「新卒、社会人一年目の一人暮らしだから貯金できない」
「新卒一人暮らしでも貯金をしたい」
「社会人一年目の貯金はどうしたらいい?」
など、新卒、社会人一年目、一人暮らしで貯金する方法を探していませんか?
社会人になると様々な出費が増えます。その上一人暮らしをして全ての生活費を支払っていかなければなりません。
だから貯金する余裕はない…という人が多いでしょう。
しかし一方で、将来に向けてコツコツ貯金をはじめる人もいます。
そこで今回は、新卒、社会人一年目で一人暮らしの人におすすめの貯金方法をご紹介していきたいと思います。
貯金できない人、必見の内容です。ぜひご参考にしてください。
新卒、社会人一年目の一人暮らしは貯金ができない
社会人になると、貯金ができる人、できない人の二極化が起こります。
貯金できる人になるために「貯金ができないのはどうしてか?」「貯金している人はどれくらい貯金しているのか?」について見ていきましょう。
新卒、社会人一年目が貯金できない理由は?
社会人一年目の人は、以下のような理由から貯金ができない状況に陥りやすいです。
社会人になると仕事のお付き合いの飲み会が増えるでしょう。
上司や先輩、取引先の人やお客さんから誘われる飲み会は、断るのが難しいです。
社会人一年目の新入社員であれば、なおさら断りにくいでしょう。
毎週金曜日に飲みに行ったとしましょう。
1回あたりの飲み代が3,000円とすると、1ヵ月に12,000円も仕事の飲み会にお金を使うことになります。
社会人一年目は、研修などで出張することもあるでしょう。
出張にかかる交通費、ホテル代、食事代などは会社から支給されるのが一般的です。
しかし、出張先で飲みに行ったり、買い物をするなどの諸経費がかかる場合も多いです。
出張のたびに無駄な出費が増えてしまう可能性があります。
社会人は身だしなみが大切です。
毎日同じスーツというわけにはいかないので、何着か必要になります。
さらに、バックや靴などもボロボロではいけません。
また、ボサボサの髪で仕事をするわけにはいかないので、美容室代もかかります。
社会人一年生は、学生時代には必要なかったおしゃれ費用が増えるでしょう。
新卒、社会人一年目はストレスが溜まりやすいです。
二年目、三年目になれば楽になる仕事でも、一年目は上手くいかないことが多々あります。
そのため、日々のストレス発散のために、自分へのご褒美にお金を使うことが増えるでしょう。
旅行に行ったり、バックを買うなど大きな買い物でなくても、毎日数百円コンビニスイーツを買って帰るだけでも、1ヵ月で考えると大きな出費になります。
新卒、社会人一年目の20歳代前半の人は、まだ将来への目標が定まっていない人が多いでしょう。
20歳代半ば~後半になれば、結婚、出産、マイホームなど具体的な目標が出てきます。だから、それに向かって貯金しなくてはという意識が高まるのです。
社会人一年目の時には、まだ具体的な貯金目標はないため、貯金より今お金を使うことを優先させてしまうのです。
このように、社会人になったことで使うお金が増えてしまう一方、一人暮らしをして家計管理を一人でしていく必要があるため、貯金どころではなくなってしまうのです。
新卒、社会人一年目の初任給は?
社会人一年目は、出費が増える一方、まだそれほど給料は良くないでしょう。
だから貯金する余裕がないのです。
社会人一年目の人は、どれくらいの初任給をもらっているのでしょうか。
厚生労働省の「令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況:1 学歴別にみた初任給」のデータによると、大学卒の初任給は210,200円という結果が出ています。
これに対する手取りはおよそ170,000円ほどになります。
(参考:厚生労働省)
総務省統計局のデータによると、2019年の単身世帯の実収入は、345,336円という結果が出ています。
全体の収入と比べると、やはり社会人一年目の収入はまだまだ少ないことがわかります。
(参考:e-STAT)
新卒、社会人一年目の一人暮らしの貯金額は?
