疲れて夕食を作るのが面倒な時、家族で外出して遅くなった時など、ついつい外食に頼ってしまいます。
外食は「自炊をしなくていいから楽」だけでなく、気分転換になったり、家族で楽しむことができたり、普段食べないような料理が食べられる、など魅力がたくさんあります。
でも、問題は外食費がかさんでしまうことです。
そこで今回は、外食費を節約するための方法を考えていきたいと思います。
外食費はなかなか節約が難しいと思っているかもしれませんが、賢く節約できる方法があります。
食費は大きな出費です。上手く節約して家計を楽にしていきましょう。
外食費は高い
毎月どれくらいの外食費がかかっていますか?
総務省統計局が発表した2019年のデータによると、2人以上世帯の1ヶ月あたりの外食費は12,726円となっています。
(参考:e-STAT)
週末に1回外食をしていると仮定すると、1回あたり3,181円の外食費がかかっていることになります。
年間では152,712円にもなるのです。
あなたの外食費と比べてどうでしょうか。
もしこれ以上かかっているなら、外食費節約を頑張りましょう。
外食費を節約する方法
外食費を節約するためには、「外食に行くお店を見直す」「行くタイミングを見直す」「割引クーポンを利用する」ことがポイントです。
そうすれば、賢く外食費を減らすことができるでしょう。
安くてたくさん食べられる外食チェーンに行く
外食と一口に言っても、金額はピンキリです。
量や質も様々でしょう。
高級食材を使ったフレンチのフルコースなら、1人あたり5,000円~10,000円になります。
リーズナブルな大衆食堂なら、500円でお腹いっぱい食べられるでしょう。
まず1つ目の節約法は「外食に行くお店」を見直すことです。
安くてもたくさん食べられる外食チェーンなら外食費を抑えることができるでしょう。
全国展開している人気の外食チェーンなら、安いからと言って質が悪いという心配はありません。
安くても、美味しい料理をたくさん食べられるので、コスパ抜群なのです。
おすすめの外食チェーンを見ていきましょう。
外食を節約しようと思ったら、まずマクドナルドが思い浮かぶでしょう。
ランチだけでなく、朝マック、夜マックもリーブナブルに利用できます。
安くてもボリューム満点なのが嬉しいです。
ハンバーガー単品110円(税込)、ダブルチーズバーガーバリューランチ550円(税込)、てりやきマックバーガーバリューセット550円(税込)など、安定した安さがあります。
グランクラブハウスセッと790円(税込)など、少し贅沢なメニューでも、他の外食と比べたら安いです。
激安メニューで2000年代以降大人気となったファミリーレストランチェーン店。
ファミリーレストランで節約したいなら、サイゼリアがおすすめです。
キッチン面積を狭くし席数を増やすことで売り上げアップを図ったり、自社栽培の野菜を使うなど、様々な企業努力により、激安料金を維持しています。
9種類から選べるランチメニューは500円(税込)。さらに、看板メニューのミラノ風ドリアは300円(税込)。マルゲリータピザ400円(税込)、ペペロンチーノパスタ300円(税込)と、単品メニューが激安です。
ミラノ風ドリアは結構ボリュームがあるので、1皿だけでも女性なら十分満腹になるでしょう。
サイゼリアの次におすすめのファミリーレストランチェーン店は、ガストです。
ハンバーグだけでなく、和食、洋食、サラダ、そしてスイーツと、バランスのとれた豊富なメニューが魅力です。
日替わりランチは549円(税込)。ハンバーグステーキ549円(税込)、トマトソーススパゲティ549円(税込)、フォンダショコラ329円(税込)など。
家族4人で、2,000円以内に抑えることもできるでしょう。
ココスもコスパの良いファミリーレストランチェーン店です。
おすすめは朝食バイキング。平日748円(税込)、土日祝日858円(税込)で、ホテルの朝食のようなボリュームたっぷりの朝食バイキングを楽しむことができます。
日替わりランチは759円(税込)、ハンバーグ649円(税込)、ボロネーゼスパゲティは759円(税込)と、サイゼリアとガストに比べると少しだけ高い料金設定です。
それでも、十分安くてたくさん食べることができる外食チェーンです。
和食をたくさん安く食べたいときにおすすめなのが和食チェーン店の大戸屋です。
手作りにこだわった定食メニューは栄養バランスもしっかり考えて作られています。魚メニューが多いのも嬉しいポイントです。
チキン南蛮定食800円(税込)、さばの炭火焼き定食890円(税込)、チキン味噌かつ定食880円(税込)。
ボリューム満点の量なので、男性でも満足できるでしょう。
がっつり食べたいときにおすすめなのが、カツ丼チェーン店のかつやです。
分厚い肉の本格的なカツが大人気です。
レシートには、次回使える100円引きクーポンがついています。
ロースかつ定食759円(税込)、かつ丼539円(税込)~、カツカレー715円(税込)と、安いのにたくさん食べることができます。
