家族でスマホの通信費を節約するには！家庭の笑みは家計へ繋がる！

今は家族全員がスマホを持つ時代です。中高生、小学生にも安全のためにスマホを持たせているご家庭は多いでしょう。

私たちの生活に欠かせない存在となったスマホですが、やはり通信費が非常に高いです。

スマホ1台の1ヶ月の平均通信費は7,000円ほどです。家族4人で使っている場合は、毎月28,000円もの通信費がかかっていることになります。年間336,000円もかかっているのです。

真剣に節約方法を考えていく必要があるでしょう。

でも、「スマホは絶対に必要なものだから仕方ない」「スマホの通信費は複雑でわからない」などの理由で、なかなかスマホの節約に本腰を入れられずにいるかもしれません。

そこで今回は、家族でスマホの通信費を節約できる方法についてわかりやすくご説明していきたいと思います。
家計を楽にするために、毎月のスマホ代を賢く節約していきましょう。

家族でスマホ通信費を節約するのは難しい

4家族で年間30万円以上近くかかっているスマホの通信費ですが、節約するのは簡単ではありません。

「食費は光熱費の節約は頑張っているけれど、スマホの節約はしていない…」という人が多いのではないでしょうか。

スマホの使用頻度を減らすのは難しい

スマホは生活の一部と言って良いほど、重要なものになっています。
スマホがないと仕事が成り立たない人は多いでしょう。

仕事もプライベートも人間関係を円滑にするためにスマホは必須アイテムです。
外出中のお子さまの安全のためにもスマホは重要なものになっています。

また、映像、音楽、ゲームなど趣味のためにも欠かせない存在です。
だから、家族みんなでスマホの使用頻度を減らすことが難しいのです。

でも、「スマホの節約は無理」とそのまま使い続けていたら、毎月高い通信費を払い続けていくことになります。

スマホの料金プランはわかりにくい

スマホの使用頻度を減らすのは容易ではありません。
そこで考えたいのが、料金プランの見直しです。

でも「スマホの料金プランは複雑すぎてわからない」と思うかもしれません。
確かに、スマホの通信料は、電気料金や水道料金のようにシンプルではありません。

毎月のスマホ通信料は把握していても、その内訳まで把握している人は少ないでしょう。

節約になると思って料金プランを変えても、逆に毎月の請求額が増えてしまった…というケースも少なくありません。
だから、いつまでも同じ料金プランのままになってしまうのです。

家族でスマホ通信費を節約する方法

「家族でスマホの使用頻度を減らすことは難しい」「スマホは料金プランがわかりにくい」という理由から、家族でスマホ通信費を節約するのは難しいです。

でも、逆にこの2つの理由を解消することができれば、家族のスマホ通信費を節約することが可能になります。

まず「スマホは料金プランがわかりにくい」を解消するためには、スマホ通信費の内訳をしっかり把握することが必要です。

どの部分にいくら料金がかかっているのかわかると、節約できるポイントが見えてくるでしょう。
「家族でスマホの使用頻度を減らすことは難しい」を解消するのは難しいでしょう。

