女性にとって髪の美しさはとても大切です。
どんなにおしゃれな服装をしていても髪型がいまいちだと魅力的ではありません。
でも、美しい髪を維持するためには美容院代がかかります。
カット代だけでなく、カラーや白髪染め代も合わせると、年間で大きな出費になるでしょう。節約を頑張る主婦にとって、美容院代を節約することは大きな課題の一つです。
今回は、美容室代を節約する方法をご紹介していきたいと思います。
大切な髪のためには美容院代は節約できない…と思っているなら、ぜひ今回の美容室代節約術を参考にしてください。
美容院代の平均
あなたは1年にどれくらいの美容院代がかかっていますか?
その金額は高いのでしょうか?安いのでしょうか。
総務省が2019年の美容院にかかる費用の平均を発表しています。
二人以上の世帯の平均は、理髪料5,139円、パーマネント代3,345円、カット代6,208円、他の理美容代21,058円となっています。1年の合計は35,750円です。
あなたの美容院代と比べてどうでしょうか。
カットとカラー、カットと白髪染めなどをすると、1回にかかる美容院代は6,000円~10,000円ほどが相場です。平均8,000円として、1年に5回以上行く場合には、平均より高いことになります。
しかも、この総務省が発表している金額は、家族全員分なので、主婦一人あたりの美容院代は、もっと少ないことになるでしょう。
この平均を目安として、もっと美容院代がかかっているなら、しっかり節約していきましょう。
(参考:総務省統計局)
美容院代節約方法
当たり前のようにかかっている美容院代ですが、少し工夫するだけで節約できる場合があります。
独身の頃は毎月美容院に行っていた人も、主婦になったら、美容院の行き方を見直してみましょう。
美容院代を節約する最善策は、美容室代に行かないことです。でも、自分で髪をカットしようと思っても限界があるでしょう。
美容院に行かないという究極の選択をする前に「美容院に行く回数を減らす」「美容院にかかる金額をおさえる」ことを考えてみましょう。
そのためには以下のような工夫が必要です。
- 髪型を工夫する
- カラーを工夫する
- 白髪染めを工夫する
- 美容院選びを工夫する
この4つを実践するだけで、年間の美容院代を大幅に節約できるでしょう。
髪型を工夫する
「美容院に行く回数を減らす」ためには、頻繁に美容院でカットせずに済む髪型を考えましょう。
美容師さんはベストな状態になるようにカットしてくれます。
だから、カットした後1、2週間は良い状態を保つことができます。
でも、1ヶ月後には長すぎて気になるようになってしまいます。1ヶ月半、2カ月を過ぎると我慢できなくなるでしょう。
だから1、2カ月ごとに美容院に行くことになります。
美容師さんに長持ちしやすい髪型にカットしてもらえば、美容室に行く回数を減らすことができます。
例えばセミロングの場合、毛先が軽いよりも重めにしておいたほうが、時間が経って長さやボリュームが出でも、きちんと感を保つことができます。
長持ちしやすい髪型は、その人の髪質や顔の形などによって違うので、美容師さんに相談してみるのが一番です。あなたに合った長持ちしやすいカットにしてくれるでしょう。
ロングよりショートのほうが節約できると考える人は多いでしょう。
ロングだと洗うときにシャンプーやお湯をたくさん使い、ドライヤーで乾かす時間も長くなります。
確かにショートのほうがシャンプーやお湯、ドライヤーは少なくて済むでしょう。でも、ショートは頻繁に美容院でカットしないと、良い状態を保つことができません。
2、3㎝伸びてしまうと、ベストのヘアスタイルを保てなくなるでしょう。人の髪は1ヶ月1.5㎝~2㎝伸びます。だから、1、2カ月経つと美容院に行きたくなってしまうのです。
一方ロングなら、2、3㎝の伸びても、あまりヘアスタイルは変わりません。
半年美容院に行かずに10㎝伸びても、鎖骨から胸くらいの長さになるだけなので、スタイルが崩れることはないでしょう。
ロングにしてシャンプー代、お湯代、電気代がかかっても、美容院に行く回数を1回減らすことができれば、節約になります。
節約するならショートよりロングがおすすめです。
「前髪が邪魔になってくると美容室に行きたくなる」人も多いでしょう。
前髪を下したヘアスタイルの場合、前髪が伸びるとだらしない雰囲気になってしまいます。自分で切ることもできますが、前髪は顔の印象を左右する重要な部分なので失敗は許されません。
節約のためにおすすめしたいのは、前髪なしのヘアスタイルです。
前髪が伸びすぎて邪魔になっているなら、そのまま伸ばしてみましょう。
中途半端の長さの間は邪魔になってしまいますが、十分な長さに伸びてしまえば、あとは頻繁に切る必要がなくなります。
前髪がなくなると、大人っぽい印象、上品な印象になるでしょう。
節約効果もアップして、イメチェンもできるのでおすすめです。
このように「長持ちするヘアスタイル」「ショートよりロング」「ヘアアレンジ」「前髪なしのヘアスタイル」にすれば、美容院でカットするタイミングを伸ばすことができます。
