楽にできる家計管理方法を探していませんか?
家計簿で家計管理しても長続きしない人はいませんか?
そんな人に人気を集めている家計管理方法があります。
1ヶ月の生活費をクリアファイルで管理していく方法です。
無理なく節約できて、しっかり貯金できると評判の家計管理方法なのです。
今回はファイルを使った家計管理方法のメリットやデメリット、当節約ブログおすすめの使い方をご紹介していきたいと思います。
「家計管理が見える」とても便利な方法なのでおすすめです。
生活費の平均は83,624円
総務省統計局の2020年4月の二人以上の世帯の平均の生活費データによると、83,624円という結果が出ています。
内訳は、食料費73,919円、家具・家事用品費9,705円です。
(参考:総務省 e-STAT)
今回ご紹介する家計管理方法は、この約83,000円の生活費を約60,000円におさえる方法です。
毎月、平均データと同じくらいの生活費がかかっているなら、毎月23,000円の節約が見込めるでしょう。
ファイル1冊で家計管理ができる
家計管理のツールとして定番は家計簿です。
その他にもノートやアプリやエクセルなど、様々な家計管理のためのシステムがあります。
そんな様々なツールに失敗してきた人におすすめしたいのが、ファイル1冊でできる家計管理方法です。1日2,000円と決めて生活費を使っていく方法です。
1日の生活費(食費、日用品費)を2,000円として、ファイルのポケット1つ1つに入れて準備します。
朝、ファイルのポケットから2,000円持ち出し買い物をします。
夜、おつりとレシートをファイルに戻します。
毎日2,000円という決められたお金しか使わないので、無駄遣いが減り、しっかり貯金ができるようになる管理方法なのです。
1ヶ月のお金を管理するのは大変ですが、1日単位のお金の管理なら難しくありません。だから、無理なく続けることができるでしょう。
ファイル家計管理の使い方
ファイル家計管理の使い方をご説明していきましょう。
ポケットが32枚以上のクリアファイルを準備します。
1日ごと1ヶ月単位で管理するので、ポケットは32枚あるものにしてください。
A4サイズの定番のファイルが使いやすいですが、マルチケースなどのケースでも、30枚以上のポケットがあれば良いでしょう。
ポケットには日付を記入します。
月初めからスタートするなら「1日」「2日」「3日」。
給料日からスタートするなら「1日目」「2日目」「3日目」と書きましょう。
マスキングテープを貼って記入すると楽です。
千円札を60枚両替して準備します。
1ヶ月の食費と日用品費の分のお金です。
1人暮らしの場合は1ヶ月30,000円として、30枚の千円札を準備しても良いでしょう。
共働きの場合は、1ヶ月90,000円として、90枚の千円札を準備してもOKです。
あなたのご家庭に合った予算を考えましょう。
さらに、食費と日用品費以外の特別費の分のお金も準備します。
洋服代、美容品、病院、レジャーなどでお金がかかった時は、この特別費から使います。
30,000円~40,000円くらいにおさえると良いでしょう。
スタートする日に、ファイルのポケットに千円札を2枚ずつ入れていきます。
この2,000円は「食費」「日用品費」の買い物で使う分のお金です。
さらに、「特別費」の分として、1つのポケットに30,000円入れておきましょう。
朝、その日のファイルのポケットから2,000円取り出し、財布に入れておきます。
その2,000円で食品、日用品を買います。
夜、その日のファイルのポケットにおつりとレシートを入れてください。
おつりを財布に残しておくと、翌日分と混ざってしまうので、必ずファイルに戻すのがルールです。
お金を使わなかった日は、2,000円をそのままファイルに戻しましょう。
ただし、1日2,000円以上使ってしまった日は、翌日分から借りるなど臨機応変に対応します。あまりガチガチのルールだと上手くいかないのでざっくり計算でOKです。
また、美容院など食品、日用品以外の出費がある場合は、特別費のポケットからお金を持ち出しましょう。
おつりとレシートは特別費のポケットに戻します。
1ヶ月が終了したら、全てのファイルからレシートとおつりを取り出します。
レシートは何かあった場合確認できるように1ヶ月は保管しておきましょう。
おつりは自由に使えるお金です。
来月分の補填に使う、銀行口座に入金する、へそくりにする、ごほうびとして外食する等、好きなように使いましょう。
このような流れで1ヶ月やりくりしていきます。
決まった生活費しか使わないので、貯金を切り崩して使うことがなくなるでしょう。
ファイル家計管理のメリット
ファイル家計管理のメリットを改めて見てみましょう。
家計簿やノートで管理する場合、書くという作業が意外と面倒になります。
ファイル家計管理なら、書く作業は一切ありません。
内訳を考える必要も書く必要もありません。これが続けられる理由でもあります。
お金をファイルと財布の間で入れたり出したりするだけなので非常に簡単です。
「月末に余ったお金を貯金しよう」という人はいませんか?
