結婚する時に気になるのが、「二人の貯金で結婚式を挙げることができる?」というお金の問題ですよね。
例えば、貯金100万円ではちょっと不安があるでしょう。でも500万円なら十分な気がしますね。さらに1000万円あれば全く問題はないでしょう。
二人合わせて貯金1000万円あれば、豪華な結婚式を挙げても十分にお釣りがきます。
だから「結婚貯金として1000万円あれば大丈夫」と思う方がほとんどでしょう。
しかし、そこには見落としがちな盲点があるのです。結婚貯金は、結婚式や新婚旅行にかかるお金のためだけではありません。
結婚生活がスタートしたら、マイホーム、マイカー、子育て資金など、様々なお金がかかります。
結婚貯金とは、そのような出費にも備えなければならないため、結婚貯金1000万円では足りないケースもあるのです。
今回は、結婚の1000万円あれば大丈夫か検証しながら、結婚貯金について考えていきたいと思います。
結婚に1000万円貯金している人は少ない
結婚に1000万円貯金があれば大丈夫か考える前に、まず結婚に1000万円貯金しているカップルはどれくらいいるのか調べてみましょう。
結婚貯金についての公的データが見つからなかったため、ゼクシィが行った「結婚時の貯蓄(2018年)」についてのアンケートを参考にしたいと思います。
結婚情報メディアとして圧倒的な知名度のあるゼクシィの結婚に関する調査なので、信憑性の高い情報と言えますね。
20~40代の婚約中女性、既婚女性に、結婚時の自分の貯蓄額と、相手の男性の貯金額について質問したところ、上位5位までは以下のような結果となっています。
貯蓄額 | 男性 | 女性 |
100万円未満 | 31% | 30% |
100~200万円未満 | 12% | 21% |
200~300万円未満 | 13% | 9% |
300~400万円未満 | 9% | 10% |
400~500万円未満 | 5% | 7% |
(参考:ゼクシィ)
男性も女性も約3人に1人は貯金100万円未満という結果になっています。二人合わせても200万円未満ということですね。
400万円~500万円の貯金がある男性はわずか5%、女性も7%と非常に少ない結果です。
二人で1000万円に近い貯金がある人は、やはりとても少ないことがわかりますね。
結婚に1000万円貯金でも足りない場合もある
平均データを見ると、結婚資金は1000万円どころか200万円未満の人が多いことがわかりました。
「貯金が少ない人が多いから1000万円もあれば絶対大丈夫」と思いたくなる結果ですが、本当にそうなのでしょうか。結婚資金として1000万円あれば十分なのでしょうか。
結婚に1000万円貯金があれば大丈夫かシミュレーションしてみましょう。
そのためには「結婚時の支出」「結婚後の支出」「結婚後の収入」を考える必要があります。
すると、結婚に1000万円貯金でも足りない場合もあることがわかります。一つずつ詳しく見ていきましょう。
結婚時の支出を考える
まず、結婚する時にかかる支出を考えてみます。結婚時にかかる費用は大きく3つに分けられます。
「婚約」「結婚式」「新婚旅行」です。
ゼクシィが発表した2019年の全国平均データによると、以下のような金額になっています。
婚約 | 895,000円 |
結婚式 | 3,549,000円 |
新婚旅行 | 718,000円 |
(参考:ゼクシィ)
婚約費用は、婚約指輪、結婚指輪、結納会場費、結納品などが含まれます。
結婚式費用として最も高い費用は料理や飲み物です。平均で1,217,000円です。
次に高いのは、衣装で680,000円、写真やビデオ等で416,000円、挙式で37,1000円と続いています。
それ以外に、引き出物、ペーパーアイテム、装花、スタジオ撮影などが含まれます。
新婚旅行だけでなく、お土産、結婚報告はがき等の費用も含んだ金額になっています。
このように、結婚時にかかる平均額を純粋に合計すると約516万円になります。
ただし、結婚時にはいただけるお金もあるので、この金額がそのまま必要になるわけではありません。
ご祝儀の相場は友人・同僚は3万円、親族・上司は5万円が一般的となっています。
さらにご両親からの援助をもらえるケースもあるでしょう。
いただけるお金については結婚式の規模や親族の数によって異なりますが、平均値を参考にしてみてください。