そこで考えたいのが、家族のスマホ使用頻度を減らすのではなく、家族が携帯電話会社を統一するという方法です。
さらに、格安スマホに変えるという方法もあります。

それぞれの節約方法についてご説明していきましょう。

スマホ通信費の内訳を知る節約法

スマホ通信費は、電気代や水道代に比べたら複雑に感じますが、実はそれほど難しいものではありません。項目がたくさんあるだけです。

項目が多いので、節約ポイントがたくさんあるとも言えるでしょう。
一度、あなたのスマホ通信費の内訳をきちんと確認してみてください。

内訳を知ることができれば、見直すべきポイントが見えてくるでしょう。

少し前までは、どのご家庭にも利用明細書が届いていたと思います。だから、毎月その内容に目を通していたでしょう。

しかし最近は、インターネットでログインをして確認するシステムがほとんどです。ログインするのが面倒で利用明細書をチェックしていないかもしれません。

まずは、携帯会社の公式サイトでID、パスワードを入力してログインをしてください。
マイページに進んだら、料金の内訳を確認してください。

• 利用明細を把握する
• 通話料を見直す
• データ通信料を見直す
• オプションを見直す
• 情報料を見直す

この5ステップで節約していきましょう。

利用明細を把握する

スマホの利用明細は「通話料」「データ通信料」「オプション料金」「情報料金」「端末代金」に分かれています。

通話料とは、スマホで通話するときに発生する料金のことです。
基本料金と呼ばれることもあります。

通話料金は大きく3つのタイプに分かれています。

1つ目は、どんなに通話しても料金が変わらない「かけ放題プラン」です。

2つ目は、5分など一定時間までなら料金が変わらない「一定時間かけ放題プラン」です。

3つ目は、かけた時間に応じて通話料がかかる「通話しただけ料金がかかるプラン」です。

利用状況に応じた通話料プランを選ぶことができるようになっています。

3大キャリアの新プランでは、「かけ放題プラン」「一定時間かけ放題プラン」は通話オプションとして選択できるようになっています。

通話オプションをつけなければ、オプション料金はかかりませんが、通話をすると30秒20円の通話料金がかかってしまいます。

通話オプションをつけずに、月に何度も通話をすると一気にスマホ代が高くなってしまうので注意が必要です。

通信料とはメール、ネット、アプリなどの通信を行うときに発生する料金のことです。
データ量に応じて料金が変わります。

データの大きさを表す単位が、GB（ギガバイト）です。
大容量○GBまで使い放題プランと、使った量に応じて料金が変わるプランがあります。

オプション定額料とは、基本機能、保証、セキュリティ、エンタメなどのオプションに契約していると発生する料金のことです。

スマホを購入するときに、いくつかのオプションに加入しているでしょう。

キャッチホンや留守番電話サービス、スマホが故障した時に、無料で修理してもらえる補償サービスなどは、多くの人が加入しています。

さらに、音楽、雑誌、映画などが見放題のオプションも人気が高いです。

情報料とは、スマホで有料サイトやアプリを使うときに発生する料金のことです。
ニュース、音楽、ゲームなどにかかる料金の合計です。

スマホを購入したときに、分割払いにしている場合は、毎月端末代金が発生しています。

このように、スマホの利用明細は様々な項目があって面倒に感じるかもしれませんが、一つ一つ見ていけば、わかりやすいです。

この内訳を把握した上で、見直すポイントを探していきたいと思います。

通話料見直す

まず見直したいのが通話料です。
通話料を見直すために注目すべきポイントは2つです。

「無料通話分以上の通話をしていませんか？」
かけ放題オプションをつけていないのに長時間電話をしてしまうと、スマホ代が一気に高くなります。

3大キャリアの場合、かけ放題プランにしていないと、30秒20円の通話料金がかかります。まず大前提として、頻繁に通話する人、さらに1回あたりの通話時間も長い人は、かけ放題プランにしておきましょう。

「ほとんど通話しないのに無料通話オプションをつけたままになっていませんか？」

逆に長時間電話をしていないのにかけ放題オプションをつけていると、オプション料金が無駄になっています。
自分の通話状況を把握した上で、通話料プランを見直しましょう。

スマホ同士で通話することがほとんどであれば、通話無料アプリを使いましょう。
通話無料アプリを利用すれば、通話料を大幅に減らすことができます。

「LINE」「Skype」など、無料で利用できるアプリがあります。

「LINE」はメッセージを送るもの、「Skype」はビデオ通話をするものというイメージがありますが、どちらも無料通話をすることができるのです。

通話無料アプリを利用すれば、スマホの通話料を見直すことができます。
ドコモの「かけ放題オプション」は1,700円です。
「LINE」「Skype」だけで通話をすれば、このオプションを減らすことができます。
4人家族の場合は、1ヶ月6,800円、1年では81,600円の節約が見込めます。

データ通信料を見直す

最近は、スマホで電話するよりも、スマホでインターネットを使う機会が増えています。だから、3大キャリアでは、データ通信料をメインにした料金プランを設定しているのです。

1ヶ月に使った通信量によって金額が違うプラン、もしくは50GBなど大容量データ使い放題のプランに分かれています。
例えばドコモの場合、1Gまでの月額料金は2,980円、3Ｇまでの月額料金は3,980円、5Gまでの月額料金は4,980円、7Gまでの月額料金は5,980円となっています。