美容院に行く回数を減らすことができるでしょう。
美容室のカット代の全国平均は約3,500円です。
2カ月に1回カットしていた場合、3カ月に1回に減らせたとしましょう。
1年にかかるカット代21,000円を14,000円にすることが期待できます。
1年7,000円の節約が見込めます。
カラーを工夫する
次に、「美容室に行く回数を減らす」ための方法はカラーを工夫することです。
節約のためには、カラーをしないのが一番でしょう。
黒髪のままならカラーにかかるコストはゼロです。
でも「暗い印象になる」「野暮ったく見える」「流行りのヘアアレンジができない」などの理由から、黒髪に苦手意識がある女性は多いでしょう。
そこで、節約効果を高めつつ、ヘアカラーを楽しむ方法を考えていきたいと思います。
一度ヘアカラーをすると、その後、頻繁にカラーしなければいけなくなります。
ヘアカラーをして時間が経つと、ヘアカラーをした部分は明るい色でも、新しく生えてきた根元の部分は黒くなります。いわゆるプリン髪状態になってしまうでしょう。
プリン髪はとても恥ずかしいものです。
このプリン髪を防ぐために頻繁に美容室に通うことになるのです。
プリン髪は、カラーの色が明るいほど目立ちます。
あまり明るくない色なら、カラーの部分と黒髪部分の色の段差が目立たなくなるのです。
そこでおすすめは、カラーをするときは、できるだけ暗い色にすることです。
その上でハイライトを入れるのがおすすめです。
根元ではなく毛先をメインにハイライトを入れれば、黒髪が生えてきてプリン髪になる心配はありません。
ベースの色は暗くても、ハイライトを入れれば明るい印象にすることができます。
根元だけが黒いプリン髪になってしまったら、根元を隠すヘアアレンジをしてみましょう。
帽子やターバンを使ったヘアアレンジなら、プリン髪を上手く隠すことができます。
夏季は紫外線対策にもなるので帽子アレンジがおすすめです。
また、分け目を工夫する方法もあります。
分け目をきっちり分けてしまうと根元の黒髪が目立ちます。
まっすぐ分け目ではなくジグザグ分け目にしてみましょう。
ジグザグ分け目にすると、ボリューム感が出て、ふんわりとした女性らしい印象になるのでおすすめです。
やり方は簡単。ヘアコーム(くし)を前髪に差し込み、後ろ髪の方にジグザグと動かしながら分け目をつけていくだけです。
規則正しいジグザグよりも不規則なジグザグにしたほうが、こなれ感じが出て◎です。
ジグザグ分けなら、根元が見えにくくなるので、黒い根元をごまかすことができるでしょう。
カラー代を節約するために、市販のヘアカラー剤を使ってセルフカラーする方法もあります。
美容院のようにきれいに仕上げることはできませんが、数回に1回ならセルフカラーでも良いでしょう。
セルフカラー初心者なら、泡タイプがおすすめ。シャンプー泡のように簡単に髪になじむので、まんべんなく染めることができます。
美容院なら6,000円ほどかかるカラーですが、市販のカラー剤なら800円ほどで購入することができます。
2カ月に1回ずつ、1年に6回美容院カラーしている場合、3回は美容院カラー、3回はセルフカラーに変えてみましょう。
1年36,000円のカラー代を20,400円にすることが可能です。
1年15,600円の節約が見込めます。
白髪染めを工夫する
最後にご紹介する「美容室に行く回数を減らす」方法は、白髪染めを工夫する方法です。
節約のためにカラーを我慢することはできます。
でも、白髪染めを我慢するのは難しいでしょう。
白髪があると7歳老けて見えると言われています。
どんなにメイクや服装を若々しくしても、白髪があると老けた印象になってしまうでしょう。
だから、主婦にとって白髪染めは削るのが難しい美容費です。
白髪を見つけると抜く人もいますが、逆効果です。
同じ毛穴からまた白髪が出てくることが多いので、短い白髪がかえって目立つ恐れがあります。抜くことで毛穴を傷めることにもなります。
白髪対策のためには、やはり染めるしかないのです。
節約しながら白髪対策する方法を考えましょう。
美容院での白髪染め代を節約するためには、市販の白髪染めを使うのが最も効果的な方法です。市販品なら1,000円ほどで購入することができます。
実は、市販の白髪染め美容院の白髪染めも同じ方法で白髪を染めています。
美容院の白髪染めの仕上がりが良いのは、トリートメントできれいに仕上げているからなのです。
市販の白髪染めでも、ポイントをおさえれば上手く染めることができるでしょう。
クリームタイプと泡タイプがありますが、肌への刺激が比較的少ないクリームタイプがおすすめです。
きれいに仕上げるポイントは、気になる部分を念入りに染めることです。
ヘアカラーは全体にまんべんなく塗布しますが、白髪染めは根元にたっぷり塗布します。さらにティッシュを貼り付けておくと、頭皮の体温によって染まりやすくなります。
また、時間をかけて塗布すると時間差ができてしまい、色むらが出てしまいます。できるだけ素早く塗布するときれいに仕上がるでしょう。
美容院で白髪染めをしたいなら、フルカラーではなくリタッチカラーにしましょう。
