電気代が高い原因を調べる!漏電?原因を突き止める方法を紹介!

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電気代が高い月は全体の家計費がぐんと上がってしまいます。特に電気代が高いのは冬です。暖房をフル稼働するため春や秋に比べて必ず電気代は高くなります。
しかし、季節に関係なく電気代が高いということがあります。心当たりがないにもかかわらず電気代が高いのはどうしてなのでしょうか。
そこで今回は電気代が高い原因を調べる方法をご紹介したいと思います。もしかしたら漏電の可能性もあるので覚えておいてください。

電気代が高い原因は電気使用量が増えているから

電気代が高い原因は電気使用量が増えているから

電気代が高い原因を探る前に、まず電気代の内訳から確認しておきたいと思います。
電気料金は、「基本料金」「電力量料金(電気の使用量×1kWhあたりの電気料金単価)」「再生可能エネルギー発電促進賦課金」に分かれています。
基本料金は毎月変わらないものです。再生可能エネルギー発電促進賦課金も、国に治める税金であり一律料金なので毎月変わりません。
電気代が高い場合には電力量料金が高くなっているのです。
電力量料金=電気の使用量×1kWhあたりの電気料金単価となっています。
つまり、電気代が高い原因は、「電気の使用量が高い」「電気料金単価が高い」ということが考えられるのです。
稀なケースではありますが「電気料金単価が高い」ということがあります。
電気料金単価が変更になる時には、必ず事前に電力会社からお知らせがきます。しかしこのお知らせを見逃していたのかもしれません。先月の電気使用量のお知らせと比較して電気料金単価が変わっていないか確認をしましょう。
知らず知らずのうちに電気を使いすぎているということが考えられます。
これは節約する余地があることなのでしっかり確認しておきたいです。
具体的な原因と対策も考えていきましょう。

電化製品の買い替え

エアコンや冷蔵庫やテレビなど電化製品を買い替えたことで電気代が高くなることがあります。
パワーの強い電化製品や、様々な機能が搭載された電化製品に変えた場合は、今までと変わらない使い方をしていても1ヶ月の電気代が高くなるでしょう。
また今までなかった電化製品を新たに購入した時も電気代が高くなるでしょう。
布団乾燥機や食器洗浄機、新たに購入した電化製品がないか確認してください。

節電対策は?

対策としては、新たに電化製品を購入する時には、節電力のある製品を選ぶことです。買い替えをする時には今まで使っていた電化製品より電気代が上がらないもの、もしくは今まで以下の電気代にできるものを選びましょう。

電化製品のつけっぱなし

エアコンはつけっぱなしにした方が、電気代が安くなるケースがあります。
これを参考に電化製品をつけっぱなしにしている方もいるでしょう。また、止め忘れたために長時間つけっぱなしにしてしまうこともあります。
このようなつけっぱなしの電化製品が原因で電気代が高いということも考えられるのでしょう。
パソコンで作業することが多いと24時間つけっぱなしにしている方も多いと思います。
パソコンは1時間100Wが平均的です。東京電力の平均電気料金単価(1kW)は25円。これをもとに計算してみると、24時間パソコンをつけっぱなしにした場合、2.5円(1時間)×1日(24時間)=60円となります。1ヶ月なら1,800円、1年なら21,600円もの電気料金がかかってしまうのです。

節電対策は?

まず消し忘れによるつけっぱなしがないように注意することが必要です。さらにパソコンなどは使わない時は電源を切る、もしくはスリープ状態にするなど節電しながら使用するようにしましょう。

ライフスタイルの変化

ライフスタイルの変化と電気代の変化は大きく関係しています。
例えば日中仕事をしていた女性が、出産して一日中家にいる生活になったとします。昼間の冷暖房、テレビ、パソコン、照明など、様々な電気代が一気に増えることになるでしょう。
また子供が大きくなり夜遅くまで子供部屋で起きているようになった場合も電気代は増えます。
毎日夜3時間、冷暖房を使っていたとしましょう。
FUJITSUによると、1時間の冷房代は13.6円、暖房代は21.75円となっています。
(参考データ:fujitsu general)
5月~9月は毎晩3時間冷房を使い、11月~2月は毎晩3時間暖房を使ったと想定します。

  • 冷房代:13.6円×3時間×5カ月=6,120円
  • 暖房代:22.75円×3時間×4カ月=7,830円

子供部屋の夜の冷暖房だけで年間で13,950円にもなる可能性があるのです。

節電対策は?