テイクアウトのある店舗なら、夕食分を買って帰るのもおすすめです。
根強い人気を誇る牛丼チェーン店の吉野家。
変わらぬ美味しさと、ボリューム、そして低価格が人気の理由です。
牛丼は小盛365円(税込)、並盛387円(税込)、アタマの大盛497円(税込)、大盛563円(税込)、特盛695円(税込)、超特盛794円(税込)と食べたい量に合わせて選べるので、無駄がありません。
牛カルビ定食768円(税込)、スパイシーカレー361円(税込)など、牛丼以外のメニューも充実しているので、定期的に行っても飽きることがないでしょう。
安くてたくさん食べられるラーメンチェーン店なら、幸楽苑がおすすめです。
昭和29年創業の老舗ラーメン店でもあります。
シンプルな中華そばのブレない味わいは、多くのラーメンファンに愛されてきました。
そんな本格ラーメンでありながら、低価格なのが嬉しいポイント。
中華そば440円(税込)、つけ麺540円(税込)、冷やし中華680円(税込)、チャーシュー丼320円(税込)など、節約者に嬉しい金額です。もちろんボリュームも十分です。
激安うどんチェーン店として全国展開しているのが丸亀製麺です。
なんと、かけうどんは300円(税込)。豪華に天ぷらをトッピングしても500円以内におさえることができます。
かま玉うどん370円(税込)、きつねうどん440円(税込)など、全体的に非常に安いです。
サクサクの美味しい天ぷらが、110円(税込)~160円(税込)とリーズナブル。
コスパ抜群の外食ができるでしょう。
安くてたくさん食べられる外食と言えば、回転寿司も外すことができません。
おすすめはスシローです。ネタの美味しさもさることながら、メニューの豊富さが魅力です。
お寿司だけでなく、サイドメニューやデザートメニューも充実しているので、家族で大満足できるでしょう。
お寿司はほとんどが110円(税込)。165円(税込)、330円(税込)の特別メニューもありますが、110円(税込)のお寿司だけで十分満足できるでしょう。
安くてたくさん食べられる外食チェーンなら、外食費を節約することができます。4人家族の1回の外食費の相場は3,000円ですが、2,000円に抑えることができるでしょう。
週に1回外食をする場合、1ヶ月4,000円、1年では48,000円の節約が期待できます。
贅沢な外食は平日ランチに行く
2つ目の節約法は「外食に行くタイミング」を見直すことです。
先ほどご紹介したココスの朝食バイキングは、平日は748円(税込)、土日祝日なら858円(税込)です。
料理の料金は、平日と週末で金額が変わることがあります。さらに、モーニング、ランチ、ディナーによってもメニューは大きく変わるのです。
ココスの場合は110円の違いですが、もっと贅沢な外食の場合は、大きな違いが出るのです。
外食に行くタイミングとしておすすめなのが、平日のランチです。
例えばホテルのディナーは約10,000円のコース料理となっていますが、ランチなら約3,000円~約5,000円です。
ホテル、レストラン、お寿司屋さんなど、ちょっと贅沢な外食の場は、ディナーは手が出ない料金でも、ランチならとても割安になっているのです。
リーズナブルな料金で高級ホテルの味を楽しむことができるのでお得なのです。
たまに贅沢な外食を楽しみたいときは、平日のランチをねらいましょう。
アプリのクーポンを利用する
3つ目の節約方法は、割引クーポンの利用です。
クーポンを利用すれば、安い飲食店でもさらに割引されることになるので非常にお得です。
少し前までは新聞、チラシ、フリーペーペーなど紙クーポンが主流でした。
ホームページにあるクーポンを印刷してお店に持って行く方法もありました。
でも最近は、アプリのクーポンが増えています。
飲食店の公式アプリをインストールすると、どんなクーポンがあるかチェックすることができます。
使いたいアプリがあれば、お店で見せるだけで割引してもらえます。
以下のように、様々なクーポンがあります。
マクドナルドの公式アプリは多くの人が利用しています。
「フライドポテト330円(税込)が190円(税込)」「ビックマックセット740円(税込)が670円(税込)」などの割引クーポンがあります。
無料クーポンがもらえる場合もあります。
激安うどんの丸亀製麺の公式アプリにもクーポンがあります。
インストールすると、初回特典として「かしわ天無料」などの無料クーポンがプレゼントされます。
さらに「お好きなうどん50円引き」などのクーポンは常時使うことができます。
(吉野家公式アプリ)
安い牛丼屋の吉野家の公式アプリでも、クーポンをプレゼントしています。
「牛丼30円引き」「味噌汁60円引き」など、様々なクーポンがあります。
すかいらーくの公式アプリから、ガスト、バーミヤン、藍屋など、すかいらーく系列のお店で使えるお得なクーポンをゲットできます。