社会人一年目は、出費が増える上にまだ収入も少ないため、貯金をするのは難しいでしょう。
しかし一方でしっかり貯金している人がいるのです。
「金融広報中央委員会 令和元年(2019年)家計の金融行動に関する家計調査」の金融資産保有額(金融資産非保有世帯含む)を調べると、20歳代の平均は106万円となっています。
仮に、23歳から貯金を始めて25歳で106万円貯まっている場合は、1年で53万円ずつ貯金していることになります。
(参考:知るぽると)
さらに、社会人一年目の貯金額も調べてみましょう。
ソニー生命保険株式会社が2020年の春に「社会人1年目と2年目の意識調査」を行いました。
この調査結果によると、社会人一年目で貯金した金額の平均は45万円となっていました。
やはり、社会人一年目でも、50万円前後の貯金している人が多いことがわかります。
新卒だから貯金ができない…と諦めずに、しっかり貯金できる方法を考えていきましょう。
(参考:ソニー生命)
新卒、社会人一年目の一人暮らしで貯金する方法
社会人一年目は出費が多くなるため、一人暮らしを維持していくためには貯金は難しいと思いますが、実際には50万円前後貯金できている人がいることがわかりました。
新卒、社会人一年目、一人暮らしの人でも、しっかり貯金できる方法を考えていきましょう。
そのコツとは「貯金目標を立てる」「生活費を見直す」「家計簿アプリを使う」「先取り貯金をする」ことです。
貯金目標を立てる
貯金を持続させるためには、とにかく貯金目標を立てることが大切です。
目標がないと「今月は貯金しなくてもいいかな」と無駄遣いをしてしまうでしょう。
目標があれば、目標達成のために無駄遣いをしない努力をします。
社会人一年目だと、まだ結婚、出産、マイホームなどの貯金目標が決まっていない人のほうが多いでしょう。
貯金の意識を高めるために、まず貯金目標を明確にしてください。
結婚などの大きな目標である必要はありません。
「半年後に旅行へ行きたい」「お気に入りのブランドバックがほしい」などの目標でOK。そうすれば、貯金するモチベーションが上がります。
生活費を見直す
社会人になると出費が増えるのは確かです。
でも「社会人はお金がかかるから仕方ない」と無駄遣いが増えてしまうのはNG。
生活費を見直して、節約できる余地がないか考えましょう。
社会人一年目の一人暮らしの人の場合、手取りに対して以下のような割合が一般的とされています。
家計内訳 | 手取りに対する割合 | 手取り17万円の場合の金額 |
住居費 | 30% | 51,000円 |
交通、通信費 | 10% | 17,000円 |
水道、光熱費 | 6% | 10,200円 |
保険料 | 1% | 1,700円 |
食費、日用品費 | 20% | 34,000円 |
被服費 | 3% | 5,100円 |
娯楽費 | 15% | 25,500円 |
貯金 | 15% | 25,500円 |
平均的な手取り170,000円で算出しています。
あなたの手取り給料と、手取りに対する割合で計算してみてください。
大幅に支出が多い項目があれば、見直すことが必要です。
支出を減らす具体的なコツを見ていきましょう。
生活費の内訳の中で、最も大きな比率なのが住居費です。
生活費だけで貯金ができない…という人の場合、住居費が高すぎるケースが多いです。
手取り給料に対して大幅に家賃が高い部屋に住んでいるなら、引っ越しを検討しても良いでしょう。
引っ越し費用はかかりますが、一度安い家賃になれば、その安い家賃がずっと続きます。
駅から少し離れる等、立地条件を少し下げるだけで、ぐんと家賃が安くなる場合もあります。
賃貸住宅情報サイトなどで、一度チェックしてみると良いでしょう。
社会人になるとスマホの使い方が変わることがあります。
会社携帯を持つようになり、自分のスマホはあまり使わなくなることもあるでしょう。
仕事が忙しくなりインターネットの利用が少なくなるかもしれません。
社会人になったタイミングで、一度スマホの料金プランの見直すのが節約のコツになります。
無駄に高い通信料や通話料の設定になっている場合には、安いプランに切り替えましょう。
お使いの携帯電話会社のホームページからログインをして、現在の料金プランをチェックしてみてください。
また、三大キャリアの場合、頻繁に月額料金がお得になるキャンペーンを実施しているので、こまめにチェックしておくと良いでしょう
一人暮らしの場合、水道代やガス代は大幅に高くなることはないでしょう。
でも、電気代はエアコンなどの利用により一気に高くなる場合があるので要注意。
電気代は、仕事で昼間はあまり電気を使わない人のために、夜間の従量料金が安くなるプランがあります。
夜に集中して電気を使う場合には、毎月の電気代をおさえられる場合があるのでおすすめです。
まずは、電気代の明細書を見て、どんなプランになっているかチェックしてみてください。
その上で電力会社のホームページを見て、安くなるプランがないか調べてみましょう。
社会人になったタイミングで、保険会社に進められて保険に加入した人もいると思います。
しかし、保険会社に進められるままに加入すると、保険料は割高になっている可能性があります。
保険料は手取りに対して1%で十分とされています。それ以上の場合は見直してみましょう。
社会人になると、食費が一気に高くなるでしょう。
自炊をする時間がなくなり外食が増えるからです。さらに、仕事帰りに食事や飲みに誘われるからです。
