節水蛇口やアイテムでの水道代節約!100均のグッズでも効果が!?

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「どうやったら節水できるんだろう」と節水方法を探していませんか?
いつでも蛇口をひねれば、好きなだけ水を出すことができます。

毎日便利に水を使えるからこそ、その水を節約するのは難しいものです。しかし、総務省のデータによると水道料金は1ヶ月平均5,044円、年間60,528円にもなります。節水対策を考えて、出費をおさせていかなければなりません。

水道代を節約するためには、使う水の量を減らすことです。でも、こまめに水を止めるのは面倒だし、長続きしないかもしれません。

そんな人におすすめしたい節水方法は、節約蛇口による水道代節約術です。
節約蛇口をつけるだけで節水効果が期待できるので「我慢して節水したくない」という人におすすめ。取付作業は必要になりますが、一度取り付けてしまえば自動的に節水ができるのです。

節水蛇口にはどんな種類があるの?100均グッズでもOK?などの節水蛇口の疑問についてご説明していきたいと思います。

蛇口の節約グッズは3つ

蛇口の節約グッズは3つ

節水蛇口グッズの目的は大きく2つあります。

1つ目は「蛇口から水が出る時間を減らす」ことです。こまめに水を止めることで節水しようという考えと同じです。

2つ目は「蛇口から出る水の量を減らす」ことです。ちょろちょろ少量の水が出てくる場合と、ジャージャー大量の水が出てくる場合では、同じ時間使用しても水道代が大きく変わります。この蛇口からの水量を減らして節水しようという考えです。

節水蛇口アイテムは大きく3つの種類に分けることができます。
各グッズの特徴、メリットデメリットについてご紹介していきましょう。

タッチレス水栓

水が蛇口から出る時間を減らすことができるのがタッチレス水栓です。
センサーに手をかざすと水が出るセンサー式蛇口です。

デパートやショッピングモールなどのトイレではおなじみのタッチレス水栓ですが、高い節水効果が期待できるのです。

メリット

タッチレス水栓は、手をかざしている時だけ水が出続けます。センサーから手が離れると水はピタッと止まります。

必要なときだけ水を出すことができるので、節水効果が期待できます。
洗顔や歯磨きのときに水を出しっぱなしにしたり、お子様の止め忘れ対策もできます。

また、ハンバーグをこねた手や、石鹸の泡だらけの手でもハンドルに触ることなく水を出せるという便利さもあります。

デメリット

機種によってはセンサーの反応が悪いことがあります。そのため、すぐに水を使いたいときにすぐ使えないイライラが生じることがあるでしょう。

また、大きなデメリットと言えるのは本体価格と工事費用です。
メーカーにより違いがありますが、5万円~12万円くらいが本体価格が相場になっています。

これに取付工事費用が必要になるので、安くても7万円以上はかかることになります。

節水効果

タッチレス水栓をつけるだけで、無駄な出しっぱなしがなくなります。
例えば、洗顔のときに1分間水を出しっぱなしにしていたとしましょう。

蛇口から1分間に出る水の量は、通常で約12L、全開にすると約21Lです。間をとって16Lとして計算してみたいと思います。

1Lの水道料金は、東京都水道局の平均額を参考にすると0.24円になります。
水を1分間出しっぱなしにしたときの水道代は16L×0.24円=3.8円ということになります。

夫婦で毎日洗顔のときに1分間水を出しっぱなしにしていたと想定すると、年間3.8円×2人×365日=2,774円の無駄遣いをしていることになるのです。
タッチレス水栓にすることで年間2,774円の節約が見込めます。

節約コマ

蛇口から出る水の量を減らすことで節水効果を高めようというアイテムが節水コマです。
コマとは、水道のハンドルの下の部分に入っている部品です。回して遊ぶおもちゃのこまと似た形をしています。

ハンドルを回すと水が止まるのは、コマがネジのように回転して、水の通り道に蓋をするからです。コマは水をせき止める役割を果たしているのです。

節水コマは、ふつうのコマより下部のでっぱり部分が大きくなっていて、流れる水の量を減らせる仕組みになっています。

メリット

小さなグッズですが、節水効果がすごいです。ふつうのコマを節水コマに変えることで最大50%も水の使用量を減らすことが期待できます。

また、気軽に取付けられるところも魅力です。
水道局によっては節水コマを無料で配っているため、問合わせをすればもらうことができます。

購入する場合でも100円程度で購入することが可能。ホームセンターや通販で購入できます。業者に交換工事を依頼する必要もなく、自分で交換することができます。

用意するものはスパナ、ピンセットがあればOK。
具体的な交換方法をご紹介しましょう。

まず、水道の元栓を閉めてから作業をします
蛇口を全開にした状態にし、スパナでパッキン押え部分を外しましょう。

蛇口の上部分を取り外し、その中にあるコマをピンセットで取り出します。ピンセットがなければ手で取ることもできます。

蛇口の上部分の穴に節水コマを差し込んだまま、元の状態に戻します。
最後にスパナでパッキン押え部分をとめて、元栓を戻せば終了です。

デメリット

節水コマはどんな蛇口にもつけられるわけではありません。反時計回りに回すと水が出るハンドルタイプの蛇口にだけ対応しています。最近増えているレバータイプの蛇口には構造上の事情から使うことができません。

