「将来のために貯金をしたいけど、家計管理が上手くいかない」と悩んでいませんか?
少しでも多く貯金するために、食費を削ったり、交際費を我慢したり、色々頑張っていると思います。
でもなかなか貯金が増えないのであれば、家計管理の方法に問題があるのかもしれません。
今回は、家計管理が簡単で初心者でも楽しくできる方法をご紹介したいと思います。
「先取り貯金」と「銀行口座で管理」の2つの方法で、家計管理はとても簡単でシンプルなものになります。
貯金アップ効果も期待できるので、家計管理が楽しいと思えるようになるでしょう。
家計管理に苦手意識がある人は、ぜひご参考にしてください。
初心者の家計管理が上手くいかない理由
将来のことを考えて、もっと貯金をしたい。でも、家計管理が上手くいかないから全然貯金が貯まらない…と悩んでいる主婦はたくさんいます。
一方で、同じ収入でも年間100万円以上貯金できている家計管理ベテランの主婦もいるのです。
家計管理が上手くいかないのはどうしてなのでしょうか。
それは、3つの思い込みがあるからです。
家計管理は難しい
「家計管理=家計簿をつける」と思っていませんか?
家計簿をつけると思うと、家計管理はとても難しいものに思えてしまいます。
家計管理をするためには、家計簿やエクセルで日々の収支を記録したり、レシート管理ができるアプリを使う等、様々な方法があります。
でも、これらの方法は、あくまでも家計管理をするためのツールにすぎません。
家計簿をつけなくても、上手く家計管理をすることは可能です。
家計管理は複雑
お金の管理をするためには、収入、支出、残高を把握する必要があります。
現金で買い物するお金だけでなく、カード払いや住宅ローンなどのお金もあります。
家計管理をしようと思ったら、様々なお金を把握しなければいけません。
だからとても複雑なものだと感じる人は多いでしょう。
確かに、家計のお金は複雑です。
でも、全体の流れが把握できる方法がわかれば、家計管理は意外とシンプルに管理することができます。
家計管理はつまらない
「そもそも、家計管理はつまらないからやりたくない…」という人も多いでしょう。
数字が苦手な人にとって、様々な金額を計算するのは非常につまらない作業です。
毎日食費や美容費を削るなど、節約生活を送るのだけでもつまらないのに、面倒な計算なんてやりたくありません。
しかし家計管理は、実はつまらないものではありません。
目標に向かって結果を出すことができれば、とても楽しいものになるでしょう。
このように、家計管理初心者は、家計管理に対して「難しい」「複雑」「つまらない」という思い込みがあります。
だから、家計管理をしたいという意志はあっても、なかなか上手く進めることができないのです。
初心者の家計管理が上手くいく方法
家計管理は、難しく、複雑でつまらないと思われがちですが、そうではありません。
以下のように、簡単でシンプル、楽しいものなのです。
考え方を変えるだけで、家計管理は一気に楽になるでしょう。
家計管理は簡単だと考える
家計管理は家計簿を完璧につけないといけないと思うから難しいのです。
家計簿は家計管理を円滑に進めるための道具の一つです。
家計簿をつけていなくても、簡単に家計管理する方法はあります。
家計簿にこだわるのではなく、あなたがやりやすい方法を見つけることが重要です。
そうすれば、家計管理は一気に簡単になるでしょう。
家計管理はシンプルだと考える
家庭の中では様々なお金が動いています。
その一つ一つを把握しようと思ったら大変です。
でも、家計管理は実はとてもシンプルなものなのです。
貯金を増やすためには、家計の全体の流れがわかっていれば良いのです。
シンプルに「今月の給料はいくらか」「今月使ったお金はいくらか」がわかれば、家庭管理ができていることになります。
家計管理は楽しいと考える
家計管理をする目的は貯金を増やすことでしょう。
そして、その貯金を増やす目的は、マイホーム、子供の学費、旅行など、明るい将来のためです。
その目標設定を明確にすれば、家計管理は一気に楽しいものになります。
家計管理はつまらないものではなく、楽しいものと考えましょう。
このように、考え方とやり方次第で、家計管理は簡単でシンプルなものになります。目標設定を定めてモチベーションを上げながら行えば、楽しいものになるでしょう。
