「美肌でいたいけど、節約のために化粧品を節約しなきゃ…」と思っていませんか?
主婦が節約のために真っ先に削るのは化粧品かもしれません。
でも節約のためにお肌がカサカサ、ボロボロになるのは避けたいものです。
そこで今回は、節約しながら安く美肌を保つ方法をご紹介していきたいと思います。
シンプルスキンケアとシンプルメイクで基礎化粧品やファンデーションなどの使用量を減らせば、毎月の美容費をぐんとおさえることができるのです。
きちんとお肌のお手入れをして、美しいメイクをしながら、家計を楽にできる節約美容術をご紹介していきましょう。
節約美容術のキーワードは「シンプル」
化粧品にかかる費用は、大きく2つに分けられます。
スキンケア化粧品とメイク化粧品です。
つまり、毎月の化粧品代を浮かすためには、スキンケア方法とメイク方法を工夫する必要があるのです。
節約スキンケア方法と、節約メイク方法の両方に共通するキーワードは「シンプル」です。
スキンケアとメイクをシンプル化することで、美肌を保ちながらも、化粧品の使用量を減らすことができるのです。
シンプルスキンケア、シンプルメイクのルールと具体的な方法についてご説明していきます。
節約美容術はシンプルスキンケア
美肌のために、様々な化粧品でお手入れを頑張っていると思います。
クレンジング、洗顔フォーム、化粧水、乳液、美容液、クリーム、マスクなど、基礎化粧品は非常に多くの種類があります。
美肌効果のありそうなアイテムを見つけると、ついつい買ってしまいますよね。
「お肌のためなら少し高くても仕方ない」と自分に言い聞かせてしまいます。
しかし、多くの基礎化粧品を使えば使うほど美肌になれるとは限りません。
あまり多くの基礎化粧品を使ってしまうと、かえって肌バランスが崩れてしまい美肌効果が出ないことがあるのです。
肌には本来の肌力があります。それを引き出すためには、本当に必要なお手入れだけをすることがとても重要なのです。それがシンプルスキンケアです。
無駄に多くの基礎化粧品を使うのではなく、最低限のアイテムだけでお手入れするのです。
これにより、本来の肌が持っている美肌力が引き出せれ、すこやかな状態になれるでしょう。
そして、基礎化粧品の量を大幅に減らすことができるので、化粧品代を浮かすことができます。
シンプルスキンケア3つのルール
シンプルスキンケアであっても、お手入れすべきポイントはきちんとおさえなければいけません。大切なのは、しっかりメイクを落とすこと、きちんと保湿することです。
そのためのシンプルメイク3つのルールをご説明しましょう。
いくら良い化粧水や乳液を使っても、お肌にメイクが残っていると効果が発揮されません。
逆に、しっかりメイクが落ちてリセットされているお肌には、基礎化粧品の美容成分がぐんぐん入っていくでしょう。美容液やクリームがなくても、化粧水と乳液だけで十分なケアができます。
だから、シンプルスキンケアを効果的にしたいなら、まずクレンジングに力を入れましょう。
洗顔フォームだけでなく、しっかりオフできるクレンジングを使うことが、シンプルスキンケアの1つ目のルールです。
スキンケアの基本は保湿です。
肌荒れ、くすみ、たるみなどの肌トラブルは乾燥が原因です。きちんと保湿することがとても重要になります。
その保湿ケアは水分と油分の2ステップです。
化粧水で水分を与え、乳液の油分で蓋をして潤いを逃がさないようにします。
節約のために化粧水だけ使う人もいますが、これは正しいスキンケアではありません。
せっかく化粧水で水分を与えても、蓋をする乳液がないと水分は蒸発してしまうからです。もともとお肌にあった水分まで蒸発してしまう恐れもあります。
シンプルでも化粧水と乳液は必ず使うことが、シンプルスキンケアの2つ目のルールです。
化粧水と乳液の効果を兼ね備えたオールイワン化粧品でも良いでしょう。
それ以外の美容液、クリーム、マスクなどの基礎化粧品は、あくまでもサブ的なものです。
美容液やクリームなど様々なアイテムを使ったスキンケアから、化粧水と乳液だけのシンプルスキンケアにしても、大きな違いがない場合が多いのです。
シンプルスキンケアを始めたばかりのときは、保湿感が物足りなく感じるかもしれませんが、次第に肌の潤おうとする力が発揮されてきて、十分な保湿感を感じられるようになるでしょう。