ある程度、楽をして外食したり、お付き合いをすることは大切です。でも「社会人だから仕方ない」とダラダラ食費を使っていると、貯金をする余裕はなくなるでしょう。
食費を節約するためには、メリハリをつけることがコツです。
疲れている時や時間がない時は、少し贅沢に外食をしても良いでしょう。
しかし時間も体力も余裕がある休日は、食材費をかけずに自炊をしましょう。
はじめは、調理キットなど使った自炊でもOK。無理なく続けられる自炊生活を目指しましょう。
社会人になって増えるのが被服費です。
職場用の服や靴を買う機会が増えるからです。
でも、学生時代のようにブランド服を買っていると、あっという間に給料がなくなってしまいます。
ベテラン社会人になると、ある程度しっかりしたブランドの服が必要になるでしょう。
でも、社会人一年目なら、安いスーツでもOK。清潔感がある服なら悪い印象を与えることはありません。
通販商品やアウトレット商品を探して、安い職場服を見つけましょう。
娯楽費はバランスが大切です。
社会人になったから自由にお金を使えると思い、娯楽費使い放題になるのは避けましょう。しかし、ある程度遊びにお金を使うことは必要です。
あまりストイックに節約すると、ストレスが溜まってしまうでしょう。
手取り15%など、自分で上限を決めた上で自由に使うのがおすすめです。
このように、それぞれの支出の見直しを行い、上記の割合の金額以内に抑えることができれば、毎月15%の貯金を確保することが期待できます。
平均的な手取りである17万円の場合には、25,500円が貯金に回せることになります。
1年で306,000円貯金を増やすことが期待できるのです。
家計簿アプリを使う
生活費の見直しを行い、それぞれの支出の目安を決めることが大切です。
そうすれば、毎月同じペースで貯金していくことが可能でしょう。
しかし、実際に生活してみて「やはりこんなに貯金するのは無理」「食費34,000円は少なすぎる」など、上手くいかないことも出てくるはずです。
その場合には、随時無駄遣いがないのかチェックする必要があります。
そこで活用したいのが家計簿アプリです。
最近は、簡単で高機能な家計簿アプリがたくさんあります。
レシートを読み込むだけであなたの支出を記録することができるので、後から客観的にチェックすることができます。
「今月はこの服を買ったから貯金が厳しくなった」「この飲み会は行かなければもっと貯金ができた」など、お金の流れを把握して評価することがとても重要です。
そうすれば、物を買うとき、飲みに行くときに「これにお金を使っても大丈夫?家計は苦しくならない?貯金できなくならない?」など冷静に考えられるようになるでしょう。
家計簿アプリの詳しい情報は、こちらの記事を参考にしてみてください。
家計管理が楽になる家計管理アプリがあります。iphoneやスマホでレシートを撮影し、銀行やカード情報を登録するだけで、自動で全体のお金の動きがわかる家計簿を作成してくれます。お金の流れが見える化されるので、効率良く貯金することができるでしょう。
先取り貯金をする
最後にご紹介する貯金のコツは先取り貯金です。
社会人一年目の人は、給料が振り込まれる銀行口座ですべてのお金を管理していることが多いでしょう。
給料が入金されたら生活費を引き出して使い、残ったお金が貯金として貯まっていくと思います。
でも、これだと貯金は残りにくく、今いくら貯金があるのかもわかりにくいです。
そこでおすすめしたいことは2つ。
貯金用の通帳を作ることと、先取り貯金をすることです。
給料が振り込まれる通帳とは別に、貯金用の口座を用意しましょう。
この口座は基本的にお金は引き出さずに貯めるだけです。
給料が振り込まれたら、真っ先にこの貯金用の口座にお金を移動させるのです。これが先取り貯金です。
はじめは月1万円でも良いでしょう。17万円が振り込まれたのであれば、1万円を引き出して貯金用の口座に入金します。
残った16万円で1ヵ月やりくりしていけば良いのです。
こうすれば、貯金額は自然と増えていくでしょう。
まとめ
新卒、社会人一年目で一人暮らしをしようと思うと、金銭的な余裕がないと思ってしまいます。
しかし、実際に社会人一年目からコツコツ貯金できている人もいるのです。
貯金目標を立てて、家計費を見直し、先取り貯金をしていけば、少しずつでも貯金を増やすことは可能です。
社会人一年目から貯金する習慣をつけることができると、収入が増えるにつれて、どんどん貯金を増やせるようになります。
まだ貯金は無理と思わずに、貯金生活を始めましょう。
効率良く節約生活を進めるためには、銀行口座を3つにすることが大切です。家計費用口座、特別出費用口座、貯蓄用口座に分けることで、いつのまにか貯金が増えていくかもしれません。それでは口座開設はどこがいいか?当節約ブログおすすめはイオン銀行です。
92点/100点中
※労力対効果・費用対効果を考慮した当節約貯金ブログのおすすめ度
新卒、社会人一年目、一人暮らしの場合、給料の15%を貯金する節約法で
306,000円/1年間 貯金力を秘めています。
※表現や再現性には個人差があり必ずしも利益や効果を保証したものではありません。
(計算値:給料の15%貯金することで1年▲306,000円)
今の家計費を見直し、貯金できる習慣を作れれば、毎月これくらいの貯金をすることは期待できます。社会人一年目で貯金習慣がつくと、その習慣を持続させることができるのでおすすめ度が高いです。