ガソリン代の節約方法を探していませんか?
通勤や普段の生活に車を使う人にとって、ガソリン代は大きな出費です。
でも、車に乗らないわけにはいきません。
だから、何とかしてガソリン代を節約できる方法を模索しているでしょう。
そこで今回は、ガソリン節約方法について考えていきたいと思います。
ガソリン節約と聞くと、燃費向上グッズを思い浮かべる人は多いでしょう。
ガソリン節約に効果的と言われているグッズが多々ありますが、本当に効果があるのでしょうか?それとも嘘なのでしょうか?
さらに、ガソリン節約に役立つガソリンカードのご紹介もしていきたいと思います。
ガソリン節約のためのヒントにしていただけば幸いです。
ガソリン代が高い
最近、またガソリン代が高くなっています。
2020年6月1日に資源エネルギー庁が発表したガソリン小売価格は1リットルあたり128.4円。前の週に比べて1.5円値上がりしており、3週連続で値上がりしていることがわかりました。
調査を行った石油情報センターによると、今後も小幅に値上がりすることが予想されるとのことです。
(参考:資源エネルギー庁)
ガソリンを使う量は、ご家庭によって大きく異なりますが、平均的な1ヶ月のガソリン代を考えてみましょう。
総務省統計局のデータによると、2人以上世帯が1ヶ月に購入するガソリン量の平均は43.3Lとなっています。
つまり、1ヶ月のガソリン代は43.3L×128.4円=5,559円ということになります。
年間では66,708円ものガソリン代がかかっています。
平均でこの金額なので、もっと車を使うご家庭の場合はかなりの金額になっているでしょう。
(参考:総務省統計局)
少しでもこの金額を減らせるように節約を考えなければいけません。
ガソリン節約を考えることが大切
それでは、ガソリン節約のためには何をすれば良いのでしょうか。
ガソリン価格は全国ほぼ一律です。野菜やお肉を買うように「半額のお店に行って買おう」というわけにはいきません。
ガソリンを節約するためには、以下の3つの方法が考えられます。
- 燃費向上グッズを使う
- 燃費の良い走り方をする
- ガソリンカードを使う
これらの節約法によって、高いガソリン代をできるだけおさえることができるでしょう。
燃費向上グッズは嘘?ホント?
はじめにご紹介する節約法は、燃費向上グッズです。
ガソリン代を節約するためには、ガソリンの燃費を良くすることが大切です。
同じガソリンの量でも、燃費が良ければ長く走れますが、燃費が悪ければあまり長く走ることができません。
燃費が良ければ、ガソリンの購入量を少なくすることができるのです。
燃費向上グッズは燃費を良くするためのアイテムです。
燃費向上グッズは昔から様々なタイプの商品が販売されてきました。
しかし、本当に効果が出るのかわかりにくい商品もあり、「燃費向上グッズは嘘?」と言われることも多いです。
そんな燃費向上グッズの中から、代表的なものをご紹介したいと思います。
アーシング
アーシングとは、車で使われる電気の通りを改善しエンジン効率を上げ、燃費を良くしようというものです。
バッテリーのマイナスの線を追加するのです。
自分で購入して取り付けるか、カー用品店で取り付けてもらうこともできます。
2000年代から販売されているおなじみの燃費向上グッズなのですが、実際に効果が期待できるのは、古い車の場合です。
古い車は、電気配線が劣化しているため電気の通りが悪くなっています。だから燃費が悪い状態になります。
劣化した配線を全て修理するのは大変なので、サポート的にアーシングを使うのです。
ただし、日頃からメンテナンスをして電気配線の劣化を防いだほうが効果的とも言えます。
アーシングは、古くなり電気の通りが悪くなっている車の燃費向上には役立ちますが、電気の通りが正常である新しい車にはあまり効果が期待できないでしょう。
エンジンオイル添加剤
エンジンオイル添加剤とは、エンジンオイルに混ぜることで、燃焼向上が期待できるというもの。エンジン内部の洗浄効果なども期待できます。
エンジン内部の摩擦を軽減して滑らかに回転させることで、ガソリンの燃費を良くしようというのが一般的な仕組みです。
