40代シングルマザーや専業主婦・女性の貯金額の平均や中央値は?

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「40代専業主婦はどれくらい貯金があるの?」

「40代シングルマザーの貯金の平均は?」

「40代独身女性は老後のためにどれくらい貯めてるの?」

など、40代女性の貯金情報をお探しでしょうか。

他人に貯金状況を聞くことはできないですよね。

40代は、専業主婦、シングルマザー、独身など、様々な立場の女性が混在しており、収入も、使うお金も様々です。だから、貯金額も人によって様々な状況です。

しかし、平均的な貯金額を知っておくと、あなたの貯金の目安の一つにすることができるでしょう。

40代女性はどれくらい貯金を持っているのでしょうか?

専業主婦、シングルマザー、独身女性、それぞれの貯金情報を調べていきたいと思います。

40代専業主婦の平均貯金額は?

40代専業主婦の平均貯金額は?

まずは、40代専業主婦の貯金事情について調べていきます。

専業主婦で40代に限定した公的データを見つけることができなかったため、専業主婦全体の貯金データを参考にしたいと思います。

日本銀行情報サービス局に情報局が置かれている金融広報中央委員会の「令和元年(2019年)家計の金融行動に関する家計調査」のデータから、以下のような専業主婦世帯の金融資産保有の状況がわかりました。

金融資産とは、貯蓄額は、銀行の預貯金の他、金銭信託や積立型保険商品なども含まれています。

専業主婦世帯の貯金している人、していない人の割合は?

この調査の中には、専業主婦世帯のうち、金融資産がある世帯、ない世帯の割合が発表されています。

専業主婦世帯と共働き世帯を比べてみましょう。

金融資産がある世帯 金融資産がない世帯
専業主婦世帯 75.8% 24.2%
共働き世帯 84.0% 16.0%

(参考:知るぽると)

共働き世帯に比べて専業主婦世帯のほうが貯蓄なしの世帯が多いことがわかりました。

約4人に1人は貯蓄がない状況なのです。

ただし、これは20代~70代全体の専業主婦世帯の数値なので、40代に限定すると少し変わってくる可能性があります。

専業主婦に限定した年代別データはありませんが、二人以上世帯全体のデータはありました。

二人以上世帯のデータは、夫婦で就業、夫のみ就業、妻のみ就業など様々な形態が含まれています。

二人以上世帯 貯蓄している世帯 貯蓄していない世帯
20代 77.1% 22.9%
30代 84.2% 15.8%
40代 81.3% 18.7%
50代 78.2% 21.8%
60代 76.3% 23.7%
70代 68.9% 31.1%

40代は他の年代に比べると貯金している割合が若干高いことがわかります。

専業主婦世帯全体の「貯金している人75.8%」よりも、40代専業主婦世帯のほうが若干高い数値になると考えられるでしょう。

専業主婦の貯金平均値、中央値は?

次に専業主婦世帯が実際に貯蓄している金額を調べていきましょう。

金融資産ありの人に限定した平均値と中値は以下のようになります。

共働き世帯と比較してみたいと思います。

平均値 中央値
専業主婦世帯 1,490万円 700万円
共働き世帯 1,173万円 660万円

(参考:知るぽると)

平均値は、データ数値を全て合計して、データ数で割った値です。

中央値は、データを順番に並べて時に並べて真ん中にくる値のことです。

例えば5つの世帯の貯金額が50万円、150万円、250万円、300万円、5,000万円だった場合、平均値は1,150万円、中央値は250万円となります。

一人でも何億円という多額の貯蓄をしていると、平均値は一気に高くなるため、中央値のほうが現実的な数値が出やすいのです。

金融資産を保有している世帯は共働きのほうが多かったのですが、実際に貯金している額を比較してみると、専業主婦世帯のほうが高くなっています。

専業主婦は、貯蓄がない人もいる一方で、貯蓄がある人はガッチリ貯金していることがわかります。

先程同様に、二人以上世帯の年代別の平均値、中央値を見てみましょう。

二人以上世帯 平均値 央値
20代 220万円 165万円
30代 640万円 355万円
40代 880万円 550万円
50代 1,574万円 1,000万円
60代 2,203万円 1,200万円
70代 1,978万円 1,100万円

(参考:知るぽると)

40代は20代~70代の中でおよそ真ん中の数値となっているので、上記の中央値660万円が、40代専業主婦の平均的な貯金額に近いと考えて良いでしょう。

40代シングルマザーの平均貯金額は?

40代シングルマザーの平均貯金額は?