初回インストール特典として、「大葉おろしの和風ハンバーグ659円(税込)が439円(税込)」などのクーポンが利用できます。
グルメ情報サイトのホットペッパーグルメの公式アプリにもお得なクーポンがあります。様々お店のクーポンがあるのです。
料理や飲み物が半額などの割引クーポンがあります。
ホットペッパーグルメの公式アプリはクーポン以外にも、今いる場所からお店検索ができたり、ネット予約ができるなどの機能も使えるので便利です。
共同購入型クーポンサイトのGROUPONの公式アプリでも、クーポンを入手することができます。
GROUPONのクーポンは50%~70%OFFという割引額が高いものが多いので、節約に役立つでしょう。
このように、飲食店の公式アプリや、ホットペッパーグルメのような情報サイトのアプリからもクーポンを手に入れることができます。
スマホがあればどこでも簡単に手に入れることができるので、お店に行く直前にアプリをインストールしてもOKです。
クーポンの割引はそれほど大きな割引額ではありませんが、コツコツ節約するために利用しましょう。
外食をしない方法
ここまで外食費を節約する方法をご紹介してきましたが、最後にご紹介するのは、外食をしない方法です。
全く外食をしないのは難しいでしょう。
でも、月に4回外食しているところを、月2回に変えることは可能ではないでしょうか。
外食しないためには、自炊を増やす必要があります。
以下のようなルールなら無理なく自炊を増やせるでしょう。
手抜き自炊を増やす
完璧な自炊をしようと思うと負担になってしまい長続きしません。
そこでおすすめしたいのが「外食よりは安い」というレベルの手抜き自炊です。
例えばパスタを作る場合、パスタの素を使えば、具材を切って炒めて作るよりも簡単に作ることができます。
具材を切って作ったほうが、パスタの素を買うよりも断然安上がりになります。
でも、外食してパスタを食べることを考えればパスタの素を買ったほうが安上がりになります。
このように「外食よりは安い」という基準で、おかずの素、カット野菜、冷凍フライなどを使いましょう。
そうすれば気楽に自炊する日を増やすことができるでしょう。
つくり置きを増やす
つくり置きがあると、自炊は一気に楽になります。
でも、つくり置きを作るのが面倒…と思うでしょう。
週末つくり置きのように「つくり置きを作ろう」とすると億劫になってしまいますが、簡単につくり置きを作る方法があります。
それは、少し多めにおかずを作るだけです。
例えば肉じゃがを作るとき、その日の夜ご飯に食べる量の2倍を作っておけば良いのです。半分は、翌日以降のつくり置きということになります。
2日連続で同じメニューが飽きる場合はリメイクすれば良いのです。肉じゃがをさっと潰してコロッケにしたり、チーズをのせてグラタン風にすることもできます。
このようなつくり置きなら、気軽に簡単に作られるので、自炊を増やすことができるでしょう。
このように外食しないで自炊する日を増えた場合、どれくらいの節約効果があるでしょうか。
月に4回の外食を2回に減らしたとしましょう。
1回の外食が3,000円だとすると、1ヶ月6,000円の節約が見込めることになります。
1年なら72,000円ということになります。
もちろん自炊するための食材費もかかるので、純粋に72,000円節約できるわけではありませんが、外食するよりも大幅に食費を減らすことができるでしょう。
まとめ
今回は家計を圧迫する外食費について考えてきました。
外食にかかる費用は大きいでしょう。
でも工夫次第で、外食を楽しみながら賢く節約することができます。
その節約法は「安くてたくさん食べられる外食チェーン店に行くこと」「平日のランチに行くこと」「アプリのクーポンを活用すること」です。
さらに、節約のために外食しない努力も必要です。
毎週行っていた外食を隔週にするなど、外食しない日を増やす努力もしていきましょう。手抜き自炊、作り置きをすれば、無理なく自炊を増やすことができるでしょう。
自炊をゼロにすることはできませんが、毎月の外食費をぐんとおさえることができるでしょう。
効率良く節約生活を進めるためには、銀行口座を3つにすることが大切です。家計費用口座、特別出費用口座、貯蓄用口座に分けることで、いつのまにか貯金が増えていくかもしれません。それでは口座開設はどこがいいか?当節約ブログおすすめはイオン銀行です。
95点/100点中
※労力対効果・費用対効果を考慮した当節約貯金ブログのおすすめ度
私の場合(夫婦・子供2人)だと、外食の節約方法で
120,000円/年間 貯金力を秘めています。
※表現や再現性には個人差があり必ずしも利益や効果を保証したものではありません。
(計算値:安くてたくさん食べられる外食チェーンの利用で1年▲48,000円、外食しない節約法で1ヶ月▲72,000円)
安くてたくさん食べられる外食チェーンなら、外食の回数を減らさなくてもしっかり節約できるでしょう。自炊を増やして外食の回数を減らすのはさらに◎です。