節水トイレは水道代はどのくらい?デメリットも考えおすすめ可能!?

スポンサーリンク


光熱費を節約したいけど、なかなか毎月の金額が変わらないと悩んでいませんか?

電気代、ガス代、水道代の中で、水道代は特に節約が難しいとされています。お風呂や洗濯など、生活に絶対必要なものが多いからです。

そこで今回取り上げたいのがトイレです。節水のためであっても、トイレを我慢するわけにはいきません。

でも何も考えずに使っていると、水道代の無駄使いになっているかもしれません。
水道代節約のためには、トイレの水道代がカギになるのです。

トイレを節水したいなら、節水トイレがおすすめ。節水しやすい構造をしているため、年間15,000円以上の節約も見込めます。

節約トイレには、水が流れにくいというデメリットもありますが、意識して使うことができればおすすめできるものです。

節水トイレとは?どのくらい節水できる?デメリットは?など、節水トイレについて徹底解説していきたいと思います。

トイレの水道代は全体の28%

トイレの水道代は全体の28%

国土交通省のデータを見ると、トイレは全体の水道代の28%を占めていることがわかります。お風呂24%、炊事23%をおさえて第1位となっています。
(参考:国土交通省)

毎日当たり前のように使っているトイレですが、実はかなりの水道代がかかっているのです。

トイレの使い方を見直すことで、毎月の水道代がぐんと少なくなる可能性を秘めています。

トイレにかかる水道代はどのくらい?

浴槽やシャワーに水を大量に使うお風呂の水道代が高いのは理解できます。

食器洗いや食材洗いに大量の水が使われているのもイメージしやすいと思います。

でも、トイレにたくさんの水が使われている実感は薄いかもしれません。

具体的に、トイレにどのくらいの水が使われているのか考えてみましょう。

約10年前の一般的なトイレの場合、1回あたり13Lの水が使われます。1日5回使用したとすると65Lの水が使われることになります。

4人家族の場合は260Lもの量になります。浴槽に入る水は約200Lです。つまり、1日あたり浴槽1杯分以上の水がトイレに使われているのです。

1Lあたりの水道代を東京都水道局の水道代平均0.24円で計算してみましょう。1回あたりの水道代は13L×0.24円=3.12円です。

家族4人が1日5回ずつトイレを使用するとしましょう。

1日の水道代は260L×0.24円=62.4円になります。1ヶ月では1,872円、1年では22,464円にもなるのです。

スポンサーリンク

おすすめは節水トイレ

おすすめは節水トイレ

トイレに年間2万円以上の水道代がかかっているとは驚きです。
しかし、この金額は10年ほど前の古いトイレの場合です。

最近の新築一戸建てやマンションには節約トイレが導入されているため、水道代を約3分の1にすることが可能になっています。

古いトイレを使っているなら、節水トイレにすることで水道代をかなりおさえることができるのでしょう。

節水トイレとは?

節水トイレとは、1回に使用する水の量を減らすことで節水効果を高めるものです。10年前のトイレと比べると約3分の1の水量となっています。

でも「少ない水でちゃんと流すことができるの?」と思うでしょう。
節水トイレは少ない水でも汚物を流すことができるような特別な仕組みになっています。

従来のトイレは「洗い落し式」「サイホン式」があります。

「洗い落し式」は、水の落差を利用しています。水が上から下に流れる作用を利用したシンプル構造をしています。水面が狭いので便器に汚物がつきやすく、多少水はねが起こる場合もあります。

「サイホン式」はサイホンの原理を利用した仕組みをしています。水は上から下に流れるものですが、液体で密閉されたホースを利用すると、水は重力に反して低いところから高いところへ流れるようになるのです。このサイホンの原理を利用して汚物を流しています。

水面が広く、深い構造になるため、便器汚れや水はねがしにくくなります。悪臭の発散を防ぐことができます。

節水トイレは、このサイホンの原理を利用し、最新技術を駆使して誕生しました。
メーカーごとに異なりますが、少ない水でもしっかり流せる仕組みとなっています。

節水トイレの水道代はどのくらい?

