正しい家計管理が貯金の基本!これだけは抑えよう

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「家計管理ってどうしたらいいの?」と悩んでいませんか?

貯金を増やすためには、いかに上手く家計管理をするかがカギになります。

ただ闇雲に買い物を我慢しても、節約効果はなかなか上がらないでしょう。

計画を立てて効率よく家計を管理していかなければ、貯金を増やすことはできません。

家計管理の基本は「収支を把握すること」「予算を立てること」「家計を見直すこと」です。この3つを正しく行いながら、節約生活をすれば効率良く貯金を増やすことができるでしょう。

今回は、節約生活のためにとても重要な家計管理の基本についてご説明したいと思います。
貯金のためにこれだけは抑えておいてほしい家計管理の基本です。

家計管理とは?

家計管理とは?

「家計管理が上手くいかない…」という人は、改めて家計管理について考えてみましょう。

家計管理とは何か?

そして、どうして家計管理をする必要があるのでしょうか。

家計とは?

家計とは、収入と支出のバランスを考えて、家族の生活を維持していくこと。

家庭における、消費を主とした経済活動のことです。

「家計のやりくりが大変」というのは、今の収入と支出だと、生活を維持するのが大変ということになります。

家計管理とは、この家計を管理していくことです。

家計管理の目的とは?

それでは、どうして家計管理をする必要があるのでしょうか。

目的がわからないと、頑張る気持ちになれません。

家計管理を頑張るために、まず家計管理の目的を明確にしましょう。

主な目的は2つあります。

  • 今の生活レベルを維持するため
  • 将来のために貯金しておくため

無限に収入があれば、自由にお金を使っても現在の生活レベルを維持して、将来への蓄えも心配ないでしょう。

しかし、家庭の収入には限りがあります。

「毎月の支払が大変」「毎月貯金を取り崩して使っている」など、現在のやりくりが大変な場合は家計管理が必要になってきます。

また、現在はやりくりができていても、マイホーム購入や子供の教育費、退職後の生活など将来に向けて貯金をするためにも家計管理が必要です。

限りあるお金の中で、現在と未来の生活を維持するためには、「効率よくお金のやりくりをする」必要があります。

これが家計管理の目的なのです。

平均貯蓄について

ここで、厚生労働省の「平成28年国民生活基礎調査の概況」の中で発表している、年代別1世帯当たりの平均貯蓄額を見てみましょう。

29歳未満 154万8千円
30~39歳 403万6千円
40~49歳 652万円
50~59歳 1,049万6千円
50~59歳 1,337万6千円
70歳以上 1,260万1千円

(参考:厚生労働省 平成28年 国民生活基礎調査の概況)

このような結果が出ています。

しっかり貯金している人が多いことがわかります。

現在のやりくりに苦労していなくても、きちんと家計管理して貯金を増やしていきましょう。

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正しい家計管理の基本とは?

正しい家計管理の基本とは?

限りある収入の中で、現在と将来の家族の生活を守るために必要な家計管理。

家計管理と聞くと家計簿が思い浮かぶ人が多いでしょう。

「家計簿をつけているから家計管理できている」と思っているかもしれません。

でも、家計簿をつけていても上手く家計のやりくりができていないなら、残念ながら正しい家計管理ができているとは言えません。

正しい家計管理とは、ただ家計簿をつけることではありません。

家計管理の基本は、まずお金の流れを把握すること、それに応じて予算を立てて、管理して、見直しをしてくことなのです。これだけは抑えておかなければいけません。

家計簿はこの正しい家計管理をするための一つのツールにすぎないのです。

お金の流れを把握する

家計管理を正しく行うために最も大切なことは、収支を把握すること。

つまり、家庭におけるお金の流れを把握しておくことです。

何にどれくらいお金がかかっているか、どれだけ無駄な出費があるのか、毎月どれくらいマイナスになっているのか、等の全体のお金の流れがわからないと、効率良く節約することができません。

