「年収800万円の平均貯金ってどれくらい?」
「年収800万円なら毎月いくら貯金するのがベスト?」
「年収800万円でもあまり貯金できていないけど大丈夫?」
など、年収800万円の貯金事情、貯金情報をお探しですか?
年収800万円以上の人は、全体の9.8%です。年収800万円になると、全体の1割以下の限られた人ということです。
でも年収800万円になっても、なかなか上手く貯金が増えなかったり、貯金しているつもりでも「これくらいの貯金で大丈夫?」と不安になることもあるでしょう。
年収が増えれば、それだけ貯金が増えるわけではありません。
実際に年収800万円の人よりも年収400万円の人のほうが貯金できているケースも多々あります。
そこで今回は、年収800万円の平均貯金事情を見ながら、毎月の貯金目安、貯金の仕方まで詳しくご説明していきたいと思います。
年収800万円で効率よく貯金するためにはどうすれば良いのか、一緒に考えていきましょう。
年収800万円以上の人はわずか9.8%
国税庁の「民間給与実態統計調査結果」のデータを見ると、年収800万円以上の人はわずか9.8%ということがわかります。
それぞれの年収に対する割合は以下のようになっています。
100万円以下 | 8.1% |
100万円~200万円 | 13.7% |
200万円~300万円 | 15.2% |
300万円~400万円 | 17.2% |
400万円~500万円 | 14.9% |
500万円~600万円 | 10.2% |
600万円~700万円 | 6.5% |
700万円~800万円 | 4.4% |
800万円~900万円 | 2.9% |
900万円~1,000万円 | 1.9% |
1,000万円~1,500万円 | 3.6% |
1,500万円~2,000万円 | 0.8% |
2,000万円~2,500万円 | 0.3% |
2,500万円以上 | 0.3% |
(参考:国税庁)
全体の平均年収は441万円です。
年収800万円の人は、平均の約2倍の収入があるということです。
極論になりますが、平均的な生活をしていれば、収入の半分は貯金することも可能ということになります。
もちろん、収入の半分を貯金するのは難しいですが、ある程度の貯金はできると考えて間違いありません。
年収800万円で貯金している人、していない人の割合は?
年収800万円以上は全体の9.8%ということで、一握りの人であることがわかりました。
次に問題の貯金事情について調べていきたいと思います。
まずは、貯金している人としていない人の割合から見ていきます。
日本銀行情報サービス局内に事務局がある「金融広報中央委員会」の「家計の金融行動に関する世論調査(令和元年)」の情報を参考にしたいと思います。
年収800万円の人に限定したデータはないため、年収750万円~1,000万円の単身世帯、二人以上世帯のデータを参考にしていきます。
年収750万円~1,000万円の単身世帯、二人以上世帯の金融資産がある人、ない人の割合は以下のようになっています。
世帯 | 単身 | 二人以上 |
金融資産がある人 | 95.5% | 90.3% |
金融資産がない人 | 4.5% | 9.7% |
年収800万円の人のほとんどは貯金していることがわかります。
やはり毎月の収入に余裕が出てくるので、貯金に回すお金が確保しやすくなるのでしょう。
ただし、二人以上世帯の場合は、約10人に1人は貯金していない状況です。
年収800万円になると、日々の生活に使うお金も増えるため、貯金できない人も一定数いるのでしょう。
また、毎月十分な収入があるため、「貯金がなくてもやりくりできる」という精神的な余裕が出てくることから、貯金しない人もいるでしょう。
年収800万円の貯金平均値と中央値は?
年収800万円の場合、単身世帯は約20世帯に1世帯、二人以上世帯の場合は約10世帯に1世帯は貯金していないことがわかりました。
しかし、ほとんどの世帯は貯金しているのです。
それでは、実際にどれくらい貯金があるのでしょうか。
なかなか人には聞けない貯金額を見ていきたいと思います。
金融広報中央委員会の同調査では、年収750万円~1,000万円以下の単身世帯、二人以上世帯の貯蓄の平均値、中央値の調査結果を掲載しています。
年収800万円の世帯に限定はしていませんが、参考にはなるでしょう。
この貯蓄額は銀行の預貯金、金銭信託、積立型保険商品、投資信託など全ての金融資産の合計した金額です。
世帯 | 単身 | 二人以上 |
平均値 | 2,981万円 | 1,723万円 |
中央値 | 1,800万円 | 1,130万円 |
ここで、平均値と中央値の違いについて確認しておきましょう。
平均値とは、全ての人の貯蓄額を合計し、それを人数で割った値です。
中央値とは、貯蓄額の少ない人(もしくは多い人)を順番に並べた時に真ん中にくる人の貯蓄額です。
年収800万円以上の人になると、多額の貯蓄がある人もいます。そのような人が少しでもいると平均値は一気に高くなる傾向があります。
だから、平均的なデータとしては、中央値のほうが目安になるでしょう。
中央値を見ると、単身世帯の場合は1,800万円、二人以上世帯の場合は1,130万円とかなりの高額になっています。
ただし、このデータは年収750万円~1,000万円なので、年収800万円に限定すると、もう少し中央値、平均値ともに下がるでしょう。
年収800万円の貯金割合は?