それでは実際に、節水トイレの水道代はどのくらいになるのでしょうか。
一般的な節水トイレは、大レバーで流すと1回あたり3.8L、小さいレバーで流すと3.3Lの水を使います。

10年前のトイレの場合は1回あたり13Lです。最新の節水トイレは、かなり少ない水で済むことがわかります。

大レバーで流すと1回あたり3.8L×0.24円=0.91円、小レバーで流すと1回あたり3.3L×0.24円=0.79円となります。

4人家族が、1日に大1回、小4回ずつ使用したとしましょう。
1日の水道代は16.28円になります。

10年前のトイレで同じように使用した場合、1日の水道代は62.4円です。1日あたり約46円節約することが見込めます。1ヶ月では1,380円、1年では16,650円の節約が期待できるのです。

節水トイレの選び方は?

年間の水道代を大幅節約できる節水トイレですが、どんな節水トイレでも良いわけではありません。

せっかく節水トイレにするなら、より節水効果の高いものを選ぶことが大切です。
選ぶポイントは以下の3つです。

大と小の水量を確認する

一口に節水トイレと言っても、大と小の水量は若干異なります。
大は5.0L、4.8L、4.0L、3.8L、小は4.0L、3.8L、3.6L、3.3Lなどとなっています。

これだけを見ると大差ない感じがしますが、年間で考えると大きな違いです。
より節水効果を高めるためには、大も小もできるだけ水量が少ないものがおすすめです。

節水トイレを選ぶときには、まず水量を確認してください。

エコ機能を確認

節水トイレは、大と小だけでも従来のトイレの水道代より大幅削減になります。
ところが、もっと水道代を節約できる「エコ小」が搭載されている節水トイレもあります。

TOTOのエコ小は、小の3.3Lよりさらに少ない3.0Lの水量となっています。
トイレットペーパーを流さない男性の小のときには、エコ小を使うことでさらにトイレで使う水量を節約できるでしょう。

男の子のお子さんがいるご家庭などにはおすすめの機能です。
節水効果をより高めてくれるエコ機能を確認して選びましょう。

洗浄機能を確認する

最近の節水トイレには、優れた洗浄機能が搭載されています。

自動的に除菌する機能、一定時間使用しない時には自動でミストが出て便器を汚れにくくする機能、使用前に便器にミスト散布して汚れがつきにくくする機能など様々です。

頻繁にトイレ掃除をしなくても清潔に保つための機能なのですが、結果的に水道代節約に繋がります。

トイレ掃除をすると、1、2回は大で流すことになります。毎日掃除する場合にはかなりの水を使うことになります。優れた洗浄機能がついていれば、トイレ掃除の頻度を減らすことができるので、水道代を節約することができるのです。

昼間トイレを使わないなら自動でミストが出る機能、1日中みんなで使うなら便器を汚れにくくする機能など、あなたの家に合った洗浄機能を選びましょう。

節水トイレのデメリットは?

年間15,000円以上の節約が期待できる節水トイレは非常に魅力です。
しかしながら、デメリットがあることも忘れてはいけません。

デメリットを考慮した上で導入を検討してください。

詰まりやすい

節水トイレは、少ない水量でもしっかり流せるための構造、水圧などが設計されています。しかしながら、やはり詰まりやすいデメリットはあります。

10年以上前の大量に水が流れるトイレをお使いの場合は、水量が弱くて慣れないかもしれません。

1回の水量が少ないから何度も流してしまい、かえって多くの水を使ってしまう恐れがあります。

また、トイレットペーパーなどが詰まってしまいトラブルになる可能性もあります。

リフォーム費用がかかる

節水トイレにするためには、トイレを丸ごとリフォームしなければなりません。
リフォーム費用の相場は約15万円~約33万円となっています。

節水トイレにすることで年間15,000円の節水効果が期待できます。15万円でリフォームした場合には、10年以上使用しないとプラスになりません。33万円でリフォームするなら22年以上という計算になります。