シンプルスキンケアの3つ目のルールは、朝は洗顔をしないことです。
人の肌にある皮脂は天然の保湿剤です。
これを奪いすぎてしまうと乾燥してしまいます。
特に朝は就寝中に分泌された皮脂でお肌がしっとり潤っている状態です。
洗顔フォームで洗顔すると、その皮脂を奪うことになってしまいます。
だから、朝は洗顔をせずにさっとぬるま湯で洗うと良いでしょう。
洗顔フォームで洗顔した後は、肌が乾燥するのですぐに化粧水をたっぷりつけたくなりますが、ぬるま湯だけだと少量の化粧水でも十分になります。
石鹸も洗顔フォームも使わずに、ぬるま湯だけにしましょう。そうすると乾燥が感じにくくなるので、少量の化粧水を使うだけで十分になります。
洗顔フォームも化粧水も使用量を減らすことができて、お肌の調子も良くなるという一石二鳥の節約美容術です。
シンプルスキンケア方法
次に、具体的な朝晩のスキンケア方法をご紹介したいと思います。
朝は洗顔アイテムを使わずにぬるま湯でさっと洗う程度にします。
その後、顔が全体的に潤う程度の化粧水を使って保湿しましょう。コットンを使わずにハンドプレスが良いでしょう。
その後、乳液も化粧水同様に、顔全体に行き渡る程度の量で保湿してください。
朝用の乳液や美容液は使わないようにしましょう。
まず、クレンジングでしっかりメイクを落としましょう。
ただし、オイルクレンジングは刺激が強いのでミルクタイプのクレンジングがおすすめです。シンプルメイクの日でも、必ずクレンジングを使いましょう。
洗顔は洗顔フォームより、お肌の刺激の少ない石鹸がおすすめ。刺激が強い洗顔フォームだと必要な水分まで奪われてしまうため、たっぷりの化粧水が必要になってしまうからです。
次に化粧水と乳液で保湿していきます。
コットンは使わずにハンドプレスにしましょう。無駄なく使うことができます。
乳液後、手に残った乳液で肘や膝などを保湿すると◎です。
夜のシンプルスキンケアは、クレンジング→石鹸→化粧水→乳液だけでOK。
ブースター、美容液、クリーム、マスクなどは使わずに様子をみてください。
次第に肌の調子の良さを実感できるようになるはずです。
このようなシンプルスキンケアをまずは1ヶ月試してみてください。
今までたくさんの基礎化粧品でスキンケアしていた人は、はじめはシンプルスキンケアに戸惑うでしょう。
「これだけで本当に美肌が保てる?」「保湿は十分?」と思うでしょう。実際に潤い不足を感じるかもしれません。
でも、1、2カ月続けているうちに「あれ?肌の調子がいい」と感じる時がくるでしょう。
もちろん肌への効果は個人差があるので、シンプルスキンケアが合わない人もいます。
でも、「今までこんなにたくさんの基礎化粧品を使う必要なかったんだ…」と驚く人もたくさんいるのも事実です。
シンプルスキンケアをすれば、基礎化粧品のアイテム数を減らすことができます。さらに、使用量も少なくて済むようになるので、美容費を節約することができるでしょう。
シンプルスキンケアは、時短ケアにもなるので忙しい主婦の方におすすめです。
シンプルスキンケアで期待できる節約額
シンプルスキンケアに変えると、どれくらい節約することが可能なのか計算してみたいと思います。
資生堂の人気スキンケアシリーズ「アクアレーベル」の基礎化粧品を例にしてみましょう。
金額は以下のようになります。
商品価格 | 節約前1ヶ月あたり | 節約後1ヶ月あたり | |
化粧水 | 1,540円 | 1,540円 | 770円 |
乳液 | 1,760円 | 1,760円 | 880円 |
クリーム | 1,980円 | 1,980円 | 0円 |
美容液 | 2,310円 | 2,310円 | 0円 |
税込み価格(参考:資生堂 アクアレーベル)
シンプルスキンケアで節約する前は、化粧水、乳液、クリーム、美容液を1ヶ月1本ずつ使っていたとしましょう。
節約後は、化粧水と乳液の量を減らすことで、1本で2カ月使えるようになるでしょう。さらにクリームと美容液は使わないので0円になります。
節約前は、1ヶ月7,590円だった美容費が、1,650円で済ませることができるのです。
1ヶ月5,940円もの節約が期待できます。
節約美容術はシンプルメイク
次に考えたいのがシンプルメイクです。
