電気代が高い家電はコレ!節約するには家電の電力を知る事!

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電気代を節約するためには、家電の使い方を見直す必要があります。設定温度を変えたり、使う時間を短縮したり、省エネタイプの製品に買い替えるのも良いでしょう。でも、もしかしたらその節電方法はあまり効果が出ていないかもしれません。一口に家電と言っても、使っている電力量はさまざま。だから効率良く節電するためには、電気代の高いものから優先して節電することが必要なのです。
そこで今回はどの家電の電気代が高いのか1位~10位までご紹介したいと思います。

電気代が高い家電はコレ!

電気代が高い家電はコレ!

電気代が高い家電を知るためには、その家電の電力量を知る必要があります。
一般的な3人家族、4LDKの一軒家を想定して、それぞれの電化製品を比較してみましょう。
全国平均の電気料金単価27円で、それぞれの電化製品の年間の電力量、電気代を計算していきます。
普通の家電と省エネ率の高い家電の比較をして、買い替えた場合の節約額も参考にしていきたいと思います。

第1位:エアコン

エアコン

やはり第1位はエアコンです。特に24時間ずっとつけっぱなしにしているというご家庭の場合には、使い方や省エネ率の高い製品を使うことで大きな節約が期待できます。
東芝の2つのタイプのエアコンを比較してみましょう。

三菱ルームエアコンMSZ-ZW3619(12畳用)の年間電力量は1,032kWh、年間の電気代は27円×1,032kWhで27,864円となります。(参考データ三菱電機)

東芝ルームエアコンMSZ-FZ4019S(14畳用)の年間電力量は958kWh、年間の電気代は27円×958kWhで25,866円となります。
(参考データ東芝)

省エネ率の高い家電に切り替えることで、年間1,998円安くすることができるでしょう。

第2位:洗濯乾燥機

洗濯乾燥機

エアコンの次に電気代が高いのが洗濯乾燥機です。
洗濯と脱水の場合にはそれほど高い電気代はかからないのですが、問題は「乾燥」です。乾燥するためには多くの電力を使うため、年間の電気代が一気に上がってしまうのです。
HITACHIの洗濯乾燥機と、乾燥機能を使わない洗濯機を比較してみたいと思います。

HTACHI洗濯乾燥機 BD-SX110Cで洗濯と乾燥を行った場合、1回の電力量は1.29kWhとなり電気代は1.29×27円=34円です。年間の電力量は470kWh、電気代は470kWh×27円=12,690円となります。

HTACHI洗濯機BW-V100Eで洗濯だけを行った場合には、1回の電力量は0.26kWhで電気代は0.26kWh×27円=7円です。
(参考データHTACHI)

年間の電力量は94,9kWh×27円=電気代は2,562円となります。
乾燥機能を使わない洗濯機にすることで年間10,128円の節約が期待できます。

第3位:食洗器

食洗器

食洗器をお使いのご家庭に場合、エアコン、洗濯乾燥機の次に電気代がかかっているのが食洗器です。食洗器はとても便利な家電ですが、電気代が高いということを頭に入れておきましょう。

Panasonicの食洗器NP-45KD8Aは1回の電力量が1.23kWhで電気代は1.23kWh×27円=33円です。年間の電気量は448kWh、電気代は448kWh×27円=12,096円となります。
(参考データpanasonic)

食洗器は必ず必要な家電ではないので、今回は省エネ率の高い家電と比較するのではなく食洗器を使わないで節電するという節約法にしてみたいと思います。少し不便にはなりますが、年間12,096円節約することが可能です。

第4位:冷蔵庫

冷蔵庫

冷蔵庫も絶えず使い続けているものなので電気代が高いです。設定温度を変えたり、冷蔵庫冷凍庫に入れる量を工夫することで節電につながります。
HITACHIの冷蔵庫と省エネ率の高いPanasonicの冷蔵庫を比較してみましょう。

HITACHIの冷蔵庫R-KX57Kは1年の電力量が380kWh、電気代は380kWh×27円=10,260円となります。

Panasonicの冷蔵庫NR-F605WPXの1年の電力量は273kWh、電気代は273kWh×27円7,371円となり年間2,889円節約が期待できます。

第5位:テレビ

テレビ

テレビはつけっぱなしでもあまり電気代がかからないと思っている方が多いですが、実は電気代が高い家電の一つです。

資源エネルギー庁のデータから一般的なテレビの電力量と電気代を比較してみます。

2007年度のテレビ(32V)の年間電力量は約216kWh、電気代は 5,832円となっています。

2016年度の液晶テレビ(40V)の 年間電力量は約82kWh、電気代は 2,214円となり、年間3,618円の違いがあります。新しいテレビに買い替えることが節電につながるのです。(参考データ資源エネルギー庁)

第6位:照明

照明

照明は蛍光灯を使っているご家庭とLEDを使っているご家庭では電気代が変わってきます。最新のLEDになればなるほど省エネ率は高くなるのです。
東芝の公式サイトにはそれぞれの照明の年間電気量を比較できるサービスがあります。これを利用して計算してみました。

蛍光灯シーリングライトFHC41W形+FHC34W形+FHC27W形の年間の電力量は181kWh、電気代は181kWh×27円=4,887円
(参考データTOSHIBA)

