ブランド化粧品は、年齢を問わず女性の憧れです。
高級化粧品でスキンケアしたり、メイクをすると、とても豊かな気分になります。
お気に入りのブランド化粧品を長年使い続けている人もいるでしょう。
しかし、ブランド化粧品はとても高いです。節約生活を徹底するなら、高級化粧品を使い続けるのは難しいかもしれません。
でも、スキンケアやメイクをしないわけにはいかないでしょう。
そこでおすすめしたいのが、安くていい化粧品ブランドで節約する方法です。
最近は魅力的な安くていい化粧品がたくさんあります。
節約生活のために、化粧品の見直しをしてみましょう。
ブランド化粧品は高い
百貨店のブランド化粧品売り場は、独特のキラキラした雰囲気があります。
店員さんに勧められると、ついつい予定外のアイテムも購入してしまう…なんてことも多いでしょう。
ブランド化粧品には、女性を惹き付ける魅力がたくさんあります。
まず、成分です。スキンケア効果の高い厳選成分が配合されているので、お肌の調子をしっかり整えてくれます。
メイクアイテムは発色の良さや持続性に優れているので、メイクを一層美しく仕上げることができます。
また、使い心地が良いだけでなく、パッケージも美しいです。
ラグジュアリーな化粧品が置いてあるだけで、気分が上がります。
女性にとって魅力的なブランド化粧品ですが、大きな難点は金額が高いということです。
お金を気にせずに美容効果だけを重視したい女性なら、ブランド化粧品を使い続けても良いでしょう。
しかし、節約生活を送る女性にとって、ブランド化粧品は見直すべきアイテムと言えるのです。
ブランド化粧品の相場は?
実際に、ブランド化粧品はどれくらい高いのでしょうか。
人気のブランド化粧品、CHANEL(シャネル)、Dior(ディオール)、RMK(アールエムケー)、CLINIQUE(クリニーク)、LANCOME(ランコム)の5ブランドの化粧水、美容液、ファンデーション、口紅の代表的な金額を見てみましょう。
化粧水 | 美容液 | ファンデーション | 口紅 | |
CHANEL | 15,500円 | 50,000円 | 7,500円 | 4,000円 |
LANCOME | 12,100円 | 11,000円 | 6,600円 | 4,400円 |
Dior | 7,590円 | 14,300円 | 6,600円 | 4,400円 |
CLINIQUE | 4,180円 | 9,900円 | 5,830円 | 3,520円 |
RMK | 3,960円 | 7,150円 | 4,400円 | 3,850円 |
(参考:シャネル:ランコム:ディオール:クリニーク:アールエムケー)
このように、ブランド化粧品のアイテムは非常に高いです。
化粧品は一つではありません。
化粧水、美容液、乳液、ファンデーション、チーク、口紅、マスカラ、アイシャドウなど、様々なアイテムを揃えなければいけません。だから、一つ一つの金額が高いとかなりの出費になってしまうのです。
ブランド化粧品が高い理由は?
それでは、ブランド化粧品はどうしてこれほど高いのでしょうか。
ブランド化粧品が高い理由として、以下の4つが挙げられます。
ブランド化粧品には、高級原料が使われています。
だから美肌効果が高いのです。
低刺激を追求した希少価値のある成分や、厳選された天然由来成分などを配合しています。
また、特殊な技術を使い、長い時間をかけて作っているため、開発費、研究費などのコストもかかっています。
より良い中身にするために多くのコストがかかっているため、価格が高くなるのです。
ブランド化粧品の容器はとても魅力的です。ブランド化粧品の容器があると、ドレッサーがパッと華やかになります。バックに入れて持ち歩いても気分が上がるでしょう。
ブランド化粧品は、中身だけでなく容器にも力を入れています。
容器の形、パッケージの柄など、美しさを追求しているのです。
その開発、製造などにかかるコストも、ブランド化粧品が高い理由の一つです。
ブランド化粧品には多額の広告費がかかっています。
テレビ、雑誌等、様々なところでブランド化粧品の広告を目にするでしょう。
しかも、海外、国内の一流タレントを起用しているので、大きな広告費が必要になるのです。
この広告費は、ブランド化粧品が高い大きな理由です。
百貨店にある店舗の中で、ブランド化粧品は花形です。だから、ほとんどの百貨店では人気ブランド化粧品売り場は1階の立地の良い場所にあります。
立地の良い場所にあるということは、高い家賃がかかっていることになります。
もちろん人件費などの店舗運営費もかかります。
店舗運営コストがかかるため、ブランド化粧品は高くなってしまうのです。
1ヶ月の化粧品にかける平均額
女性を魅了するブランド化粧品ですが、上記のような理由からどうしても金額が高くなります。
