冷蔵庫や冷凍庫の電気代を節約するには!カーテン、グッズの落とし穴

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冷蔵庫は24時間365日使い続ける電化製品です。大きな家電でもあるので、毎月の電気代を占める割合も大きくなっています。冷蔵庫や冷凍庫を賢く節約することで、年間の貯金額を増やしていきましょう。
今回は冷蔵庫や冷凍庫にかかる電気代を節約するための方法について詳しくご紹介していきます。定番の方法から節約グッズに関わる問題まで見ていきたいと思います。

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冷蔵庫や冷凍庫の電気代を節約する方法は3つ!

冷蔵庫や冷凍庫の電気代を節約する方法は3つ!

冷蔵庫や冷凍庫の電気代を節約したいと思っても、何から手を付けてよいのかわからない方が多いと思います。
節約する方法は大きく3つあります。

  • 「冷蔵庫を買い替えることで電気代を節約する」
  • 「冷蔵庫の使い方で電気代を節約する」
  • 「冷蔵庫の節電グッズで電気代を節約する」

このように分けて考えるとシンプルになりわかりやすくなるでしょう。
それぞれの節約方法について見ていきたいと思います。

冷蔵庫を買い替えることで電気代を節約する

冷蔵庫は24時間フル稼働している家電なので、壊れてしまうと非常に困ります。生活に支障が出てしまう為、急いで新しい冷蔵庫を購入しなければならなくなるでしょう。そうなるとじっくり選んでいる余裕はなく、適当なものに決めてしまうことになってしまいます。
その為、冷蔵庫は壊れてしまう前に買い替えるのが良いと言われているのです。
そろそろ寿命かな…という冷蔵庫を使っている方は、今が買い替え時かもしれません。
しっかりポイントをおさえて冷蔵庫を選ぶことで、電気代の節約に繋げていきましょう。

最新式の冷蔵庫を選ぶ

冷蔵庫は省エネタイプものに進化しています。たった10年違うだけで電気代が約半分も違うのです。
環境省が、401~450Lの10年前の冷蔵庫と最新冷蔵庫の平均的な年間の電力量を比較したところ、2006年の冷蔵庫はは645kWh、2016年の冷蔵庫は340kWhであることがわかりました。あくまで推定した目安の数字とはなっていますが、大きな違いがあることがわかります。
全国平均の電気料金単価27円で計算してみると、2006年の冷蔵庫は年間17,415円、2016年の冷蔵庫は年間9,180円となります。最新冷蔵庫を使用することで年間8,235円もの節約が期待できるのです。
(参考データ:環境省)

ライフスタイルに合わせた大きさを選ぶ

新しい冷蔵庫を買う時には、大きなサイズのものを選びたくなります。
大きい冷蔵庫の方が1Lあたりの電気代は安くなるので効率が良いことは確かです。
本当に大きな冷蔵庫が必要なご家庭であれば、小さな冷蔵庫よりも大きな冷蔵庫を選ぶのが正解でしょう。
しかし、大きな冷蔵庫が必要ないご家庭の場合には、大きな冷蔵庫を買うことが無駄な出費を増やすことになるかもしれません。収納スペースが増えたことで無駄な食材を買うことになったり、冷凍庫がスカスカになってしまい電気代がかかりやすくなる可能性もあります。
大切なのは、ライフスタイルに合わせた大きさの冷蔵庫を選ぶことなのです。

設置場所を考えて選ぶ

冷蔵庫を買う時に大切なことは、設置場所の確保です。冷蔵庫が入るスペースがあればOKではありません。重要なのは冷蔵庫が放熱できるスペースまで確保しておくことです。
冷蔵庫は放熱することで庫内を冷やしています。そのため十分に放熱ができないと無駄に電力量がかかってしまう可能性があるのです。
300L以上の冷蔵庫の場合、上部50mm以上、側面5mm以上のスペースが必要になります。
資源エネルギー庁のデータによると、冷蔵庫を適切な間隔で設置することで、年間の電力量45.08 kWhを節約できるとしています。
全国平均の電気料金27円で計算すると年間1,217円の節約が期待できます。
また、冷蔵庫の上に物を置いてしまうことも、放熱の妨げになり無駄な電力量を要することになります。冷蔵庫の上に物を置かないような設置方法を考えましょう。
(参考データ:資源エネルギー庁)

このように、節電になるポイントをおさえて冷蔵庫を選ぶことで、年間9,452円の節約を目指すことができます。
壊れてしまって慌てて買い替えるのではなく、節約の観点から買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。