しかし、家族が多い場合や、1日に使用する回数が多い場合は、もっと短期間でリフォーム費用を回収できる可能性もあります。

節水トイレおすすめの使い方

節水トイレのデメリットは詰まりやすいこと、初期費用がかかることが挙げられます。

この2つを対策する使い方をすれば、節水トイレは非常におすすめの節約方法と言えます。

そのためには「詰まらない使い方」「節水効果を高める使い方」をすれば良いのです。

詳しくご説明しましょう。

詰まらない使い方をする

節水トイレに変えたなら、詰まらない使い方を心掛けることが大前提です。

大量のトイレットペーパーを流さない

大量のトイレットペーパーを1度に流そうとする詰まる原因になります。
トイレットペーパーが多い場合は、2回に分けて流すようにしましょう。

2回流したら節水にならないのでは…と思い1回で流そうとすると、トイレ詰まりなどのトラブルを招くことになってしまいます。

毎回2回流すわけではないので、普通のトイレよりは結果的に節水できます。
節水トイレの場合は無理せず2回に分けることを意識しましょう。

トイレットペーパー以外のものを流さない

ティッシュペーパーなど、トイレットペーパー以外の紙を流すとトイレ詰まりの原因になります。

節水トイレにしたら、ティッシュペーパーは厳禁であると覚えておいてください。
トイレに流せるタイプの掃除シートも注意が必要です。一度に何枚も流してしまうと詰まるおそれがあるので気を付けましょう。

節水効果を高める使い方をする

節水トイレにすることで毎月の水道代を減らすことができますが、初期費用がかかっていることを忘れてはいけません。

節水トイレにしてから安心と、水を無駄遣いすることなく、節水意識を持ち続けることが大切です。

大より小レバーを使う

大レバーで流す必要がない場合は、必ず小レバーで流しましょう。
節水トイレの水量は大レバー3.8L、小レバー3.3Lとあまり違いがありません。

でも節約には毎日の小さな積み重ねが大切です。小レバーで流す習慣をつけましょう。

二度流しをしない

音が気になるという理由で、二度流しをすることがあるでしょう。
「節水トイレにしたから二度流しをしても大丈夫」と思うかもしれませんが、二度流しは極力控えましょう。

どうしても気になるなら、トイレの音消しグッズがおすすめです。
10,000円以上の本格的なものもありますが、簡易的なものなら通販で2,000円前後で購入することができます。

帰宅前にトイレをしておく

家に帰る前にトイレを済ませてくるという節約方法もあります。
家でトイレを使う回数を減らすのです。

大レバー1回あたりの水道代は3.8L×0.24円=0.91円です。
家族4人で毎日トイレの使用を1回ずつ減らせば、1日3.64円、年間1,328円の節約が見込めます。

まとめ

トイレは、家庭で使う水道の4分の1を占めています。これはお風呂や台所で使われる水量より多いのです。トイレは毎日使うものだから節水はできないと諦めてはいけません。

本気で節水を考えるなら、節水トイレに変えるという方法があります。従来のトイレに比べて、水道代を3分の1にすることも可能なのです。

しかし、節水トイレには詰まりやすいというデメリットがあります。また、初期費用がかかるデメリットもあります。この2点を考えた使用方法をすれば、おすすめできる節水方法と言えます。

電気切替で賢く電気代を節約する方法
電気代を節約するためには電気切り替えがおすすめ。
自分に合った電力会社、そして料金サービスを選ぶことで年間の電気代を賢く削減することが見込めます。
電力会社を比較するのが面倒なら電気料金比較サイトが便利。
当貯金ブログおすすめの具体的な電気切替節約方法を以下のページでまとめました。
当貯金ブログの評価


70点
/100点中貯金ブログ採点
※労力対効果・費用対効果を考慮した当節約貯金ブログのおすすめ度

私の場合(夫婦・子供2人)だと、このの節水トイレの節約方法で
16,650円/年間 貯金力を秘めています。
※表現や再現性には個人差があり必ずしも利益や効果を保証したものではありません。

(計算値:節水トイレに変えることで 1年▲16,650円、トイレの回数を減らす節約方法で▲1,328円)

リフォーム費用がかかるので、ハードルが高く感じるでしょう。しかし、長い目で見れば節約効果が見込めます。リフォームすることで、節水効果があるだけでなく、古いトイレからピカピカのきれいなトイレになるという気分的メリットもあるのでおすすめです。