電気代節約は適切なアンペアに変更し基本料金を安くする、スゴ技!

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電気代を節約したいけど、電気を使う量をなかなか減らせないという悩みはありませんか?

実は、使う電気の量を変えずにできるスゴ技があります。
それは、契約アンペア数を下げて基本料金を安くする方法です。

毎月の電気代はチェックしているけど、契約アンペア数や基本料金などの内訳はあまり見ていない人が多いと思います。

この契約アンペア数を見直して、適切な契約アンペア数と基本料金に変更すれば、年間の電気代を賢く節約できる可能性があります。

今回は、適切なアンペア数に変更し基本料金を安くする節約方法をご紹介していきたいと思います。

アンペア数変更で基本料金を安くする節約法がある

アンペア数変更で基本料金を安くする節約法がある

電気代を節約したいなら、アンペア数を変更することで、基本料金を安くする方法がおすすめです。

そのためには「契約アンペア数を下げる」「一度に使う家電製品を減らす」必要があります。

契約アンペア数を下げる

契約アンペア数を下げる

「契約アンペア数を下げる」と言われても、ピンとこないかもしれません。

「アンペアとは何か?」「契約アンペア数とは何か?」「適切なアンペア数とは何か?」を順番に考えていきましょう。

アンペアとは?

電気を表す単位にはアンペア、ボルト、ワットがあります。
アンペア(A)とは、電気の流れの大きさを示す単位です。

ボルト(V)とは、電気を押し出す力を示す単位です。一般家庭の電圧は100Vになっています。

ワット(W)とは、消費エネルギーのことです。電気がする仕事の大きさを示した数値になります。電化製品に表示されているkWhとは、1時間あたりの消費電力量です。

アンペア、ボルト、ワットの計算式はA(電流)×V(電圧)=W(電力)となります。

契約アンペア数とは?

アンペアとは電気の流れの大きさです。
そしてアンペア数とは、一度に使うことができる電気の容量になります。

ご家庭ごと、使用する電気の容量に応じた契約アンペア数を設定した料金プランになっているのです。

契約アンペア数は、毎月の検針票(電気ご使用量のお知らせ)に記載されています。契約種別などと一緒に記載されていることが一般的です。チェックしてみてください。

基本的に1年ごとの契約になっており、冬の時期だけアンペア数を上げるなどの契約はできません。

契約アンペア数を越えた電気を使ってしまうと、ブレーカーが落ちて電気の供給が止まり停電状態になる仕組みになっています。一気に複数の家電製品を使った時に、バチンッとブレーカーが落ちた経験がある人は多いでしょう。

契約アンペア数は10A、20A、30A、40A、50A、60Aとなっており、アンペア数が大きいほど1ヶ月の基本料金が高くなります。

一例として東京電力のアンペア数と基本料金を見てみましょう。

アンペア数 基本料金
10A 286円
20A 572円
30A 858円
40A 1,144円
50A 1,430円
60A 1,716円

契約アンペア60Aから40Aに変更した場合、1ヶ月あたり572円の節約が見込めます。1年なら6,864円になります。

使う電気の量は同じでも、基本料金を安くすれば年間で大きな節約額が期待できるのです。

適切なアンペア数とは?

引っ越しした時の電気料金プランのままのご家庭は多いでしょう。
使っている家電製品が変わったり、家族構成が変わったり、ライフスタイルが変わった場合、はじめに契約したアンペア数が適切なアンペア数ではないかもしれないのです。

それでは適切なアンペア数はどうすればわかるのでしょうか。
そのためには、アンペア数の大きな家電製品を知る必要があります。
以下が一般的なアンペア数です。

家電種類 アンペア数
電子レンジ 15A
IHクッキングヒーター 14A
食器洗い乾燥機 13A
炊飯器 13A
アイロン 13A
ドライヤー 13A
洗濯乾燥機 12A
電気ポット 12A
掃除機 12A
ホットカーペット(8畳用) 8A
エアコン 6.6A
こたつ 5A
テレビ 3.6A
冷蔵庫 2.5A
照明(合計) 2A

適切なアンペア数を知るためには、1日の中で最も多く電気を使う時を考えます。
例えば、夕食準備の時は、様々な電化製品が使われているはずです。

IHクッキングヒーター、炊飯器、エアコン、こたつ、冷蔵庫、テレビ、照明が一気に使われたとしましょう。合計は44.2Aとなります。

このようなご家庭の場合は、適切なアンペア数は50Aということになります。もし契約アンペア数が60Aであれば、50Aに下げることが可能でしょう。

その場合、1年の電気代を3,432円削減できる見込みがあります。
このようにして、あなたのご家庭の適切なアンペア数を考えてみてください。

もし、現在の契約アンペア数がそれより高い数値であれば、下げることで基本料金節約をしていきましょう。

契約アンペア数変更の方法とは?