冷蔵庫の使い方で電気代を節約する

次に冷蔵庫の使い方による節電方法をご紹介していきます。
すぐにできる簡単なものばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。

設定温度を低くする

冷蔵庫と冷凍庫の温度設定は、「強・中・弱」と自由に変えることができます。あまり気にしていない方が多いと思いますが、この温度設定は重要な節電ポイントです。
特に冬の時期は設定温度を「強」にする必要はありません。寒い時期は外の空気が寒いので「中・弱」でも庫内の温度が下がりやすくなるからです。
エネルギー庁のデータによると、温度設定を「強」から「中」に変えることで、年間の電力量が61.72 kWh節約できるとしています。
全国平均の電気料金27円で計算すると年間1,666円の節約が期待できます。
(参考データ:資源エネルギー庁)

開けている時間を短くする

冷蔵庫や冷凍庫を開けっぱなしにしたまま食材を選んでいる方はいませんか?
冷蔵庫や冷凍庫は設定された温度を保っています。扉を開けることで庫内に暖かい空気が入ってくるため庫内の温度は上がってしまいます。これを元の設定温度に戻すために電力を必要とするのです。
開けている時間が長いほど多くの電力が必要となるために電気代が上がってしまいます。
開けている時間をできるだけ短くすることで節電に務めましょう。
そのためには、冷蔵庫や冷凍庫を整理整頓して見やすくしておくことが大切です。扉を開けた瞬間に庫内の食材を見渡すことができれば、サッと取り出すことができます。透明ボックスやラベルを活用して見やすい状態にしておきましょう。
エネルギー庁のデータによると、開けている時間を20秒から10秒にすることで年間の電力量は6.1kWh節約できるとしています。27円の電気料金で計算すると年間164円の節電になります。開けている時間をもっと短縮することで、さらに節約することもできるでしょう。
(参考データ:資源エネルギー庁)

冷凍庫はたくさん入れて冷蔵庫は少なく入れる

冷凍庫はたくさん入れた方が節電になり、冷蔵庫は少なく入れることが節電になります。これは覚えておくと良いでしょう。
冷凍庫は、冷凍食材がたくさん詰め込まれていることでお互いに冷却し合うことができます。冷凍食材がそれほど多くない場合には、保冷剤などを詰め込んでおくと◎です。
冷蔵庫はものが多いと冷やす電力が多く必要になるため節電になりません。ものを少なくすることで節電ができるのです。
エネルギー庁のデータによると、冷蔵庫内のものを半分にした場合、年間で電気量が43.84kWh節約できるとしています。全国平均の電気料金27円で考えると年間1,183円の節約が期待できるでしょう。
(参考データ:資源エネルギー庁)

熱いものを入れない

冷蔵庫の電力量を減らして節電するためには、庫内の温度をできるだけ上げないことがカギになります。
熱いものを入れないことも節約方法の一つです。
炊き立てのご飯や、まだ温かいカレーなどをそのまま入れてしまうと一気に庫内が暖かくなってしまうので要注意です。しっかり冷ましてから冷蔵庫に入れるようにしましょう。

冷気口をふさがない

冷蔵庫内は冷気が循環することで冷やされています。
ところが、冷気が噴出してくる冷気口を食材などで塞いでしまっていると冷気がスムーズに流れないため冷えにくくなってしまいます。
庫内の温度が上がってしまうと、それを下げるために無駄に電力を要することになってしまうので注意しましょう。

掃除をする

冷蔵庫や冷凍庫の温度を保つためには、排熱口の埃などを掃除することも重要です。
排熱口が埃だらけになっていると、十分に放熱することができずに庫内の温度が上がってしまうのです。
日頃から冷蔵庫の周りを掃除する習慣をつけるようにしましょう。
また庫内に霜が溜まっていることも、庫内の温度を上げてしまう要因になります。冷蔵庫、冷凍庫の霜とり掃除もしっかりしておきましょう。

このように、冷蔵庫や冷凍庫は様々な角度から節電することができるのです。
具体的には年間で3,013円の節約が期待できることがわかりました。

節電グッズで電気代を節約する

冷蔵庫の電気代を抑えるために開発された様々な節電グッズがあるのをご存知でしょうか。
ユニークな商品もあるのでご紹介したいと思います。

冷蔵庫カーテン

冷蔵庫の節電グッズとして定番化しているのが、冷蔵庫カーテンです。フィルム上のカーテンを冷蔵庫に取り付けるだけ。テープで付けるタイプ、突っぱり棒を取り付けるタイプなどがあります。
このカーテンをすることにより庫内の冷気が漏れない、外の暖かい空気が庫内に入らないという節電効果が生まれるのです。
100円~購入することができる人気グッズとなっています。
しかし、この冷蔵庫カーテンはデメリットもあるのです。
カーテンがあることで庫内に入っているものが見えにくくなるため、かえって開けている時間が長くなってしまうことがあります。
さらに、扉ポケットの食材に関してはカーテンがあるために冷気が届きにくくなるというデメリットもあります。卵などの傷みやすい食材は扉ポケットに入れないように工夫しましょう。

