「貧乏女子で貯金ができない…」とお困りではありませんか。
特にOLや主婦は貧乏女性になりやすいでしょう。
OLは仕事もプライベートも交際費がかかるため、貯金に回すお金が残らないですよね。
家計管理を任されている主婦も、日々の生活費だけでギリギリ…という人が多いと思います。
貧乏女子から脱するためにはどうすれば良いのでしょうか。
極端に収入が少ないために、生活が苦しく貯金なんて無理という貧乏女子もいるでしょう。
でも、ある程度の収入があるのに貧乏女子に陥っている場合もあります。
その場合は、ちょっとした節約のコツがわかれば、貯金を増やして貧乏女子を脱出できる可能性があります。
今回は、主婦やOLの貧乏女子でも出来る節約方法をご紹介していきたいと思います。
貧乏脱出のヒントにしていただけたら幸いです。
主婦やOLが貧乏女子になりやすい理由とは?
主婦やOLが貧乏女子になりやすいのはどうしてなのでしょうか。
「主婦は収入がないから」「OLは仕事のお付き合いや服代にお金がかかるから」など、「主婦だから」「OLだから」という理由ではなく、貧乏女子になりやすい理由は他にあることが多いのです。
その理由に気付かないと、いつまでも貧乏女子のままでしょう。
貧乏女子になりやすいのは、以下のような理由が考えられます。
お金の流れを把握できていない
収入が少ないから貧乏になるのではなく、お金の流れを把握できていないから貧乏女子になってしまうのです。
貧乏女子の多くは家計簿をつけていないでしょう。
「貧乏だからお金と向き合うのが恐い…」と思い、現実から目を背けているかもしれません。
ただ面倒だからという理由で家計簿をつけていない人もいるでしょう。
お金の流れとは、収入と支出と残高です。家計簿をつけて家計管理していれば収支のバランスが把握できるため、赤字にならないようにお金を使おうと努力することができます。
毎月いくら収入があり、いくら支出があるかわからないままにお金を使っているから、赤字になってしまうのです。
そして、毎月どれくらい赤字になっているか把握できていないと、いつのまにか貯金が底をついていた…という貧乏女子に陥ってしまうのです。
無駄遣いに気付いていない
「色々我慢して節約しているのに貧乏女子から抜け出せない」と思っていませんか?
収入が本当に少ないのであれば、徹底して節約しても生活は苦しいでしょう。
しかし、節約しているつもりでも、実は無駄遣いをしている場合が多いのです。
例えばOLの場合、毎日職場の自販機で缶コーヒーを買っていませんか?職場の自販機は普通の自販機より安いからお得と思うかもしれませんが、水筒を持っていけばもっと安くすることができます。
主婦の場合、買うつもりがなかった食材でも、半額シールがついていると、ついつい買っていませんか?
半額で買えるととてもお得に買い物できた感じがしますが、買わずに冷蔵庫にある食材で済ませたほうが節約になります。
そんな節約のつもりでいる買い物が、実は無駄遣いになっていることが多いのです。
こだわりが多い
貧乏女子はこだわりが多い傾向にあります。
例えば、「化粧品は無添加」「洋服は特定のブランド」「お肉や野菜は国産」などマイルールが多いのです。
買うものに対してこだわりがあるのは悪いことではありません。
でも、そのこだわりのせいで家計が苦しくなるのは問題です。
クレジットカードが多い
貧乏女子になる大きな理由はクレジットカードの使いすぎです。
クレジットカードは、その時点でお金がなくても使うことができます。
お金を使っている感覚がないので、金銭感覚がおかしくなってしまうのです。
さらに問題なのが、複数のクレジットカードを持っていること。