各メーカーによって、様々なタイプのエンジンオイル添加剤があります。
自分で入れることができます。
このグッズも、車によっては効果を発揮することもありますが、発揮しないこともあるでしょう。
効果が期待できるのは、エンジンオイルが劣化している場合です。
エンジンオイルはエンジンを滑らかに動かすための潤滑油。
エンジンオイルが劣化すると潤滑性能が低下してしまうのです。
そのような場合には、エンジンオイル添加剤が効果を発揮するでしょう。
ただし、定期的に純正オイルを交換しておいた方が良いとも言えます。
排気系のパーツ
排気系、つまり車のマフラーを交換することで、燃費を良くするというものです。
排気効率が悪いことは、燃費の悪さに繋がります。
排気効率の良いマフラーにすれば、燃費向上が期待できるでしょう。
ただし、マフラーの種類によっては逆に燃費が悪くなる場合もあります。
マフラー交換の費用も考えると、あまりおすすめできる方法ではないでしょう。
軽量ホイール
車を軽くすることで、走行性能がアップし、燃費向上が期待できます。
重い車よりも軽い車のほうが、同じガソリン量でもたくさん走ることができるという考え方に基づいています。
この車の軽量化として定番なのが、軽量ホイールです。
純正ホイールから軽量のアルミホイールに変えれば、車の重さを軽くして燃費向上が期待できるのです。
デザイン性の高い商品が多いのも魅力的です。
ただし、軽量ホイールに履き替えると、乗り心地が悪くなる可能性があります。
純正ホイールは、全体的なバランスを考えた上で、良い乗り心地に設計されているので、そのホイールを変えることで乗り心地は変わります。
乗り心地の良さを重視する人は、よく考えてから軽量ホイールを選びましょう。
低燃費タイヤ
低燃費タイヤとは、2010年からJATMA(一般社団法人 日本自動車タイヤ協会)が策定したグレーディングシステムによって、低燃費のための「転がり抵抗性能」と、安全のための「ウェットグリップ性能」が基準値をクリアしているタイヤのことです。
「転がり抵抗性能」とは、進行方向とは逆向きに起きる抵抗力のことです。これが低いほど、よく転がるタイヤということになります。
だから「転がり抵抗性能」が低い方が、少ないガソリンで長く走れるため燃費が良くなります。しかし、それだけでは滑りやすくなり危険です。
低燃費を重視するだけでなく安全性も確保しなければいけません。
だから、ぬれた路面で止まる性能である「ウェットグリップ性能」の基準値も設けられているのです。
つまり、低燃費タイヤは、転がりやすく、かつ安全に走行できるタイヤなのです。
低燃費タイヤは、期待できる燃費向上グッズと言えるでしょう。
5つの燃費向上グッズをご紹介してきました。
定番アイテムの「アーシング」「エンジンオイル添加剤」は、古くなり燃費が悪くなっている状態の車には効果が期待できますが、新しい車やしっかりメンテナンスしている車の場合には、効果が出ない可能性が高いです。
「排気系パーツ」は燃費向上になるケースもありますが、逆効果になるケースもあるので慎重に選びましょう。
「軽量ホイール」「低燃費タイヤ」は、他の低燃費向上グッズよりも期待度が高いです。
特に「低燃費タイヤ」は自動車メーカーも採用しているので信憑性があります。
燃費を良くする走り方とは?
次にご紹介するガソリン節約法は、燃費を良くする走り方です。
ガソリンを多く使うのは、加速する時です。
急発進をしたり、加速と減速を繰り返す運転をしていると燃費は良くなりません。
燃費を良くするためには、ゆっくり発進し、十分な車間距離を保った一定スピード運転が大切です。
信号や踏切で止まる時は、急停止せずエンジンブレーキを利用して停止すると燃費が良くなります。
また、アイドリングは無駄にガソリンを使うことになるので、できるだけ少なくしましょう。
燃費を良くする走り方をすると、燃費が約10%向上します。
お得なガソリンカードがおすすめ!
最後にご紹介する節約法は、ガソリンカードです。
ガソリンスタンドで給油する時、現金で支払っていますか?それともクレジットカードで支払っていますか?