それでは、簡単シンプルに行うための具体的な家計管理方法をご紹介していきます。
簡単で楽な家計管理方法
家計管理を成功させるポイントは、「簡単」「シンプル」「楽しい」という条件を満たすことです。
そのために当節約ブログが提案したいのは、2つの方法です。
- 先取り貯金をする
- 銀行口座でお金の流れを確認する
とてもシンプルな方法でありながら、しっかり家計管理することができます。
詳しくご説明していきましょう。
先取り貯金をする
毎月入ってくる給料で生活費をやりくりして、残ったお金を貯金しようと思っても、なかなか貯金することはできません。
そこで、給料が振り込まれたらすぐに貯金をしてしまうのが先取り貯金です。
そして残ったお金でやりくりをしていくのです。
先取り貯金のメリット
先取り貯金には以下のメリットがあります。
先取り貯金をしてしまえば、自動的に貯金が貯まりやすくなります。この簡単さが大きなメリットです。
例えば1ヶ月2万円と決めて先取り貯金をすれば、楽に年間24万円貯金することができるのです。
先取り貯金をしていないと、食費、外食、日用品、化粧品等で、あっという間に2万円くらい浪費してしまいます。
先取り貯金はこのような無駄をなくすことができるのです。
毎月残ったお金を貯金しようと思うと、常にケチケチ節約してお金を使うことになります。
「月末にお金を残さなきゃ」と思って生活するのはストレスが溜まります。
先取り貯金をしてしまえば、残ったお金は安心して自由に使うことができるのです。
ストイックな節約生活をしなくても、楽に貯金することができるでしょう。
先取り貯金の方法
先取り貯金のやり方はとても簡単です。
給料日になったら、すぐに貯金分のお金を他の口座に移してしまうのです。
また、給与から貯蓄分を天引きする制度を利用する方法もあります。
自動的に積み立てられていくので、非常に楽な方法です。
このように、先取り貯金をすることで、貯金がとても簡単になります。
毎月決まった貯金ができるようになるので、どんどん楽しくなるでしょう。
銀行口座でお金の流れを確認する
次にご提案する方法は銀行口座でお金の流れを管理する方法です。
家計簿は家計管理をするために効果的なツールの一つです。
でも、時間がかかる面倒なものでもあります。
そこでおすすめしたい家計管理のツールが銀行口座です。
通帳を見てお金の流れを確認するだけで家計管理ができるのです。
そのためには、通帳は「給料と支出用」「貯金用」の2つに分ける必要があります。
給料用、支出用、貯金用、さらに特別費用などの銀行口座に分ける方法もありますが、初心者は、シンプルに2つの銀行口座にするのがおすすめです。
銀行口座でお金の流れを確認するメリット
銀行口座でお金の流れを確認する方法には、以下のようなメリットがあります。
1つの銀行口座で給料と支出を一緒にしてしまうと、お金の流れが一気にわかりやすくなります。
以下の通帳の例を見てください。
日付 | 取引内容 | 支払金額 | 預かり金額 | 差引残高 |
2020/4/1 | 1,000,000 | |||
2020/4/2 | ATM自動機(生活費) | 70,000 | 930,000 | |
2020/4/10 | カードA | 150,000 | 780,000 | |
2020/4/15 | 住宅ローン | 60,000 | 720,000 | |
2020/4/20 | カードB | 20,000 | 700,000 | |
2020/4/25 | 給料 | 350,000 | 1,050,000 | |
2020/4/25 | ATM自動機(貯金) | 30,000 | 1,020,000 |
通帳にはこのように「日付」「取引内容」「支払金額」「預かり金額」「差引残高」に分かれています。
カード払いの分など、家計簿の金額と多少ずれてしまうのですが、構造的には「収入-支出=残高」がわかるので、家計管理のツールとして問題はありません。
家計簿のように内訳はわかりませんが、お金の流れが非常にわかりやすいというメリットがあります。
家計簿やアプリで家計管理していると、どうしても漏れが出てきてしまいます。
レシートが発行されない買い物や、クレジットカード払いの分の記入漏れがあるでしょう。