このお店はこのカード、この支払はこのカードと用途別にクレジットカードを使っているのです。
それぞれのポイントが貯まるからお得だと思っているかもしれませんが、クレジットカードが多くなればなるほど、それぞれのカード利用状況を把握できなくなるので、金銭感覚はさらにおかしくなってしまうでしょう。
自由に使えるお金が決まっていない
「毎月の生活費だけでお金がなくなる」というOLや、「家計のやりくりが大変だから好きなものは変えない」という主婦が多いでしょう。
OLや主婦は、自由に使えるお金がないから貧乏女子になってしまうと思っているかもしれません。
小遣い制のサラリーマンは、自由にに小遣いを使うことができますが、OLや主婦は自由に使えるお金は基本的にないでしょう。
しかし、実はその逆なのです。
小遣いがないということは、全てのお金を好きなように使えるとも言えます。
例えば専業主婦で夫が小遣い制の場合、夫は限られた小遣いでやりくりをしていても、主婦は小遣い制ではないので、好きなものを買いたい放題の状態になってしまうこともあるのです。
貧乏女子でも出来る貯金のための5ステップ
貧乏女子になりやすい理由は、「お金の流れを把握していない」「無駄遣いに気付いていない」「こだわりが多い」「クレジットカードが多い」「自由に使えるお金が決まっていない」の5つです。
これを踏まえて、貧乏女性でも出来る貯金方法を考えていきたいと思います。
まず、以下の5ステップによって、お金の流れを把握し、無駄遣いをなくして、貯金をしていきましょう。
ステップ1:1ヵ月分のレシートを集める
まず、1ヵ月分レシートを集めてください。
月初から月末までの1ヶ月分が良いでしょう。
自販機で購入したたもの等、レシートが発行されないものはメモを書いてレシートと一緒にまとめておきます。
ステップ2:収支を書き出す
月末になったら、1ヶ月の収支をまとめてみましょう。
これでお金の流れを把握することができます。
以下のものを準備してください。
- ノート、ペン(カラーペンも)
- 1ヶ月分のレシート
- カード明細書
- 給料明細書
- 通帳
ノートに、給料明細書を見て収入を書きます。
次に、レシート、カード明細書、通帳を見て、1ヶ月の支出を全て書き出していきましょう。
支出は、住居費、光熱水道、家事・家具用品、被覆及び履物、保険医療、交通・通信、教育、教育娯楽、その他、などと項目別に書いていきます。
全ての支出を書き出したら支出合計を算出し、「収入―支出=残高」を計算してみてください。
残高は、プラスになっていますか?それともマイナスになっていますか?
プラスになっていた場合は、いくらプラスになっていますか?1万円プラスになっていれば、毎月1万円は貯金できるということになります。
マイナスになっている場合は、支出を抑えてプラスにする工夫をしなければいけません。
このように家計を把握することが、貧乏女子を脱するための第一歩なのです。
ステップ3:無駄遣いを洗い出す
収支のバランスが把握できましたか?
マイナスになってる場合は、プラスにするために何の支出を節約するべきか考えましょう。
プラスになっている場合も、さらにプラスにして貯金を増やすことができないか考えましょう。
1ヶ月分のレシート一枚一枚を見て、買わなくても良かったものにカラーペンで印をつけていきましょう。
例えば、スーパーで夕飯の食材と一緒に買ったお菓子、安くなっていたからまとめ買いしたカップ麺、ランチのデザート、等々どんどんチェックしていきましょう。
最後にチェックをつけた金額を合計してみてください。
いくらになりますか?
