食費は献立を考え買い物リストで!無駄なまとめ買いは節約にならない

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主婦の方々は、食費を節約するために日々頑張っていると思います。食費は生活費の中でも多くを占めるものなので、食費の節約が上手くいけば貯金を増やしていくことができるはずです。食費を効率良く節約するためには買い物の方法がカギになります。
今回は、食費節約法として定番の「まとめ買い」についてご説明していきたいと思います。

まとめ買いは節約になる?orならない?

まとめ買いは節約になる?orならない?

食料品を都度買いするのとまとめ買いするのはどちらが節約になるのでしょうか。
多くの方は、まとめ買いした方が節約になると答えると思います。
しかし、これは正しい答えとは言えません。
正しい答えは「節約になるまとめ買いと、節約にならないまとめ買いがある」ということです。
節約のために頑張っているまとめ買いが、もしかしたら無駄遣いになっているかもしれません。

まとめ買いにはメリットとデメリットがある

まとめ買いにはメリットとデメリットがある

まとめて買うと大抵のものは安くなるでしょう。まとめ買いは節約生活に欠かせない方法です。
それにもかかわらず、節約にならないまとめ買いがあるのはどうしてなのでしょうか。
その理由は、まとめ買いには意外なデメリットがあるからなのです。
まとめ買いで節約できるメリット、逆に節約できないデメリットについて、具体的にご説明していきましょう。

まとめ買いの3つのメリット

まずは、まとめ買いすることで節約できるメリットからご説明していきましょう。
「お得に買うことができる」「買い物の回数を減らすことができる」「冷蔵庫にあるもので作る努力をする」の3つのメリットがあります。

お得に買うことができる

まとめ買いをすることで、1個あたりの金額がお得になります。
その時に買う時に支払うお金はまとめ買いの方が大きくなりますが、トータル的にみると安くなるというのがまとめ買いの一番のメリットでしょう。
野菜を例に考えると、まとめ買いをすることで2割ほど安く買うことができるのです。
1束100円のほうれん草も2束なら160円になったりします。半分だと80円の大根も1本だと130円ほどで買うことができます。
3人家族の場合、1ヶ月の野菜の食費は7,455円となっています。これを2割減らすことができたら、1ヶ月で1,491円、1年で17,892円の節約が期待できることになります。

買い物の回数を減らすことができる

週末に1回まとめ買いをすれば、それ以外の日に買い物に行く必要がなくなります。
買い物の回数が減ればそれだけ出費が減るでしょう。
まとめ買いをせずに毎日スーパーに買い物へ行くと、どうしてもその日の特売品やお菓子、ジュースなどを気軽に買ってしまいます。1日100円だけ無駄遣いをしたとしても1年では36,500円も無駄遣いしたことになります。まとめ買いをすればこの36,500円を貯金にまわすことが期待できます。

冷蔵庫にあるもので作る努力をする

まとめ買いをせずに毎日買い物をすると、あと一品おかずがほしいな…と思ってついつい買いすぎてしまいます。たとえば、3人家族の場合、毎日サラダなどの副菜をプラスするとします。平均的なサラダの1人前の食材費は40円です。たったこれだけでも3人家族なら年間43,800円にもなるのです。
まとめ買いをすれば、このような一品の食材を買うことなく冷蔵庫にある食材で作る努力をするようになるでしょう。大きな節約が期待できます。

このように、やはりまとめ買いすることは食費の節約に繋がる3つのメリットがあります。さらに金額の面だけでなく、買い物に行く時間や手間も節約できるというメリットもあるのです。

まとめ買いの4つのデメリット

節約生活を送る上でメリットの多いまとめ買いですが、問題はデメリットです。どんなデメリットがあるのかしっかり理解した上でまとめ買いをしなければいけません。
まとめ買いには「食べ過ぎてしまう」「賞味期限が切れてしまうことがある」「無駄遣いしやすくなる」「特売日に買い物できない」の4つのデメリットがあります。

食べ過ぎてしまう

まとめ買いをすると、当たり前のことですがたくさんのものが手に入ります。
これにより食べ過ぎてしまうというデメリットがあるのです。
例えば24本入りのジュースをまとめ買いしたとしましょう。普段なら1日1本飲んでいる方でも、たくさんあると思うとついつい2本飲んでしまうかもしれません。
特に消費が増えてしまうのがお菓子です。たくさんあると思うとどうしても食べすぎてしまいます。
まとめ買いをして、1個あたりの金額を3分2にすることができたしましょう。でも2倍の量を消費してしまったら、逆に無駄遣いになってしまうのです。

賞味期限が切れてしまうことがある

食材をまとめ買いした場合、賞味期限内に食べきれないことがある、というデメリットがあります。特に注意したいのが調味料です。安いと思って大容量のものをまとめ買いしても、調味料はそれほどたくさん消費するものではないので、結局賞味期限が切れてしまい捨ててしまうケースも少なくありません。
また、卵や牛乳なども大量にまとめ買いしてしまうと賞味期限内に食べきれないことがあるので要注意です。
これらは節約にならないまとめ買いと言えるでしょう。

