700万円の毎月の貯金額の理想!貯金率はコレ!

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「年収700万円の人はどれくらい貯金しているの?」

「年収700万円の理想の貯金額はズバリいくら?」

など、年収700万円の貯金情報を探していませんか?

年収500万円、700万円、1,000万円を目標にしている人は多いでしょう。

でも、年収が増えることへの目標は「贅沢な生活がしたい」ということではないでしょうか。「貯金をしたいから年収を増やしたい」という人は少ないと思います。

だから、年収700万円という大台を超えると、どうしても贅沢なお金の使い方になっていくでしょう。

生活レベルが上がることは非常に良いことなのですが、同時に貯金額も増やしていくことが大切です。

そこで今回は、年収別の貯金事情として、年収700万円の人に焦点を当てて考えていきたいと思います。

年収700万円の人の貯金平均値は?貯金中央値は?毎月の貯金率は?など、様々な角度から貯金事情を見ていきたいと思います。

年収700万円以上の人は14.2%

年収700万円以上の人は14.2%

年収700万円の人の貯金事情を調べる前に、年収700万円の人はどれくらいいるのか見てみましょう。

国税庁の「民間給与実態統計調査結果」によると、年収700万円以上の人は、わずか14.2%となっています。

それぞれの年収に対する割合は以下のようになっています。

100万円以下 8.1%
100万円~200万円 13.7%
200万円~300万円 15.2%
300万円~400万円 17.2%
400万円~500万円 14.9%
500万円~600万円 10.2%
600万円~700万円 6.5%
700万円~800万円 4.4%
800万円~900万円 2.9%
900万円~1,000万円 1.9%
1,000万円~1,500万円 3.6%
1,500万円~2,000万円 0.8%
2,000万円~2,500万円 0.3%
2,500万円以上 0.3%

(参考:国税庁)

日本の平均年収は441万円です。

最も多い割合なのが年収300万円~400万円となっています。

平均値は、一部の高所得者によって高くなる傾向があるため、実際には年収300万円~400万円の人が多いことがわかります。

つまり、年収700万円は、平均の約2倍の給料をもらっていることになるのです。

年収700万円になると、収入が増えたと実感する人も多いでしょう。

年収700万円で貯金している人、していない人の割合は?

年収700万円で貯金している人、していない人の割合は?

年収700万円以上の人はたった14%しかいません。

そんな高給取りなら、きっと貯金もどんどん貯まるはずです。

しかし、実際に年収700万円になってみると、全然貯金が貯まらない…という人が多いのも事実です。

実際に、どれくらいの人が貯金ゼロの状態なのか見てみましょう。

日本銀行情報サービス局内に事務局がある「金融広報中央委員会」のデータを参考にしたいと思います。

この組織の「家計の金融行動に関する世論調査(令和元年)」によると年収500万円~750万円の単身世帯、二人以上世帯の金融資産がある人、ない人の割合は以下のようになっています。

世帯 単身 二人以上
金融資産がある人 84.3% 86.5%
金融資産がない人 15.7% 13.5%

(参考:知るぽると 単身世帯調査二人以上世帯調査)

年収700万円の世帯に限定しているわけではありませんが、目安として見ることはできるでしょう。

単身世帯も二人以上世帯も8割以上の人は貯金がありますが、まったく貯金がない人も一定数いることに驚きます。

年収が700万円を超えてくると、一気に支出が増えるのも事実です。

例えば、今までランチはお弁当を持参していた人でも外食に切り替わるでしょう。

ファストファッションの服しか買わない人も、百貨店ブランドの服を買うようになります。

飲み会で部下や後輩にご馳走することも多くなるでしょう。

このように、様々な場面でかかる金額が高くなるので、結局貯金に回すお金が残らないのです。

また、年収700万円になると「毎月しっかり収入があるから貯金しなくても大丈夫」という安心感が生まれることで、貯金への意識が低くなる人も多いでしょう。

年収700万円の貯金平均値と中央値は?

年収700万円の貯金平均値と中央値は?