子供部屋の冷暖房の使いすぎにより、急に電気代が上がることが考えられます。対策としてはできるだけ家族みんなで同じ部屋で過ごすことです。これは大きな電気代節約になるでしょう。家族団らんの時間を増やして電気代節約を目指しましょう。

来客

お盆やお正月など、泊り客が来ることがあるご家庭では、その月の電気代はいつもの月よりも高くなるでしょう。
特にお盆は非常に暑い時期なのでエアコンをフル稼働させることになります。人数が多いといつもと同じ温度設定では暑くなってしまうので、設定温度や風速をパワーアップさせることになります。さらにお客さまの寝る部屋も一晩中エアコンをつけた状態にするでしょう。
同様にお正月も寒い時期なので暖房代がかかります。
子供が帰省して長期滞在する月の電気代はさらに高いです。

節電対策は?

お客さまが滞在している時に節電をするのは難しいでしょう。
そこでおすすめしたいのが、来客がある月はそれ以外の日に電気代節約を心掛けることです。エアコンの設定温度を下げて扇風機とW使いしたり、暖房をつけずに1枚多く着るなど意識して節電することで、1ヶ月の電気代が急に高くなることを防ぎましょう。

このように「電化製品の買い替え」「電化製品のつけっぱなし」「ライフスタイルの変化」「来客」などにより、電気代を使いすぎていることがあるのです。そのような電気代が毎日積み重なることで1ヶ月の電気代の請求額が思った以上に高いということがあります。
思い当たることがある場合は節電対策をしてみましょう。翌月以降の電気代がもとに戻るかもしれません。

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電気代が高い原因は電気使用量が増えた以外にもある

電気代が高い原因は電気使用量が増えた以外にもある

予想以上に電気使用量が増えていたために、電気代の請求が高いというケースについてご説明してきました。
しかし、それ以外にも電気代が高いことがあるのです。それは「漏電」「盗電」「電気メーター」の故障です。これはすぐに原因を調べる必要があります。
詳しくご説明していきましょう。

漏電

電気代が急に高い場合は漏電の可能性もあります。
漏電とは電気が漏れてしまうことですが、これはどういう状態なのでしょうか。
電気配線や電気器具などには、電気が漏れないように不導体や各種部品などで「絶縁」処理されています。しかし、老朽化や何かしらのトラブルによりこの絶縁状態が悪くなってしまうとそこから電気が漏れる「漏電」が起こるのです。
漏電に気付かないままでいると感電の恐れがあるので注意が必要です。

漏電を調べる方法は?

どのご家庭にも「漏電ブレーカー」があることをご存知でしょうか。
漏電ブレーカーとは漏電による事故を防ぐ為のもので、漏電を素早く感知して遮断するのです。そのため、漏電が起きていても漏電ブレーカーが正常に作動していれば漏電により電気代が高くなることはありません。
まずは、漏電ブレーカーが正常に作動している場合の漏電の調べ方をご説明しましょう。

  • 漏電ブレーカーのスイッチを「切」にする
  • 安全ブレーカースイッチを全て「切」にする
  • 漏電ブレーカーのスイッチを「入」にする
  • 安全ブレーカーを1つずつ「入」にする

いずれかの安全ブレーカーを「入」にした段階で漏電ブレーカーが落ちたら、その安全ブレーカーの対応している部分で漏電が起こっていることが判明するのです。
その部分の安全ブレーカーは「切」にした状態で電化製品の破損や故障などがないか確認しましょう。

