お風呂にペットボトルを沈める事は節水に?グッズや他節水方法紹介!

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水道代が高くて困っていませんか?水道代が高い原因はお風呂にあるかもしれません。

お風呂は体を清潔にするだけでなく、心と体がリラックスできる大切な空間です。
でも、浴槽に浸かるためにはたっぷりの水が必要になります。さらに体を洗うためにシャワーも長時間使うため、水道代がかなり高くなります。

国土交通省の調査によると、家庭で使用される水の内訳はトイレが28%、お風呂が24%、炊事が23%、洗濯が16%、洗面・その他が12%となっています。
(参考:国土交通省)

全体の4分の1を占めているのがお風呂です。やはりしっかり節水していく必要があります。

しかし、お風呂は体と心を癒すために重要な空間でもあるので、無理のない程度に節水することを心掛けましょう。

お風呂の水道代は年間27,648円

お風呂の水道代は年間27,648円

お風呂でたくさんの水が使われているのは簡単に予想できると思います。
でも、実際にどれくらいの水が使われているか答えられる人は少ないでしょう。

水道代1Lあたりは東京水道局の平均0.24円で計算してみたいと思います。
一般的な浴槽サイズの場合、たっぷりのお湯を入れるために必要な水の量は200Lです。

水道代は200L×0.24円=48円になります。
シャワーは1分間出しっぱなしにすると12Lの水を使っていることになります。
シャワー使用時間の平均は1回あたり約10分です。水道代は12L×10分×0.24円=28.8円です。

1日にかかるお風呂の水道代は48円+28.8円=76.8円ということになります。
1ヶ月では2,304円、1年では27,648円です。

4人家族の場合は、浴槽の水代は変わりませんが、シャワーの水道代は4倍になります。

1日では163.2円、1ヶ月では4,896円、1年では58,752円にもなるのです。

お風呂の節水方法

お風呂の節水方法

1日にかかるお風呂の水道代は少ないものですが、年間で考えるとかなりの金額になることがわかりました。

でも、これは節水せずに使っている場合の金額です。節水する習慣をつければ、年間の水道代をおさえることができます。

お風呂の節水方法は一つではありません。様々な節水方法があります。ぜひ、あなたに合った方法を見つけて節水してみてください。

「浴槽」「シャワー」の2つに分けてご紹介します。
水道料金は、東京都水道局の平均を参考に1Lあたり0.24円で計算します。

浴槽の節水方法

浴槽1杯にかかる水道代は48円です。1年では17,520円にもなります。
浴槽の水を減らす方法を考えて、節水効果を高めましょう。

半身浴をする

半身浴とは、体の半分だけをお風呂に入れる入浴方法です。
冷え性、ストレス、美容などに良いとされています。

半身浴なら肩までお湯に浸かる必要がありません。お腹のあたりまでお湯があれば十分です。

だからお風呂のお湯を半分にすることができるのです。
浴槽1杯分の水道代は年間17,520円であるとご説明しました。これを半分にすることができれば、年間8,760円の節約が見込めます。

具体的な半身浴の方法をご説明しましょう。
半身浴をするときには乾いたフェイスタオルを準備します。

お湯は38℃~40℃のぬるめに設定してください。半身浴は30分が目安です。じっくり入浴するため高温だとすぐに暑くなってしまいます。

足元からお腹までかけ湯をしたら、浴槽に入ります。ポイントは上半身にはかけ湯をしないことです。上半身を濡らしてしまうと、入浴中に冷えて寒くなってしまうからです。

さらに、入浴中は肩にフェイスタオルをかけておきましょう。これで上半身が冷えるのを防ぐことができます。夏場は暑いので冷え対策は必要ありません。

「少ないお湯で体が温まるの?」と思うかもしれませんが、じっくり時間をかけることで全身ポカポカになるでしょう。

ペットボトルを沈める

お風呂にザブンと入ると、水かさが上がります。
水に沈んだものの体積分、水かさが上がる仕組みがあるからです。

これを利用した節水方法が、ペットボトルを沈める節水方法です。
水を入れたペットボトルをお湯の中に沈めておくことで、お風呂に入れるお湯の量を減らすことができるのです。

2Lのペットボトルを10本沈めておいたとしましょう。20L分の水かさが増えることになります。

浴槽1杯の水量は200Lです。これを180Lにすることができれば、20L×0.24円=4.8円の節水効果が生まれます。

1年では1,752円の節水が見込めるのです。

具体的なペットボトルの沈め方をご説明しましょう。
まず清潔なペットボトルを準備します。水を入れたら太陽光が当たる場所に置いて暖めておきましょう。冷たい水のペットボトルを入れるとお湯がすぐに冷めてしまうからです。