冷気まもるくん

冷気まもるくん
(画像出典:オルディ)

冷蔵庫に入れておくだけで冷蔵庫内の温度を低く保ってくれるという便利グッズです。
一見ふつうの保冷剤のように見えるのですが、冷蔵庫の消費電力を10%~15%も節約してくれるという優れものグッズとなっています。
冷気まもるくんの中身は、6℃で凍る特殊なポリマーになっています。このポリマーが冷蔵庫内の温度が上がらないようにしてくれるのです。
Amazon価格は1,300円となっています。

しゃべる冷蔵庫マスコット

しゃべる冷蔵庫マスコット
(画像出典:Fridgeezoo Hogen/フリッジィズーホーゲン)

次にご紹介するのはとても可愛らしい冷蔵庫の中に置くマスコットです。
手のひらサイズのマスコットがおしゃべりをする仕組みになっています。そのおしゃべりは、冷蔵庫を開けっぱなしにした時に注意してくれる内容です。冷蔵庫を開け続けていると「暑いよ~」などと言ってくれるので、開けっ放し防止になるのです。
ポケモンやスターウォーズのキャラクターからガリガリ君などがあるのですが、人気は「Fridgeezoo Hogen/フリッジィズーホーゲン」の動物たち。お子さまのいるご家庭にもおすすめの節電グッズとなっています。
楽天などで1つ2,000円前後で購入することができます。

家庭用冷凍庫


(画像出典:SHARP)

最後にご紹介するのは、家庭用冷凍庫です。
最近、まとめ買いした食材や作り置きした食材用のサブ冷凍庫を購入する方が増えています。まとめ買いをすることや作り置きをすることは、食費を大幅に削減することができます。各メーカーから様々なタイプの冷凍庫が販売されており人気を集めているのです。
開閉タイプも様々で、ドア式、引き出し式、チェスト式などがあります。
価格は15,000円~50,000円ほどが一般的です。
しかし家電が増えることで気になるのが電気代です。
シャープの一般的な冷凍庫「FJ-HS17X-W」の年間の電気代を見てみましょう。
年間消費電力量 は320kWhとなっており、全国平均の電気料金27円で計算すると1年で8,640円の電気代になります。
1ヶ月にすると720円です。720円よりも1ヶ月の食費節約金額が上回る場合には節約成功と言えるでしょう。

 

今回は冷蔵庫や冷凍庫の電気代節約方法についてご紹介してきました。

  • 「冷蔵庫を買い替えることで電気代を節約する」
  • 「冷蔵庫の使い方で電気代を節約する」
  • 「冷蔵庫の節電グッズで電気代を節約する」

の3つのアプローチで効率良く電気代を節約することが可能です。すぐにできる簡単な方法も多いのでぜひ実践してみてください。
但し、節電グッズとして人気の高い冷蔵庫カーテンはデメリットもあるのであるので注意しましょう。

電気切替で賢く電気代を節約する方法
電気代を節約するためには電気切り替えがおすすめ。自分に合った電力会社、そして料金サービスを選ぶことで年間の電気代を賢く削減することが見込めます。電力会社を比較するのが面倒なら電気料金比較サイトが便利。当貯金ブログおすすめの具体的な電気切替節約方法を以下のページでまとめました。
当貯金ブログの評価


67点
/100点中貯金ブログ採点
※労力対効果・費用対効果を考慮した当節約貯金ブログのおすすめ度

私の場合(夫婦・子供2人)だと、この冷蔵庫や冷凍庫の電気代を節約する方法で
12,465円/年間 貯金力を秘めています。
※表現や再現性には個人差があり必ずしも利益や効果を保証したものではありません。

(計算値:最新冷蔵庫に買い替えることで1年▲8,235円、冷蔵庫の設置方法で1年▲1,217、設定温度を変えることで1年▲1,666円、開けている時間を短くすることで1年▲164円、冷蔵庫につめこまないことで1年▲1,183円)

冷蔵庫は24時間使うものなので、小さな節電術でも積み重ねることで大きな効果となります。省エネ性の高い冷蔵庫に買い替えるという方法もおすすめです。