一人暮らしに比べると実家暮らしは家賃も光熱費もかからないので、当然しっかり貯金ができるでしょう。
しかし、実際にはそうではありません。実家暮らしで貯金できない人は意外と多いのです。
きっとあなたも「実家暮らしなのに貯金できない」と悩んでいるでしょう。
貯金しやすい実家暮らしなのに貯金ができないのはどうしてなのでしょうか。
実家暮らしで貯金できない人の共通する原因は、ずばり「安心」です。
実家暮らしは金銭的に余裕があります。だから安心感があります。
その結果、「お金の管理ができていない」「無駄遣いが多い」という人が多いのです。
実家暮らしは金銭的に余裕があるので、今の状況なら赤字にならず安心して生活していくことができるでしょう。
しかし、一人暮らしをしたい、結婚をしたいという目標があるなら、将来に向けて貯金していく必要がありますね。
今回は、実家暮らしで貯金できない人の特徴、さらに改善策まで考えていきたいと思います。
実家暮らしで貯金できない人は多い
実際、実家暮らしで貯金できない人はどれくらいいるのでしょうか。
お金に関する公正な情報を発信している「金融広報中央委員会」と、厚生労働省の施設等機関である「国立社会保障・人口問題研究所」の情報を参考にしていきます。
まず、金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和元年)」のデータを見てみましょう。
20代の単身世帯の45.2%、30代の単身世帯の36.5%の人が「貯金なし」という結果です。
つまり20~30代の独身者の約4割が貯金できない人ということですね。
ちなみに、20代の二人以上世帯の「貯金なし」は22.9%、30代二人以上世帯の「貯金なし」は15.8%となっています。
既婚者のほうが、貯金している方が多いことがわかりますね。
しかし、独身者の全てが実家暮らしではありません。この中で実家暮らしの人はどれくらいいるのでしょうか。
国立社会保障・人口問題研究所が行った「第15回出生動向基本調査」(2015年)によると、18~34歳の未婚者で親と同居している男性は72.2%、女性は78.2%という結果が出ています。この数値は学生を含んだデータです。
男女ともに7割以上ということで、実家暮らしの18~34歳の未婚者は意外と多いことがわかります。
(参考:国立社会保障・人口問題研究所「第15回出生動向基本調査)
つまり、貯金なしの独身者の7割近くが「実家暮らしで貯金なし」の状態ということですね。
貯金する余裕があるはずの実家暮らしなのに、やはり貯金できない人が多いことがわかります。
どうして、貯金する余裕がある実家暮らしなのに貯金できないのでしょうか。
実家暮らしで貯金できない理由を知るために、当サイトの見解に加えて、大手金融機関や大手結婚情報サイト、Yahoo!ニュース、Yahoo!ファイナンスなど数十社の情報を独自にリサーチ。
その結果、心理的な理由、特徴があることが見えてきました。
次の章では、「実家暮らしで貯金できない人の心理」「実家暮らしで貯金できない人の特徴」を見ていきたいと思います。
実家暮らしで貯金できない人の心理は「安心感」
実家暮らしは基本的に支出が少ないので貯金できるはずなのに、貯金していない人が多いことがわかりました。
これはどうしてなのでしょうか。そこには「安心感」という心理的な理由があると考えられます。
一人暮らしは、支出が多いので、金銭的に余裕がない人が多いでしょう。
だから「危機感」が生まれるのです。
赤字にならないように貯金しよう、臨時出費に備えて貯金しておこうという心理が働くので、貯金を頑張る傾向にあります。
一方、実家暮らしは基本的に支出が少ないです。
住宅費、光熱費などの固定費がかからず食費や日用品費などの変動費もかからないでしょう。
さらに、一人暮らしなら家電が壊れた時、家具を買い替える時などは、自分で購入しますが、実家暮らしなら自分の負担になることはあまりありません。
このように、あらゆる面で金銭的な余裕があります。その余裕が「安心感」を生むのです。
金銭的な安心感があるから「貯金しなくても大丈夫」という意識が働き、貯金できない傾向にあります。
実家暮らしで貯金できない人の特徴
実家暮らしで貯金できない人は、金銭的な安心感から貯金できない人が多いでしょう。
この安心感が「お金の管理ができていない」「無駄遣いが多い」という特徴に繋がっているのです。
お金の管理ができていない
金銭的な危機感があると「赤字を防ぐため」「貯金を増やすため」にお金の管理をするでしょう。