次に、40代シングルマザーの貯金額について調べていきましょう。

専業主婦同様に、40代の母子家庭に限定した公的データはなかった為、母子家庭全体の貯金データを参考にしたいと思います。

厚生労働省の「平成28年 国民生活基礎調査の概況」から母子家庭の貯蓄状況を見ることができました。

シングルマザー世帯の貯金している人、していない人の割合は?

母子世帯で貯蓄ありの割合は59.6%、貯金なしの割合は37.6%となっています。

約3人に1人のシングルマザーが貯金なしということです。
(参考:厚生労働省)

シングルマザーの貯金平均貯金額は?

同調査では、母子家庭世帯の貯蓄額に関して平均貯蓄額が発表されています。中央値はありませんでした。

母子世帯の平均貯蓄額327.3万円です。

この数値は平均値なので、実際に半分以上の人が327.3万円以上の貯蓄があるわけではありません。

母子家庭の貯蓄額に対する割合は以下のようになっています。

貯蓄額 割合
50万円未満 14.4%
 50~ 100万円未満 3.5%
100~ 200万円未満 9.1%
200~ 300万円未満 6.5%
300~ 400万円未満 4.0%
400~ 500万円未満 1.9%
500~ 700万円未満 4.2%
700~1000万円未満 2.0%
1000~1500万円未満 2.9%
1500~2000万円未満 1.4%
2000~3000万円未満 1.8%
3000万円以上 1.9%

(参考:厚生労働省)

このように、50万円未満の人が最も多い状況です。

3,000万円以上の貯金を持つシングルマザーが少数いるために、平均値は高くなっていますが、多くのシングルマザーは50万円未満の貯蓄ということがわかります。

貯金の最低限の目安は、3ヵ月分の手取し収入分とされています。

1ヵ月の手取りは25万円なら、最低75万円の貯金が必要ということです。

貯金の最低ラインも貯金できていないシングルマザーが多いことがわかりました。

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40代独身女性の平均貯金額は?

40代独身女性の平均貯金額は?

最後に40代独身女性の貯金平均データを見ていきたいと思います。

独身女性40代のデータを調べる為に、総務省統計局「平成26年全国消費実態調査 単身世帯の家計収支及び貯蓄・負債に関する結果」を参考にしていきます。

この調査の貯蓄額は、通貨性預貯金、定期性預貯金、生命保険、有価証券なども含んだ金額です。

これによると、単身世帯の40代女性の平均貯蓄額は959万円となっています。

この数値は中央値ではなく平均値なので、高めの数字にはなっているでしょう。

でも、その分を考慮しても40代独身女性の貯金に対する意識の高さがわかります。

さらに単身世帯の50代独身女性の平均貯蓄額を見てみると、1,383万円になっていました。

着々と貯金を増やしている独身女性が多いのでしょう。

ちなみに同じく40代の男性の単身世帯の平均貯蓄額は796万円となっていました。

やはり女性のほうが、コツコツ堅実に貯金する傾向にあることがわかりました。
(参考:総務省統計局)

40代女性の貯金のコツ

40代女性の貯金のコツ

ここまで40代女性の貯金事情についてご紹介してきました。

あくまでも目安にはなりますが、「40代女性ってどれくらい貯金しているんだろう」というあなたのモヤモヤが少しでも解消されたら嬉しいです。

次に、そんな40代女性が上手く貯金するためのコツをご紹介していきたいと思います。

平均的な貯金データを参考にしながら、あなたの貯金計画を立てて、その貯金計画を実現するために家計管理をしていきましょう。

貯金プランを考える

闇雲に「貯金しなきゃ…」と思っていませんか?