ブランド化粧品を使い続けていると、食費や光熱費などをコツコツ節約しても、なかなか家計を楽にすることはできないでしょう。
ここで、1ヶ月の化粧品にかける金額の相場をご紹介したいと思います。
総務省統計局のデータ(二人以上世帯)によると「理美容用品」にかかる1ヶ月平均額は、4,882円となっています。年間では58,584円です。
(参考:e-STaT)
これには、家族分の石鹸、洗顔フォーム、スキンケア用品、メイク用品など全てが含まれています。
平均を見ると、化粧品にかけるお金はそれほど高くないことがわかります。
理美容用品を1ヶ月5,000円以内にするためには、ブランド化粧品を使うのは難しいでしょう。
あなたの家の理美容用品代は、これより高いでしょうか。安いでしょうか。
高いのであれば、節約する余地があると言えるでしょう。
安くていい化粧品ブランドが節約になる
化粧品にかけるお金は、一般的にそれほど高くないのが現状です。
1ヶ月5,000円以上の化粧品代がかかっているなら、節約方法を考えていきましょう。
でも「しっかりスキンケアしないとお肌がボロボロになってしまう…」「定期的にメイク用品を買わないと流行遅れになってしまう…」などと思うかもしれません。
そこでおすすめしたいのが「安くてもいい化粧品ブランド」です。
高級ブランド品がもてはやされていたバルブ期と違い、最近は安くてもいい品物を求める人が増えています。
化粧品も、高級ブランド品だけでなく「安くていい化粧品ブランド」が人気を集めています。
総務省統計局のデータで理美容用品費が5,000円以内におさまっている理由は、多くの人が安い化粧品ブランドを賢く使用していると言えるでしょう。
節約するためには、安くていい化粧品ブランドを上手く使っていきましょう。
安くていい化粧品ブランドの相場は?
安い化粧品ブランドの場合、実際にどれくらい安いのでしょうか。
低価格化粧品ブランドとしておすすめは、ちふれ化粧品、CEZANNE(セザンヌ)、無印良品です。
スキンケア、メイクの商品を展開しているので、ライン使いができるところも魅力です。
化粧品、美容液、ファンデーション、口紅の代表的な金額を見てみましょう。
化粧水 | 美容液 | ファンデーション | 口紅 | |
ちふれ | 560円 | 600円 | 800円 | 00円 |
セザンヌ | 500円 | 680円 | 800円 | 480円 |
無印 | 980円 | 1,390円 | 990円 | 890円 |
先ほどご紹介した高級ブランドと比べると、かなりリーズナブルな金額です。
この3つのブランド以外にも、スキンケア商品ならAQUALABEL(アクアレーベル)、ナチュリエ、肌ラボなどがおすすめ。
メイク商品ならMAJOLICA MAJORCA(マジョリカ マジョルカ)CANMAK(キャンメイク)、KATE(ケイト)なども、安くていい化粧品ブランドです。
ちふれが最強の低価格コスメ低価格で高品質のコスメとして、最強なのは、ちふれ化粧品でしょう。
1947年設立の老舗化粧品ブランドのちふれ化粧品。
当時の化粧品は今以上に高級品、贅沢品として扱われていました。
そんな時代にアメリカを訪れた創業者が、1ドルで販売されている化粧品を見て衝撃を受けたのです。
これがきっかけで、低価格の化粧品販売を手掛けることになったという誕生秘話があります。
安くてもいい化粧品のパイオニアとして、今でも根強い人気を誇っているのです。
ちふれ化粧品は、全ての化粧品の全成分、配合量を表示することを徹底しています。
今は、化粧品の成分表示は義務化されているのですが、ちふれ化粧品はその30年以上も前から成分表示を行ってきました。
その理由は「ちふれ化粧品がこんなに安いのは、成分が良くないからなのでは…」という不安を払拭するためだったのです。
この安心と信頼を提供したことで、ちふれ化粧品ファンは一気に増えました。
ただ安いだけでなく、品質を重視している化粧品だから、長きにわたり女性に支持されているのでしょう。
高級ブランドの化粧品をちふれ化粧品に変えたとしましょう。
RMKの化粧水は3,960円、美容液は7,150円、ファンデーションは4,400円、口紅は3,850円です。
ちふれ化粧品の化粧水は560円、美容液は600円、ファンデーションは800円、口紅は500円です。
これらの化粧品を2カ月使うとして、年間の金額を比較してみましょう。
RMKの場合は、年間116,160円です。
ちふれ化粧品の場合は、年間14,760円です。
年間101,400円も節約できる可能性があるのです。
実際には、もっと化粧品アイテムが多いので、さらに節約できるかもしれません。
安くていい化粧品ブランドが安い理由は?