契約アンペア数を変えるだけで節約ができる仕組みについてご説明してきました。でも「変更手続きが面倒そう」と思うかもしれません。

契約アンペア数を変えるのは意外と簡単です。一度変えてしまえばずっとお得が続くことを考えれば、それほど手間に感じることはないはずです。

一般的な契約アンペア数変更の具体的な流れを説明しましょう。

コールセンターに電話する

電力会社のコールセンターに電話をして、契約アンペア数変更の申し込みをします。

アンペア数を変更するためには工事が必要になるため、その日程を決めることになります。
電話をする前に、スケジュールを確認しておきましょう。

配線設備調査

工事当日に電力会社の担当者がやってきます。
まず工事の前に配線設備調査をします。

希望するアンペアにできる配線設備であるか確認するためです。希望したアンペアに見合った配線設備であることがわかったら、そのまま工事にうつります。

ブレーカー取り替え工事

ブレーカーを取り替える工事をします。所要時間は30分~1時間程度が一般的です。

ほとんどの場合、工事費用は無料になります。稀に有料になるケースもあるので、電力会社に確認しておきましょう。

このような流れで契約アンペアを変更することができます。
工事のときには立ち会う必要がありますが、1時間程度で終わる作業なので、面倒なことはないでしょう。

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一度に使う電気量を減らす

一度に使う電気量を減らす

「アンペアとは何か」「契約アンペア数とは何か」「適切なアンペア数とは何か」を考えながら、契約アンペアを下げる節約法についてご説明してきました。

現在の契約アンペア数に対して使っている電気の量が少ない場合は、契約アンペア数を下げることで毎月の電気代を減らしていきましょう。

そして、さらに電気代を節約するためには、もう一段階アンペア数を下げることです。
でも、アンペア数を下げて今まで通りに電化製品を使っていると、頻繁にブレーカーが落ちてしまう可能性があります。

ブレーカーが落ちると不便であるだけでなく、それぞれの家電製品の負担になったり、タイマーがずれたり、録画エラーになるなど、様々な不具合が生じる恐れがあります。

契約アンペア数を下げる場合には、一度に使う電気量を減らす工夫が必要になります。

アンペア数の大きい家電を分散して使う

アンペア数が大きい家電は、電子レンジ、食器洗い乾燥機、炊飯器、洗濯乾燥機、ドライヤー、電気ポット、掃除機などです。

これらの電化製品を分散して使う工夫を考えましょう。
アンペア数を下げてもブレーカーが落ちないようにするためには、アンペア数が大きい家電を一度に使わなければ良いのです。

エアコン、テレビ、冷蔵庫、照明など長時間使う電化製品のアンペア数はそれほど大きくありません。
注意すべきポイントは、具体的に以下の3つです。

キッチン家電を分散して使う

電子レンジは15A、IHクッキングヒーターは14A、炊飯器は13A、電気ポットは12Aと、キッチン家電のアンペア数はとても高くなっています。

これらのキッチン家電を一度に使う習慣があると、60Aの契約が必要になるでしょう。
これを40A、50Aと下げるためには、キッチン家電を分散して使う工夫が大切です。

IHクッキングヒーターを使うときには電子レンジは使わない、ご飯は調理時間の少し前に炊いておく等の工夫で、キッチン家電をフル稼働させることをなくしましょう。

ドライヤーとアイロンを使う時は他の家電を使わない

意外とアンペア数が高い家電製品がドライヤーとアイロンです。
ドライヤーもアイロンも13Aです。

まずドライヤーとアイロンを一度に使うことは避けましょう。
さらにドライヤーかアイロンを使うときには、他の家電の電源を切る工夫をしましょう。

ドライヤーを使うときにはホットカーペットを消す」などのルールを作るようにします。家族全員で協力することが大切です。

食器洗い乾燥機と洗濯乾燥機は夜間に使う

食器洗い乾燥機も洗濯乾燥機も13Aとアンペア数が大きいので要注意です。
夕食準備のときに使ったり、朝の身支度準備のときに使うと、一度に使う電気量を上げる要因になります。

そこで食器洗い乾燥機と洗濯乾燥機は、あまり家電製品を使わない夜間に使用すると良いでしょう。
それなら40A、50Aの契約でもブレーカーが落ちることがなくなるはずです。

まとめ

今回は、電気代節約としてアンペア数を見直す方法をご紹介してきました。
電気の使用量を減らすのは大変です。電気を使う量をなかなか減らせないとお悩みなら、ぜひ電気料金プランを見直してみましょう。

契約アンペア数を下げることで、年間の電気代を節約することができます。但し、一度に家電製品を使わない工夫をする必要があります。ただ契約アンペア数だけ下げてしまうと生活に支障が出てしまう場合もあるので気を付けてください。

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※労力対効果・費用対効果を考慮した当節約貯金ブログのおすすめ度

私の場合(夫婦・子供2人)だと、この契約アンペア数変更の節約方法で
6,864円/年間 貯金力を秘めています。
※表現や再現性には個人差があり必ずしも利益や効果を保証したものではありません。

(計算値:契約アンペア60Aから40Aに変更した1年▲6,864円)

契約アンペア数を変えるだけで、自動的に年間の電気代を節約することができるのでおすすめしたい節約法です。ただし、生活に支障が出ない程度にすることも大切です。