年収750万円~1,000万円の人の貯蓄は平均的に1,000万円以上ということがわかりました。
大まかな目安にはなってしまいますが、年収800万円を超えたら、まず1,000万円貯金するというのが一つの目安になるでしょう。
次に、年収800万円の人が今持っている貯金ではなく、毎月どれくらいのペースで貯金しているのか見ていきたいと思います。
金融広報中央委員会の同調査から、年間手取り収入に対する貯蓄率がわかります。
手取り収入に対する貯蓄割合 | 単身世帯 | 二人以上世帯 |
5%未満 | 0.0% | 7.7% |
5~10%未満 | 14.3% | 16.7% |
10~15%未満 | 4.8% | 23.1% |
15~20%未満 | 4.8% | 7.3% |
20~25%未満 | 14.3% | 14.1% |
25~30%未満 | 7.1% | 0.0% |
30~35%未満 | 19.0% | 4.7% |
35%以上 | 26.2% | 3.4% |
貯蓄しなかった・無回答 | 9.5% | 23.0% |
平均 | 27.0% | 11.0% |
このような結果になっています。
単身世帯は、厳密には既婚者でも単身赴任などで一人暮らしをしている人も含まれますが、ここでは単身世帯=独身者、二人以上世帯=既婚者として見ていきたいと思います。
独身者、既婚者では、毎月貯金できている額が大幅に違うことがわかります。
独身者は手取りに対して3割近くの貯蓄をしていますが、既婚者は1割ほどです。
年収800万円になる年齢は、子供の教育費にお金がかかる時期でもあります。
だから、まとまった貯蓄があっても、毎月貯金している金額はそれほど多くないのでしょう。
理想的な貯金率は手取りの1~2割とされています。収入が800万円を超えたら3割を貯金に回すのが理想とも言われています。
既婚者の場合は貯金理想のギリギリ1割をクリアしている程度にとどまっているのです。
年収800万円の毎月の貯蓄シミュレーション
それでは、上記でご説明した平均的な貯金率の場合、年収800万円の人は具体的にいくら貯金していることになるのでしょうか。
毎月の貯金額をシミュレーションしてみたいと思います。
年収 | 年間手取り | 独身者の貯蓄率27% 年間貯金額 |
独身者の貯蓄率27% 1ヵ月貯金額 |
既婚者の貯蓄率11% 年間貯金額 |
既婚者の貯蓄率11% 1ヵ月貯金額 |
800万円 | 600万円 | 162万円 | 135,000円 | 66万円 | 55,000円 |
年収800万円の場合、年間の手取りは600万円前後になるのが一般的です。
毎月の手取りは、夏と冬のボーナスが手取りの4ヵ月分と想定すると、600万円÷16か月375,000円ということになります。
独身者の平均貯蓄率は27%なので、年間貯金額の目安は600万円×27%=162万円となります。単純に12ヵ月で割ると1ヵ月135,000円になります。
既婚者の平均貯蓄率は11%なので、年間貯金額の目安は600万円×11%=66万円となります。単純に12ヵ月で割ると1ヵ月55,000円になります。
家族にお金がかからない独身者の場合は、1ヵ月135,000円の貯金は可能でしょう。手取り375,000円から135,000円を貯金しても、生活費として240,000円残ります。
しかし、贅沢な生活を維持しながら135,000円貯金するのは難しいかもしれません。
一方、既婚者の場合は、1ヵ月55,000円の貯金では少し心もとない感じがします。
工夫次第でもう少し貯金を増やすことができるでしょう。
年収800万円の毎月の貯金額目安は10万円がベスト
ここまで年収800万円の平均的な貯金情報についてご紹介してきました。
年収800万円でも、独身者は年間162万円も貯金していますが、既婚者は半分以下の66万円ほどという平均データとなりました。
しかし、これはあくまでも平均データから算出した値なので、必ずこれが正しいという貯金額ではありません。
それでは、毎月の貯金額の目安はいくらに設定したら良いのでしょうか。
年収800万円の人が毎月貯金する目安は、ズバリ「10万円」がベストです。
まず、10万円というキリのよい金額であると、毎月の貯金モチベーションが上がるでしょう。
10万円貯金できたという充実感があると、また来月も頑張ることができます。
また、貯金の理想は手取り収入の1~2割と繰り返しお伝えしていますが、年収800万円の場合、手取りの2割を貯金しようと思うと、1ヵ月10万円になるのです。
年収800万円の人の手取りは約600万円です。
つまり、手取りの2割貯金は、600万円×20%÷12ヵ月=10万円になります。
もちろん目安にはなってしまいますが、まずは「毎月10万円を貯金する」という目標を掲げてみてはいかがでしょうか。
年収800万円の貯金のコツ
ここまで、年収800万円の平均的な貯金事情や理想額についてご紹介してきました。