いつも貯金のことを心配しているとストレスが溜まってしまいます。

きっちり貯金プランが立てられると、そのストレスが軽減されるでしょう。

貯金プランとは、「何に」「いくら」「いつまで」お金が必要か考えることです。

「40代主婦に必要な貯金は1,000万円」などと言い切れれば良いのですが、必要な貯金は人によって違います。

あなたのライフプランを考えた上で、必要な貯金額を考えることが大切なのです。

ライフプランを考える

例えば老後資金に必要とされる目安は夫婦で約1,200万円と言われています。

子供にかかる教育費は幼稚園~高校まで公立の場合は約540万円、国立大学は約240万円かかるとされています。

これらの金額がいつまで必要なのか考えて、そのためには1ヵ月いくらずつ貯金すれば良いのか計算してみましょう。

例えば今40歳の専業主婦が65歳までに夫婦の老後資金を貯金するとします。

1ヵ月に必要な貯金額は、1,200万円÷25年÷12ヵ月=40,000円です。

何となく老後資金を貯めなきゃ…と思うのではなく、このように逆算して具体的な貯金額を考えることがスムーズに貯金するコツです。

ライフプランの作り方は、こちらの記事でご紹介しています。ご参考ください。

退職金を考える

「老後のために1,200万円も貯めなきゃいけないの⁉」と驚くかもしれませんが、全てを貯金で賄うわけではありません。

退職金があるからです。例えば退職金が500万円なら、老後資金は700万円です。

社内規定を見て調べる方法もありますが、明確な金額がわかりにくいことがほとんどでしょう。

勤続年数をはじめ様々な要素によって決まるので、総務や人事に聞いてみるのが一番です。

貯蓄プランを考えるために必要だと話して、きちんと退職金について聞いてみましょう。

子供にもらえる手当を考える

シングルマザーの場合は、母子家庭がもらえる手当を考慮する必要があります。

まずは3歳までは15,000円、中学校まで10,000円がもらえる「児童手当」。これは出産時に申請しているでしょう。

母子家庭が活用できる手当は「児童扶養手当」です。所得に応じて金額が決まります。

子供二人で、全部支給の場合は1人目42,910円、2人目10,140円になります。

さらに、一部の市町村では「児童育成手当」や、一人親のための「住宅手当」の制度を導入しています。

市町村に問い合わせをして、もらえる手当がないか確認してみると良いでしょう。

今の貯金額を確認する

さらに、今現在の貯金額を確認することも重要です。

今あなたの貯金がいくらですか?すぐに言える人は意外と少ないと思います。

複数の通帳にバラバラに貯金していたり、積立型保険商品があったりすると、純粋に今いくら貯金があるのかわかりにくくなるでしょう。

一度全ての貯金をまとめて、いくらあるのか確認してみてください。

その貯金額を考慮して、必要な貯金額を考えていきましょう。

家計管理をする

貯金プランが明確になると、貯金へのモチベーションがアップするでしょう。

でも「老後資金のために1ヵ月4万円貯金する」と目標を決めても、貯金分を抜いてしまうと、毎月のやりくりが苦しくなる可能性があります。

毎月一定額の貯金を確保していくためには、支出をコントロールすることが大切です。

貯金は大切ですが、全ての支出を節約して切り詰める必要はありません。

メリハリのある支出にすることが大切なのです。

例えば外食に行くのが趣味という人の場合は、外食にかけるお金は多少多くも良いでしょう。

しかし、その分、洋服は最低限のものだけ買う、化粧品はワンランク下げたリーズナブルなものに変えるなど、節約していけば良いのです。

1ヵ月の支出を把握してコントロールするためには、家計簿が必須です。

でも、紙の家計簿である必要はありません。40代女性におすすめなのは家計簿アプリです。

最近はかわいくて楽しい家計簿アプリがたくさんあります。すきま時間にお金の管理をすることができるので、忙しい40代女性でも無理なく続けることができるでしょう。

お金管理アプリについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。ご参考ください。

まとめ

今回は、40代の女性に特化した貯金額情報、さらに貯金するコツについてご紹介してきました。

40代女性は、専業主婦、独身者、シングルマザーなど様々な立場の人がいるので、貯金額も様々です。

でも、平均的な貯金額がわかると目安にすることができるので「自分の貯金はこれで大丈夫…?」という不安が少なくなるでしょう。

ただし、その平均額がそのままあなたの理想貯金額ではありません。

あなたのライフプランに合わせた貯金額を明確にすることが大切です。

そして無理なく貯金を持続させるためには、家計管理が重要。家計簿アプリなら楽しく無理なく支出コントロールできるのでおすすめです。

節約したお金を賢く貯金するには
工夫して節約したお金をそのままお財布に入れておくのは賢い方法ではありません。
そのお金をどのようにしたら更に効率よく増えるのか考えましょう。
同じお金でも置いておく場所によって増え方も違います。心の持ち方も変わってきます。
節約して浮かせたお金を使う最後の最後まで得する方法を実践、その具体的なお金の預け方を以下のページでまとめました。
当貯金ブログの評価


78点
/100点中貯金ブログ採点
※労力対効果・費用対効果を考慮した当節約貯金ブログのおすすめ度

40歳の専業主婦が、老後資金を計画的に貯金するする方法で、
480,000円/1年間 貯金力を秘めています。
※表現や再現性には個人差があり必ずしも利益や効果を保証したものではありません。

(計算値:老後資金1,200万円を25年で貯める計画で1年▲480,000円)

上記の金額は一例になりますが、しっかり貯金プランを考えて貯金することで目標に向かってコツコツ貯金できるのでしょう。平均的な貯金額を目安にしながら、あなたに合った貯金プランを立ててください。