しかし、実家暮らしだとそのような危機感がないので、お金の管理にルーズになってしまい、貯金できないのです。
実家暮らしで貯金できない人は、以下のようにお金の管理ができていない傾向にあります。
貯金上手な人は、毎月何にいくらお金がかかっているか把握しています。
毎月の収支を把握して無駄遣いを洗い出し、その無駄遣いを減らす努力をするから貯金ができるのです。
実家暮らしで貯金できない人は、毎月の支出がわかっていません。
実家暮らしできっちり家計簿をつけてお金管理している人は少ないでしょう。
何をどれだけ無駄遣いしているのかわからないので、いつまでたっても無駄遣いは減らず、貯金できないままなのです。
貯金上手な人は、将来に向けてしっかり貯金計画を立てているので、モチベーションを維持しながら貯金を持続することができます。
実家暮らしで貯金できない人は、計画的に貯金をしようと思っていません。
何となく無計画に貯めているので、貯金が徹底できないのです。
貯金の基本は「給料-貯金=生活費」です。貯金上手な人は、給料が入ったらまず先に貯金しているのです。
実家暮らしで貯金できない人は、生活費を使って残った分を貯金する傾向にあります。
毎月の生活費に余裕があるので「きっと貯金分が残るだろう」と思っているのです。
しかし、残った分を貯金するのは、正しいお金の管理方法とは言えません。どんなに余裕があっても、あればあった分だけ使いたくなるでしょう。
その結果、毎月なかなか貯金ができないのです。
実家暮らしで貯金できない人は、クレジットカードの管理がルーズな傾向にあります。
ポイントを貯めるためにクレジットカードを使っている人は多いでしょう。クレジットカードで支払うこと自体は悪いことではありません。
でも、何にいくら使ったのか管理できていないことが問題なのです。
クレジットカードはお金を使っている実感が湧きにくいので、ついつい無駄遣いしてしまいます。
このように、実家暮らしの人はお金の管理ができていないケースが多いです。
一人暮らしで毎月の生活費がギリギリの人は、お金の管理を徹底しないとやりくりできないですが、実家暮らしはお金の管理をしなくてもそれほど生活費が苦しくなることはありません。
だから、ずっとルーズな管理のままになってしまうのです。
無駄遣いが多い
金銭的な危機感があると、無駄遣いにブレーキをかけることができますよね。
しかし、実家暮らしで金銭的な安心感があると、無駄遣いが増えてしまうでしょう。
無駄遣いをしていることにさえ気付いていないこともあります。だから貯金ができません。
実家暮らしで貯金できない人は、以下のように無駄遣いが多いのです。
実家暮らしで貯金できない人は、衝動買いにより、無駄遣いをしていることが多いです。
「必要なもの」ではなく、直観的に「ほしい」と思ったものを買う傾向にあります。
買った後に実は必要なかったことに気が付くでしょう。
例えば、一目ぼれして服を買っても、家に帰って手持ちの服と合わせてみたら、どれともコーディネートできない…などという失敗が多いのです。
実家暮らしで貯金できない人は、外食が多く、無駄な食費がかかっているケースが多いです。
「実家暮らし=食費がかからない」というイメージがありますが、意外とそうではありません。
一人暮らしの人は、好きなものを作って食べることができますが、実家はそうではありません。
実家で用意された食事は好みではない…という理由で、外食ばかりの人が結構多いのです。
また、実家暮らしは食費はかからないという意識があるから、「ランチは外食をしてもいいかな」と外食が増えてしまうこともあります。
実家暮らしで貯金できない人はコンビニの利用が多いために、無駄遣いが増えてしまう傾向にあります。
コンビニは無駄遣いになる2つの理由があります。
1つ目は割高だから。スーパーなら100円のコーヒーがコンビニだと150円になる場合があります。全体的に金額が高く設定してあるので、習慣的にコンビニで買い物をしていると無駄遣いになってしまいます。
2つ目は余計な物を買ってしまうから。
コンビニには誘惑がたくさんあります。いつもコンビニに立ち寄る習慣があると、ついついお菓子、フード類、雑誌…など、無駄な買い物をしてしまうでしょう。
実家暮らしで貯金できない人は、趣味に使うお金が多く、無駄遣いをしている場合があります。
趣味にお金を使うのは無駄遣いとは限りません。
でも「趣味に使うお金は別」と趣味には際限なくお金を使うのは無駄遣いです。
特に、車、バイク、カメラ、旅行など、お金がかかる趣味の人は、要注意ですね。
