節約貯金は買物の無駄をなくす!無駄遣いしない生活を習慣にする方法

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節約生活を頑張っていても「また無駄遣いしてしまった」と落ち込んでしまうことがあります。どうして無駄遣いをしてしまうのでしょうか。その理由はもしかしたら「脳のクセ」と関係しているかもしれません。
今回は、無駄遣いしやすい脳クセから抜け出すことで、無駄遣いしない生活を習慣にする方法をご紹介したいと思います。
無駄遣いを脳科学の観点からとらえてみることで、効果的な節約法が見つかるかもしれません。

無駄遣いをなくすためには脳のクセを変えることが大切

無駄遣いをなくすためには脳のクセを変えることが大切

「どうして自分は意志が弱いんだろう…」「自分は我慢ができない性格なんだ…」と、無駄遣いがやめられない自分を責めている方は多いと思います。
しかし、それは意志や性格が原因ではなく脳のクセなのかもしれません。
脳は経験や学習によって得てきた知識の中からパターンを決めています。これがその人特有の脳のクセだと言われています。

脳のクセを変えることができれば、無駄遣いしない生活を習慣にすることができるのです。

今回は、脳のクセについて、さらにその脳のクセを変えていく方法をご紹介していきたいと思います。

脳のクセを変えると無駄遣いがなくなる理由とは?

脳のクセを変えると無駄遣いがなくなる理由とは?

どうして脳のクセを変えることで無駄遣いをなくすことができるのでしょうか。
それは、無駄遣いをしてしまう傾向にある人は、無駄遣いをしやすい脳のクセがついているからなのです。
無駄遣いしやすい脳の使い方が固定されているため、色々な節約術を駆使しても、結局無駄遣いはなくならないでしょう。

無駄遣いしやすい脳のクセとは?

無駄遣いしやすい脳のクセとは?

それでは、具体的にどのような脳のクセが無駄遣いしやすい傾向にあるのでしょうか。
具体的に見ていきたいと思います。

違う刺激を求めてしまう

同じことばかりを繰り返していると脳は違う刺激が求めるようになります。
このような脳のクセがついている方は、どんどん新しいものを買ってしまう傾向があります。必要だから買うのではなく、刺激を求めて買ってしまうのです。
そして無駄遣いを増やしてしまうことになります。
給料日になるとすぐに買物をしたくなる人は、刺激を求める脳のクセがついているのかもしれません。

同じものを繰り返してしまう

逆に同じものを繰り返したくなる脳のクセもあります。これも無駄遣いをしやすい脳のパターンと言えます。
一度買い始めると、買物に抵抗を感じることがなくなり買物が止まらなくなってしまうのです。
買い物に対してブレーキがきかない状態になってしまい、衝動買いを繰り返してしまう方は、同じものを繰り返す脳のクセがついているのかもしれません。

みんなが良いというものに惹かれてしまう

「シェアNo.1!売上数○万本突破!」などの商品に飛びついてしまう、行列が並んでいるお店があると入ってみたくなる人は、みんなが良いというものが欲しくなる脳のクセがついているのかもしれません。
これは「ハンドワゴン効果」と呼ばれるもので、ある製品、サービス、事柄などに対して支持する人が多ければ多いほどそれが正しいと思い込んでしまうことです。
「たくさんの人が良いというものなら良いに違いない」と、安心感や満足感が得られるのです。
このような脳のクセがある方は、自分に必要ないものであっても、みんなが良いというなら買い求めてしまうので、無駄遣いが増えてしまいます。

節約が上手にできない、無駄遣いばかりしてしまう方は、このような脳のクセが関係している可能性があるのです。
買物の無駄をなくすためには、自分には無駄遣いしやすい脳のクセがあることを理解し、脳の使い方を変えていくことを目指しましょう。

無駄遣いしやすい脳のクセを変えるためには何をすれば良い?

無駄遣いしやすい脳のクセを変えるためには何をすれば良い?

それでは次に、無駄遣いしやすい脳のクセを具体的に変えていく方法をご説明していきたいと思います。
脳のクセを変えるとは視点を変えることです。
節約方法に対する考え、買物に対する考えを変えることで、少しずつ無駄遣いしやすい脳のクセから抜け出すことができるでしょう。
そのために必要なルールは3つです。

  • 「これまでの節約法を見直す」
  • 「買いたくなったら一旦時間を置く」
  • 「計画的に買物をする」

詳しくご説明していきましょう。

これまでの節約法を見直す

刺激を求めたり、衝動買いをしたり、みんなが良いものを買ってしまう人は、間違った節約法に縛られてしまっていることがあります。
間違っていた節約法に気がつくことで、脳のクセ、脳のパターンを変えていきましょう。

セール品

80%OFFの服を買うことは、賢い節約だと考える方が多いと思います。でもその服がそれほど欲しくないものであった場合には間違った節約法です。
すごく欲しいと思った服であれば、定価で買っても無駄遣いにはなりません。もとがとれるくらい着ることになるでしょう。
しかし、あまり欲しいと思っていない服の場合には、たとえ80%OFFであっても無駄遣いです。買わなくて良いものを買っているからです。
値引きされたセール品であれば、何でもお得、節約になっていると思うのはNGです。

駐車料金

「あと500円買物をすれば、駐車料金600円が300円になる」という場合、みなさんはどうしますか?
多くの方が「それなら何か500円のものを買ってお得にしよう」と考えるでしょう。節約できた気持ちになります。
でも実際この節約法は間違っています。駐車料金600円を払えば良かったところを「駐車料金300円+500円の買物=800円」となってしまい200円は無駄遣いと言えるのです。
毎週土日のお買い物でこの無駄遣いをしているとしましょう。1年で7,200円も無駄なものにお金を使っていることになるのです。