通信量によって大きく月額料金が異なるのです

この月額料金をできるだけおさえる方法は2つです。

毎月余っているデータ量を把握する

1ヶ月に利用できる容量のデータ量を越えてしまうと、通信速度に制限がかかり一気に遅くなります。

そのため「上限以上使わないように気を付けよう」とは考えるでしょう。

しかし、逆に利用できる容量のデータ量を大きく下回っていても、制限速度が遅くなるわけではないので気になりません。

余った分は翌月に繰り越しはされますが、使いきれず期限が過ぎてしまえば無駄になるだけです。

毎月どれくらいのデータ量が余っているのか把握して、もし一段階下のデータ通信料プランにすることが可能であれば、変更して月額料金をおさえましょう。

おすすめしたいのがWi-Fiの利用です。

マンションやアパートでは無料Wi-fiが増えています。戸建でもすでに利用している方も多いと思います。

もしまだWi-fiを使用していないなら、ぜひWi-fiの導入を検討してみてください。
Wi-fiとは、ケーブルなしでネットワークに接続することができる技術のことです。

戸建でWi-fiを利用するためには、Wi-fiルーターという機器が必要になります。
家電量販店などで、1万円前後で購入することができます。

Wi-fiを利用していれば、自宅でインターネットを利用するときには、スマホの料金プランの通信量には加算されません。

だから、1ヶ月の使える通信量を少なく設定することができるのです。

ドコモで5Gまでの月額料金4,980円を設定したいた場合、Wi-fiを使うことで1Ｇまで通信量を減らせたとしましょう。1ヶ月あたり2,000円も節約することができるのです。

4人家族なら1ヶ月8,000円、1年96,000円の節約が期待できます。

1万円のWi-fiルーターを購入しても、しっかり黒字にすることができるでしょう。

オプションを見直す

スマホを購入するとき、様々なオプションに加入していると思います。

オプションに加入することでキャッシュバックがある場合もあるので、お得に購入するために多数のオプションを勧められます。

このような場合「はじめの30日間無料」などのオプションが多いです。
「不要になったら解約してくださいね」と案内された経験があるかもしれません。

契約のときにオプションをつけてキャッシュバックを受け取るのは賢い方法と言えます。
でも、その後、使わないなら忘れずに解約しなければいけません。

解約するのを忘れてしまい、結局毎月有料で利用しているケースが多いのです。
スマホの補償サービスなど、削るのが難しいオプションもあります。

でも、サポートサービスや、音楽映像などのオプション等、もう利用していないなら、どんどん解約しましょう。

オプションは月額500円ほどが相場です。1ヶ月500円ならそれほど高く感じないのでそのままにしてしまいます。

でも、もし4人家族でそれぞれが2つずつ無駄なオプションに加入していた場合、1ヶ月4,000円になります。
オプションを見直すことで、年間48,000円が節約できるかもしれません。

情報料を見直す

有料サイトやアプリなどの情報料は、毎月使っても使わなくても料金が発生する定額制です。

全く使っていなくても、自動的に料金が発生しているのです。これは非常にもったいないです。使っていない有料サイトやアプリがあれば、すぐに解約をしましょう。

また、スマホの利用明細書には、サイト名やアプリ名が明記されていないことがあります。「これって何のアプリだっけ？」と思いながら、そのままにしているかもしれません。

スマホ端末で確認すれば、どんなアプリを利用しているか一目でわかるので確認しましょう。
また「いつか使うかもしれないから…」とそのままになっているサイトやアプリもあると思います。

しかし、ほとんどの有料サイト、アプリは使いたいと思ったらすぐに利用開始することができます。

また使うかもしれない有料サイトやアプリがあれば、一旦解約して、また利用するときにダウンロードするようにしましょう。
4人家族で2つずつアプリを解約したとしましょう。
有料アプリは月額300円ほどが相場です。

1ヶ月では2,400円、1年では28,800円の節約が期待できます。

このように、利用明細を見直すことで、年間の通信費を大幅に節約することができるでしょう。
面倒だと思わずに、しっかり節約していきましょう。

通話料、通信料の変更、オプション解約は、3つの方法で手続きすることができます。
1つ目は店舗での手続きです。ドコモショップ、auショップ、ソフトバンクショップに直接行き、手続きをしてもらいましょう。
2つ目は電話での手続きです。3大キャリアとも、電話での手続きも受け付けています。

3つ目はインターネットからの手続きです。3大キャリアとも、ほとんどの手続きが公式サイトからできるようになっています。ログインをして、マイページから手続きを行いましょう。