ゼクシィが行った調査によると、全国平均は約224万円となっています。
(参考:ゼクシィ)
つまり、平均データを参考にすると、結婚時に純粋に必要になるのは516万円-224万円=292万円ということですね。
貯金1000万円あれば、平均以上の豪華な結婚式を行い、指輪にも新婚旅行にもお金をかけることができるでしょう。
平均的な結婚資金については、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご参考ください。
結婚費用の相場、最低貯金額を知りたいですか?平均額、最低額から、あなたの場合の必要額を考え、貯金目標を決めることが大切。その目標を達成するための貯金方法もご説明していきます。結婚費用がわからないから不安というある方は、本記事をご覧ください。
結婚後の支出を考える
結婚時に1000万円あれば、結婚時にお金が足りなくなることは、まずないでしょう。しかし、結婚貯金は結婚時に使うだけではありません。
結婚を決めた二人は、金銭面で、結婚式がゴールのように思いがち。
どんな指輪にするか?どんな結婚式にするか?どこに新婚旅行に行くか?など、夢が広がりますよね。
そのような夢を実現するためにいくら必要になるのかじっくり検討するでしょう。
でも、結婚式、新婚旅行が終わった後の支出については、あまり考えていない方が多いので「結婚貯金1000万円あれば大丈夫」と思ってしまうのです。
二人で貯金が1000万円もあると、豪華な結婚式、新婚旅行になるでしょう。
そして贅沢にお金を使いすぎて、「1000万円も貯金があったのに、こんなに少なくなってしまった…」となる恐れがあります。
これが結婚貯金1000万円の一つ目の落とし穴なのです。
本当にお金がかかるのは、結婚時ではなく結婚後。
結婚式や新婚旅行ではなく、結婚後の支出を考えると、1000万円でも足りないケースがあるのです。
結婚したらすぐにマイホームを購入したいと考えているカップルは多いでしょう。
賃貸マンションやアパートで高い家賃を払い続けるよりも、早い段階で住宅ローンを組むことは賢明と言えますね。
「住宅金融支援機構」が、2019年4月~2020年3月までに機構が買取り又は保険付保の承認を行った案件のうち 83,513 件について集計した平均データがあります。
これによると、物件価格である「所要資金」の平均は3,663.7万円、頭金として支払った金額である「手持金」の平均は424万円です。
(参考:住宅金融支援機構)
最近は頭金ゼロで住宅ローンを組むこともできますが、物件価格の1~2割を頭金にすると良いとされています。
平均的なマイホーム購入を考えているなら、頭金として400万円ほどかかることになるでしょう。
結婚したらマイカーも欲しくなるでしょう。すぐに子どもが生まれた場合は、ファミリーカーが欲しくなるかもしれませんね。
新車の場合、車の購入価格は平均100万円~300万円でしょう。
コンパクトカーは100万円ほどから購入することができます。ミニバンは300万円ほどになります。
新婚カップルは、子供にかかる資金も考えることが必要です。
出産費用は「妊婦検診の助成券」「出産育児一時金」などがあるので、実質かかる費用はそれほど多くはありません。
少しグレードの高い個室に入院した場合でも、50万円ほど見積もっておけば大丈夫でしょう。
子供にかかる費用は幼稚園以降です。文部科学省が発表した「平成28年度子供の学習費調査の結果について」から、1年間に子供一人当たりにかかる学習費総額(保護者が子供の学校教育及び学校外活動のために出した経費の総額)を見てみましょう。
幼稚園と小学校、それぞれ公立と私立の金額は以下のようになっています。
幼稚園 | 小学校 | |||
公立 | 私立 | 公立 | 私立 | |
学習総額 | 233,947円 | 482,392円 | 322,310円 | 1,528,237円 |
うち学校教育費 | 120,546円 | 318,763円 | 60,043円 | 870,408円 |
うち学校給食 | 20,418円 | 29,924円 | 44,441円 | 44,807円 |
うち学校外活動費 | 92,983円 | 133,705円 | 217,826円 | 613,022円 |
(参考:文部科学省)
