「貯金もダイエットも成功したことがない…」という人はいませんか?
お金を「ふやす」貯金と、体重を「へらす」ダイエットは、一見真逆のように見えますが、意外なことに共通点が多いのです。
どちらも我慢や根気が必要。強い意志がないと成功しないでしょう。
だから、「意志が弱い私には貯金もダイエットも無理」という人が多いのです。
でも貯金とダイエットの共通点はそれだけではありません。
やり方も共通することがあります。
「貯金のために節約していたら、いつの間にか痩せた!」という人が実はいるのです。
そこで今回は、貯金もダイエットも両方叶えるためのおすすめの方法をご紹介したいと思います。
節約しながらダイエットにも役立つ「貯金ダイエット」です。具体的な方法もあるので、ぜひご参考ください。
貯金とダイエットには共通点がある
「ダイエットも成功させたことがないのに、貯金も同時に成功させるなんて無理」と思うかもしれません。
ところが、貯金とダイエットをそれぞれ単独で頑張るより、両方一緒に行ったほうが成功する確率が上がるのです。
なぜなら、貯金とダイエットには共通点があるからです。
まず、どんな共通点があるの見ていきましょう。
いつの間にか「無駄遣いをしてしまう」or「食べすぎてしまう」
「クレジットカードの明細書を見て、その金額に驚くことがありませんか?」
節約意識を持たずにお金を使っていると、いつの間にかたくさんの無駄遣いをしていることがあります。
ダイエットも同じことが言えます。
「久しぶりに体重計に乗ったら、その体重に驚くことがありませんか?」
ダイエット意識を持たずに食べていると、いつの間にか食べ過ぎてしまうでしょう。
貯金もダイエットも意識せずに過ごしていると、いつの間にか大変なことになってしまうのです。
目標がはっきりしないとやる気が出ない
貯金もダイエットも目標が明確でないとやる気が出ません。
漠然と「お金を貯めよう」と思ってもやる気が出ませんが、「5万円貯めたら家族旅行をしよう」と目標を立てればやる気が出ます。
ダイエットも同じことが言えます。
漠然と「ダイエットして痩せたい」と思っていてもいまいちやる気が出ないでしょう。
でも「同窓会までに〇キロ痩せる」など目標を立てるとやる気が出ます。
習慣がないと長続きしない
貯金もダイエットも習慣がないと持続することができないでしょう。
逆に習慣化することができれば、長く続けることができるので成功率がアップします。
家計簿をつける習慣ができれば、お金の管理がしやすくなるので無駄遣いが減るでしょう。
ダイエットも場合も、自炊やお弁当作りやウォーキングが習慣化すれば、体重が減りやすくなります。
記録することが成功のカギ
貯金もダイエットも、記録することが重要です。
節約のために家計簿をつけるのは定番ですが、ダイエットも「レコーディングダイエット」というものがあります。食べたものをすべて記録するだけのシンプルなダイエット方法です。
家計簿の場合は、客観的に使ったお金を見ることで、反省して改善することができます。
レコーディングダイエットの場合も、客観的に食べた食事内容を見ることで、反省して改善することができるのです。
記録するだけで、貯金効果もダイエット効果もアップすることが共通しています。
やりすぎるとリバウンドする
貯金もダイエットも、頑張りすぎるとリバウンドすることが共通しています。
ストイックに節約生活を送ると長続きしません。あれもこれも買うのも我慢していると、いつかリバウンドがきて無駄遣いしてしまうでしょう。
ダイエットも同じです。
無理な食事制限や過度な運動のダイエットは長続きしません。やめた途端食べる量が増えてしまい、一気にリバウンドしてしまった経験がある人は多いでしょう。
貯金ダイエットのやり方
貯金とダイエットの共通点を見てきました。
それでは、具体的にどのようなやり方で貯金ダイエットをすれば良いのでしょうか。
「節約しながらダイエットできる」という人がいるのは事実です。
貯金ダイエットの具体的な5ステップをご紹介しましょう。
目標を立てる
貯金もダイエットも、目標がないとやる気が出ないので上手くいきません。
まず、貯金とダイエットそれぞれの明確な目標を立てましょう。
貯金だけ、ダイエットだけ、なら成功しなかった人も、どちらも成功できると思えばやる気が出るはずです。
「3ヵ月で5キロやせる」
「5万円貯まったら旅行に行く」
など、具体的な内容、具体的な数字があるとやる気が出ます。
はじめは、無理のない目標にすることがポイント。
無謀すぎる目標だと現実味がないので、かえってやる気が出ないでしょう。