あなたのやりやすい方法で手続きしてください。
有料サイトやアプリは、スマホで簡単に解約することができます。

家族が携帯電話会社を統一する節約方法

次にご紹介する節約方法は、家族が携帯電話会社を統一する方法です。
家族全員でスマホの使用頻度を減らすのは難しいです。

一人が頑張って節約しても、他の家族が使いたいだけ使っていれば、家計は楽になりません。

でも、家族全員が携帯電話を統一すれば、同じ使用頻度のままでもスマホ通信費を大幅に節約することができます。
ドコモ、au、ソフトバンクでは、家族でスマホを統一すると、3つの節約メリットがあります。

家族内での通話が無料になる

家族で通話するときには、基本的に通話料がかかりません。

家族と電話することが多い場合には、家族でスマホを統一することで、基本料金を安いプランに変えることができるでしょう。

家族割が適応される

ドコモ、au、ソフトバンクには、それぞれ家族割があります。
月額の料金から以下のような割引が適用されます。

ドコモの「みんなドコモ割」は、家族2人なら500円割引、家族3人以上なら1,000円割引になります。
4人家族の場合には、年間48,000円の割引です。

auの「家族割プラス」は、家族2人なら500円割引、家族3人なら1,000円割引、家族4人以上なら2,020円割引になります。
4人家族の場合には、年間96,960円の割引です。

ソフトバンク「みんな家族割+」は、家族2人なら500円割引、家族3人なら1,500円割引、家族4人以上は2,000円割引になります。

4人家族の場合には、年間96,000円の割引です。

パケットを分け合える

パケットとはデータの単位のことです。
通信料は、パケット量に応じて決まります。

ドコモ、au、ソフトバンクには、家族でパケットを分け合えるサービスがあります。

例えば、2人で利用している場合、1人が2Gの契約にしていて1.5G使ったとします。もう1人が3Gの契約にしていて2.5G使ったとしましょう。使った量は2人で4Gですが、5G分の契約をしています。

もし家族で分け合うことができれば、これを4Gの契約に変えることができるでしょう。

余ったパケットを無駄なく分け合うことができるので、家族一人一人の通信料をおさえることができるのです。

家族割などのサービスの場合、携帯電話会社によって「家族」の定義が異なります。
同居家族のみを家族とする、別居家族も家族とする、等の違いがあります。

サービスを利用するためには、それぞれの携帯電話会社の店舗に行き手続きを行う必要があります。もしくは、必要書類を郵送することも可能です。

本人確認書類、印鑑、家族関係証明書などが必要になります。
携帯電話会社のホームページで詳しい手続き方法を確認してください。

格安SIMに替える節約方法

最後にご紹介する方法は、格安SIMに変えるという方法です。
格安SIMとは、その名の通り格安で利用できるスマホのことです。

どうして格安で提供することができるのでしょうか。

それは、ドコモなどの大手通信キャリアに回線を借りているからです。

ドコモなどの大手通信キャリアは通信設備等にコストがかかっているため、そのコストが料金に上乗せされています。
格安SIMはそのコストがかかりません。

さらに、ドコモなどは全国に多くの店舗を構えているため人件費がかかりますが、格安SIMは店舗数を減らすことで人件費や諸費用をカットしています。

このようなコストカットによって、格安料金を設定することが可能なのです。
格安SIMの月額料金は、大手キャリアよりも約3,000円～約5,000円安くなるのが相場です。

ほとんどスマホを使わない人に向けたプランも充実しているので、通話もネットも使わない場合には月額1,000円前後におさえることも可能になります。

また、格安SIMに変えても、今のスマホの電話番号はそのまま使えるところが魅力です。
ただし、デメリットもあります。

大手通信キャリアに比べると通信速度が遅くなることがあります。

また、店舗が少ないので、故障や不具合が生じたときに不便なところもデメリットと言えるでしょう。

まとめ

家族4人でスマホを利用している場合、年間40万円近くの通信費がかかっている可能性があります。

減らすことが難しいスマホ通信費ですが、家計を楽にするためには、節約方法を考えなければなりません。

今回は家族でスマホの通信費を節約する方法についてご紹介してきました。
スマホ通信費の内訳を把握した上で、料金プランの見直しを行いましょう。

さらに家族割などのサービスを利用することで、家計全体の出費を減らすことができるでしょう。