生活費を使って余った分を貯金にしようと思っても、なかなか難しいものです。
ファイル家計管理の場合、決まった生活費を使うので、貯金を確保することができます。
家計簿をつけていても「今月はお金を使いすぎている気がする」ということがありませんか?
ファイル家計管理なら、はじめに食費・日用品費60,000円、特別費30,000円と決めて振り分けているお金を使います。
はじめにお金を確保し、それを毎日使っていけば良いので、安心感があるのです。
食品や日用品は適当に買っていませんか?
その日の予算が決まっていないと、ついつい適当に買ってしまいます。
割引商品があったらまとめ買いしたり、お気に入りの品を見つけたら衝動買いしてしまうかもしれません。
ファイル家計管理は、1日2,000円の中で買い物しなければいけません。だからお金を丁寧に使うようになります。
無駄なまとめ買いや衝動買いが少なくなるでしょう。
ファイル家計管理の大きなメリットはご褒美があることです。
1ヶ月終わった段階で、残ったお金は自由に使えます。
貯金は確保できているので、安心してプチ贅沢して良いのです。
毎日苦しい節約生活は長続きしません。
ご褒美があれば楽しく続けることができるでしょう。
ファイル家計管理のデメリット
メリットが多いファイル家計管理方法ですが、デメリットもあります。
以下のデメリットがネックになる人は、残念ながらこの管理方法が向いていないでしょう。
現金で管理することを前提とした管理方法なので、基本的にクレジットカードは使いません。
使っても良いのですが調整が面倒になります。
クレジットカードでポイントを貯めている人には向いていない管理方法でしょう。
ファイル家計管理のポイントは、はじめに千円札を30日分に振り分けることです。
だから、1日の予算は1,000円、2,000円、3,000円と1,000円単位になります。
例えば1ヶ月の食費と日用品費を45,000円におさえたい場合、1日1,500円になりますが、500円玉があると管理が大変になります。
細かくお金の管理をしていきたい人には向いていない管理方法と言えるでしょう。
この管理方法を実際にやってみると困る時が、出先で急にお金が必要になった時です。
特別費を使う予定がない日は、毎日2,000円ずつしか財布に入れません。
これが使いすぎを防ぐために有効な方法なのですが、逆に急に外食することになってお金が必要になった、タクシーに乗ることになってお金が必要になった、という時には困ってしまいます。
でも、このような場合は、解決策があります。
無理に現金にこだわらずに、クレジットカードを使えば良いのです。
そして、クレジットカードで支払った分は、特別費の現金から引き、銀行口座に入金するようにしましょう。
ファイル家計管理はこんな人におすすめ
貯金を確保しながら、簡単に家計管理ができるファイル家計管理についてご紹介してきました。
きっちり細かく家計管理したい、家計簿で上手く家計管理できているという人には必要ない方法です。
でも、以下のような人にはとてもおすすめな方法です。
- 家計簿が長続きしない
- 楽に家計管理したい
- 細かい計算が嫌い
- 給料日前になるとATMで現金を引き出してしまう
- ついついスーパーで買いすぎてしまう
このような人は、ファイル家計管理をしただけで、年間の貯金をぐんと増やせる可能性があります。
まとめ
今回は、家計簿が苦手な人におすすめしたファイル家計管理についてご紹介してきました。
クリアファイルやマルチケースなどのファイルで1日ごとお金を管理していく方法です。
1ヶ月のお金の管理は大変ですが、1日の管理ならできるでしょう。
この方法を続けていると、自然と無駄遣いがなくなっていきます。今までいかに無駄遣いしてきたのか気付くきっかけになるかもしれません。
頑張っても貯金ができない、貯金が増えないという人は、ぜひ試してみてください。
効率良く節約生活を進めるためには、銀行口座を3つにすることが大切です。家計費用口座、特別出費用口座、貯蓄用口座に分けることで、いつのまにか貯金が増えていくかもしれません。それでは口座開設はどこがいいか?当節約ブログおすすめはイオン銀行です。
78点/100点中
※労力対効果・費用対効果を考慮した当節約貯金ブログのおすすめ度
私の場合(夫婦・子供2人)だと、このファイルを使った家計管理方法で
276,000円/年間 貯金力を秘めています。
※表現や再現性には個人差があり必ずしも利益や効果を保証したものではありません。
(計算値:生活費を1日2,000円にすることで1年▲276,000円)
この貯金力は、平均的な生活費83,000円のご家庭の場合の見込み額なので参考としてみてください。
もっと生活費がかかっているなら、さらに節約効果が期待できるでしょう。