ガソリンカードで支払うことで、ガソリン節約が期待できるのです。
ガソリンカードとは、石油元売会社とカード会社が提携しているクレジットカードのことです。
ガソリンカードのお得なサービス
ガソリンスタンドでガソリンを入れるだけで割引やポイント還元など、以下のようにお得がたくさんあります。
ガソリンカードで支払うと、1Lあたり○円割引と、割引価格でガソリンを給油することができます。
頻繁に給油するなら大きな節約が期待できるでしょう。
給油やガソリンスタンドで買い物をした時に、ポイントが還元される特典もあります。
また、ガソリンスタンド以外の提携店でポイント還元されるガソリンカードもあります。
ガソリンカードは、年会費が無料になるケースが多いです。
年会費がかからず、お得に割引、ポイント還元を受けられるので、持っていて損はないでしょう。
このように、ガソリンカードを持っているだけで、お得にガソリンを入れることができます。
燃費向上グッズや燃費の良い走行をするよりも、節約額が目に見えるのでおすすめです。
それでは、実際にどのようなガソリンカードが存在するのでしょうか。
当節約ブログがおすすめするのは「シェルPontaクレジットカード」「ENEOSカード」です。それぞれどんなお得があるのかご紹介しましょう。
昭和シェル石油
(画像出典:昭和シェル石油)
シェルPontaクレジットカードは、昭和シェル石油と三菱UFJニコスが提携して発行するクレジットカードです。
頻繁に給油をする人はもちろん、お買い物でPontaポイントを貯めたい人におすすめのガソリンカードとなっています。
Pontaポイントは、Ponta提携店で1ポイント=1円相当として使うことができます。
Ponta提携店は、ローソン、ゲオ、大戸屋、ケンタッキーフライドチキン、ピザハット、AOKI、セカンドストリート、赤すぐ、じゃらん、JALなどがあります。
シェルPontaクレジットカードのおすすめポイントは以下の4点です。
昭和シェル石油でのガソリンを給油すると、1LにつきPontaポイントが2ポイント貯まります。
総務省統計局のデータから、2人以上世帯が1ヶ月に購入するガソリン量は平均43.3Lであるとご説明しました。
シェルPontaクレジットカードなら86.6ポイント貯まりますます。年間1,039ポイント貯めることができるでしょう。
平均より多くガソリンを使っているなら、さらに節約が期待できるでしょう。
給油以外にもお買い物でクレジット決済をすると、Pontaポイントが貯まります。
Ponta提携店の場合は100円あたり2ポイント貯まります。
Ponta提携店以外でも、VISA加盟店であれば、100円あたり1ポイント貯まるのです。
例えば、夫婦の1ヶ月の携帯代(15,000円)と光熱費(20,000円)の支払いをシェルPontaクレジットカード決済にするとしましょう。
1ヶ月あたり350ポイント貯めることができます。年間4,200ポイントが見込めます。
年会費無料で利用できるメリットがあります。
1年目は年会費無料です。
2年目以降は、昭和シェル石油でクレジットカード決済をすれば、年会費無料になります。
貯まったPontaポイントは、2ポイント単位でJALのマイル交換ができるようになりました。2ポイント=1マイルです。
旅行や帰省などでJALを利用する人に便利なサービスとなっています。
このように、ガソリンとお買い物で効率良く節約できるシェルPontaクレジットカード。
入会方法をご説明しましょう。
入会申し込みは公式サイトからWEB手続きが可能です。
「入会お申込みはこちら」から進むことができます。
必要事項を入力して送信すると、三菱UFJニコス株式会社による入会審査が行われます。
審査に通過した場合、申込み後1~2週間ほどでカードが発行されます。
NICOSカードサービスセンター0120-030-060(9時~17時)に電話問い合わせをすることも可能です。
給油、お買い物でどんどんPontaポイントが貯まるオススメのガソリンカードです。
Ponta提携店でのお買い物が多いなら、シェルPontaクレジットカードでガソリン代を節約していきましょう。
ENEOS
(画像出典:ENEOS)
>>>ENEOS 詳細はこちら
ENEOSカードは、ENEOSを展開するJX日鉱日石エネルギーとトヨタファイナンスが提携して発行するクレジットカードです。
頻繁にガソリンを入れることが多いなら、全国店舗数の多いENEOSでお得に使えるガソリンカードがおすすめです。
ENEOSカードの特徴は、ライフスタイルに合わせて3つのタイプに分かれているところ。
キャッシュバックタイプの「C」、ポイントタイプの「P」、スタンダードタイプの「S」があります。
3つのカードの特徴をご説明しましょう。
「ENEOSカードS」は、ガソリン1Lにつき2円引きになります。
カーメンテナンス商品なら、1,000円ごとに20ポイント貯まります。