年収700万円でも、全く貯金していない人がいることがわかりました。

それでは、貯金している人は、実際にどれくらい貯金があるのでしょうか。

金融広報中央委員会の同調査から、年収500万円~750万円以下の単身世帯、二人以上世帯の貯蓄の平均値、中央値も知ることができます。

この金額は銀行の預貯金、金銭信託、積立型保険商品、投資信託など全ての金融資産の合計した金額になっています。

世帯 単身 二人以上
平均値 1,869万円 1,263万円
中央値 806万円 680万円

(参考:知るぽると 単身世帯調査二人以上世帯調査)

平均値を見ると、単身世帯も二人以上世帯も1,000万円を大きく超えています。

でも、平均値は少数でも巨額の貯蓄がある人がいると、ぐんと高くなります。

だから、実感より高く感じる人が多いのです。

平均的な貯金額を知りたいなら、中央値を目安にしてください。

中央値は、年収が少ない人→多い人の順番に並べた時に、ちょうど真ん中にくる人の貯金額になっています。平均値よりも平均データとして参考になるでしょう。

単身世帯は約800万円、二人以上世帯は約700万円です。

これは年収500万円~750万円の世帯のデータなので、700万円の人に限定すると、もう少し貯蓄額が上がる可能性があるでしょう。

年収700万円の貯蓄率は?

年収700万円の貯蓄率は?

年収500万円~750万円の人の貯蓄は700万円~800万円ほどということがわかりました。

最低限必要な貯金額は手取りの3ヵ月~6ヵ月分とされていますが、年収700万円になると、手取りの1年分以上の貯金ができている人が多いのです。

それでは、実際に毎月どれくらいのペースで貯金しているのでしょうか。

金融広報中央委員会の同調査では、貯蓄率を見ることができます。

貯蓄率とは、手取りに対してどれくらいの貯蓄ができているかということです。

年間の手取りが400万円の人が年間40万円貯金していれば、貯金率は10%になります。

年収500万円~750万円の世帯の貯蓄率は以下のようになっていました。

世帯 単身 二人以上
貯蓄率 17% 9%

(参考:知るぽると 単身世帯調査二人以上世帯調査)

理想的な貯金率は10%~20%とされています。

年収700円なら、手取りの20%を貯金に回すことができるでしょう。

でも、実際には十分に貯金できていない人が非常に多いことがわかりました

年収700万円の毎月の貯蓄シミュレーション

それでは、上記の貯蓄率だと、実際に毎月どれくらい貯金していることになるのでしょうか。

平均的な年収700万円の貯金額をシミュレーションしてみます。

年収 年間手取り 貯金率17%(単身世帯) 貯金率17%(単身世帯) 貯金率9%(二人以上世帯) 貯金率9%(二人以上世帯)
年間貯金額 1ヵ月貯金額 年間貯金額 1ヵ月貯金額
700万円 545万円 926,500円 77,208円 490,500円  40,875円

年収700万円の場合、年間の手取りは530万円~560万円が一般的です。平均して545万円として計算してみましょう。

平均的な貯金率から算出すると、上記のような貯金額になります。

単身世帯の人は17%の貯金率なので、1ヵ月の貯金は約77,000円、二人以上世帯の人は9%の貯金率なので約40,000円貯金していることになります。

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年収700万円の毎月の貯金額の理想は手取りの2割

年収700万円の毎月の貯金額の理想は手取りの2割

ここまで年収700万円の平均的な貯金情報をお伝えしてきました。

年収700万円の人の1ヵ月の貯金額は40,000円~77,000円ということがわかりました。

しかし、この金額はあくまでも平均データから算出したものです。

貯金の理想額ではありません。

それでは、貯金の理想額は一体いくらなのでしょうか。

それは、手取りの2割です。その理由をご説明しましょう。

2割貯金だと収支バランスが良いから

理想の貯金率は、手取りの1~2割とされています。

最低でも1割貯金すること、理想は2割貯金することです。

家族構成やライフスタイルにもよりますが、年収700万円未満の場合は、貯金2割が厳しい場合も多々あります。

しかし年収700万円を超えてくると、2割貯金が可能になるでしょう。

例えば以下のように「手取り」「貯金」「生活費」をシミュレーションしてみてください。

  • 手取り 370,000円
  • 貯金 90,000円
  • 生活費 280,000円
内訳 割合
住居費 100,000円
食費 70,000円
水道光熱費 15,000円
通信費 10,000円
保険料 12,000円
日用雑貨 8,000円
教育費 20,000円
被服費 10,000円
趣味・娯楽費 20,000円
交際費 15,000円