高級化粧品ブランドに比べて驚くほど低価格な化粧品ブランドをご紹介してきました。
ちふれ化粧品をはじめ、高品質で低価格な化粧品ブランドはたくさんあります。
しっかりスキンケアをして、メイクを楽しみながら、節約することが可能なのです。
でも、どうして高品質でありながら、低価格を実現できるのでしょうか。
高級ブランド化粧品と比較しながら、安さの理由を考えていきたいと思います。
高級ブランド化粧品の広告は、テレビや雑誌、駅やビル看板など、様々な所で見かけます。高級ブランド化粧品は多額の広告費をかけているので、商品価格が高いというご説明をしました。
反対に安い化粧品ブランドは、広告費を徹底してカットしています。
たまにテレビCMを見かけることはありますが、高級ブランド化粧品のように海外セレブが登場することは少ないでしょう。
雑誌においても、コスメ特集に掲載されることはありますが、化粧品ブランド自体の広告はあまり見かけません。
敢えて広告を多く出さずに宣伝費をおさえることで、商品価格を低くしているのです。
高級化粧品は、日用品だけでなく嗜好品としての役割も兼ね備えています。
だから中身だけでなく、化粧品の容器の形やデザイン、商品を入れる袋に至るまで、美しさを追求しています。
一方安い化粧品は、嗜好品より日用品としての役割が強いです。だから容器の美しさにあまり重きを置いてはいません。
もちろん素敵なデザインの商品もたくさんありますが、高級化粧品に比べるとシンプルなものが多いです。
ちふれ化粧品は詰め替え用化粧品にすることで、低価格を追求してきました。1974年に、日本で初めて詰め替え化粧品を販売したのが、ちふれ化粧品なのです。
低価格化粧品は、容器にかかる費用を徹底してカットすることで、安さを可能にしているのです。
高級化粧品は、こだわりの成分を多く配合しています。
希少価値の高い成分を使い、研究開発に力を入れるため、販売価格はどんどん高くなるのです。
安い化粧品は、シンプルな配合であることが多いです。だから低価格で作ることができます。
複雑な配合は効果がありそうですが、必ずしもそうとは限りません。
化粧品はお肌との相性が重要です。高級化粧品よりも、安い化粧品のほうがお肌に合う場合もあるのです。
また、お肌に優しい成分は高級化粧品にしか配合されていないイメージがありますが、安い化粧品でも低刺激成分がしっかり入っているものもあります。
ちふれ化粧品は、無香料無着色にこだわり、敏感肌の人でも安心できる配合になっています。
金額だけで判断せずに、あなたのお肌に本当に合う化粧品を見つけることが大切です。安い化粧品が肌に合うなら、それが一番でしょう。
安くていい化粧品ブランドの節約方法
安くていい化粧品ブランドの相場や安さの理由についてご紹介してきました。
節約生活を送るためには、安くていい化粧品ブランドを取り入れていくことが必須なのです。
ここからは、具体的な節約方法をご紹介していきたいと思います。
選び方
安くていい化粧品ブランドで節約するためには、選び方が大切です。
ポイントは安くても「良いもの」を選ぶことです。
ただ安いだけの化粧品では「安かろう悪かろう」になってしまいます。
低価格でも高品質の化粧品を見極めましょう。
百貨店のコスメカウンターでは、店員さんが丁寧に商品説明をしてくれたり、その人の肌に合った化粧品を紹介してくれます。そして、テスターで使い心地や仕上がりを確認することができます。
ドラックストアなどで販売されている安い化粧品ブランドの場合も同様に、テスターで使い心地を試してから購入しましょう。
使い心地は良いか、肌に刺激がないか、肌との相性が良いか、確認してください。
不明なことがあれば、売り場の店員さんに聞いてみてください。担当者不在で詳しい回答が得られないこともありますが、一応聞いてみると良いでしょう。
試さずに購入し、実際に使ってみたら「肌に合わなかった…」「発色が良くなかった…」となったら、いくら低価格で購入しても無駄になってしまいます。
ネット購入ができる商品でも、はじめは店頭で試してあなたにとって良い化粧品かどうかを見極めましょう。
店頭で「安い!」と思ってもすぐには買わず、口コミをチェックすることが大切です。
安い化粧品の中には、使い心地が良くなかったり、刺激の強い商品もあります。