幼稚園に関しては、2019年10月から教育無償化がスタートしたことから、上記の学費よりも少なくなるご家庭がほとんどでしょう。
最もお金がかかるのが私立の小学校です。単純に6倍で計算すると、卒業までに900万円以上教育費がかかることになりますね。
結婚後にかかる大きな費用として、「マイホーム」「マイカー」「子供資金」について見てきました。
仮に結婚後10年間の間に、マイホーム頭金「400万円」、マイカー「300万円」、子供資金(出産50万円、幼稚園140万円、小学校低学年まで300万円)「490万円」かかるとしましょう。
平均データを参考にすると、合計で1,190万円となります。1000万円の貯金はあっという間になくなってしまいますね。
結婚後の収入を考える
ここまで、結婚時にかかる支出、結婚後にかかる支出について考えてきました。
結婚時にかかる結婚式や新婚旅行の費用は、1000万円の貯金があれば十分です。ほとんどの場合お釣りがくるでしょう。
問題は結婚後です。マイホーム、マイカー、子供など、様々なことにお金がかかってくるので、1000万円の貯金があっても大丈夫とは言えません。
結婚式や新婚旅行でパーっと豪快に貯金を使ってしまうと、その後苦労するでしょう。
でも「また二人で働けば、すぐにまた1000万円貯金できる」と思うかもしれませんね。
しかし、そうとは限らないところが、二つ目の落とし穴なのです。
結婚前までは、二人でバリバリ働いて貯金ができたでしょう。でも、その二馬力が続くとは限りません。
子供の出産を機に正社員で働いていた会社を退社する女性は多いでしょう。
働き続けたいと思っていても、子供が生まれると環境が変わって働き続けるのが難しくなることも多々あります。
退社しない場合も、産休や育休、復帰後も時短勤務などになり、今のような収入ではなくなるでしょう。
国税庁の「平成 30 年分民間給与実態統計調査 」のデータによると、20代~30代の女性の平均年収は約300万円となっています。
(参考:国税庁)
専業主婦になる場合は、この収入が丸ごとなくなるのです。
正社員から週5日(時給1,000円×4時間)のアルバイトになった場合はどうでしょうか。
年収300万円から年収96万円ほどになり、204万円ほど収入が減ることになります。
もちろん妻の収入が減っても、夫の収入は年齢とともに上がることがほとんどなので、単純にマイナスになるばかりではありません。
でも、二人でバリバリ働いていた頃のような収入は期待できないと思ったほうが無難なのです。
ここまで、結婚貯金1000万円なら大丈夫か検証するために、「結婚時の支出」「結婚後の支出」「結婚後の収入」を考えてきました。以下のようなことがわかりました。
- 結婚時にかかる費用は1000万円で十分カバーできる
- 結婚後すぐにマイホームやマイカー購入するなら、1000万円の貯金で足りなくなる場合もある
- 子供を私立の学校に入れたいなら、1000万円の貯金で足りなくなる場合もある
- 結婚後は妻の収入が減る場合が多いので、今までのペースで貯金するのは難しくなる
つまり、「1000万円貯金あれば結婚は問題ない?」の答えは、結婚時にかかる費用だけを考えれば「問題ない」ですが、結婚後にかかる費用を考えると「足りない場合もある」ということです。
そして結婚資金1000万円には2つの落とし穴があります。
1つ目は、結婚式、新婚旅行が終わった後の支出については、あまり考えていないために、結婚貯金1000万円あれば大丈夫と思ってしまうこと。
2つ目は、独身時代のように二人でバリバリ働けば、すぐまだ1000万円貯金ができると思ってしまうことです。
この2つの落とし穴に陥らないためには、計画的に貯金計画を進めることがとても大切ですね。
次の章では、その貯金計画のコツをご紹介していきましょう。
結婚前後にスムーズに貯金計画を進める方法
「1000万円貯金あれば結婚は問題ない?」をテーマに結婚前後にかかるお金に関して考えてきました。
たとえ1000万円の貯金があったとしても、計画的に貯金していくことが大切であることがおわかりいただけたと思います。
でも「夫婦になったらどんな貯金方法にすればいい?」と思いますよね。今までの独身時代の貯金方法では上手くいかないかもしれません。
ここからは、結婚前後のスムーズに貯金を進める方法をご紹介していきたいと思います。
ライフプランを考える