まずは毎月10万円貯金することを目安に頑張っていきましょう。
でも、年収800万円でも、なかなか毎月10万円貯金するのは難しいかもしれません。
そこで、ここからは、年収800万円の人におすすめの貯金のコツをご紹介していきたいと思います。
そのコツとは以下の5ステップです。
- 生活費を見える化する
- 無駄な支出を洗い出す
- 予算を立てる
- 家計管理をする
- 先取り貯金をする
年収800万円の人で、特に問題なく毎月10万円以上貯金できるという方は、この5ステップは必要ないでしょう。ぜひ今のままの貯金計画を進めてください。
毎月10万円貯金が難しいという方は、この5ステップを試してみてください。
生活費を見える化する
年収800万円でもなかなか貯金を増やせないという人は、お金の流れが把握できていない可能性があります。
毎月の収入に対して、いくら生活費を使っていて、いくら貯金できているのかをハッキリさせることから始めましょう。
年収800万円なのに上手く貯金ができていない場合、無駄な出費が多いことが考えられます。
その無駄な出費をおさえることができれば、簡単に毎月10万円以上の貯金ができるようになる可能性があるのです。
その無駄を洗い出すためには、まず生活費を見える化していきましょう。
毎月コツコツ家計費をつけている方は、家計費をチェックしてください。
家計簿をつけていない場合は、まずは1ヵ月のレシートを集めましょう。
月初から月末までのレシートが貯まったら、紙を1枚準備してください。
そこに、項目別に1ヵ月の支出合計を全て書き出していきます。
レシートだけでなく、クレジットカード明細もチェックします。クレジットカードの明細は、カード会社のホームページにログインすると見ることができます。
次のステップのために「無駄な金額」「理想の金額」の欄も作っておいてください。
内訳 | 実際の金額 | 無駄な金額 | 理想の金額 |
住居費 | 80,000 | ||
食費 | 60,000 | ||
水道光熱費 | 20,000 | ||
通信費 | 20,000 | ||
保険料 | 25,000 | ||
こづかい | 40,000 | ||
教育費 | 30,000 | ||
日用雑貨 | 15,000 | ||
被服費 | 10,000 | ||
趣味・娯楽費 | 10,000 | ||
交通費 | 5,000 | ||
その他 | 10,000 | ||
合計 | 325,000 |
細かい金額でなくてOKです。ざっくりとした生活費を算出してください。
「どんなものにどれくらいお金を使っているのか」「1ヵ月の収入、支出、貯金、残高はいくらなのか」を知ることが目的です。
年収800万円の1ヵ月の手取りの目安は375,000円です。
上記のような生活費の場合は、375,000円(収入)-325,000円(支出)=50,000円です。5万円貯金していることがわかります。
無駄な支出を洗い出す
このままの生活費の使い方だと、5万円しか貯金できていないことがわかりました。10万円貯金するためには、あと5万円支出を減らす必要があります。
1ヵ月の家計費を見える化することができたら、そこから無駄な支出を洗い出していきましょう。
変動費と固定費に分けてチェックしていきます。
変動費とは、食費や娯楽費など、毎月支出が変動的なものです。
1ヵ月貯めたレシートやクレジットカード明細を見て、無駄な出費がないかチェックします。
無駄な出費の基準は「買わなくても(食べなくても)困らなかったもの」です。買わなくても特に不自由しなかったな…というものをピックアップしていくと、どれくらいの金額になるでしょうか。
さらに固定費の中にも無駄がないかチェックしましょう。
おすすめは、保険料と教育費です。
保険料はネット保険に変えることで大幅に安くなる場合があります。さらに、医療保険など不要な保険を省くことで毎月の保険料がぐんと下がる可能性があります。
保険の節約法については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。ご参考ください。
将来の万が一のリスクに備えて払い続けている保険料。死亡保険や医療保険の保険料は安くありません。必須の出費と思われがちな保険料ですが、実は必ずしもそうではありません。貯金を貯めるために保険に入らないという選択も有りなのです。
また、年収800万円になると子どもの習い事などの教育費にもお金をかけるようになるでしょう。
しかし、本当に全ての習い事が必要でしょうか。
定期的に習い事を見直して不要と判断できるものがあれば削っていくことも大切です。
予算を立てる
「生活費を見える化する」→「無駄な支出を洗い出す」ことができたら、1ヵ月の予算を立ててみましょう。
ポイントは、10万円の貯金が確保できる生活費になるように予算を決めることです。
年収800万円の場合、1ヵ月の手取り平均は375,000円になります。
ここから10万円は貯金に回すので、1ヵ月275,000円を生活費の予算とすれば良いのです。