髪の根元から毛先まで染めるフルカラーに対し、リタッチカラーは根元だけを染める白髪染です。
フルカラーは6,000円程度かかりますが、リタッチカラーなら4,000円~5,000円程度になります。
また、白髪染めする範囲が少ないので、髪に負担をかけにくいメリットもあります。
白髪が目立っていなければ、市販の白髪染めも、美容院の白髪染めも不要です。
つまり、白髪が目立たない工夫をすれば、白髪染めの頻度を減らしてコストを削減することができます。
そこでおすすめなのがアッシュカラーです。
髪が真っ黒の状態だと、少し白髪が出てきただけで目立ってしまいます。
全体的に明るくしておけば、白髪が目立ちにくくなります。
おすすめは、赤系やオレンジ系よりアッシュカラーです。
上品で大人の雰囲気になります。
白髪も目立ちにくくなるので、白髪染めの頻度を減らすことができるでしょう。
このような工夫で、白髪染めにかかる費用を節約することができるでしょう。
2カ月に1回、美容室で白髪染めに6,000円がかかっていたと想定します。
1年の白髪染めにかかる美容費は36,000円です。
これを、3回美容院でリタッチカラーの白髪染め(4,000円×3回)、3回市販の白髪染め(1,000円×3回)を使ったとしましょう。
1年の白髪染めにかかる美容費を15,000円にすることができます。
年間21,000円の節約が期待できるのです。
美容院選びを工夫する
ここまで「美容院に行く回数を減らす」節約方法を考えてきました。
最後に「美容院にかかる金額をおさえる」節約方法を考えたいと思います。
美容院はピンキリです。カットだけで8,000円するお店もあれば、2,000円未満のお店もあります。
節約のためには、まず、できるだけ安いお店を探しましょう。
美容室検索サイトでしっかりリサーチすることが大切です。
それ以外にも、美容院にかかる金額をおさえる2つの方法があります。
多くの美容院には、初回限定の割引クーポンがあります。
新規の顧客獲得のために、初めての人だけ特別に安くサービスを提供しているのです。
通常メニューの半額ほどの金額になっていることもあります。
初回限定クーポンは美容院代を大幅に節約できるチャンスなのです。
節約のために、毎回新しい美容院に行って初回クーポンを使いましょう。
クーポンは美容院のホームページか、美容院検索サイトから入手することができます。
ネット予約の時にクーポン付メニューを選択するか、スマホのクーポン画面、もしくはクーポン画面を印刷して持って行く方法があります。
初回限定クーポンよりお得なのが、無料でカットしてもらえるカットモデルです。
カットモデルとは、アシスタント(美容師見習い)の練習台としてカットしてもらうモデルさんのことです。
練習台なのでカット代は無料になります。
「タダで切ってもらっていいの?」と思うかもしれません。でも高いマネキンを使ってカット練習するよりも、カットモデルに無料で練習台になってもらったほうが、美容院側はありがたいのです。
美容院のホームページや店頭でカットモデル募集のお知らせをしていることがあります。
もっと効率良く探せるのが、カットモデルしたい人とカットモデルを募集している美容室をマッチングしてくれる検索サイトです。
「カットモデル (お住まいの地域)」などで検索してみてください。
仕上げは先輩美容師さんがしてくれることがほとんどなので「見習いさんで大丈夫?」と心配しなくても大丈夫です。
2カ月に2回ずつ3,500円のカット代を払っていたとしましょう。
カットモデルになれば、年間21,000円の美容費を節約できる可能性があります。
まとめ
今回は、節約主婦の大きな課題である美容院代について考えてきました。
女性にとって美しいヘアスタイルを保つことはとても大切です。
でも、同時に節約もしていかなればなりません。
今回ご紹介した、髪型、カラー、白髪染めの節約美容術を実践すれば、美容室に行く頻度をおさえることができるでしょう。
さらに、初回クーポン利用やカットモデルになることで、美容院代を大幅に節約することも可能です。
美しさをキープしながら、美容費を賢く節約していきましょう。
効率良く節約生活を進めるためには、銀行口座を3つにすることが大切です。家計費用口座、特別出費用口座、貯蓄用口座に分けることで、いつのまにか貯金が増えていくかもしれません。それでは口座開設はどこがいいか?当節約ブログおすすめはイオン銀行です。
92点/100点中
※労力対効果・費用対効果を考慮した当節約貯金ブログのおすすめ度
私の場合(夫婦・子供2人)だと、この美容院の節約方法で
70,600円/1カ月 貯金力を秘めています。
※表現や再現性には個人差があり必ずしも利益や効果を保証したものではありません。
(計算値:髪型を工夫することで1年▲7,000円、セルフカラーで1年▲21,600円、白髪染めを工夫することで1年▲21,000円、カットモデルで1年▲21,000円))
主婦にとって美容院にかかる費用は大きな出費です。
美容院節約術は、非常におすすめ度が高いです。