結婚が決まったら、結婚式や新婚旅行のプランを立てるだけでなく、同時に、将来のライフプランも考えましょう。
ライフプランとは、ライフイベントが「いつやってくるのか」そして「そのときいくらお金が必要になるのか」考えて計画を立てること。
ライフイベントとは、結婚、出産、子供の教育、住宅購入、家族旅行など、人生の中で起きる様々な出来事のことです。
ライフプランについては、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご参考ください。
家計管理の肝はライフプランを作ることです。ライフプランとは将来のライフイベントを考え、そのイベントにかかる費用がいつまで必要か考えることです。そしてその費用を貯金するために、1ヵ月の貯金額を設定して家計管理をしていくことです。
でも結婚する時には、まだライフプランを考えることは難しいでしょう。細かく考える必要はありません。
大まかに、「マイホームはいつ頃、いくらぐらいで購入したいか」「車の買い替え時期はいつ頃になるか、新車か中古車か」「子供が生まれたら公立か私立か」などを話し合っておくだけで良いでしょう。
結婚式や新婚旅行だけでなく、その後にかかる支出を考えておくことで、「1000万円の貯金をしっかり残しておこう」「さらに貯金を増やしていこう」という共通意識が生まれることが重要なのです。
先取り貯金をする
1000万円の貯金は、結婚式やその後の支出でどんどん減っていくでしょう。
さらに、夫婦二馬力で働けなくなることを考えると、新婚からコツコツ貯金することが大切です。
夫婦でスムーズに貯金するためには、先取り貯金がおすすめです。給料が振り込まれたら、生活費を使う前に先に貯金してしまうのです。
給料から貯金を抜いたお金を生活費としてやりくりしていきます。
夫婦で先取り貯金するためには、まず貯金用の口座を準備しましょう。
夫婦どちらかの貯金口座を夫婦用にしてもいいですね。新しく口座を開設する場合は、金利の高いネット銀行がおすすめです。
ネット銀行は人件費や店舗運営にかかるお金がないため、その分高金利にできる仕組みがあります。
「ネット銀行 金利 キャンペーン」で検索するとお得なキャンペーン金利情報が得られますのでぜひチェックしてみてくださいね。
口座が準備したら、二人で先取り貯金をしていきます。給料日になったら、お互いの給料振込口座から貯金分のお金を引き出し、夫婦貯金用の口座に入金するのです。
しかし、先取り貯金は強い意志がないと難しいというデメリットもあります。
「今月は苦しいから貯金はパスしよう…」となってしまいますよね。
貯金が苦手な方は、自動積立定期預金がおすすめ。毎月貯金する金額を決めておくと、自動的に毎月同じ日に給料振込口座から貯金口座に積み立てられていくのです。
強制的に貯金されていくので、意思が弱い方でも安心ですね。
手取りの1割を貯金する
それでは、毎月いくら先取り貯金をすれば良いのでしょうか。
本来は、ライフプランを考えて、将来何にいくら必要になるか、それに向けて毎月いくら貯金すればいいのか考えるのが効率的な貯金方法です。
でも、結婚前後にそこまで具体的なライフプランを考えるのは難しいでしょう。
そこで、手取りの〇割と決めて貯金するのがおすすめです。貯金は最低手取りの1割、理想は2割と言われています。まずは1割貯金を目標にしましょう。
国税庁の「平成 30 年分民間給与実態統計調査 」のデータによると、20代~30代の平均年収は約373万円となっています。
(参考:国税庁)
手取りは約8割になるので、年間の手取りは約300万円になります。この1割なので年間の貯金目標は30万円になりますね。
1ヵ月25,000円ずつ貯金していけばいいことになります。
夫婦で毎月しっかり先取り貯金をすれば年間60万円ずつ貯金できるでしょう。
固定費を見直す
「ライフプランで将来お金がかかることを再確認する」→「先取り貯金で自動的に貯金できるシステムを整える」→「手取りの1割を目安に貯金する」という方法で、かなり夫婦の貯金計画がスムーズに進むようになります。
しかし、当然「貯金を始めたら自由に使えるお金が足りなくなって苦しい…」となってしまうでしょう。
そこで、貯金計画と同時に進めたいのが、節約生活です。収入が変わらない状況で貯金を確保していくためには、支出をおさえる必要があります。
でも、せっかくの新婚生活で苦しい節約生活をするのは嫌ですよね。