ネットショッピングの送料

ネットショッピングの送料無料も同様に、間違った節約をしている方が多いです。
あと1,000円分購入すれば600円の送料が無料になるとします。やはり無駄に1,000円のものを購入して送料を無料にしようとする人が多いでしょう。お得に節約できた気持ちになれます。
でもこれも間違った節約法です。600円の送料を払うだけで良かったのに、1,000円の無駄なものを買ってしまい、400円が無駄になっているのです。月1回のネットショッピングでこのような間違った節約法をした場合、年間で4,800円もマイナスになってしまいます。

ポイントカード

ポイントをためると500円の商品券がもらえるというポイントカードをお持ちの方は多いと思います。
ここにも間違った節約法の可能性があります。
店員さんから「あと1,000円のお買い物で500円分の商品券をプレゼントできますよ」と言われると、ついついプラス1,000円のものを買ってしまいます。これもとても無駄な出費と言えます。
1,000円のものを買って、さらに商品券500円分もプレゼントされてとてもお得に節約できたと思ってしまいます。
しかしこれも500円を無駄に使っただけの間違った節約法なのです。
月に一度このような無駄遣いをしていたら1年で6,000円もの無駄遣いになってしまいます。

このように「節約法として良いと思っていたこと」を「実は節約法として間違っていた」ということを知ることで、無駄遣いしやすい脳のクセから抜け出すことができるでしょう。

買いたくなったら一旦時間を置く

仕事帰りに立ち寄ったお店で、素敵な服を見つけてどうしてもほしいと思ったとします。そんな時にはすぐに買うのではなく、また翌日の仕事帰りにそのお店に寄ってみてください。その時も昨日と同じ気持ちでその服が欲しいと思っていれば無駄遣いにはならないでしょう。でも、もし昨日のような欲求がなくなっていれば買う必要はありません。
脳のパターンを変えるためには、一度時間を置いて別のパターンを探ってみるのが効果的なのです。
そのために、いつも現金をお財布に入れておかない、クレジットカードを持たないという対策も効果的です。
またネットショッピングの場合も同様です。買いたいと思った洋服を見つけた時には、一旦カートに入れて一日時間を置いてみると良いでしょう。
総務省統計局(参考データ:総務省統計局 家計調査)によると3人家族が1ヶ月に使う洋服代は13,076円となっていました。一旦時間を置いてから購入することで、無駄遣いの脳パターンを変えることできれば、これを半分に減らすことが期待できます。年間78,456円を節約することも期待できるのです。
さらにこの脳のパターンを洋服以外の買物にも適応できれば、大きな節約につながるでしょう。

計画的に買物をする

計画的に考えることで、いつもの脳のパターンをリセットすることができるでしょう。
将来のことを計画出来る人は無駄遣いが少なく、貯金が貯まりやすいと言われています。
まずおすすめしたい方法は、買い物リストを作ってから買い物に行くことです。
計画を立てずに買い物に行ってしまうと「必要なもの」よりも「ほしいもの」を選んでしまいます。だから無駄遣いをしやすい脳のパターンになってしまうのでしょう。
それを防ぐために、必要なものリストアップして、さらに優先順位をつけてから買い物に出かける習慣をつけるのです。もしほしい商品を見つけてもリストの中にないものであれば買わないようにします。これで無駄遣いを減らすことができるはずです。
また、フラッと買物に出掛けるのも無駄遣いの原因にあります。特に特売日やバーゲンは誘惑がたくさんあるので、ハンドワゴン効果を受けやすくなるでしょう。
毎週何曜日に買い出しに行く、洋服を買いに行くのは月に1回、などの計画を立てるのがおすすめです。
夏のバーゲンと冬のバーゲンを足すと40,000円ほどの買い物をしているというデータが出ています。計画的に買物をすることで、バーゲンで誘惑に負けることがなくなるかもしれません。これで年間40,000円の節約を目指しましょう。

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脳のクセを変えて無駄遣いしない生活を習慣にしていきましょう

脳のクセを変えて無駄遣いしない生活を習慣

今回は、無駄遣いを脳科学の観点から考えてみました。
節約生活がうまく進まない方は、意志が弱いからではなく脳の使い方に問題があるのかもしれません。気が付かないうちに無駄遣いしやすい脳になっていることが原因かもしれないのです。
脳のクセを変えるような視点を持つことで、買物の無駄をなくし節約していくことが可能だということがおわりいただけたと思います。
脳のパターンを変えて、無駄遣いしない生活を習慣にしていきましょう。

節約したお金を賢く貯金するには
工夫して節約したお金をそのままお財布に入れておくのは賢い方法ではありません。そのお金をどのようにしたら更に効率よく増えるのか考えましょう。同じお金でも置いておく場所によって増え方も違います。心の持ち方も変わってきます。節約して浮かせたお金を使う最後の最後まで得する方法を実践、その具体的なお金の預け方を以下のページでまとめました。
当貯金ブログの評価


70点
/100点中貯金ブログ採点
※労力対効果・費用対効果を考慮した当節約貯金ブログのおすすめ度

私の場合(夫婦・子供2人)だと、この脳のクセを変える節約方法で
136,450円/年間 貯金力を秘めています。
※表現や再現性には個人差があり必ずしも利益や効果を保証したものではありません。

(計算値:駐車料金の無駄をなくす節約法で1年▲7,200円、ネットの送料無料の無駄をなくす節約法で1年▲4,800円、ポイントカードの無駄をなくす節約法で1年▲6,000円、一旦時間を置いてから買う節約法で1年▲78,450円、計画的に買う節約法で1年▲40,000円)

脳の使い方を変えることで本当に節約できる方法を見極めていくことができます。すぐに成果が出にくい節約法でもありますが、長い目で見ると非常に効果的な方法です。