基礎化粧品以上に、メイク化粧品はたくさんあります。
ファンデーション、化粧下地、チーク、アイシャドウ、アイライナー、アイブロー、マスカラ、リップなどは、ほとんどの人が使っているでしょう。
素敵なメイクに仕上げるために、様々なメイクアイテムを買い揃えていると思います。
しかし、最近はバッチリメイクよりも、ナチュラルメイク、ミニマムメイク、抜け感メイクなど、バッチリしすぎないシンプルメイクがトレンドなのです。
フルメイクしてしまうと、逆に古臭くなってしまうかもしれません。
シンプルメイクは、ただ薄化粧をするのとは少し違います。
足し算と引き算によって、魅力的に仕上げるのが上手なシンプルメイクです。
際立たせたいところだけポイントメイクし、他の部分はメイクしないことでメリハリや抜け感を絶妙に出すのです。
シンプルメイクにすれば少ないメイク化粧品で済ませることができ、使用量も減らすことができます。
シンプルメイク3つのルール
トレンドメイクができて、さらに美容費節約に役立てるための3つのルールをご紹介しましょう。
シンプルメイクの基本はファンデーションを薄くすることです。
ファンデーションは厚塗りすると崩れやすくなります。
だから、1日に何度も化粧直しすることになってしまうのです。そうするとあっという間にファンデーションがなくなってしまいます。
ファンデーションを薄塗りすれば、朝メイクの時の使用量を減らせるのはもちろん、化粧直しをしなくても済むので大幅に使用量が減るでしょう。
シンプルメイクは、ただ全体的に薄くするわけではありません。
メリハリをつけることが重要です。
だから、ポイントメイクは気合いを入れて仕上げましょう。
チークやリップやアイメイクなど、際立たせる部分は丁寧にメイクしてください。
これで地味な手抜きメイクではなくなります。
一度定番のメイク方法が決まると、毎日その同じ方法でメイクしがちです。
でも、シンプルメイクは毎日色々な方法を試してみることが成功の秘訣です。
アイメイク、チーク、リップ等、毎日際立たせる部分を変えてみましょう。
そうすることで、まんべんなく化粧品を消費することができるので、使い切らずに残ってしまうことがなくなります。
毎日色々なメイクを楽しめるメリットもあります。
「節約のためのシンプルメイクをする」よりも「楽しむためのシンプルメイク」にしたほうが、気分が上がるでしょう。
シンプルメイク方法
次に、具体的なシンプルメイクの方法をアイテム別にご紹介していきたいと思います。
ファンデーションは薄塗り、もしくは使わないのがシンプルメイクの基本です。
今使っている量の半分の量を目安にはじめてみてください。
ただし、ファンデーションを使わない場合でも、化粧下地は使いましょう。
化粧下地は肌の色を整える効果もありますが、UVケアなどお肌を守る効果があるからです。
化粧下地をつけずにポイントメイクすることがないように、しっかり化粧下地を使ってください。
アイメイクは、アイシャドウ、アイライナー、マスカラを使っている人が多いと思います。
まず、アイライナーは使わずにメイクしてみましょう。
アイシャドウを選ぶときは、濃い色が1色入っているセットにします。その濃い色をアイライナーの代わりに使えば良いのです。
アイシャドウは毎日全色使う必要はありません。
例えば4色入りのアイシャドウセットの場合、毎日2色ずつ使います。
4色で色々な組み合せを試してみましょう。使用量を半分にすることができ、気分を変えることもできるのでおすすめです。
また、チークやリップにポイントを置いたメイクの日には、アイメイクは控えめにしましょう。マスカラは使わずに、ビューラーで軽く上げるだけにします。
シンプルメイクの場合、基本的に眉は薄めにしましょう。
しっかり描いてしまうと、トレンドのシンプルメイクにならないのでご注意ください。
でも、意外と眉を薄く描くのは難しいです。パウダーでもペンシルでも、しっかり描いてしまします。
そこでおすすめなのが、眉ブラシの活用です。
薄めに眉を書いたあとに、眉ブラシでシュッシュッと流すようしてぼかします。特に眉頭はブラシでぼかすと上手く仕上げることができます。
シンプルメイクにおいて、チークの存在は重要です。
チークを使わないと、のっぺりとした印象に仕上がってしまいます。チークは立体感や透明感を出す役割があるのです。