このように、実家暮らしは家賃や食費などがかからないから多少無駄遣いをしても大丈夫という「安心感」があることから、無駄遣いが多い傾向にあります。
一つ一つの無駄遣いの額は大きくなくても、結果的に実家暮らしでも貯金できないくらいの無駄遣いになっているのですね。
実家暮らしで貯金できない人の貯金方法
ここまで、実家暮らしで貯金できない人の心理についてご説明してきました。
実家暮らしの人は、金銭的に余裕があるため安心感があります。
その安心感から、「お金の管理ができていない」「無駄遣いが多い」傾向があります。
まとめると、以下のような特徴があります。
- 支出がわかっていない
- 貯金計画がない
- 残った分を貯金している
- クレジットカード明細を見ていない
- 衝動買いが多い
- 外食が多い
- コンビニ利用が多い
- 趣味に使うお金が多い
実家暮らしで貯金できない人が、貯金できるようになるためには、このような事の対策を考える必要があります。
その方法は、以下4ステップです。
- ステップ1:貯金計画を立てる
- ステップ2:貯金しやすい環境を作る
- ステップ3:予算を考える
- ステップ4:節約ルールを決める
この4ステップで、実家暮らしで貯金できない人もスムーズに貯金できるようになるでしょう。
ステップ1:貯金計画を立てる
実家暮らしで貯金できない人の特徴は「貯金計画がない」ということです。
これに対する改善策は、しっかり貯金計画を立てることです。
具体的な貯金計画を立てていきましょう。
貯金するためには貯金目標が重要。具体的な目標があれば、そのゴールに向かって頑張ることができるでしょう。
ポイントは、「何のために」「いくら」「いつまで」貯金するか明確にすること。
実家暮らしだと「結婚、マイホーム購入などの目標がない…」と思うかもしれませんが、貯金目標は、どんなことでも良いのです。
例えば、「友達と海外旅行に行くために半年後までに30万円貯金する」という貯金目標でもいいですね。
「今月もコツコツ貯金すれば海外旅行に行ける」と思えば、貯金するモチベーションがアップするでしょう。
貯金目標が明確になると、毎月の貯金額を決めることができるようになります。
半年後までに海外旅行資金30万円を貯めるなら、1ヵ月5万円が貯金目標になりますね。
「毎月5万円ずつ貯金すれば海外旅行に行ける!」と思えばモチベーションを維持して頑張ることができるでしょう。
このように貯金計画を立てることで、貯金はぐんとスムーズになります。
ただし、無謀な金額を設定するのはおすすめしません。
今まで全く貯金できていなかった人が「1年で100万円貯めよう」と目標を立てても無謀すぎますよね。
現実的ではない目標にしてしまうと「どうせ貯まらないだろう」という心理が働いてしまい、結局10万円も貯められないものです。
現実的な金額設定にして、コツコツ貯金することが大切ですね。
ステップ2:貯金しやすい環境を作る
実家暮らしで貯金できない人の特徴は「残った分を貯金している」「支出がわかっていない」「クレジットカード明細を見ていない」ということがあります。
これに対する改善策は、貯金しやすい環境を作ることです。
貯金が上手くできない原因は、貯金しやすい環境が整っていないことにあります。
貯金がスムーズになるような環境、仕組みを作ることができれば、意外と簡単に貯金できるようになる可能性があるのです。
実家暮らしの人は、1つの口座で給料、生活費、貯金をまとめて管理していることが多いですが、1つの口座しかないと、貯金額がわかりません。
給料が振り込まれたり、光熱費が引き落とされたり、常にお金が動いているので、今実際いくら貯金があるのかわからず、モチベーションが上がりません。
さらに、貯金するはずのお金を、いつの間にか生活費で引き出してしまう恐れもあります。
そのような曖昧なお金の管理にならないように、しっかり貯金専用の口座を準備してください。
これで貯金しやすい環境が整います。
おすすめは金利の高いネット銀行です。インターネットやアプリで簡単に開設できる魅力もあります。
「ネット銀行 金利」などで検索すると、高金利のネット銀行情報を得ることができますよ。
貯金専用口座ができたら、強制的に貯金することで、さらに貯金しやすい環境が整います。
「給料-生活費=貯金」ではなく、「給料-貯金=生活費」にしていくのです。
給料日になったら、自分で給料振込口座から、貯金用の口座にお金を移動しても良いのですが、おすすめは自動積立定期預金です。
契約時に毎月いくら積み立てるか決めておくと、毎月同じ日に同じ金額が、給料振込口座から貯金口座に積み立てられていきます。