でも、銀行口座なら、実際のお金の動きを見ることができるので、そのような漏れが出る心配はありません。
正しくお金の流れを把握することができるのです。
家計簿をつけるのは大変な作業です。毎日もれなく記入すること、さらに間違えずに計算しなくてはなりません。
銀行口座なら、通帳に記帳するだけでOK。簡単に家計管理ができるのです。
銀行口座でお金の流れを確認する方法
それでは実際に、銀行口座でお金の流れを確認しながら家計管理していく方法をご説明しましょう。
「1ヶ月通してすること」「月初めにすること」「給料日にすること」「月末にすること」に分けてご説明していきます。
さきほどの通帳を例に見ていきましょう。
食費、日用品は現金でやりくりしますが、それ以外の支払いはできる限り1つのクレジットカードにまとめましょう。
お金の流れをできるだけシンプルにするためです。
また、カード払いにすることでポイントなどの特典が得られる節約効果も期待できます。
電気代、スマホ代、洋服代、外食やレジャー代も全てクレジットカード払いにします。
ただし、どうしても、1種類のカードだと支払いができないお店もあるので、2つは必要になるでしょう。
上記の場合は、4/10と4/25にそれぞれのクレジットカードの引き落としがあります。
基本的には、通帳を見て全体の流れを把握しておけば良いのですが、内訳をチェックする時に備えて、1ヶ月分のレシートは保管しておきましょう。
また、クレジットカードの明細もすぐに見られるようにしておきます。
ネットからダウンロードして印刷しておいたり、アプリの明細表を活用するのも良いでしょう。
食費、日用品費、こずかい分は、月はじめに現金でおろします。
上記の場合は、食費(30,000円)、日用品費(10,000円)こずかい(夫25,000円、妻5,000円)で、4/2に70,000円おろしています。
食費と日用品費は財布に入れて、1ヶ月足りなくならないように調整しながら買い物をしていきましょう。
給料日になったら、貯金分をもう一つの銀行口座に移します。
上記の場合は4/25に30,000円を貯金分としておろしています。
月末になったら、銀行口座を見てお金の流れを確認します。
上記の場合、2020年4月のお金の流れは、「収入(350,000円)-支出(300,000円)-貯金(30,000円)=20,000円ということがわかります。
この結果を踏まえて、来月の貯金額を考えます。
上記の場合、貯金30,000円を移しても20,000円残りました。
まだ余裕があることになるので、来月は貯金額を40,000円、もしくは50,000円にしても良いでしょう。
逆に、月末の残高がマイナスになった場合は、来月の貯金額は30,000円より少なくしても良いでしょう。
このようにして通帳だけで管理すれば「私にもできそう」と思いませんか?
家計簿をつけるよりも簡単に、そして効率よく家計管理することができます。
初心者の家計管理方法としておすすめです。
このシンプルな管理方法で自信がついたら、家計簿の管理のチャレンジしても良いでしょう。
まとめ
今回は初心者でも簡単に家計管理できるう方法をご紹介してきました。
家計簿は難しい、複雑、つまらないと思っているかもしれません。
でも、簡単シンプルな家計管理方法なら、楽しく続けることができるのです。
そのために必要なのは2つだけ。「先取り貯金」と「銀行口座で管理する」方法です。
家計管理は一度やり方がわかると、どんどん楽しくなっていきます。
ご参考にしていただけたら幸いです。
効率良く節約生活を進めるためには、銀行口座を3つにすることが大切です。家計費用口座、特別出費用口座、貯蓄用口座に分けることで、いつのまにか貯金が増えていくかもしれません。それでは口座開設はどこがいいか?当節約ブログおすすめはイオン銀行です。
88点/100点中
※労力対効果・費用対効果を考慮した当節約貯金ブログのおすすめ度
私の場合(夫婦・子供2人)だと、この初心者向けシンプル家計管理方法で
24,000円/年間 貯金力を秘めています。
※表現や再現性には個人差があり必ずしも利益や効果を保証したものではありません。
(計算値:先取り貯金で1年▲24,000円)
上記の貯金額は一例ですが、日々の支出に無駄が多い場合は、このシンプル家計管理をすることで、もっと貯金できる可能性があります。初心者におすすめの方法です。