電気代が高い場合、このように漏電ブレーカーの確認をしてみて漏電ブレーカーが正常に作動していれば、他に電気代が高い原因があると考えられます。
漏電ブレーカーが正常に動かない場合には、漏電ブレーカー故障のため漏電がそのままになって電気代が高くなっている可能性が考えられます。業者に連絡をしてすぐに調査してもらうようにしましょう。

電気メーターの故障

電気メーターは2種類あります。従来のアナログ式な電気メーターと、電力自由化以降に設置されているスマートメーターという新しいタイプの電気メーターです。
スマートメーターは、故障により電気料金が誤って高くなるというケースはまずありません。
しかし、従来の電力メーターを使用している場合、電気メーターが故障しているために電気料金が高いということがあるのです。
毎月の電気代は、検針員さんが家に設置してある電気メーターの数字を目で見て確認して電気代を計算して請求するというアナログな仕組みになっています。
この時に電気メーターの故障に気付かず、誤った高い電気代をそのまま請求してしまうのです。

電気メーターの故障を調べる方法は?

電気代が高い原因が電気メーターにあるのでは?と思ったら、確かめる方法があります。ブレーカーを落としてみて、メーターが動いているか見てみるのです。もしブレーカーを落としているにもかかわらずメーターが動いていたら、電気代が高い原因は電気メーターの故障によるものの可能性が高いでしょう。
その場合は、契約している電力会社に連絡して指示に従います。
故障していた期間に高く請求されていた電気料金が調整されることになるので安心です。

盗電

気が付かないうちに勝手に電気を使われてしまっている「盗電」という可能性もあります。
盗電には2つのケースがあります。

1つ目は、故意に他人が自分の家のコンセントを使っているケースです。外のコンセントがある家の場合、勝手にコンセントを使われてしまう可能性があります。

2つ目は、工事の際に電気配線を間違えたというケースです。
何かしらの工事をした後に電気代が急に高いという場合は、この原因を疑ってみると良いかもしれません。

盗電を調べる方法は?

故意に盗電された場合、工事の間違いで盗電されている場合も、調べ方は同じです。
家中の電化製品の電源を切り、コンセントも全て抜きます。それでも電気メーターが動いていたら、他で電気が使用されている可能性が高くなります。
建設会社や管理会社に確認をして配線確認をしてもらいましょう。

電気代の請求書を見て「今月はどうしてこんなに高いの⁉」と思うことがあります。
今回はその原因について、調べる方法について考えてきました。
電気代が高い原因は大きく2つあります。「予想以上に電気使用量が増えていた」というケースと「漏電、盗電、電気メーターの不具合というトラブル」というケースです。どちらもそのままにしていると毎月電気代が高いままになってしまいます。しっかり原因を突き止めて対策するようにしてください。

電気切替で賢く電気代を節約する方法
電気代を節約するためには電気切り替えがおすすめ。自分に合った電力会社、そして料金サービスを選ぶことで年間の電気代を賢く削減することが見込めます。電力会社を比較するのが面倒なら電気料金比較サイトが便利。当貯金ブログおすすめの具体的な電気切替節約方法を以下のページでまとめました。
当貯金ブログの評価


70点
/100点中貯金ブログ採点
※労力対効果・費用対効果を考慮した当節約貯金ブログのおすすめ度

私の場合(夫婦・子供2人)だと、この電気代が高い原因を突き止める方法の節約方法で
35,550円/年間 貯金力を秘めています。
※表現や再現性には個人差があり必ずしも利益や効果を保証したものではありません。

(計算値:パソコンの電気節約法で1年▲21,600円、子供部屋の冷暖房費節約法で1年▲13,950円)

今回実例としてご紹介した節約金額はそれほど高いものではありませんが、漏電や盗電によりもっと無駄に高い電気料金を支払っているケースもあるので、しっかり確認するようにしましょう。