給料から貯金を引いたお金を1ヵ月の生活費として使いましょう。
実家暮らしの人は、家計簿をつけていないので毎月の支出が把握できていない人が多いです。
お金の流れがわかっていないので、いくら無駄遣いをしているのか、いくら貯金できるのか、等のお金事情がわからないのです。
そこでおすすめしたいのが家計簿アプリです。
家計簿アプリを使うことで、貯金しやすい環境が整います。
家計簿アプリは主婦が使うイメージがありますが、実家暮らしの人にも最適です。
スマホのカメラでレシートを読み込むと、自動的に家計管理をしてくれるのです。
項目ごとの支出を見て、極端に高い支出があれば、節約する努力をしていきましょう。
節約がうまくいけば、しっかり貯金を確保することができます。
家計簿アプリはこちらの記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
家計管理が楽になる家計管理アプリがあります。iphoneやスマホでレシートを撮影し、銀行やカード情報を登録するだけで、自動で全体のお金の動きがわかる家計簿を作成してくれます。お金の流れが見える化されるので、効率良く貯金することができるでしょう。
実家暮らしの人が無駄遣いをしてしまう原因は、クレジットカードの使いすぎです。
それを改善するためには、クレジットカードの明細書をチェックする環境を整えておきましょう。
クレジットカードの明細書は、一般的にクレジットカード会社のホームページにログインして見ることができます。
パソコンやスマホのお気に入りに入れておいて、頻繁にチェックできる環境にしておきましょう。
さらに、PDFデータをダウンロードしてPCに保管しておく、プリントアウトして保管しておくなど、後から見返しやすいシステムにしておくことも大切です。
そして、クレジットカード明細書の中に無駄な支出がないか、不明な支出がないかチェックしましょう。
不明な支出の場合は、何に使ったお金なのかきちんと調べてください。
無駄な支出があった場合には「来月は同じような無駄遣いをしないようにしよう」と意識しましょう。
このように貯金しやすい環境を作ることで、今までできなかった貯金ができるようになるでしょう。
しかし、今まで貯金をしていなかった人が急に先取り貯金をしたら、どうしても生活費は足りなくなってしまいますよね。
そこで、次の章では、さらに貯金を確保しやすくするための「予算を考える方法」をご説明していきましょう。
ステップ3:予算を考える
実家暮らしで貯金できない人の特徴は「衝動買いが多い」「外食が多い」「コンビニ利用が多い」「趣味に使うお金が多い」ということです。これに対する改善策は、予算を立てることです。
ステップ2の貯金しやすい環境を整えた上で、予算を考えていきましょう。
実家暮らしは、ある程度お金に余裕があるために、騒動買い、外食、コンビニ、趣味などの無駄遣いをしてしまう傾向にあります。
それを防ぐためには、毎月予算を考えて、その範囲内でやりくりすることが大切です。そうすれば貯金に回すお金を確保できるでしょう。
実家暮らしの場合は、家賃や光熱費などの含まれない項目もあるので、比較的簡単に予算を考えることができるでしょう。
例えば以下のように設定しましょう。
給料(手取り) | |
210,000円 | |
内訳 | 予算 |
家に入れるお金 | 40,000円 |
食費 | 25,000円 |
洋服、美容費 | 15,000円 |
趣味、娯楽費 | 20,000円 |
交際費 | 15,000円 |
通信費 | 15,000円 |
保険料 | 5,000円 |
その他 | 10,000円 |
支出合計 | 135,000円 |
残高(貯金) | |
55,000円 |
国税庁の「平成 30 年分民間給与実態統計調査 」のデータによると、20代~30代の平均年収は約373万円となっています。
(参考:国税庁)
手取りは約8割になるので、年間の手取りは約300万円です。
ボーナスが1ヵ月分×2回と考えると、300万円÷14ヵ月=約21万円が1ヵ月の手取りになるでしょう。
手取りを21万円にしてシミュレーションしています。
さらに、上記で例にした「海外旅行資金30万円のために半年間5万円ずつ貯金する」を貯金目標にして、予算を組んでみました。
このような予算だと、貯金目標の5万円を確保することができますね。
このように項目ごとに予算を組んだら、実際にこの範囲内でおさえられているか、先ほどご紹介した家計簿アプリで確認しましょう。