また、目標とは逆に、今の状況が変わらなかった場合のネガティブなことを考えるのも効果的です。
「もしこのまま無駄遣いしていたら、1年後には貯金が底をついてしまう」
「もしこのままダイエットしないと、着たい服が着れなくなってしまう」
などとネガティブなことを考えて、貯金とダイエットの重要性を高めましょう。
具体的な目標と、目標とは逆のネガティブなことをハッキリさせたら、紙に書いて残しておいてください。
部屋の見える場所に貼っておくのが一番ですが、恥ずかしい場合には、手帳や家計簿などに書いておくと良いでしょう。
習慣を作る
次に、貯金とダイエットを持続させるための習慣作りを行いましょう。
以下のような習慣を作ると、嬉しいことに貯金もダイエットも効率アップが期待できるのです。
外食が多い人は、自炊を増やすことで貯金効果もダイエット効果も高めることができます。
外食は自炊よりもお金がかかり、カロリーも高めになります。
自炊にすることで、お金も節約できて、低カロリーでヘルシーな食生活になるでしょう。
例えば、平日仕事の5日間、お昼は外食していたとしましょう。ランチ定食は800円くらいが相場です。パスタやハンバーグなど、高カロリーなランチが多くなるでしょう。
お弁当なら150円ほどの食材で作ることができます。1日650円、1ヵ月13,000円、1年で156,000円もの節約が期待できるのです。
自分でヘルシーなお弁当にアレンジすることもできるので、ダイエット効果もバッチリです。
自炊する習慣を作り、貯金効果もダイエット効果もアップさせていきましょう。
節約とダイエットを兼ねた自炊をするためには「ヘルシー作り置き」がおすすめです。
作り置きを作っておけば、疲れた日の夕飯やお弁当にさっと食べることができるので便利。
インターネットで「ヘルシー つくり置き」と検索すると、糖質オフや野菜中心の作り置きレシピがたくさん出てくるので参考にしてみてください。
ただし、食材にこだわりすぎると割高になるので要注意。リーズナブルな食材で作れるレシピを選びましょう。
外出先や職場で喉が渇くと、ついついコーヒーやジュースを買ってしまいます。
コンビニや自動販売機で飲み物を買う人は、貯金もダイエットも成功しないでしょう。
そこでおすすめしたい習慣が水筒です。
マイボトルを持ち歩けば喉が渇いても高いコーヒーを買うことがなくなります。
週に5本500mlのジュースを買っていたとしましょう。1日150円、1ヵ月では3,000円、1年では36,000円になります。
水筒に麦茶を作れば、500mlあたりたった2円です。
1ヵ月で40円、1年で480円です。
1年で35,520円もの節約が期待できるのです。
また、水筒にはお茶やブラックコーヒーを入れておけば、ジュースやコーヒーの糖分を摂ることがなくなります。
水筒を持ち歩く習慣を作り、貯金効果もダイエット効果も高めていきましょう。
水筒で節約する方法は、こちらの記事で詳しくご紹介しています。ご参考ください。
ドリンクを買わずに水筒を持ち歩くことで、年間数万円の節約効果が期待できます。水筒のメリットデメリットを理解して、選び方を工夫すること、さらに中身を工夫することが大切です。中身次第では、さらに貯金アップも期待できます。
会社の飲み会、友達との飲み会が多い人は、飲み会の回数を減らす習慣を作りましょう。
飲み会はとても楽しいものですが、1回あたり3,000円~5,000円ほどかかってしまいます。
月に1回飲み会を減らすだけでも1ヵ月5,000円、1年で60,000円の節約が期待できます。
また、飲み会ではビールや揚げ物などを食べてしまうので、ダイエットの大敵でもあります。
せっかくダイエットしていても、1回の飲み会で体重が戻ってしまった…ということも少なくありません。
飲み会を減らす習慣を作ることで、貯金効果もダイエット効果も高めましょう。
「飲み会は月に1回だけ」「会社の飲み会以外は断る」などの飲み会ルールを作りましょう。
とても便利で楽しいコンビニですが、コンビニを頻繁に使う人は貯金もダイエットも上手くいかないでしょう。
コンビニの商品は割高なので節約向きではありません。スーパーなら80円で買えるドリンクが130円ほどで売っています。
また、コンビニには甘いものの誘惑がたくさんあります。ついついスイーツを買ってしまい、カロリーオーバーしてしまうのです。
コンビニに行かない習慣を作って、貯金効果、ダイエット効果を高めましょう。
最後にご紹介するのは、歩く習慣を作る方法です。
すぐ近くのスーパーに買い物に行くときでも必ず車を使う人は多いと思います。