だから、シンプルメイクでもチークは引き算せずに、毎日使うのがおすすめです。
但し使う量は減らしてOK。チークにポイントを置く日はしっかりのせて良いですが、アイメイクやリップをしっかりする日は薄くしましょう。
また、最近はチークとリップ兼用のチークリップというメイク化粧品もあります。チークとリップのカラーが統一されると洗練された雰囲気に仕上げることができます。
2つのアイテムを1つにすることで美容費節約にもなるのでおすすめです。
アイシャドウやチークにポイントを置いている場合は、口紅を使わない方がちょうど良い抜け感を出すことができます。
逆にアイメイクやチークをひかえめにする場合は、口紅をバッリチ使いましょう。
また、口紅を何色も持っていなくても、ワセリンと混ぜてリップグロスにすれば雰囲気を変えることができます。
このようなシンプルメイクで、化粧品の使用量を減らすことができるでしょう。
シンプルメイクは楽しむことが大切です。
化粧品代を削る為に地味なメイクにするのではなく、トレンドメイクを楽しんでください。
結果的に「ファンデーションの減りが少ない!」と節約効果を出すことができるでしょう。
シンプルメイクで期待できる節約額
シンプルメイクに変えると、どれくらい節約することが可能なのか計算してみましょう。
資生堂の人気メイクシリーズ「マキアージュ」を例にしてみます。
メイク化粧品の金額は以下のようになります。
商品価格 | 節約前1ヶ月あたり | 節約後1ヶ月あたり | |
ファンデーション | 3,030円 | 1,010円 | 505円 |
化粧下地 | 3,300円 | 550円 | 550円 |
チーク | 1,980円 | 660円 | 330円 |
アイカラー | 3,080円 | 1,026円 | 513円 |
マスカラ | 3,080円 | 1,026円 | 513円 |
アイライナー | 2,750円 | 916円 | 0円 |
アイブロー | 990円 | 330円 | 165円 |
口紅 | 3,080円 | 1,026円 | 513円 |
税込み価格(参考:資生堂 マキアージュ)
シンプルメイクをして節約する前と後の1ヶ月にかかる美容費を算出してみました。
ファンデーション、チーク、アイカラー、マスカラ、アイライナー、アイブロー、口紅は、普通に使うと約3カ月使うことができます。1ヶ月あたりの金額は3分の1にしています。
化粧下地は6ヶ月使えるでしょう。1ヶ月あたりの金額は6分の1にしています。
節約前の1ヶ月にかかる美容費は6,544円になります。
これを上記でご紹介した節約方法を実践すれば、アイライナーは不要、化粧下地以外のアイテムは半分の量で済むでしょう。節約後の合計金額は3,089円となります。
1ヶ月3,455円の節約が見込めるのです。
まとめ
主婦にとって節約したいけど難しいのが美容費です。
そこで今回は、安く美肌を保つ方法をご紹介してきました。
基礎化粧品もファンデーションなどのメイク化粧品も、節約美容術はシンプル化することです。
シンプルスキンケアとシンプルメイクで、毎日使う化粧品の量を大幅に減らすことができます。でも、きちんと美肌効果を維持し、メイクを楽しむことはできるでしょう。
はじめは慣れないかもしれませんが、徐々に慣れていきます。
美容費は大きく節約できる可能性を秘めています。ぜひ試してみてください。
効率良く節約生活を進めるためには、銀行口座を3つにすることが大切です。家計費用口座、特別出費用口座、貯蓄用口座に分けることで、いつのまにか貯金が増えていくかもしれません。それでは口座開設はどこがいいか?当節約ブログおすすめはイオン銀行です。
90点/100点中
※労力対効果・費用対効果を考慮した当節約貯金ブログのおすすめ度
私の場合(夫婦・子供2人)だと、この化粧品の使い方の節約方法で
9,395円/1カ月 貯金力を秘めています。
※表現や再現性には個人差があり必ずしも利益や効果を保証したものではありません。
(計算値:基礎化粧品の節約で1ヶ月▲3,455円、メイク化粧品の節約で1ヶ月▲5,940円)
節約美容術は、美容費をカットできるだけでなく、美肌効果を高めたり、時間を短縮できたり、主婦にとってメリットが多いです。おすすめ度の高い節約法です。