もし5,000円だったら、その5,000円は貯金に回せたはずのお金になります。
次に固定費の無駄を洗い出しましょう。
固定費とは、住居費、光熱費、通信費など、毎月必ず支払っている費用のことです。
固定費は当たり前のように引き落としになっているかもしれませんが、実は無駄遣いになっているケースがあります。
OLや主婦が見直すべき固定費はスマホ代です。
それほどデータ量を必要としていないのに大容量プランになっていて、1ケ月3,000円も高い料金プランになっている場合があります。
ほとんど通話をしないのにかけ放題プランに入ってにるために、1ヵ月1,700円ほど高い料金プランになっている場合があります。
さらに、使っていない有料オプションや有料アプリに月額料金を払い続けていることもあります。
まずは、このような無駄なスマホ代をチェックしてみましょう。
さらに安くするためには、格安スマホに乗り換えるという選択肢もあります。
スマホの安い料金プランについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
ご参考ください。
スマホ料金はどこが安いのでしょうか。3大キャリアで一番安い料金を比較してみました。最安プランも大容量プランも大きな違いはありません。3大キャリアともデータ通信料、通話料を減らす、割引サービスを活用することがスマホ料金を安くする方法です。
ステップ4:貯金額を考える
1ヵ月の収入、支出、残高、そして無駄な支出を把握することができたら、貯金額を決めましょう。
残高が10,000円で、無駄な支出の合計が5,000円だった場合には、来月から1ヵ月15,000円貯金してみましょう。
ステップ5:先取り貯金する
生活費を使ってから貯金しようと思っても、貯金を残すことができません。
貯金目標の15,000円を残そうと思っても、ついつい使ってしまうでしょう。
貧乏女子におすすめの方法は、先取り貯金です。
給料が振り込まれたら、すぐに貯金分のお金を貯金用の口座に移動させましょう。
ポイントは、貯金用の口座を作っておくことです。貯金分のお金は、給料が振り込まれる口座、生活費が引き落としになる口座と一緒にしておくと、どれだけ貯まっているかわからなくなるからです。
貯金専用の口座にコツコツ貯めることで、貯金額がはっきりわかるので達成感があるでしょう。
貧乏女子でも出来る貯金を増やすための4つのコツ
以上の5ステップで、貧乏女子でも貯金がスムーズにできるようになるでしょう。
貯金する習慣を作り、少しずつ貯金を増やしていきましょう。
次に貧乏女子におすすめしたい、貯金を増やすための4つのコツをご紹介しましょう。
こだわりを捨てて買い物する
こだわりが多い貧乏女子なら、こだわりを捨てることで、支出がぐんと減る可能性があります。
こだわらなければ安く買えるアイテムがないか考えてみてください。
例えば化粧品を例にしてみましょう。
女性は化粧品にそれぞれこだわりを持っています。
好きなブランドが決まっていて、長年そのブランドだけを使っている人が多いでしょう。
しかし、そのこだわりを捨ててもっと安い化粧品にすることで、貯金を増やせるようになるかもしれません。
価格の安いプチプラ化粧品ブランドでも、値段が大幅に違います。
例えば、プチプラ化粧品として人気が高い「資生堂アクアレーベル」と「ちふれ化粧品」の場合、資生堂アクレーベルの化粧水は1,540円(税込)、乳液は1,760円(税込)、美容液は2,310円(税込)です。
一方ちふれ化粧品の化粧水は550円(税込)、乳液は660円(税込)、美容液は880円(税込)です。
プチプラと思っている化粧品でも、さらにリーズナブルにすることができるのです。
2か月に1本ずつ使うと想定すると、1年で21,120円節約できる見込みがあります。
化粧品以外にも、食材、日用品、洋服や靴など、こだわりを捨ててリーズナブルな商品に変えていきましょう。
クレジットカードを減らす
ポイントを貯めるためにクレジットカードをたくさん持っている女性は多いでしょう。
確かにクレジットカードは、自動的にポイントが貯まるのでお得です。
でも、貧乏女子がクレジットカードをたくさん持っていると金銭感覚がどんどんおかしくなってしまいます。
それぞれのカードの明細書を確認するのも面倒になってしまうので、利用状況も把握しないまま使いすぎてしまうでしょう。お金の流れが把握できなくなります。
貧乏女子を脱するためには、クレジットカードは1枚、もしくはメインとサブの2枚にするのが理想です。
そしてクレジットカードを使うのは、基本的に固定費のみにしましょう。
住居費や光熱費の支払いはクレジットカードを使ったほうがポイントがどんどん貯まるので節約的です。