あとはお湯を入れた浴槽に入れておくだけです。
浴槽に溜めるお湯は「湯量設定」でいつもより少なく設定します。

メーカーによって異なりますが、湯量設定は1~12の間で設定することができます。

1段階下げると20L少なくなるのが一般的です。200L、180L、160L…と浴槽に入れるお湯を減らすことができます。まずは1段階湯量設定を下げてみましょう。

しかし、ペットボトルを沈める節水方法には一つデメリットがあります。
浴槽に沈めたペットボトルはそのままにしておくと、カビが生えたり菌が発生する恐れがあるのです。

いくらきれいなお湯でも、汚れたペットボトルを入れてしまったら菌が繁殖してしまうかもしれません。

お風呂を洗うときには、一緒にペットボトルも洗うようにしましょう。但し、水を大量に使って洗ったら意味がありません。お風呂洗剤と残り湯を使って洗い、最後にさっとシャワーで流すようにしましょう。

毎日ペットボトル掃除するのが面倒くさい人には向いていない節約法かもしれません。

子供と一緒に入る

ペットボトルで水かさを上げるよりもおすすめなのが、子供と一緒に入る方法です。

一人で浸かったらお腹くらいしかお湯がなくても、子供と入ると胸あたりまでくるでしょう。

もちろん、子供の体の大きさによって異なりますが、ペットボトルを沈める節水法以上の効果が期待できます。

湯量設定を2段階下げて入浴することができれば、40Lの水を節約することができます。

1日あたり40L×0.24円=9.6円の節水が期待できるでしょう。年間では3,504円の節約見込みになります。

お風呂にお湯を入れない

「水道代が高いのはお風呂とシャワーのどっち?」は、よく取り上げられる問題です。

浴槽1杯に使う水は200Lです。
シャワーは1分間12Lの水を使います。シャワーを17分使うと、12L×17分=204Lになります。

つまり、17分以内の時間なら、浴槽にお湯を溜めるよりもシャワーのほうが節水になるのです。

お風呂に浸からなくても寒くない時期なら、思い切ってお風呂にお湯を入れずにシャワーだけで済ませることで節水効果を高めましょう。

シャワーの節水方法

次にシャワーの節水方法をご紹介したいと思います。
シャワーを1日10分使用した場合、水道代は12L×10分×0.24円=28.8円になります。

4人家族なら1日で115.2円にもなるのです。節水方法を実践して毎月の水道代をおさえていきましょう。

シャワーを使わない

お風呂にお湯を沸かした日は、シャワーを使わずにお風呂のお湯だけで洗いましょう。シャワーの水道代を一気に浮かすことができます。

しかし、4人家族の場合、4人がお風呂のお湯を使ってしまうと浴槽の中のお湯がなくなってしまいます。

そこで、はじめにお風呂に入る3人はシャワーを使い、最後に入る1人だけがお風呂のお湯を使うのです。

1人分のシャワー代だけでも1日28.8円、1年で10,512円もの節水が期待できます。

具体的な方法をご説明しましょう。
シャワーを使わずお風呂のお湯だけで洗う場合には、順番が重要になります。

体を洗ってから浴槽に入ると、少ないお湯に浸かることになってしまいます。
それを避けるために、まず先に浴槽に浸かるようにしましょう。

先に浴槽に入り体が温まると、毛穴がしっかり開き汚れが落ちやすくなるというメリットもあります。お肌のためにも良い方法と言えるのです。

じっくり温まってから体を洗えば、そのままお風呂からあがっても寒くありません。

とても効率の良い方法なのでおすすめです。

体を洗う順番を見直す

シャワーの使用時間を減らすためには、体を洗う順番も重要です。
「シャンプー」「コンディショナー」「洗顔フォーム」「ボディソープ」で洗う度にシャワーで流すのが一般的だと思います。

つまり、4回シャワーを流し続ける時間があるわけです。
その回数を2回にする方法があります。

一般的にシャワーの使用時間は1日約10分です。水道代は28.8円です。これを半分にすることができれば1日あたり14.4円の節水効果が期待できます。1年では5,256円になるでしょう。

具体的に洗う順番をご説明します。
はじめにボディソープで全身を洗います。体を流さずそのまま洗顔、シャンプーをしてしまうのです。そして頭からシャワーを浴びて、頭、顔、体を一気に洗い流します。