年収700万円の場合、年間手取りは約545万円になります。

この2割を貯金とすると、109万円です。

これを単純の12で割ると貯金額は約9万円になります。

次に1ヵ月の生活費を考えていきます。

ボーナスは100万円前後になるでしょう。

445万円を12ヵ月で割ると、生活費は37万円になります。

ここから貯金9万円を引くと、1ヵ月の生活費は28万円ということになります。

この28万円で1か月やりくりするように予算を立ててみてください。

年収700万円以上になっても2割貯金が続けられるから

貯金目標を「年間100万円」のように金額で設定しても良いでしょう。

しかし、年収が上がるつれて、貯金額を増やしていく必要があります。

その目安として、「手取りの2割」と割合で考えるのが便利なのです。

年収800万円、900万円になっても2割を貯金に回せるような貯金プランを立てていきましょう。

年収700万円の貯金のコツ

年収700万円の貯金のコツ

ここまで、年収700万円の人に向けた、貯金平均情報や、理想額についてご紹介してきました。

最後にご紹介するのは、貯金のコツです。

貯金を増やすためには、まず「手取りの2割を貯金する」と具体的に貯金目標を設定することが大切です。

そして、その貯金目標額を毎月達成するためには「貯金用の口座を作ること」「先取り貯金をすること」「特別費用の口座を作ること」がポイントです。

貯金専用口座を作る

もし貯金専用の口座がない場合には、必ず貯金専用の口座を準備しましょう。

給料が振り込まれる口座から生活費を引き出し、余ったお金を貯金している人もいますが、お金の流れが見えにくくなります。

今、いくら貯金ができているのかわかりづらいのです。

さらに、貯金分のお金と生活費が混ざってしまうので、いつの間にか貯金のはずだったお金を生活費で使っていたということもあります。

貯金専用の口座は、あくまでも貯めるだけと決めて、お金を引き出さないようにしましょう。

先取り貯金をする

年収700万円であれば、手取りの2割を貯金しても無理なく生活できるでしょう。

でも、贅沢な生活をしたら、あっという間に貯金ができない状況になります。

「今月も貯金できなかった…」ということがないように、先取り貯金をしましょう。

先取り貯金とは、給料が入ったら、生活費でお金を使うより先に貯金してしまう方法です。

自分でお金を移動しても良いですが、銀行の自動積立定期預金にすれば、毎月自動でお金が積み立てられていきます。

毎月いつ、いくら普通口座から定期預金に積み立てるのか決めておくと、毎月同じ日に同じ金額が積み立てられる仕組みになっています。

さらに、貯金を給与天引きにしてくれる会社もあります。会社があなたの貯金を積み立ててくれるのです。

興味がある方は、会社の総務に聞いてみてください。

特別費口座を作る

年収700万円で貯金を増やすためには、貯金用口座の他に、もう1つ貯金用の口座を作るのがコツです。

特別費用の口座です。

特別費とは、毎月の支出とは別にかかる支出です。例えば、固定資産税などの税金や、家電の買い替え、旅行や帰省なども特別費と考えます。

毎月しっかりやりくりしようと思っていても、この特別費があると家計は混乱してしまうのです。貯金どころか1ヵ月の生活費も足りなくなるかもしれません。

そこで、特別費のためのお金を準備しておくのがおすすめです。

特別費があった場合には、専用口座から引き出して使う。これを徹底していけば、毎月決まった支出で生活することができるでしょう。

さらにポイントは、特別費はボーナスで賄うということです。

ボーナスが入ったら、特別費用の口座にお金を入れておきましょう。

まとめ

今回は、年収別の貯金事情として、年収700万円の人の貯金平均値、中央値、さらに理想額についてご説明してきました。

年収700万円を超えると、生活に余裕が出てきます。だから、収入が増えても貯金できない、もしくは少ししか貯金できていない人は多いでしょう。

そこでおすすめは、貯金の理想額をハッキリ決めることです。

その貯金額から、逆算して生活費を設定しましょう。

年収700万円の時点で、貯金しやすいシステムやルール作りをしておくと、これからもっと年収が上がった時にも同じように貯金を続けることができるでしょう。

節約したお金を賢く貯金するには
工夫して節約したお金をそのままお財布に入れておくのは賢い方法ではありません。
そのお金をどのようにしたら更に効率よく増えるのか考えましょう。
同じお金でも置いておく場所によって増え方も違います。心の持ち方も変わってきます。
節約して浮かせたお金を使う最後の最後まで得する方法を実践、その具体的なお金の預け方を以下のページでまとめました。
当貯金ブログの評価


90点
/100点中貯金ブログ採点
※労力対効果・費用対効果を考慮した当節約貯金ブログのおすすめ度

年収700万円の人の場合、理想の貯金額を決める方法で、
1,090,000円/年間 貯金力を秘めています。
※表現や再現性には個人差があり必ずしも利益や効果を保証したものではありません。

(計算値:収入の2割を貯金することで1年▲109万円)

年収が上がるにつれて支出ばかりが増えていませんか?支出と同時に貯金も増やしていくことがとても大切です。年収700万円をきっかけに、改めて貯金プランを立ててみてください。