また、水量が少なくなることで不便さがあります。食器の汚れが落ちにくくなったり、泡がすぐに落ちない等のストレスを感じるかもしれません。

しかし、洗い桶に食器を入れて汚れや泡を落としてから水ですすぐ等の工夫をすることで慣れていくでしょう。

節水効果

キッチン蛇口を節水コマに変えたとしましょう。
資源エネルギー庁の調べによると、食器手洗いに使う年間の水量は47,450Lとなっています。かなりの量の水が使われていることがわかります。

東京都水道局の水道代平均は1Lあたり0.24円です。
食器洗いだけに使われる年間の水道料金は47,450L×0.24円=11,388円になるのです。
節水コマにしたことで50%の水を削減できる可能性があります。

つまり年間5,694円の節約が期待できるのです。
さらに洗面台の蛇口も節水コマに変えたとしましょう。

毎朝、夫婦で洗顔、歯磨き、シャンプーなどをするために5分間水を使っているとします。
蛇口から1分間に出る水の量の平均は16Lです。1Lあたりの水道代は0.24円で、年間の水道代を計算してみましょう。

16L×5分×0.24円×365日=7,008円になります。
節水コマに変えた場合は年間3,504円の節約が期待できることになります。
(参考:資源エネルギー庁

キッチンシャワー

節水コマ同様に、蛇口から出る水の量を減らして節水効果を高めるためのアイテムです。
キッチンの蛇口につけるだけで、食器洗いにかかる水道代削減が期待できます。

お鍋や瓶などに水を溜める場合には、ストレート水流が便利です。
しかし、食器洗いや、野菜を洗う場合には、ストレート水流よりもシャワー水流のほうが節水になります。

水流の範囲が広くなるので、泡切れが早くなるからです。食器も野菜も短時間できれいに洗うことができます。

ストレート水流とシャワー水流に切り換えられるようになっているので、用途に応じて使い分けることになります。

メリット

キッチンシャワーの節水率は約40%です。節水コマ同様の節約効果が期待できます。
節水コマほどではありませんが、購入価格もリーズナブル。

一般的なキッチンシャワーは2,500円前後ですが、なんと100均で購入できる商品もあります。

取り付け方が非常に簡単なところもメリットです。
具体的な交換方法をご説明しましょう。

蛇口の先端部分の金具を手でくるくる回して外します。
その先端部分の代わりにキッチンシャワーのヘッドをぐるぐる回してつけるだけ。工具も不要です。

デメリット

蛇口の種類によってはアダプタが必要になります。
先端部分が取り外せない蛇口、先端部分を取り外すとネジが内側にある蛇口は、別売りのアダプタを購入することになります。しかし、数百円で購入できるのでそれほど高くはありません。

節水効果

さきほど資源エネルギー庁のデータから、年間の食器洗いにかかる水道代は11,388円であることがわかりました。

キッチンシャワーに変えることで40%の節水が見込めます。年間4,555円の節約が期待できるでしょう。

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まとめ

使う水の量を減らすのは難しいものです。
でも、蛇口に一工夫することで、水の量を大幅にセーブすることができます。

初期費用はかかりますが無駄な水道代を徹底的にカットしてくれる「タッチレス水栓」、100円ほどで購入できる「節水コマ」、100均で購入可能な「キッチンシャワー」と3つの節水アイテムをご紹介してきました。

100均とは思えない、節約効果が期待できることがおわかりいただけたと思います。
節水したいけど、どうすれば良いかわからないなら、まずは蛇口の節約からはじめてみてはいかがでしょうか。

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私の場合(夫婦・子供2人)だと、この蛇口の節約方法で
16,528円/年間 貯金力を秘めています。
※表現や再現性には個人差があり必ずしも利益や効果を保証したものではありません。

(計算値:タッチレス水栓することで1年▲2,774円、キッチン蛇口を節水コマにすることで1年▲5,694円、洗面台蛇口を節水コマにすることで1年▲3,504円、キッチンシャワーに変えることで1年▲4,555円)

タッチレス水栓の購入価格は高いですが、節水コマとキッチンシャワーなら低価格なのでリスクは少ないです。まずは使ってみて、毎月の水道代がどれくらい変わるのか試してみてください。