ガス給湯器のガス代が高い原因はつけっぱなしのせい?節約するには!

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毎月のガス代を見る度に「今月もガス代が高い…」と思っていませんか?
ガス代が高い原因は給湯器にある可能性があります。

お風呂、キッチン、洗面所の給湯は、家庭の光熱費の中でコストが高い傾向にあります。

ガス代をおさえるためには、給湯器のガス代が高い原因を知り、正しく節約していくことが重要なのです。

給湯器のガス代節約で問題になるのが「給湯器は使わないときは消したほうが良いのか?つけっぱなしが良いのか?」ということです。

あなたはどちらのほうがガス代節約になると思いますか?
当節約ブログの見解は「使わないときは消すほうが節約に繋がる」です。

その理由についてご説明していきたいと思います。
ガス代節約に役立てていただけたら幸いです。

給湯器のガス代が高い原因は?

給湯器のガス代が高い原因は?

資源エネルギー庁が発表した家庭の用途別エネルギー消費の比率によると、動力・照明が35.9%、給湯が28.3%、暖房が24.1%、厨房9.3%、冷房2.3%となっています。
(参考:経済産業省 資源エネルギー庁)

給湯は、家庭の光熱費の中でかなりの比重を占めていることがわかります。

逆に言えば、給湯器の使い方を見直すことで毎月の光熱費を大きく削減できる可能性もあるのです。

給湯器のガス代が高い原因はつけっぱなしのせい?

給湯器のガス代を節約するために、よく問題になるのは「お湯を使わないときは給湯器を切るべき?つけっぱなしにすべき?」ということです。

給湯器のつけっぱなしがガス代が高い原因であれば、すぐに対策していかなければなりません。

給湯器の仕組みを考える

給湯器のつけっぱなしはガス代が高くなる原因なのか知るために、給湯器の仕組みを考えてみましょう。

蛇口をひねると給湯器の中に水が流れてきます。給湯器の中には水の流れを感知する水量センサーがあり、一定量の水が流れてくると、お湯を沸かす準備がはじまります。

ガスを燃焼するためには空気が必要になるため、ファンモーターが始動します。

これにより点火装置に火花を発生させてガスに火をつけます。その火が水を温めてお湯にするのです。

この仕組みにより何がわかるかというと「給湯器をつけっぱなしにしていても、水を出さなければガスの燃焼は起こらないので、ガス代はかからない」ということです。

昔の給湯器のつけっぱなしはガス代がかかっていた

それでは、なぜ給湯器をつけっぱなしにするとガス代が高くなると思っている人が多いのでしょうか。

それは、昔の給湯器はつけっぱなしにするとガス代が高くなっていたからです。

昔の給湯器をつけっぱなしにしていると、常に種火がついた状態になっていました。種火とはいつでも火をおこすことができるようにとってある小さな火のことです。

給湯器を切らない限り、種火を燃焼させるためのガスを使っていました。気付かないうちにガス代がかかっていたのです。

また、種火がついた状態だと火災の心配もあることから、給湯器のつけっぱなしは良くないという認識がありました。

だから、今でもガスのつけっぱなしは良くないと思っている人が多いのでしょう。

しかし、1990年以降に建てられた家は、従来の種火による給湯器ではありません。

古いタイプの給湯器を使っているご家庭の場合には、つけっぱなしがガス代の無駄遣いになっているかもしれません。でも、ほとんどのご家庭には当てはまらないと言えるでしょう。

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給湯器を消すことがガス代節約になる

給湯器を消すことがガス代節約になる

給湯器はつけっぱなしにしてもガス代がかかることはありません。

蛇口をひねって水を出さない限り、ガス燃焼が起きることがないからです。

しかし、当節約ブログでは、給湯器をこまめに消すことがガス代節約になると考えます。その理由は以下の3つです。

少しだけお湯を使うときの無駄なガス代を節約できる

1日の生活の中で「少しだけお湯を使う」ことは何度もあると思います。

時間をかけて食器洗いをしたり、洗顔をするのではなく、少しだけお湯を使うときです。

ちょっと汚れた手を洗うとき、軽くコップを洗うとき等々は、10秒~15秒ほどしかお湯を出さないでしょう。

しかし、給湯器から蛇口までの配管に距離があるため、蛇口をひねってもすぐにお湯が出ることはありません。これはどなたでも理解していると思います。

だから、ちょっとだけ手を洗おうとするときには、結果的にはお湯ではなく水で洗っているでしょう。15秒程度ではお湯が出てきていないからです。「お湯が出なかったけど、まあいいか」と、水で済ませると思います。

それにもかかわらず、給湯器には一定量の水が流れるためガスがついてお湯が温められています。給湯器のリモコンを見てください。炎マークが表示されているはずです。

実際にお湯は使われていませんが、配管を通って蛇口に向かっているのです。このお湯を沸かすために使われたガスはただの無駄遣いと言えるでしょう。

給湯器を消していれば、このような無駄なガスが発生することはありません。だから、長時間お湯を使う必要がないときは、給湯器を消すほうが節約になるのです。

少しだけ水を使うときの無駄なガス代を節約できる

少し前の蛇口は、お湯と水のハンドルがそれぞれ分かれている2ハンドルタイプが主流でした。このタイプの蛇口であれば、水を使うときは水のハンドル、お湯を使うときはお湯のハンドルをひねるでしょう。