最後にコンディショナーを使い、シャワーで洗い流しましょう。
これでシャワーの使用時間を約半分に減らすことができます。

足湯を使う

シャワー節水のためには、出しっぱなしは厳禁です。
でも、浴室が寒いとシャワーを出しっぱなしにして浴室を温めながら体を洗う人もいるでしょう。

これを防ぐためにおすすめしたいのが、足湯です。
お湯を入れた洗い桶に足を入れながら、体を洗うのです。

足を温めると、足だけでなく全身がぽかぽか温かくなってきます。疲れやストレスにも良いのでおすすめです。

節水シャワーを使う

シャワーヘッドから出る水量を減らし節水効果を高める「節水シャワー」というグッズがあります。

普通のシャワーよりも水が出る穴が小さく、少なくなっているのですが、水圧を上げることで、少量の水でもしっかり洗い流せる仕組みになっているのです。

一般的なものは約30%の節水効果が期待できます。
いつもと同じ使用時間でも、30%水道代がカットできる可能性があるのです。

1日のシャワー時間の平均は約10分です。1分間シャワーを出しっぱなしにすると通常12Lの水が使われるため、1日のシャワー水道代は12L×10分×0.24円=28.8円になります。

節水シャワーで30%減になれば、1日あたり8.64円の節約が期待できます。家族4人では1日34.5円、年間12,614円の節約が見込めます。

節水シャワーヘッドの具体的な使い方をご説明しましょう。
節水シャワーヘッドは、シンプルなものは2,000円代から、高機能の商品は20,000円以上の商品もあります。

ホームセンターや通販で購入することができます。同じメーカーのシャワーヘッドを購入する必要があるので、今お使いのシャワーヘッドのメーカーを確認してください。

交換は非常に簡単です。シャワーヘッド部分を反時計回りに回して外し、節水シャワーヘッドを時計回りに回して取り付けるだけです。

固くて回せないときは、ゴム手袋をつけて回すと取れやすいでしょう。

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お風呂の残り湯の活用法

お風呂の残り湯の活用法

ここまで浴槽とシャワーの節水方法についてご紹介してきました。
最後にご紹介するのは、お風呂の残り湯の活用方法です。

浴槽1杯のお湯の量は200Lです。残り湯は200L以下になっていると思いますが、それでもかなりの量の水です。

この大量の水を使わない手はありません。

「きれいな水じゃないから使い道がないのでは?」と思うかもしれません。
でも、以下のように様々な使用方法があるのです。

洗濯に使う

お風呂の残り湯の活用方法としてメジャーなものは洗濯です。
洗濯機に備え付けのバスポンプを使い、浴槽の水を汲み上げて使います。

バスポンプがない場合は、ホームセンターなどで3,000円前後で購入することができます。

ポンプ部分を浴槽の中に沈めたら、洗濯機の「残り湯コース」を選んでスタートします。

洗濯に残り湯を活用する場合は、基本的に「洗い」だけに使います。「すすぎ」はきれいな水道水を使うので、残り湯の臭いが洗濯物についてしまう心配はありません。

ガーデンニングに使う

植木や芝生など、ガーデニングに使うこともできます。
家の中にある鉢植えに使うこともできます。残り湯をバケツに入れて庭に置いておきましょう。

車の洗車に使う

洗車に使う水も大量です。これも残り湯を活用することができます。
バケツに入れて何度も運ぶのは大変ですが、節水のために頑張りましょう。

子供のプールに使う

夏場に使う子供プール用として、残り湯を活用するのもおすすめです。
プールに使う場合、水道水をそのまま入れると冷たすぎるため、日光で温める必要があります。

まだ少し温かい残り湯なら、すぐにプールに入ることができるので便利です。

まとめ

今回はお風呂の節水方法についてご紹介してきました。
お風呂とシャワーにかかる水道代は年間27,648円にもなります。家族が多ければもっと高くなります。浴槽とシャワーで大量の水を使っているのです。

今回はおなじみのペットボトルを沈める節水方法をはじめ、様々な節約方法をご紹介してきました。全て実行するのは難しいと思いますが、毎日のお風呂節水のヒントにしていただけたら幸いです。

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80点
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※労力対効果・費用対効果を考慮した当節約貯金ブログのおすすめ度

私の場合(夫婦・子供2人)だと、こお風呂の節約方法で
42,398円/年間 貯金力を秘めています。
※表現や再現性には個人差があり必ずしも利益や効果を保証したものではありません。

(計算値:半身浴で1年▲8,760円、ペットボトルを沈める方法で1年▲1,752円、子供と入ることで1年▲3,504円、シャワーを使わない方法で1年▲10,512円、体を洗う順番を見直す方法で1年▲5,256円、節水シャワーで1年▲12,614円)

上記の金額は全ての節水方法の合計額なので、実際にはもっと低い額になるでしょう。でも、どの節水方法も高い効果が期待できるのでおすすめ度は高いです。