もちろん個人差があるので、口コミ情報全てがあなたに当てはまる情報ではありません。でも、ある程度の良し悪しを判断することはできます。
instagramなどのSNSや口コミサイトなら、店頭でもスマホですぐにチェックすることができるでしょう。即買いせずに、立ち止まって口コミ情報をチェックしてみてください。
安くてもいい化粧品を手に入れることができるでしょう。
化粧品は同じブランドをライン使いすることがおすすめです。
特にスキンケアアイテムはラインで揃えましょう。
各ブランドは、ライン使いすることを想定して作られています。
それぞれのアイテムが相乗効果を発揮するようになっていたり、同じ成分を配合することで、効率良くお肌に働きかけるようになっている場合もあります。
低価格の化粧品は高級ブランドの化粧品のように、厳選成分が配合されていないかもしれません。
でも、ライン使いをすることで効果を高めることができるでしょう。
安い化粧品は1商品ワンコインで購入できてしまいます。
だから、あれもこれも欲しくなってしまいます。でも、不要なアイテムの購入はただの無駄遣いです。
安い化粧品であっても、必要なアイテムだけを購入するようにしましょう。
使い方
低価格の化粧品だからといって無駄遣いしたら節約効果は上がりません。
高級化粧品を丁寧に使ったほうが節約になっていた…とならないように、安い化粧品でも節約効果のある使い方をしていきましょう。
高い化粧水を適量使うより、安い化粧水を大量に使ったほうが美肌効果がアップするという人もいますが、化粧品にはそれぞれ適量が決まっています。
化粧品のボトルなどに適量が表記されているでしょう。それ以上使う必要はありません。
安い化粧品であっても無駄遣いしないことを心掛けることが大切です。
最近は、化粧水を節約できるコットンもあるのでチェックしてみてください。
安い化粧品でも節約効果を上げるためには、無駄なく最後まで使うことを心掛けましょう。
メイクアイテムは飽きてしまい最後まで使い切らないことがありますが、使い切るまでは次のアイテムを購入しないルールを作りましょう。
チューブタイプのアイテムは、絞っても出ない状態になったら、ハサミで半分に切ってください。
まだ少し残っているでしょう。小さなスプーンなどですくって使うことができます。もうなくなったと思っても、数回分残っていることがあります。
化粧品を無駄遣いしていないか確認する方法があります。
化粧品を購入したら容器に、購入日を書いておきましょう。
使い終わったときに、何日間使えたのか確認してください。
例えばファンデーションを1月1日に購入し、3月1日に使い切った場合、2カ月使えたことになります。
次にファンデーションを購入したときも同様に日付を書いておきます。
使い終わったときに日数計算し、2カ月未満であれば、前回よりも無駄遣いしていることになります。使い方を見直しましょう。
それぞれの化粧品のおおまかな使用日数を把握しておくのがベストです。
まとめ
今回は化粧品の節約方法について考えてきました。
ブランド化粧品は女性の憧れですが、節約生活を徹底したいなら低価格の化粧品に変えていきましょう。
安くてもいい化粧品ブランドはたくさんあります。
低価格でも満足できる化粧品の選び方、さらに節約効果を高める使い方をご紹介してきました。
ラグジュアリー感のある化粧品も素敵ですが、安い化粧品にはシンプルな魅力があります。ぜひ試してみてください。
効率良く節約生活を進めるためには、銀行口座を3つにすることが大切です。家計費用口座、特別出費用口座、貯蓄用口座に分けることで、いつのまにか貯金が増えていくかもしれません。それでは口座開設はどこがいいか?当節約ブログおすすめはイオン銀行です。
90点/100点中
※労力対効果・費用対効果を考慮した当節約貯金ブログのおすすめ度
私の場合(夫婦・子供2人)だと、安くていい化粧品ブランドの節約方法で
101,400円/年間 貯金力を秘めています。
※表現や再現性には個人差があり必ずしも利益や効果を保証したものではありません。
(計算値:高級ブランド化粧品を安い化粧品に変えることで1年▲101,400円)
化粧品の価格は幅広く、選択肢がたくさんあります。高いブランド化粧品を使っているなら、安い化粧品にすることで、一気に節約効果がアップする可能性があるので、おすすめ度が非常に高いです。