ひたすら食費を減らしたり、欲しいものを買わずに我慢するなど、無理な節約生活を送ることになってしまうでしょう。

お金の流れを把握するために必要なのは「収入」「支出」「残高」の3つです。

ノートとペンを準備して、1ヶ月の収入、支出、残高を書き出してみましょう。

収入

まず、正しい収入がわからないと家計管理はできません。

収入は給料だけではありません。

お祝い、児童手当、不用品を売って得たお金など、全ての収入を把握しましょう。

これはそれほど多い項目ではないので、すぐにできるでしょう。

支出

収入に対して、どれくらいのお金を使っているかを知る為に、正しい支出を算出します。

収入に比べて項目が多いので大変ですが、重要な部分なので頑張りましょう。

調べるものは、レシート、通帳、クレジットカード明細です。

一度1ヵ月レシートを保管して、書き出してみてください。

通帳、クレジットカード明細はまとめて確認することができるでしょう。

支出は、「固定費」「変動費」「特別費」に分けて考えます。

固定費とは、毎月同じ金額を支払っているものです。
住宅ローン、家賃、保険料、通信費などがあります。

変動費とは、毎月違う金額で支払っているものです。
光熱費、食費、日用品費、交際費、医療費などです。

特別費とは、毎月の支出とは別に特別にかかる支出のことです。
車検、固定資産税、旅行費用、帰省費用、冠婚葬祭費用などがあります。

ただし、この「固定費」「変動費」「特別費」には明確な定義はありません。

例えば、毎月の光熱費がほとんど変わらない場合には固定費に考えても良いでしょう。

固定資産税や帰省費用は、変動費に入れても間違いではありません。

あなたのやりやすい方法で分類してください。

残高

正しい収入と支出がわかったら、残高を把握しましょう。

お財布に入っているお金だけではありません。

全ての口座にあるお金を合算して考えましょう。

また借金残高も合わせて把握しておく必要があります。

このように「収入」「支出」「残高」を正しく把握することで、お金の流れがハッキリ見えてきます。
これが家計管理の第一歩です。

予算を立てる

次のステップは予算を立てることです。

お金の流れが把握できれば、正しく予算を立てることができます。

逆にお金の流れが把握できていないと、的外れな予算を立ててしまうことになるでしょう。

予算を立てる場合、3つに分けて考える必要があります。

長期的な予算

まず、長期的な予算を立てることが大切です。

そのためには、ライフプランを考える必要があります。

ライフプランとは、結婚、出産、教育、マイホーム購入、老後の生活など様々ンライフイベントを考え、それにかかる金額を把握して計画すること。

ライフプランに応じて、長期的な予算計画を考えましょう。

ライフプラン作成については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

1年の予算

次に、1年ごとの予算を立てます。

ライフプランに応じた長期的な予算から1年の予算を考えていきましょう。

さらに、固定資産税、自動車税、各種年間費など、毎年かかる費用も考慮して予算を立ててください。

1年の予算を決めると、それに向かって毎月調整ができるので、家計管理が上手くいきます。

月の予算

最後に、毎月の予算を立てましょう。

長期的な予算に応じた予算に加えて、前年の同じ月の予算を比較しましょう。

例えば4月の予算を考えるとき、3月と比べるのではなく前年の4月と比べて予算を立てるのです。

月によって光熱費、レジャー費など、大きく変わるものがあります。

正確な予算を立てるためには、前年の同月を参考にしましょう。

このように、長期的な予算、1年予算、1ヵ月予算を立てることで、より正しい家計管理ができるようになります。

ポイントは「無理のない予算にすること」「適度に厳しい予算にすること」です。

さらに貯金を予算に組み込んでおくことも重要です。

「余った分を貯金しよう」という貯金方法では、貯金はなかなか増えません。

あらかじめ貯金の分を考えて予算を組みましょう。

予算に応じて管理する

お金の流れを把握し、予算を立てることができたら、日々の支出を具体的に管理していきましょう。

正しく予算が立ててあれば、その予算に応じてお金を使えば良いだけなので、管理が楽になります。

そして、予算に合わせて効率よく節約できるので、余計なお金を使わないようになるでしょう。

特に食費と日用品は、予算を立てずに使っていると、どんどん無駄遣いをしてしまいます。

でも、1ヶ月の食費の予算を3万円と設定すれば、1週間の食費を7,000円でおさえようとするので、無駄なものを買わないように工夫するでしょう。

例えば、予算を立てない月に比べて、食費を5,000円、日用品を5,000円節約できたとしましょう。

年間120,000円節約することができるのです。

予算を見直す

最後のステップは見直し作業です。

お金の流れによってバッチリの予算を立てても、予算通りにいかないこともあります。

予算に対する日々の消費活動を見て「無駄遣いをしていないか」、逆に「無理に節約していないか」を確認して、予算を見直します。

例えば毎日節約料理で頑張っても予算オーバーしてしまったなら、翌月から食費の予算は少し増やしても良いでしょう。

逆に日用品費は月末に残っていたので、いつも買わない化粧品を買ってしまったとします。翌月から日用品費の予算は減らしても良いでしょう。

このように、予算を調整して、より正確な予算作りをしていきましょう。

長期的な予算見直しが必要になる場合もあります。

出産、子供の成長、妻の退職就職など、収入と支出に大きな変化が出たときには、予算見直しが必要です。

このように「お金の流れを把握する」「予算を立てる」「予算に沿って消費活動をする」「予算を見直す」の4ステップを正しく行うことが、正しい家計管理です。

家計管理ができていれば、闇雲に無理な節約をする必要がなくなります。

余裕を持って節約しながらも、しっかり貯金を増やすことができるのです。

家族への負担も少なくなるでしょう。

まとめ

今回は貯金の基本である正しい家計管理について考えてきました。

家計管理が正しくできていないと、効率よく貯金を増やすことができません。

家計管理は家計簿をつけることだと思われがちですが、家計簿をつけるだけでは不十分です。

家計管理で抑えるべきことは3つ。「収支の把握」「予算を立てる」「家計の見直し」です。

この3つができれば、貯金を増やすための環境を整えることができるのです。

無理な節約をしなくても、効率よく家計管理ができるでしょう。

節約したお金を賢く貯金するには
工夫して節約したお金をそのままお財布に入れておくのは賢い方法ではありません。
そのお金をどのようにしたら更に効率よく増えるのか考えましょう。
同じお金でも置いておく場所によって増え方も違います。心の持ち方も変わってきます。
節約して浮かせたお金を使う最後の最後まで得する方法を実践、その具体的なお金の預け方を以下のページでまとめました。
当貯金ブログの評価


80点
/100点中貯金ブログ採点
※労力対効果・費用対効果を考慮した当節約貯金ブログのおすすめ度

私の場合(夫婦・子供2人)だと、この正しい家計管理による節約方法で
120,000円/年間 貯金力を秘めています。
※表現や再現性には個人差があり必ずしも利益や効果を保証したものではありません。

(計算値:予算を立てて節約することで1年▲120,000円)

正しい家計管理をすれば、予算を立てて節約するので余計なものを買わない習慣が身につきます。将来に向けて計画的に貯金を増やしていくために大切な節約方法です。