ENEOS以外でお買い物した場合は1,000円ごとに6ポイント貯まります。
年会費は1,375円ですが、年1回以上のカード利用で翌年の年会費は無料です。
ガソリンの購入量は平均的、お買い物でもENEOSカードを使うというライトユーザーにおすすめのカードです。
年に1回利用すれば年会費はかからないのが魅力です。
貯まったポイントは1,000円ポイント=1,000円として使うことができます。
「ENEOSカードP」は、値引きではなくポイントで還元されます。
ENEOSで給油やカーメンテナンス商品を購入をすると、1,000円ごと30ポイント貯まります。
ENEOS以外でお買い物した場合は1,000円ごと6ポイント貯まります。
年会費は初年度無料、翌年以降は1,375円です。
ENEOSで頻繁に給油する方、カーメンテナンスもENEOSでまとめて購入している方におすすめのガソリンカードです。
貯まったポイントは1,000円ポイント=1,000円として使うことができます。
「ENEOSカードC」は、カード利用金額によって、給油の割引きがあります。
1ヶ月7万円以上で1Lにつき7円引き、5~7万円で1Lにつき5円引き、2~5万円で1Lにつき4円引き、1~2万円で1Lにつき2円引き、1万円未満で1Lにつき1円引きとなります。
このカードはポイントを貯めることはできません。
年会費は初年度無料、翌年以降は1,375円です。
光熱費や食費など、メインのクレジットカードとして使う人におすすめのガソリンカードです。
総務省統計局のデータによると、2人以上世帯1ヶ月のガソリン購入量は平均43.3Lでした。
1ヶ月7万円以上カード利用があった場合、43.3L×7円=303円の割引になります。年間では3,636円の節約が期待できるのです。
このように、3つのタイプに分かれているENEOSカード。
おすすめしたいポイントは以下の2点です。
ライフスタイルに合わせて3タイプのガソリンカードを選べるところが最大のおすすめポイントです。
給油するのはENEOSが多いけれど、ガソリン購入頻度はそれほど多くないなら「ENEOSカードS」が良いでしょう。年会費がかからないので気軽に利用できます。
ガソリンやお買い物でどんどんポイントを貯めたいなら「ENEOSカードP」が便利です。
ポイント還元ではなく、毎回その場で安く給油したいなら「ENEOSカードC」を選びましょう。
ENEOSカードには安心のロードサービスがついています。
出動拠点が全国に約8,500カ所あるので、約1時間以内でかけつけることが可能なのです。
365日24時間体制で受付しています。
「ENEOSカードアプリ」をダウンロードしておけば、緊急時にすぐに連絡することができます。GPS機能ですぐに現場に来てもらうことができるでしょう。
ENEOSカードにすれば、JAFなどのロードサービスが不要になるのでお得です。
給油でお得にポイントを貯めたり、割引価格で給油できるENEOSカード。ロードサービス付なので、頻繁に車を使う人におすすめです。
入会方法をご説明しましょう。
入会申し込みは公式サイトから手続きが可能です。
「今すぐWEBで入会する」から入力手続きしてください。
入会審査が行われ、審査に通過すると、必要書類が送られてきます。
申し込み後3~4週間でカードが発行されます。
カード申込方法についての問い合わせは、トヨタファイナンスインフォメーションデスク(03-5617-2577 平日9時~17時)で受付しています。
普段ENEOSで給油するなら、持っていて損はないカードです。
年間のガソリン代を節約することができるでしょう。あなたに合ったタイプのENEOSカードを選んでください。
まとめ
今回はガソリン節約に役立つ方法について考えてきました。
ガソリン代を節約できるのは「燃費向上グッズを使う」「燃費の良い走り方をする」「ガソリンカードを使う」の3つです。
燃費向上グッズは、効果が期待できるもの、あまりできないものがあることを覚えておいてください。
燃焼向上グッズよりも、当節約ブログがおすすめするのはガソリンカードです。ガソリンを給油するたびに、ポイント加算やキャッシュバックがあるからです。
ガソリンカードを使った上で、燃費の良い走り方を心掛けるのが一番の節約法と言えるでしょう。
85点/100点中
※労力対効果・費用対効果を考慮した当節約貯金ブログのおすすめ度
私の場合(夫婦・子供2人)だと、このガソリンカード節約方法で
8,875円/年間 貯金力を秘めています。
※表現や再現性には個人差があり必ずしも利益や効果を保証したものではありません。
(計算値:シェルPontaクレジットカードで1年▲5,239円、ENEOSカードで1年▲3,636円)
上記の金額は、平均的なガソリン使用の場合のポイント、キャッシュバックの金額です。もっとガソリンを購入している、お買い物でクレジットカードを使っているなら、もっと節約が期待できるので、おすすめ度が高いです。