具体例を見ていきましょう。
内訳 | 実際の金額 | 無駄な金額 | 理想の金額 |
住居費 | 80,000 | 80,000 | |
食費 | 60,000 | 10,000 | 50,000 |
水道光熱費 | 20,000 | 20,000 | |
通信費 | 20,000 | 20,000 | |
保険料 | 25,000 | 15,000 | 10,000 |
こづかい | 40,000 | 10,000 | 30,000 |
教育費 | 30,000 | 10,000 | 20,000 |
日用雑貨 | 15,000 | 5,000 | 10,000 |
被服費 | 10,000 | 10,000 | |
趣味・娯楽費 | 10,000 | 10,000 | |
交通費 | 5,000 | 5,000 | |
その他 | 10,000 | 10,000 | |
合計 | 325,000 | 50,000 | 275,000 |
家計費を見える化した金額を「実際の金額」の欄に書いてください。
無駄な支出を洗い出した金額を「無駄な金額」の欄に書いてください。
「実際の金額」-「無駄な金額」=「予算」になります。
予算合計が275,000円になるようにすれば、毎月無理なく10万円は貯金に回せるようになります。
「無駄な金額」を調整しながら予算を組んでみてください。
例えば食費の場合、レシートから洗い出した無駄な出費は合計5千円だったとしましょう。
でも5千円だと合計予算がオーバーしてしまうため、「あともう5千円は節約するようにしよう」と決めて「無駄な金額は1万円」と設定しましょう。
このような流れで、毎月10万円ずつ貯金するための予算を組んでいきましょう。
少し面倒な作業ではありますが、一度予算を決めると、家計管理の基盤を作ることができるので、スムーズに貯金できるようになります。
家計管理をする
予算を組むことができたら、あとはその予算に従って家計管理をしていきましょう。
家計管理の基本は家計簿をつけることですが、月末にまとめて管理するだけでも良いでしょう。
先程、生活費を見える化したように、1ヵ月分のレシートを貯めておきましょう。
ノートを1冊用意して、そこに毎月の項目ごとの支出額と合計支出額を記入しておくだけでも、貯金力は確実にアップするでしょう。
家計管理ノートをつけておくと、毎月の無駄遣いがハッキリわかるようになるからです。
「今月はこんなに食費が予算よりオーバーしている」ということに気がつけば、スーパーで無駄な買い物をしそうになった時に「先月はかなり予算オーバーしたから、お惣菜は我慢しよう」などとブレーキをかけることができます。
節約意識が高まり無駄遣いが減ることで、計画的に10万円貯金ができるようになるでしょう。
先取り貯金をする
最後のステップは先取り貯金です。
年収800万円でも貯金が増えない人は、余った生活費を貯金しているケースが多いでしょう。それではなかなか目標貯金額を毎月貯金することが難しくなります。
そこで実践していただきたいのが、貯金の基本である先取り貯金です。
給料が振り込まれたらすぐに、貯金分の10万円を貯金用の口座に移動するのです。そして余ったお金を生活費として使っていきます。
自分でお金を移動させても良いですが、銀行の自動積立預金や、会社の天引き制度を利用して自動的に貯金できるシステムを利用するのも良いでしょう。
まとめ
今回は、年収800万円の人の貯金事情について解説してきました。
年収800万円以上になると、使うお金も増えるため、なかなか貯金できない人が多いのが現状です。平均的な貯金額や手取り収入からの貯金額についてご紹介してきました。
当サイトが考える年収800万円の人の貯金目安は「10万円」です。これを実行することができれば、1年で120万円、10年で1,200万円の貯金も夢ではありません。
年収800万円になっても貯金が上手くできていない…という場合は、「生活費を見える化する「無駄な支出を洗い出す」「予算を立てる」「家計管理をする」「先取り貯金をする」の5ステップで貯金できるシステムを作ってみてください。
効率良く節約生活を進めるためには、銀行口座を3つにすることが大切です。家計費用口座、特別出費用口座、貯蓄用口座に分けることで、いつのまにか貯金が増えていくかもしれません。それでは口座開設はどこがいいか?当節約ブログおすすめはイオン銀行です。
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年収800万円の人の場合、理想の貯金額を決める方法で、
120万円/年間 貯金力を秘めています。
※表現や再現性には個人差があり必ずしも利益や効果を保証したものではありません。
(計算値:1ヵ月10万円貯金で1年▲120万円)
年収800万円でもなかなか貯金を増やせない人は多いでしょう。でも、ちょっとしたコツで毎月10万円貯金できるシステムを作ることができます。