LED器具 LEDH86700-LCの年間の電力量は131kWh、電気代は131kWh×27円=3,537円となります。年間で1,350円の節約になります。

第7位:ドライヤー

ドライヤー

意外と電気代が高いのがドライヤーです。髪が長い方の場合は、1日に10分以上使用するでしょう。ドライヤーを使用する家族の数が多ければさらに電気代が高くなります。

Panasonicヘアードライヤー ナノケア EH-NA5Bは1時間1.4kWhです。1日15分使用するとして計算してみましょう。年間の電力量は127kWh、電気代は3,429円となります。
(参考データpanasonic)

Panasonic ヘアードライヤー ナノケア EH-NA0Bは1時間1.2kWhです。1日15分使用するとします。年間の電力量は109kWh、電気代は2,943円になります。年間で486円の違いとなります。
家族が多い場合、使用時間が多い場合はさらに節約することができるしょう。

第8位:掃除機

掃除機

ここからは、それほど電気代が高くない家電です。
毎日使う掃除機ですが、以下のような電気代になります。
HITACHIの公式サイトではHITACHIの掃除機を 1日6分間掃除した時の年間電力量を比較していました。これを4LDKの家に当てはめて1日12分の使用として計算してみましょう。
掃除機CV-PF300を「強」で12分運転すると約0.22kWhの電力量となり電気代は5.9円になります。(参考データHITACHI)
年間なら電力量は80kWh、電気代は2,160円になります。

掃除機CV-PF900を「強」で12分運転すると約0.15kWhの電力量となり電気代は0.15kWh×27円=4円になります。年間なら電力量は54.7kWh、電気代は1,476円になります。年間684円の節約になるでしょう。

第9位:炊飯器

炊飯器

炊飯器も比較的高い家電ではありませんが、しっかり電気量を把握しておきましょう。
資源エネルギー庁のデータを参考に考えてみます。

ZOJIRUSHI 極め炊き NP-YB10-TA 110 の年間電力量は77kWh、電気代は77.5kWh×27円で2,079円となります。

ZOJIRUSHI 極め炊き NP-GG05-XT 108の年間の電力量は 50kWh、電気代は50.3kWh×27円=1,350円です。年間729円の節約になります。

第10位:電子レンジ

電子レンジ

電子レンジは電気代が高いイメージがありますが、実はそれほど高い家電ではありません。
こちらも資源エネルギー庁のデータを参考に考えてみたいと思います。

ツインバード工業 フラット電子レンジ DR-4259 100 の年間電力量は60kWhで、電気代は60kWh×27円=1,620円です。

maxzen マクスゼン JM17BGZ01 105 の年間電力量は57.1kWhで、電気代は57.1kWh×27円=1,541円となります。年間の違いは79円だけ。
省エネ達成率の高い製品も低い製品もあまり違いがありません。
電子レンジの場合は製品の選び方よりも使い方で節電を目指すようにしましょう。

このように、家電によって年間の電力量は大きく変わります。この違いを知ることでどの家電から優先に節電するか見えてくるのです。
最後に、わかりやすく一覧にしてみましょう。

家電製品 年間電力量 年間の電気代 節約見込み額
1位 エアコン 1,032kWh 27,864円 1,998円
2位 洗濯乾燥機 470kWh 12,690円 10,128円
3位 食洗器 448kWh 12,096円 12,096円
4位 冷蔵庫 380kWh 10,260円 2.889円
5位 テレビ 216kWh 5,832円 3,618円
6位 照明 181kWh 4,887円 1,350円
7位 ドライヤー 127kWh 2,079円 486円
8位 掃除機 80kWh 2,160円 684円
9位 炊飯器 77kWh 2,079円 729円
10位 電子レンジ 60kWh 1,620円 79円

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電気代が高い家電から節約していきましょう!

電気代が高い家電から節約していきましょう!

いかがでしたでしょうか。
今回は様々な電化製品の年間の電力量、電気量を比較してランキング形式にしてお伝えしてきました。
さらに、省エネ度の高い製品に変えた場合の節約見込み額もご紹介してきました。やはり電力量の高い電化製品ほど節約しやすいということがおわかりいただけたと思います。
このランキングを参考にして、優先順位を考えながら電気代節約に務めてみてください。

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私の場合(夫婦・子供2人)だと、この家電の電力を知る節約方法で
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※表現や再現性には個人差があり必ずしも利益や効果を保証したものではありません。

(計算値:エアコンの買い替えで1年▲1,998円、洗濯機の買い替え1年▲10,128円、食洗器を使わないことで1年▲12,096円、冷蔵庫の買い替えで1年▲2,889円、テレビの買い替えで1年▲3,618円、照明の買い替えで1年▲1,350円、ドライヤーの買い替えで1年▲486円、掃除機の買い替えで1年▲684円、炊飯器の買い替えで1年729円、1電子レンジの買い替えで1年▲79円)

具体的な節約額として、電化製品を省エネタイプものに買い替えた場合の数字を計算しています。しかし高い家電を知ることで、効率良く節約することができるようになり、もっと高い節約額が期待できるでしょう。