もちろん紙の家計簿でもOKです。
そうすれは、洋服を衝動買いしたり、外食ばかりで食費が跳ね上がることも少なくなります。
家計簿をつけていれば、無駄遣いをしそうになった時に「このペースで使っていたら予算オーバーしてしまう」と気付けるので、支出をコントロールできるでしょう。
実家暮らしの場合、比較的お金に余裕があるので、食費や美容費など、一人暮らしの人より多く使っている傾向にあります。
だから、予算を立てる時には「ちょっといつもよりギリギリかな」くらい厳しく設定すると良いでしょう。
実際にやってみて厳しかったら予算を建て直せば良いだけなので、まずは厳しい予算設定にして頑張ってみてくださいね。
ステップ4:節約ルールを決める
実家暮らしで貯金できない人の特徴は「衝動買いが多い」「外食が多い」「コンビニ利用が多い」「趣味に使うお金が多い」ということがあります。これに対する改善策は、とにかく節約することです。
実家暮らしの場合、ある程度お金に余裕があるという意識があるので、ついつい無駄遣いをしてしまいます。
だから、節約意識を持つためには、節約ルールを決めるのが効果的です。
上記で設定した予算を超えないようにすることが一番の節約ルールです。
でも、予算内であれば、ケチケチせずに自由にお金を使うことができます。予算内であれば趣味にも存分にお金を使いましょう。
ただし、予算をオーバーしそうになったら、しっかり我慢をしていきます。
何でもかんでも節約するのではなく、メリハリをつけて節約することが大切です。
ランチ代がかかっている人は、実家の食材を使ってお弁当と飲み物を持参し、ランチ代をゼロにしましょう。
ランチ代とコーヒー代で1日1,000円かかっているとします。
週5日出勤日があるとすると、1週間5,000円、1ヵ月20,000円の節約が見込めますね。
実家暮らしだと、家ではなく外で食べたい時が多々あるでしょう。
でも、毎日のように外食をしていると、貯金は貯まりません。
そこで毎月外食費の上限を決めるのがおすすめです。
週に2回外食1,000円、飲み会3,000円がかかっていたとしましょう。
これだけでも1ヵ月20,000円の外食費がかかっています。
だらだら外食がかからないようにするために「1ヵ月10,000円」などと決めてしまいましょう。
その範囲内ならランチも飲み会もOK。ケチケチせずに楽しみましょう。ただし、上限を超えないように調整していくことが大切です。
このように節約ルールを決めるとメリハリのある節約ができるので効率よく節約できるようになるでしょう。
節約は我慢ばかりで苦手…という方でも無理なく進めることができます。
常に予算オーバーにならないように気を付けておけば、衝動買い、食費、コンビニ、趣味などの無駄遣いを防ぐことができますね。
一つのことで節約習慣が作れると、「他にもっと節約できるところはないかな」と節約に前向きになることができます。
どんどん節約効果を上げて、貯金を増やしていきましょう。
実家暮らしでも「安心」せずに節約と貯金をしていきましょう
今回は、実家暮らしなのに貯金できない人について考えてきました。
実家暮らしの人は、支出が少ないので貯金できるイメージがありますが、その逆の人が多いのです。
その理由は、実家暮らしだから金銭的余裕があるという「安心感」です。
その安心感からお金の管理がルーズになったり、無駄遣いが増えてしまう人が多いのです。
実家暮らしで貯金できない人の貯金方法は、そんな共通点を理解して対策を考えることです。
「貯金計画を立てる」「貯金しやすい環境を作る」「予算を決める」「節約ルールを決める」の4ステップを実践すれば、スムーズに貯金できるようになるでしょう。
効率良く節約生活を進めるためには、銀行口座を3つにすることが大切です。家計費用口座、特別出費用口座、貯蓄用口座に分けることで、いつのまにか貯金が増えていくかもしれません。それでは口座開設はどこがいいか?当節約ブログおすすめはイオン銀行です。
90点/100点中
※労力対効果・費用対効果を考慮した当節約貯金ブログのおすすめ度
実家暮らしの場合、貯金できない人の改善法を考えた節約方法で
3万円/1カ月間 貯金力を秘めています。
※表現や再現性には個人差があり必ずしも利益や効果を保証したものではありません。
(計算値:ランチ代を節約することで1ヵ月▲2万円、外食費を節約することで1ヵ月▲1万円)
実家暮らしは、工夫次第でぐんと貯金力をアップさせることができます。上記のように、ランチを持参するだけで、24万円もの節約効果が期待できます。