「徒歩15分以内の場所なら歩く」などのルールを作り、なるべく車や電車ではなく歩く習慣を作るのです。
これにより、ガソリン代や電車代を浮かすことができます。さらに、歩くことは脂肪燃焼のために非常に効果的です。
節約もダイエットも一気にできるおすすめの方法です。
歩く習慣を作って、貯金効果もダイエット効果もアップさせていきましょう。
貯金にもダイエットにも効果的な習慣に断捨離があります。
断捨離していらないものを処分すると部屋がすっきりするので、自炊をしよう、体を動かそうと様々な意欲がアップするのです。
逆に部屋がごちゃごちゃ散らかっていると、自炊が面倒になって外食してしまったり、ゴロゴロ寝て過ごすことになってしまうでしょう。
貯金的にもダイエット的にもマイナスなことばかりです。
断捨離する習慣で、貯金効果もダイエット効果も上げていきましょう。
断捨離の詳しい内容は、こちらの記事で紹介しています。
断捨離で幸せもお金も貯まる生活が手に入ります。断捨離をするとお金が入ってくるのです。その真実について考えていきます。断捨離すると無駄遣いが減り貯金効果がアップします。さらに気持ちの面でも落ち着いてストレスのない毎日が送れるでしょう。
記録をつける
次にやるべきことは、記録をつけることです。
ノートを1冊準備してください。
貯金のための家計簿と、ダイエットのためのレコーディングダイエットを合体させた記録をつけていきます。
家計簿でも良いですが、シンプルにノートがおすすめ。
1日1ページ使い、その日に使った物の項目と料金、さらに食べ物を書き出していくのです。
そして1週間に一度、この記録ノートを見て、貯金的な改善点とダイエット的な改善点を見つけて改善していきます。
「この洋服は買わなくても良かったかな…」「この外食は贅沢だったな…」など、お金の無駄遣いをチェックして、来週からはそのような無駄遣いがないように改善していくのです。
さらに、食べ物の記録を見て、「お昼に炭水化物を食べ過ぎている」「おやつに高カロリーなスイーツを食べてしまった」などの食べ過ぎなところをチェックしていきます。
そして、来週からは無駄に食べ過ぎがないように注意していきましょう。
ご褒美ルールをつくる
4ステップは、ご褒美ルールを作ることです。
「節約しているのにご褒美にお金を使うのはもったいない」「ダイエットしているのにご褒美スイーツを食べたら体重が戻ってしまう」などと思うかもしれませんが、このご褒美システムは、貯金もダイエットも持続させるために非常に需要なことなのです。
貯金もダイエットもストイックに頑張りすぎると、かえって短期間でやめてしまうことになるので効率よくありません。
長く細く続けることで、少しずつ節約効果を高めていくことができるでしょう。
「1ヵ月貯金とダイエットを頑張ったらケーキを買う」など、どんなご褒美でもOK。これで、モチベーションを上げていきましょう。
このような4ステップで、節約しながらいつのまにか貯金もダイエット効果もアップさせることが期待できるのです。
今まで、貯金に成功しなかった人、ダイエットに成功しないかった人でも、両方叶うと思えば頑張れるでしょう。
まとめ
今回は、貯金とダイエットの両方が期待できる「貯金ダイエット」についてご紹介してきました。
実は共通点が多い貯金とダイエット。だから、節約しながら痩せたという人が多いのです。
今回ご紹介した「目標を立てる」「習慣を作る」「記録をつける」「無理をしない」の4ステップなら、効率よく貯金とダイエット効果を上げることができるでしょう。
しっかり貯金できて、体もスリムになれたらとても幸せです。気持ちも体も健康的になれるでしょう。ぜひ試してみてください。
効率良く節約生活を進めるためには、銀行口座を3つにすることが大切です。家計費用口座、特別出費用口座、貯蓄用口座に分けることで、いつのまにか貯金が増えていくかもしれません。それでは口座開設はどこがいいか?当節約ブログおすすめはイオン銀行です。
90点/100点中
※労力対効果・費用対効果を考慮した当節約貯金ブログのおすすめ度
私の場合(夫婦・子供2人)だと、この貯金とダイエットの節約方法で
251,520円/年間 貯金力を秘めています。
※表現や再現性には個人差があり必ずしも利益や効果を保証したものではありません。
(計算値:自炊する習慣で1年156,000円、水筒を持ち歩く習慣で1年▲35,520円、飲み会を減らす習慣で1年▲60,000円)
節約しながらダイエットもできてしまうおすすめの方法です。ただし、無理してしまうとリバウンドする可能性があるので、気楽な気持ちで取り組むことが大切です。