にするので、特別費のために引き出すわけにはいきません。

でも、毎月の生活費から特別費を捻出しようと思うと、家計費が混乱してしまいます。

結局、毎月予算通りに貯金できなくなってしまうのです。

特別費用の銀行口座を作っておき、毎月5,000円、10,000円など積み立てておけば、特別費が必要になった時のために備えておくことができます。

そうすれば、毎月決まった貯金額を計画的に貯め続けることができるでしょう。

このように3つの口座で管理することで、今まであいまいになっていた貯金を明確にすることができます。

貯金すべきお金がいつのまにか生活費に使われていた…ということがなくなるでしょう。

総無料統計局が発表しているデータによると、2020年4月~6月の勤労者世帯の実収入(総世帯)は、1世帯当たり595,227円となっています。

一般的に貯金は最低1割以上、理想は2割とされています。

平均的な実収入を参考に、1割貯金したとしましょう。

1ヵ月59,522円、1年では714,264円の貯金が見込めます。
(参考:e-STAT)

まとめ

今回は、ゆうちょ銀行の貯金限度額、さらに銀行口座を分散する必要性についてご説明してきました。

ゆうちょ銀行は、他の民間銀行の経営を圧迫しないように貯金限度額が設定されています。

通常貯金、定期性貯金それぞれの預金額が1,300万円を超えると、利子のつかない振替貯金になるのです。振替貯金に限度額はないため、そのまま貯め続けることはできます。

しかし、万が一経営破綻したときに保証されるのは1,000万円まで。だから、1,000万円を超える場合には、他の銀行口座に分散するのが賢い方法です。

1,000万円以上の貯金の預け先を迷っている人、これから1,000万円以上の貯金を目指して貯めている人は、銀行口座の分散を考えましょう。

節約したお金を賢く貯金するには
工夫して節約したお金をそのままお財布に入れておくのは賢い方法ではありません。
そのお金をどのようにしたら更に効率よく増えるのか考えましょう。
同じお金でも置いておく場所によって増え方も違います。心の持ち方も変わってきます。
節約して浮かせたお金を使う最後の最後まで得する方法を実践、その具体的なお金の預け方を以下のページでまとめました。
当貯金ブログの評価


75点
/100点中貯金ブログ採点
※労力対効果・費用対効果を考慮した当節約貯金ブログのおすすめ度

私の場合(夫婦・子供2人)だと、この栄養バランスを考えた節約方法で
714,264円/年間 貯金力を秘めています。
※表現や再現性には個人差があり必ずしも利益や効果を保証したものではありません。

(計算値:銀行口座を分散して貯金することで年▲714,264円)

資金を一つの銀行口座に集中させてしまうと貯金が貯まりにくくなります。
ゆうちょ銀行の貯金上限とは関係なく、分散して管理することで、貯金できる環境が整います。そして計画的に貯金を増やしていくことができるでしょう。