でも、食費などの変動費にはクレジットカードを使わずに現金払いだけにしてみてください。
財布に残っているお金が今月使えるお金の残金という状況にしておけば、お金の流れが把握しやすくなり、無駄遣いを防げるでしょう。
自由に使えるお金を確保する
OLや主婦が貧乏女子になりやすい原因の一つは、小遣いがないからです。
小遣い制のサラリーマンよりも、一見節約的に見えますが「小遣いがない=何でも自由にお金を使える」という状況になってしまうのです。
OLや主婦も小遣い制のサラリーマンのように、1ヵ月に自由に使える金額を決めるのです。
そうすれば、その金額内で女子会のランチ代や、おしゃれや趣味のためのお金を使うようになります。計画的に出費できるようになるので、結果的に無駄遣いが減るでしょう。
食費をおさえる工夫をする
OLも主婦も最も支出が大きいのが食費です。
総務省統計局の2019年の家計費データから1ヵ月の家計費内訳を見ると、単身女性(勤労者世帯)は実収入239,252円に対して食費は38,393円、二人以上世帯は実収入586,149円に対して77,431円となっています。
(参考:e-STAT)
やはり食費の割合が非常に高いことがわかります。
OLも主婦も、食費を節約することが貯金を増やすための最大のコツと言えるのです。
でも「すでに食費節約をしている」という方がほとんどだと思います。
自炊をする、お弁当や水筒を持参するという定番の食費節約法はすでにしているでしょう。
当節約ブログがおすすめする食費節約法は2つです。
食材とお菓子です。
食費を左右するのは、ずばりお肉です。
スーパーで買い物をした時のレシートを見てみてください。ほとんどの場合、最も高い商品はお肉ではないでしょうか。
おすすめの食費節約法は、お肉は100グラム100円以下に徹底することです。
例えば、豚こま98円、鶏もも98円、鶏むね48円、ひき肉88円など、100円以下におさえるのです。
牛肉や豚バラなど、100円以上のお肉の場合は、半額商品を狙いましょう。100円以下で買うことができます。
例えば、主婦の場合4人分の食事を作るときに300グラムのお肉を使うとしましょう。
198円のお肉なら594円ですが、48円なら144円です。450円もお得になるのです。
98円のお肉でも300円安くすることができます。毎日300円節約できれば、1年で109,500円も節約できる可能性があるのです。
OLも主婦もついつい買ってしまうのがスイーツです。
例えば300円のスイーツを月に10回買ったら、お菓子代だけで3,000円になってしまいます。
そこでおすすめなのが、手作りお菓子です。
「手作りする時間がない」「お菓子作りは苦手」という人も多いと思いますが、クッキーやケーキを作る必要はありません。
自分だけが食べるスイーツは簡単なもので十分です。
例えば、マグカップにホットケーキミックスと牛乳、ココアパウダー、砂糖、油を入れてレンジ加熱するだけで、フォンダンショコラ風のカップケーキになります。
食材費は30円以下で作れるでしょう。
「簡単 お菓子 手作り」「時短 お菓子 手作り」などで検索すると、いろいろなレシピが出てくるので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
主婦やOLはお金が貯まりにくいため、貧乏女子になってしまう傾向があります。
しかし、ちょっとだけ意識を変えること、貯金しやすいシステムを作ることで、貧乏OLや貧乏主婦から脱出できる可能性があります。
まず大切なことは、お金の流れや無駄遣いを把握することです。
さらに、節約するためのお金の使い方を習慣化させることで、貯金が貯まりやすくなります。
何もせずにいると貧乏女子から抜け出せないでしょう。ぜひ最初のアクションを起こしてみてください。
効率良く節約生活を進めるためには、銀行口座を3つにすることが大切です。家計費用口座、特別出費用口座、貯蓄用口座に分けることで、いつのまにか貯金が増えていくかもしれません。それでは口座開設はどこがいいか?当節約ブログおすすめはイオン銀行です。
91点/100点中
※労力対効果・費用対効果を考慮した当節約貯金ブログのおすすめ度
私の場合(夫婦・子供2人)だと、貧乏女子の節約方法で
177,620円/1年間 貯金力を秘めています。
※表現や再現性には個人差があり必ずしも利益や効果を保証したものではありません。
(計算値:スマホ代見直しで1年▲47,000円、化粧品の節約で1年▲21,120円、食費節約で1年▲109,500円)
貧乏女子の場合、ちょっと意識を変えたり、システムを変えることで、ぐんと貯金を増やせる可能性があります。そのためおすすめ度の高い節約法なのです。