無駄遣いしやすくなる

1週間分の家族の食材をまとめ買いしようとすると1回の買い物の合計金額が大きくなります。3人家族であれば、1日1,000×7日間で7,000円分の買い物は必要になるでしょう。
合計金額が大きくなると、小さな無駄遣いが見えにくくなります。
例えば1日1,000円の買い物をした際に、子供に100円のお菓子を買ってほしいとお願いされたとしましょう。1,000円が1,100円になるのは無駄遣いに感じられるので、子供にお菓子を我慢させようと思います。
でも7,000円の買い物の場合は100円のお菓子がプラスされても7,000円が7,100円になるだけなのであまり無駄遣いに感じられません。そしてついつい必要のないものを買ってしまうでしょう。
まとめ買いをするとこのような無駄遣いがしやすくなってしまうというデメリットがあるのです。

特売日に買い物ができない

スーパーにはそれぞれ特売日があります。月曜日はお肉が安い、火曜日は野菜が安い、水曜日は魚が安いなど、曜日ごとに安いものが決まっているのです。毎日買い物をすれば、その特売品に狙いを定めて買うことができます。でも、週に一度のまとめ買いの場合には、日替わりの特売品を買うことができないというデメリットがあります。

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まとめ買いで節約する方法

まとめ買いで節約する方法

まとめ買いのメリットとデメリットをご説明してきました。
無駄なまとめ買いは節約にならないということがおわかりいただけたと思います。
このメリットとデメリットを理解した上で、上手にまとめ買いをすることができれば、しっかり節約することが期待できるのです。
ここで、まとめ買いで節約する具体的な方法をご紹介していきましょう。

献立を考えて買い物リストを作る

無駄なまとめ買いになってしまう原因は「食べ過ぎてしまう」「賞味期限が切れてしまうことがある」「無駄遣いしやすくなる」ということがわかりました。
これを防ぐ最適な方法があります。
それは「1週間分の献立を立てて買い物リストを作る」という方法です。
まず1週間分の献立を考えて、それに使う食材だけのリストを作りまとめ買いするのです。どんなに安いまとめ買い商品があっても、リスト以外のものは買いません。これなら、1回の買い物の合計金額が高くてもついつい買ってしまうことがなくなるはずです。
無駄に食べすぎてしまうこともなくなるでしょう。
さらに1週間分の献立を立ててしまうことで、毎日「今日は何を作ろう…」と悩むことがなくなるのも魅力です。

賞味期限をチェックして買う

まとめ買いをすると「賞味期限が切れてしまうことがある」というデメリットがあります。これを防ぐために、賞味期限が切れないものを買うことが重要です。
大容量の調味料などを買う時には、本当に賞味期限内に食べられるのかチェックします。
卵、牛乳、パンの賞味期限が近いものも注意が必要です。

お菓子などの嗜好品のまとめ買いはしない

まとめ買いのデメリットは、「食べ過ぎてしまう」ということです。
そこで、まとめ買いをする時には、お菓子やジュース、お酒などの嗜好品は買わないようにしましょう。

商品の最安値を把握しておく

まとめ買いをする場合には、日替わり商品を買うことは難しくなります。
でも、そのスーパーの大まかな最安値を把握しておけば大丈夫。
肉類や卵、調味料など、特売日でなくても安い時はたくさんあります。そんなお得商品を狙って買うようにすれば、特売日以外でもお得にまとめ買いすることが可能です。

正しく保存する

1週間分のまとめ買いをしたら、正しく保存する必要があります。あらかじめ献立は決まっているので、それに合わせて野菜を切っておいたり、お肉や野菜に味をつけておいたり、下ごしらえをしておけば◎です。すぐに傷んでしまう野菜の場合には茹でて冷凍してしまうのもおすすめです。
それぞれの食材の正しい保存方法をマスターして無駄にならないようにしましょう。

節約できるまとめ買いをしていきましょう

節約できるまとめ買いをしていきましょう

今回は、食料品をまとめ買いするのは節約になるのか?という問題について考えてきました。
まとめ買い=節約と思っている方は多いと思いますが、無駄になるまとめ買いもあることがおわかりいただけたと思います。
まとめ買いで節約するためには、まとめ買いのメリットとデメリットを知った上で、賢くまとめ買いをしていくことです。献立を考え買物リストにするなど、工夫してまとめ買いすることで、毎月の食費を上手に削っていきましょう。

節約したお金を賢く貯金するには
工夫して節約したお金をそのままお財布に入れておくのは賢い方法ではありません。そのお金をどのようにしたら更に効率よく増えるのか考えましょう。同じお金でも置いておく場所によって増え方も違います。心の持ち方も変わってきます。節約して浮かせたお金を使う最後の最後まで得する方法を実践、その具体的なお金の預け方を以下のページでまとめました。
当貯金ブログの評価


62点
/100点中貯金ブログ採点
※労力対効果・費用対効果を考慮した当節約貯金ブログのおすすめ度

私の場合(夫婦・子供2人)だと、この脳のクセを変える節約方法で
98,192円/年間 貯金力を秘めています。
※表現や再現性には個人差があり必ずしも利益や効果を保証したものではありません。

(計算値:野菜をまとめ買いすることで1年▲17,892円、毎日の無駄遣いを防ぐことで1年▲36,500円、副菜を冷蔵庫にあるもので間に合わせることで1年▲43,800円)

毎月の食費を平均以上使っているご家庭であれば、まとめ買いをすることでぐんと貯金を増やすことができるので、非常におすすめの節約法です。毎日の買い物を節約した時間で、安くても美味しい食事を作りましょう。