しかし最近は、1つのレバーで水とお湯に切り換えることができるシングルレバーが増えています。

シングルレバーの場合、水を出そうと思っても、レバーがお湯の方向になったままレバーを上げてしまうことがよくあります。

水を飲むときや、調理中にちょっと水を使うとき等々です。

この場合も先ほどご説明したように実際にはお湯を使っていなくても、給湯器ではガスが使用されています。

これも、給湯器を消していれば発生しない無駄なガス代と言えるでしょう。

お湯を使う機会を減らすことができる

歯磨きをするとき、手を洗うときなど、給湯器が消えていたら、わざわざ給湯器をつけてお湯を使おうとは思わないでしょう。

給湯器リモコンの場所まで行って操作をするのは面倒だからです。洗面所やキッチンからリモコンは離れていれば、なおさらです。お湯ではなく水で済ませるでしょう。

でも、給湯器がついていれば、気軽にいつでもお湯を使ってしまいます。
給湯器がついていると、お湯を使う機会を増やしてしまうことになります。

お湯を使ったほうが温かくて快適ですが、ガス代を節約したいなら給湯器はこまめに消しておくほうが良いでしょう。

お湯を使う機会を減らすことで、ガス代節約効果をアップしていきましょう。

具体的にお湯を使わずに水で済ませられる場面は以下のようにたくさんあります。

食器を洗うとき

ひどい油汚れでなければ、お湯ではなく水で洗っても汚れを落とすことができます。

食器を下げるときには、汚れがひどい食器、あまり汚れていない食器に分けてシンクに入れましょう。

あまり汚れていない食器から洗い始めるのがポイントです。先に汚れがひどいフライパンなどを洗ってしまうと、汚れていないコップなどに油汚れなどがつくことになってしまうからです。

汚れが少ない食器は先に水で洗い、その後お湯で汚れがひどい食器を洗うようにしましょう。

毎日高温のお湯で食器洗いをしていると、手荒れの原因にもなります。美容面からも、水で洗うのがおすすめです。

また、水が冷たくて我慢できないならゴム手袋をしましょう。水でも冷たさを感じなくなるのでおすすめです。

掃除用具を洗うとき

雑巾やタワシなど、掃除用具を洗うときにも、水で済ませることができます。

汚れがなかなか落ちにくい場合には、バケツの中に水を入れて一晩掃除用具をつけ置きしておきましょう。その後、水ですすぎ洗いをすれば、汚れが落ちやすくなります。

お風呂掃除のとき

ほとんどのご家庭で毎日お風呂掃除をしていると思います。
お風呂掃除には多くの水を使います。

お湯で洗う人が多いと思いますが、これを水にすることでガス代をぐんとおさえられる可能性があります。

食器洗い同様に、水が冷たい時には、ゴム手袋を使うようにしましょう。

洗顔、歯磨きのとき

朝、洗面所で洗顔と歯磨きをするときにも、お湯を使う人がほとんどだと思います。
洗顔やうがいをする時に使うお湯の量はそれほど多くありません。

でも、水を出してからお湯になるまでの時間、ずっと水を出しているでしょう。

さらに、洗顔中や歯磨き中もお湯を出しっぱなしにしがちです。この無駄なガス代を節約するために、お湯ではなく水にしましょう。

お湯よりも水で洗顔したほうが、美容効果がアップするというメリットもあります。

お湯を使う機会を減らすガス代節約効果は?

蛇口から1分間に出る水の量は約12Lです。

上記の節約法で1日5分お湯ではなく水の使用に切り換えたとして、節約金額を算出してみましょう。ガス料金単価、季節ごとの水温によって金額は変わるため、目安として参考にしていただければと思います。

12Lのお湯を使う場合には、4.8円のガス代がかかります。5分なら24円です。
5分間お湯ではなく水にすれば、1日あたり24円の節約が期待できます。

1ヶ月720円、1年8,640円もの節約が見込めるのです。

給湯器をつけっぱなしにしていても、最近の給湯器は種火が燃えているわけではないので、ガス代はかかりません。

でも、上記のように給湯器を消していたほうがガス代を節約しやすいのです。

必ずお湯を使う入浴、食器洗い以外の時間帯は、給湯器は消しておくことが節約に役立つでしょう。

まとめ

今回は光熱費の中でも大きなウェイトを占めている給湯器の高いガス代の節約法について考えてきました。

ガス給湯器をつけっぱなしにしていても種火が燃えているわけではないので、基本的にガス代はかかっていません。

しかし、給湯器をつけっぱなしにしていると自然とお湯を使う機会を増やしてしまいます。

そのため、ガス給湯器を消しておくことで、高いガス代を節約することができるのです。

蛇口をひねればすぐに使えるお湯は便利なので、ついつい使ってしまいますが、節約のためには、ある程度我慢して水を使っていきましょう。

でも、無理をしすぎない程度に実践してみてくださいね。

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当貯金ブログの評価


75点
/100点中貯金ブログ採点
※労力対効果・費用対効果を考慮した当節約貯金ブログのおすすめ度

私の場合(夫婦・子供2人)だと、この給湯器をつけっぱなしにしない節約方法で
8,640円/年間 貯金力を秘めています。
※表現や再現性には個人差があり必ずしも利益や効果を保証したものではありません。

(計算値:給湯器を消してお湯を使う機会を減らす節約法で1年▲8,640円)

全体の光熱費の中でも給湯器のガス代は大きな出費となっています。これを防ぐためには、ガス給湯器を消しておくことがおすすめです。無理のない程度に、お湯ではなく水を使う習慣を作っていきましょう。