それなら、無理なく効率よく節約できる方法を見つけて、ピンポイントで節約していけば苦しい節約生活にはなりません。
おすすめは固定費の見直し。食費などの変動費は毎月コツコツ節約する必要がありますが、固定費は一度見直して安くすればその節約効果はずっと続くからです。
まず見直したいのがスマホ代、保険料、サブスクサービスになります。
スマホの料金プランは複雑なので、なかなか見直しが億劫になりますよね。
でも結婚を機に変更することで節約効果が期待できるのです。
夫婦で別々のキャリアを使っている場合は、同じキャリアにすることで家族割を使えるようになります。
月1,000円ほど安くなりますので、夫婦では年間24,000円の節約になりますね。
さらに、使っていないオプションを解約したり、通話料通信料を必要最低限のプランにすることで、さらに3,000円近く節約できる場合もあります。
家族割と合わせれば、夫婦で年間96,000円の節約効果が期待できるのです。
結婚を機に見直したいのが保険料です。節約効果を上げるためにはネット保険がおすすめ。
ネット保険は人件費や店舗運営にかかるコストをカットし、その分、安い保険料を提供しています。
「ネットだけだと不安…」と思うかもしれませんが、コールセンターでの対応などサポート体制が整っている会社なら安心です。
お得なネット保険なら今の保険料の半額になる場合もあります。
「ネット保険 シミュレーション」で検索すると、どれくらい保険料が安くなるか調べることができるので試してみてください。
最近は気軽に始められるサブスクサービスがありますが「あまり使っていないのに続けている」ものが増えてしまうのも事実。
そのような無駄なサブスクサービスは結婚を機に見直しましょう。
動画配信サービスなど家族でシェアできるものは一本化する必要がありますね。
例えば夫婦それぞれが、有料テレビチャンネル3,000円、動画配信サービス1000円、電子書籍サービス500円、音楽サービス500円、ゲームアプリ500円を解約したとしましょう。
年間132,000円もの節約効果が期待できますね。
このように固定費を見直すことで、無理なく節約効果を上げることができるでしょう。
でも、この固定費見直しは「手続きに手間がかかる」という大きなデメリットがあります。
今の料金プランを調べて、見直して、手続きして…という作業がなかなか大変です。だから億劫になりそのままになってしまうんですよね。
でも、子供が生まれたり、マイホーム計画がスタートすると、また固定費の見直しは後回しになってしまいます。
通帳やクレジットカード明細書から、一度全ての固定費をノートに書き出して、二人で一気に見直しをしましょう。
結婚貯金1000円の有無に関係なく貯金計画を立てることが大切
今回は、1000万円貯金があれば結婚は問題ないのか考えてきました。
結論として、結婚時にかかる費用はカバーできますが、その後のマイホームやマイカー、子供資金のことを考えると足りない場合も出てくるでしょう。
大切なことは、結婚式の後の収支を考えて、計画的に貯金していくことです。
「ライフプランで将来お金がかかることを再確認する」→「先取り貯金で自動的に貯金できるシステムを整える」→「手取りの1割を目安に貯金する」→「固定費を見直して節約効果が上げる」という流れでスムーズな貯金計画が進められるでしょう。
効率良く節約生活を進めるためには、銀行口座を3つにすることが大切です。家計費用口座、特別出費用口座、貯蓄用口座に分けることで、いつのまにか貯金が増えていくかもしれません。それでは口座開設はどこがいいか?当節約ブログおすすめはイオン銀行です。
92点/100点中
※労力対効果・費用対効果を考慮した当節約貯金ブログのおすすめ度
一般的な新婚夫婦の場合、1000万円結婚貯金を考えた貯金計画で
19,000円/1カ月間 貯金力を秘めています。
※表現や再現性には個人差があり必ずしも利益や効果を保証したものではありません。
(計算値:夫婦のスマホ代見直しで1ヵ月▲8,000円、夫婦のサブスクサービス見直しで1ヵ月▲11,000円)
このように、ちょっと夫婦の固定費を見直しただけでも1ヵ月2万円近く節約して、その分を貯金に回せる場合があります。夫婦なら節約効果は今までの2倍になります。ぜひ結婚を機に節約効果を高める工夫をしていきましょう。